作曲センスは、ドリンクバーのセンスである。 | 初心者を甘やかす音楽レッスン「秘密基地」ブンの、バンド論と人生論

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作曲レッスンをしていてよくある出来事として、「加えたい音やアレンジがありすぎて一つの曲にまとまらない」というのがあります。

「アレもしたいコレもしたい」という材料はたくさんあるのに曲作成が進まないのは、大元の方向性がハッキリしていないからです。

まずは方向性をハッキリさせないと、「何が不必要なのか」がわからないんです。

そんな時に例え話でよく出すのが、ドリンクバーです。

ネタとネタを「組み合わせる」という意味で作曲と似ているからです。

作曲において「まとまらない」ことを僕は「マズいものしか出来上がらないドリンクバー状態」と呼んでいます。


ファミレスなんかでよく見る光景の一つに、子供が「飲みたいもの」を全て「一つのコップ」に入れては悶絶しているのがあります。

アップルジュースも飲みたいし、ジンジャーエールも飲みたい。だけど緑茶も飲みたいしカフェオレも飲みたい。

そういう「飲みたいもの」を全て「同じコップ」に入れた時、えてして毒々しい色をした激マズな作品が出来上がる。

それなら最初から「別々に分けようよ」っていう意味で、作曲も同じなんです。

「アレもしたいコレもしたい」という選択肢を揃える前に、「自分はどんな気分なのか」という所を明確にしておく必要があります。

例えば①疾走感のあるギターフレーズ②泣けるメロディがあるからといって、その2つが「同じコップに入れても調和する」とは限らない。

ならば最初は「別々にする」ほうがいいという事です。

カッコいいギターフレーズを元手に一曲作って、泣けるメロディは「別のもの」として「後で作る」という事です。


時々ドリンクバーで「おいしい組み合わせ」を作るのが得意な人がいますが、アレは経験則に基づいて「何と何なら相性がいいか」がわかってるからです。

そして「どんなものが飲みたいか」という希望(コンセプト)が明確なんです。

例えば
①炭酸なのか非炭酸なのか
②甘いか酸っぱいか苦いか

などです。

作曲にしても、最初から「全ての材料や希望を一つにつめこむ」ってのは難しい事がある。

ならばこそ最初は①どんなテンポにするか②どんなジャンル(リズム)にするか③編成や構成はどうするかという「コンセプト」が大事になってくるワケです。

構想やネタ自体に良い悪いは無いからです。

大切なのは最初に方向性を決める事と、その後のネタの取捨選択なんです。

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