冬のコンサートから、はや2週間経過
。
いいかげんに報告しなきゃ…
文化の日は週半ばの水曜日。月火と残業続きで

バタバタ

したまま本番の日を迎えることとなった。
おおかたの準備はゲネプロ翌日の日曜日にしておいたので、朝は余裕たっぷり
ひな壇を組んでステージ設営していると、だんだんいい緊張感が出てくる。これぞ現場の魔力。
軽~~くウォーミングアップしてステリハ

開始。
やはり、いいホールはモチベーションを

させる。これも現場の魔力。
今回もバランスチェックのために客席後方にレコーダーをセットしておいた。
リハは本番とは逆で、ドボ8→アンコール→シベコン→エン・サガの順。
みんな頼むから

もっと力抜こうよ~~

疲れちゃうよ~~
ソリスト有希ちゃんもリハからすでに全開
素晴らしい
思わず涙ぐみそうになってしまった。
それはそれは入念なリハで30分
押しになってしまった
リハの録音をヘッドフォンで聴きながらランチを調達に向かう。
朝来るときに『お弁当

フェア』みたいなのがあるのを

チェックしておいたのだ。ところが、改めてチラシを手に入れて探してみたがどうも

見つからない。休日はやっていなかったのだろうか…

しかたなく

コンビニ

弁当

録音の結果はまずまず。かなり
ギラッと吹いてみたところも決して出過ぎていない。以前なら完全に浮いてしまうところだが、そうならないということは、周りのパワーが

強力になったのか

それとも自分

のパワーが貧弱

になったのか…

まぁいいや。少なくともこのくらい思い切って吹いてもいいということだ。積極的に鳴らしていこう

などとのんびり考えている場合では

なかった。楽屋のモニター

を見ると、もうお客さまが入り始めている

。30分押しになったおかげでとても

慌ただしいランチタイム

となってしまった。
こういうことになるんだったら、いつものように朝のうちに買っておくんだったなぁ

。
そんなことをしている間にチューニングの時間になり舞台袖に集合。
まったく緊張していないのが逆に怖い。かえってミス

が多くなるのだ。たとえば出のタイミングを逸するとか、音を外すとか…
ステージに出てみて
クリビツテンギョウ
満員御礼
毎回このオケではみんなで入場者数を予想しあうのが恒例行事になっていて、今回自分は714席に対して644名と予想した。コンチェルトをやるときはソリスト関係のお客さまが増えるので通常よりも多い、けれどもまさか

席にはなるまい、と踏んだのだ。だが、ぱっと見

席はなくぎっしりだ。
やる気は
だけれど一気にプレッシャーが襲って
きた。
以下、自分の出来に対する個人的な感想。
[エン・サガ]
いつも「もっと大きく、はっきりと」と言われてきたフレーズが逆に出し過ぎだったかも知れない。過ぎたるは及ばざるがごとし。
トロンボーン3本の弱音のハーモニーはまずまず

及第点(ステリハのときのほうがよかったが)だと思うし、トランペット

のメロディーにつけるところなんかすごくいいハーモニー感を出せたのではないかと思う。
それにしても、何か所かアタックがあいまいになってしまったのと、最後の方で口の中がカラカラに渇いてしまってコントロールがうまくできなかったのが悔やまれる。実は緊張していたのだろうか…
弦楽器の細かいアルペジオや複雑な掛け合い、木管楽器の美しいソロ、勇壮なホルンとトランペット、迫力の打楽器…限られた練習の割にはけっこうよかったのではないかと思う。
[シベコン]
エメラルドグリーンのドレスを身にまとった

有希ちゃんが登場すると、ステージの上にフィンランドの

雪原が広がった。
…と言いたいところだが、自分の貧困な想像力ではどうしても新潟あたりの日本海の冬景色が浮かんできてしまう。それじゃまるで

演歌だよ…

。
透明感
のある音色、優しく包み込むような響き、心揺さぶる歌い方…月並みな言葉ではとうてい表現できない。お若いのに、この表現力とはほんとうに
恐れ入った。
ただただ素晴らしく、思わずステージにいることを忘れて堪能させていただいた。
感動のあまり何度も目がうるんできて困ったのは言うまでもない。
自分の出来は…言わぬが花、である。(ちゃんと仕事はしたぞ。)
[ドボ8]
12年前には、まさかこんな恵まれた環境でこの名曲を再び演奏できるなどとは思ってもみなかった。
あの頃は自分もこのオケもまだ若く未熟だったけれど、夢と希望と勢いに満ち溢れていたなぁ…とか、演奏会が終わると

夜通し

語り合ったなぁ…などといろいろなことが走馬灯のように頭の中を駆け巡った。
1楽章の弱音でのハーモニーは、まぁまぁ及第点

かな…こちらもやはりステリハのほうがよかった。思い切りメリハリをつけてみたつもりだが、どう聴こえているだろうか。
4楽章はとにかくがんばった。ただし全開ではなく80%ほどで。それでもかなり

きつかった。
最後ちょっと息切れ
してしまったのが
残念だ。
なんといってもフルートのソロ、4楽章冒頭のトランペット、2楽章のヴァイオリンソロには
拍手
喝采である。
[アンコール:『カレリア組曲』より「行進曲風に」]
この曲も実は思い出の曲。13年前の第3回定期演奏会(at 浜離宮朝日ホール)で中プロとして演奏(組曲全曲)した曲だ。
力を入れ過ぎずハーモニー感を出すことを何より心がけた。
お客さまのウケもとてもよかったようで、とにかく楽しく演奏できた
終わった直後、トレーナーの先生(コントラバス)から「よくベースに合わせていましたね」みたいなお褒め
のお言葉をいただいたような…気がするが…もしかして気のせい
まぁ、
アクシデントや
インシデントはあったけれど、704名ものお客さまに聴いていただけて、ひとときでも時間と空間を共有できたことは幸せだと思う。
それにしても、打ち上げ

で、トレーナーの先生から「満席にするほどお客さんを集めてしまったからには、その期待に応えていかなければなりません。ますます責任が重いですよ~」という主旨の
プレッシャーたっぷりのお言葉をいただき、気持ちを新たにするのであった。