バトルボーラーはるか第三章 4・記憶-58
テーマ:小説バトルボーラーはるか
作・徳島郷土史研究家 英樹(はなぶさいつき)
戸惑うはるかに、意外な秀樹の言葉が聞こえて来た。
「ただ・・・この前のまゆみを見る限り、優しくはなくなっていたな。」
「え!?どういう意味?」
「だってそうだろ?正友にあんな乱暴な事をして・・・。昔の彼女からは考えられない事をしていた。どんな事情があったかは知らんが、非情な行為だった・・・あれは弱さの裏返しと言った方がいいのかな。」
「弱さの裏返し?」
「あぁ。この前のまゆみを見ていて、俺はそう感じた。ヒステリックと言うか、まるで駄々をこねてる子供みたいな・・・。精神的に強い人間はあんな事をしたりはしない。不安定で脆いからこそ、何かに八つ当たりをして平静を保とうとしているようだったな。」
~つづく~















