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柳 広司著 (角川書店) 『パラダイス・ロスト』
あらすじ:大日本帝国陸軍内に極秘裏に設立された、スパイ養成学校“D機関”。「死ぬな。殺すな。とらわれるな」-軍隊組織を真っ向から否定する戒律を持つこの機関をたった一人で作り上げた結城中佐の正体を暴こうとする男が現れた。英国タイムズ紙極東特派員アーロン・プライス。だが“魔王”結城は、まるで幽霊のように、一切足跡を残さない。ある日プライスは、ふとした発見から結城の意外な生い立ちを知ることとなるー(『追跡』)。ハワイ沖の豪華客船を舞台にしたシリーズ初の中篇「暗号名ケルベロス」を含む、全5篇。 |
ワクワクしながら手に取りました。このカバーのイラストが相変わらずカッコイイですね☆D機関の教えに”何にもとらわれるな”というのがありますが、思いっきり心捕らわれてしまいましたよ。どう転んでもD機関には入れません。(っていうかそもそも女性は除外なんでしたね。。)
今回は『ジョーカー・ゲーム』や『ダブル・ジョーカー』よりも雰囲気は明るめです。もちろん情勢はどんどん悪くなっていて世界大戦の雰囲気が文章中からもプンプンしているのですが。
季節が夏だったり、豪華船上だったりが舞台なのでなんだかちょっと今までよりも開放感のある雰囲気でした。
今回の目玉は、結城中佐の過去が明らかになる!というものなんですが、まぁ一筋縄でいくわけないですよね笑
今回も魔王こと、結城中佐に抜かりなんてあるはずがありませんでした。今回もすごかったです!!
戦争はもちろん嫌だし、出来ることなら開戦になって欲しくないけどD機関で鍛えられたスパイ。スパイの”友人”である協力者、いざというときのみ能力を発揮するスリーパー。3冊に渡って張り巡らされているスパイ達が張り巡らせている網。4作目(続くよね?もちろん)が今から楽しみです☆










