ジャパンスーパーバスクラシック | 三原直之の「エースを目指せ!」

三原直之の「エースを目指せ!」

JB TOP50 三原直之オフィシャルブログ。
IMAKATSU. TORAY INTERNATIONAL. RYUGI. Outdoorhouse aono.




昨夜、無事に帰宅してきました。




電話、メール、ライン、Facebook、Twitterなどなど、

本当にたくさんのメッセージを頂きありがとうございます。







今回のクラシックをプラクティスからまとめながら振り返ります。



プラクティスは飛び飛びで計7日間。


最初はルアーマガジンさんの取材で二日間。








詳しくは、現在発売中のルアーマガジンさんで!



でも、このお陰で池原ダムでもアベンタクローラーは通用すると確信出来たのかも。







その後、プリプラクティスに入り、イマカツフィールドスタッフの井上さんに池原ダムをガイドして頂き、





井上さんのスタイルと自分のスタイルが似てるところもあり、プリプラクティスはなかなか良かったです。




モグラチャターで1500gオーバー!









井上さんオススメのエリアで、オススメのダッドカット3インチのテキサスリグ!


余裕の50アップ、余裕の2キロオーバーでした。







そして、前日プラクティス。


この日も井上さんに同船して頂き、全体をチェック。



プリプラクティスの時から好調だった、井上さん直伝の"IS-100の池原巻き"。




IS-100は池原ダムに本当にピッタリなルアー。



プリプラクティスの時は、白川上流でIS-100を巻き倒すと、キーパーパターンであると共にキッカーが入る最高の釣り方でした!!


前日プラクティスでは、少しアレンジを効かせて、ドノーシャッドハイピッチで1500gオーバーを白川上流でキャッチ。






これで、メインの戦略を白川上流のIS-100&ドノーシャッドハイピッチの巻きパターンに。

抑えのキーパー場は、坂本筋の上流部でジレンマ スーパースティープのドラッギング。

一発入れるなら備後筋の立木&岩盤エリアかバックウォーター周辺でアベンタとダッドカットTX。





そんな感じで今年最後の試合に臨みました。










そして、クラシック初日。



朝一、白川上流に行くも、前夜からの減水により冷たい水がメインのストレッチまで下りてきており、早々にメインパターンは崩壊。




狙いは優勝だったので、キーパーを揃えてから勝負などという戦略は毛頭なく、迷わず備後筋バックウォーターへ。



バスは見えているが、反応はイマイチ。




ここで、絶対的な自信を持っているアベンタクローラー シェルラミネートでアプローチすると、まさかの水面爆発!!!

ビックリ合わせでスッポ抜けたけど、これはアリだと確信して投げ続け、


3バイト、ノーフィッシュ。

フォローにレインボーシャッドのピクピクも入れ、こちらも58cmくらいのがド派手に出たのにフックアップ出来ず。。





バイトしてきた魚は全て1500gオーバー。。




だが、全てミス。






この時点で、時刻は12時。ライブウェルは空っぽ。





狙った魚を取り切れなかったこの悔しさは「明日に必ず晴らしてやる」と決め、備後筋を後にし、坂本筋上流部へ。



悔し涙が出そうになるほど、自分にとっては屈辱的なキーパー取り。



もちろん、まだ優勝は諦めなかったけど、今年のTOP50シリーズを戦ってきて、学んだことがあります。

キーパー1匹の価値と、その大切さ。


本当に今シーズンは嫌と言うほど一匹に泣いてきました。



明日、必ず逆転するためにと歯を食いしばって、ジレンマSSをピンポイントでドラッギングし、45分ほどで10匹以上釣り、キーパーは3本。






最後に、メインだった白川上流にもう一度ドノーシャッドHP&IS-100のパターンを賭けたけどノーフィッシュ。




結果、3本730g。







初日のトップウェイトは3500g。



アベンタで5kgコースの釣りをしていただけに、本当に悔しかった。



この池原ダムで通用するストロングパターンはもっと凄いんだと。自分の釣りが思うように発揮出来ないもどかしさと悔しさで、本当に眠れない夜でした。














クラシック二日間 最終日。


泣いても笑っても、今シーズン最後の日。





優勝するしないに関係なく、昨日の自分の釣りにリベンジ。


Twitterにも書いたように、狙うは奇跡。









真っ先に備後筋バックウォーターへ行き、狙いのスポットにも入れました。




ですが、ここから本当に悲劇の連続。



アベンタ シェルラミやレインボーシャッドのピクピクに、4度のド派手バイト。

全て1500gオーバークラス。




しかし、アワセ切れや掛かってもすぐにバレるなどで、一匹もキャッチすることが出来ませんでした。






さすがにモッテないし、神様はこの試合を俺に勝たせてくれないのかなとも思った。


あまりにも無情な展開に、本気で悔しくて泣きそうにもなった。





でもこの一年間、このクラシックで優勝するために頑張ってきた。

クラシックで優勝するという、どうしても手に入れたい目標を簡単には捨てられなかった。



一秒も諦めない。



そう決めて、また燃えてきて、いわゆる「ゾーン状態」に入ってたんだと思います。

実はあんまり記憶もなくて...(笑)




11時から1つのキーポイントを見つけることが出来、12時半までに入れ替えを含む7匹をアベンタクローラー シェルラミネートミハラ虫キャッチ。

怒涛のラッシュで推定6kgオーバー。



最後の最後、12時半に1800gクラスの魚を掛けたけど、

「これを取らなくても勝てるんじゃないか」と気持ちに余裕が出来た瞬間、魚がこっちに向かって泳いでいるのに、ノーテンションでラインブレイク。



気持ちと集中が切れたと同時に、ラインも切れた。



ありえないような凄く不思議な現象だったけど、そういうもんなんでしょうね。








そして、6905gという大逆転ウェイトでウェイイン。






重量制なので、大逆転優勝で悲願のクラシックタイトルを獲得!!!



昨年の前山さんの姿を見てから本当に取りたかったタイトル。



実現出来たのが、まだ夢のようです。






本当にたくさんの方々から祝福のメッセージを頂き本当に感謝してもしきれないほどの嬉しさがあります。


僕がトーナメントで全力で戦えるのも支えて下さるスポンサー様のお陰です。

イマカツ様、東レ様、リューギ様、アウトドアハウス アオノ様。


本当に心より感謝致します。




いつもトーナメントに出させてくれる東条湖観光様 木戸口支配人。

東条湖、銀山湖のトーナメンターの皆さん。


いつも応援して下さる全ての方々に、良い形で報告できたことを嬉しく思うと同時に、本当に本当にありがとうございます。




今回、大変にお世話になりましたトボトスロープさん。





時間を作って頂き、池原ガイドをして下さり、何から何までお世話なりました井上さん。









本当にありがとうございました。


祝勝会まで開いて頂きました!





そして、今回ご飯も風呂も一緒に行動して、色々なことを教えてくださった五十嵐さん。

本当に来年にも繋がるような貴重なお話をありがとうございます!








とにかく、この優勝で本当にたくさんの方々に支えられながらトーナメントに出られてるんだなと改めて実感しました。










そして。


今回の優勝で僕が一番嬉しかったこと。




賞金でもなく、トロフィーでもなく、タイトルでもない。




今回、クラシックに出場されていた、


沢村プロや福島プロ、小森プロ、北プロという、目標にしているようなトッププロの皆さんから、


「おめでとう」と僕に握手をして下さったこと。



同じ試合に出場されていた、尊敬する大先輩の方々からのこの言葉と握手が、僕にとってどれほど嬉しかったか。


今江さんも誰よりも真っ先にお電話を下さり、菊元さんもブログに僕の事を書いて下さっています。



本当にこういうのが何より一番嬉しいんです。





さらに、TwitterやFacebookなどでは、
たくさんの方々から「感動しました!」とか「鳥肌立ちました!」とか、


その言葉がどれほど嬉しいか。






お金でも、物でもない。







これからも"その為"に、まだまだ頑張っていきますので、今後とも宜しくお願い致します。




本当にありがとうございました!!!!!








"求めるものは今だ変わらず 与えるものは今も変わらず"









三原直之