熱い想いでワインを造るワイナリー・ヴィンヤードの応援団長。北海道のワイン・ワイナリー大好きおじさん「ばたやん」こと田畑茂人です。
多くのブログや投稿のなかから「ばたやんブログ」をお読みいただいて、ありがとうございます。
先日、この人とお話をする機会がありました。
左の人ね。写真はちょっと前のもので、すいません。
札幌のフリーソムリエ、鵜沼聡志さん。
主催するワイン会は大人気っす。
で、北海道のワインぶどうが話題になりました。
「なんで、リースリングが北海道で増えないんだろうね」
ふむふむ、リースリングね。
北海道と気候が似通っていると言われるドイツで、栽培面積がいちばん多いのがリースリングです。
フランス北部のアルザスでも主力品種です。
シュッと背の高いワインの瓶でリースリングを見かけませんか?
左から2番目が背の高い瓶のアルザスのワイン。すいません、中身はリースリングじゃなくゲベルツトラミナールです。。。
ドイツでもアルザスでも、品質の高いワインが作られてます。
北海道で白ワインといえばケルナーですが、ケルナーはトロリンガーとリースリングの交配種。
うーん、ケルナーが育ってリースリングが広まらない。なぜなんだろう?
考えられるのが、土壌。
リースリングが好むのは、粘板岩、石灰岩、火成岩が豊富な土壌と言われています。
正直、北海道では難しい。
それに、リースリングは晩熟なんです。収穫時期が遅い。
北海道だと霜や雪の影響を考えると、リスクが大きくなります。
余市ワインさんでは、余市で採れたリースリングで試験醸造をして、そのワインを飲む機会がありました。
いいワインだなぁ、と私は思いました。
まだまだ試行錯誤が続く北海道のワイン造り。リースリングの可能性を見守りたいと思います。