明け方何度も目が覚めるが、どうも熱が昨日よりあるようだ。薬も昨晩効いた感じがしなかった。

起き上がって身支度をしていると案外元気なので、観光でも少ししようかとも思ったが、帰り道の20時間のフライト、そして家までの道のりが持たないと困ると思い、駅のスーパーでお土産を買うだけにした。


テルミニ駅の地下のスーパーは、面積は狭いがどうせどれを見ても物珍しいので問題ない。

赤とか黒とかドギツイ色をしたパスタやパスタソース、黒くて巻かれた電気コードみたいなお菓子などを買い込む。

お土産をしこたま買い込んだあとは、リュックに無理矢理詰めると空港へ。
空港の到着は、フライトの6,7時間前。
空港駅の店でピザを食べ、空港内へ移動。


発車5分前になってようやく、何番ホームかが分かるすごいシステム
これを見上げている時も声を掛けられたし、チケットを買っている時も声を掛けられたので日本語で「自分で調べるからいい!」と言って追い払った。





しかし薬が効かないので、空港内の薬局で別の薬を購入してみる。
今度は「カフェイン」がドクターに通じなく、「decaffeinato」と言うと、ここで飲むの?と怪訝な顔をされる。どうやらdecaffeinatoはコーヒーを指すようだ。

急いでグーグル翻訳に「カフェインが入っていない薬が欲しい」と入力して見せると、ようやく理解してもらえた。
というか、昨日と同じくイタリア語のメモ見せれば良かったんだけど。

昨日買った薬といい、基本、風邪薬にカフェインは入っていないようだ。ここの所は、デカフェが根付いているヨーロッパらしさなんだろうか。

飲み方や注意事項がわからないので、添付文書を一生懸命グーグル翻訳に入力して読み込む。
どうやら水に溶かして飲む薬らしい。

この空港はWi-Fiが時間制限が無くて助かった。
これを書いているドバイの空港は無料Wi-Fiが30分しか使えない。

しばらく時間をおいて、先ほど買った薬をミネラルウォーターのボトルで溶かして飲む。
食後、とか食間、とかいう表記は見つけられなかったので、空腹に流し込んだ。

その後も場所を転々と移動しながら、読書をしたり、コーヒーを飲んだりして時間をつぶす。


そうこうしているうちにフライト3時間くらい前になったので、一旦チェックインカウンターを探しに1階に降りる。

エミレーツのチェックインカウンターを見つけると、すでにチェックインできそうな気配で、結構人が並んでいる。
オンラインチェックインのカウンターは誰も居ない。
そうか、と気がつき、iPhoneでオンラインチェックインを済ます。
そうするとチェックインは待ち時間ゼロで通過できた。
これはいい。今後も使わない手はないな。


チェックイン後、出発ロビーに入ると、さっきまでのこじんまりとした空港、という印象と違い結構広いことに気づく。

出発ロビーでiPhoneの充電スポットを見つけ充電したり、Keynoteで今回の旅のスライドを作ったり、また夕食を、と思ったらまたCiaoしかなく、そこでサラダと何やら焼きタラコみたいな食感の串を食べる。

出発ゲートに移動、またバスで空港内を20分くらい走って飛行機へ。
ここまで来ると日本人がとても増え、安心する、というか何というか。


やがて飛行機で飛び立つと、機内の情報端末の調子が悪い。映画が再生されない。
それ以前に、映画のリストを見つけるところから苦労した。
非常に良くないインターフェースだ。

帰りは砂嵐で遅れることもなく、定刻通り(よりはもちろん遅れているのだけど)乗り継ぎでき、羽田に帰ってきた。


結局最後の2日間はほとんど何もしていない。ローマの観光はゼロ。

まぁ元々ローマに行ったのは羽田行きの飛行機に乗るためで、ランボルギーニミュージアムの休館日の関係で2日間もいることになってしまったのだ。
だから観光出来なくても特にどうということはないのだが、バチカン市国だけは行ってみたかったな。システィーナ礼拝堂とか。

でも、大きな目的である楽友協会でのコンサート、ランボルギーニミュージアム、ランボルギーニのテストドライブが出来て大変満足である。




改めて海外に出てみて、日本人が親切と言われるわけがわかった気がする。あいつら全然雑だもん。

だからと言って、なんだかんだで日本が1番、とも別に思わない。あれくらい適当でもいいじゃんね、とも思うし。

機会があれば、ヨーロッパの他の国、ドイツや北欧も回ってみたいし、台湾も行ってみたい。アメリカもまた行ってみたい。

ますます広い世界を見たいなあ…という気持ちになってしまったので、きっと1,2年後またどっか行ってる。



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朝食をとるも、熱があり具合が悪い。
ここまで1度もまともな夕食をとっていない。

仕方ないので、ドアのDo not Disturb ボタンを押して昼まで寝る。

昼になったらとにかく何か食べなきゃ、ということで昼飯を食べれるところを探すが、テルミニ駅を一周回ってもそれらしいところがない。
結局、駅の2階にあるCiaoというイートインみたいな所へ。

行く途中に駅舎内の薬局で、風邪薬を買う。
おばちゃんに、風邪薬が欲しい旨をiPhoneにメモしたイタリア語を見せて告げると、あちらのドクターに聞けという。

ドクターは無愛想に、風邪薬を棚から取ってきてカウンターに置いた。
パッケージは鼻に効く、という感じだったが、面倒になり、カフェインが入ってないかだけ確認して購入した。

昼食を取っているときも、物乞いらしき人が近づいてくる。こんなところまで来るのかイタリアは。
翌日には店員が追い払っていたが。
舗装も悪いし、鉄道は汚いし、物乞いや怪しい奴は多いし、ヨーロッパの国々は二次大戦で凋落してから結局立ち直っていないのかね。

食後はホテルに戻り、映画を見たり、本を読んだりして夕方まで過ごす。


今日こそちゃんとした夕食を取らねば、と思い、ガイドブックで見つけた、1番早い時間にオープンするレストランを目指す。
10分も歩けば着くかと思ったら、15分か20分くらいかかった。
途中、通りがかった何とかという教会の前では、観光客にしきりに自撮り棒を売りつける姿が見られた。



お店にはまだ客がほとんど居ない。
ワインと、セルフサービスの前菜、仔牛の何ちゃらとドルチェを頼んだが、仔牛の何ちゃらは昨日無くなったとかで普通のフィレステーキになった。

ワインをボトルで頼んでしまったがそんなに飲めるはずもなく、グラスワインを探せばよかったと後悔した。


ホテルに戻り、就寝。
今夜が初めて、まともな夕食がとれた。きっと明日には回復しているだろう。

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このホテルには朝食はないと聞いていたが、あった。
フロントでタクシーを呼ぶと、女性ドライバーのタクシーが。ランボルギーニミュージアムへ乗せてもらう。
長い道のりだったのとキリがいいのでチップを5ユーロ渡したが、え?という反応。
翌日のタクシーにもおんなじような反応されたので、ボローニャやモデナではチップは一般的ではないのだろうか。


ランボルギーニミュージアムに着くと、客がいない。誰も居ないを
おかげでひとり、大興奮しながら各車をなめ回すようにして見て回り、写真を撮りまくる。
この旅で1番、写真を撮った。

途中、2階を見ているときに観光バスが止まり、中国人観光客の団体が入ってきた。にわかに騒がしくなる館内。
受付の女性スタッフが、エゴイスタに仕切りをつけに来た。

ミュージアムには鈴木亜久里が乗ったと思われるF1マシン(ラルース)もあり大感動。
あとランボルギーニはボートのエンジンも作っており、チャンピオンシップも獲得しているようだ。




お土産屋では、奮発してマグカップとiPhoneケースを買った。
マグカップ、ロゴを二カ所入れただけで、30ユーロくらいしたよ…

帰りはオフィスの受付にタクシーを呼んでもらったが、タクシー表示のないタクシーでびびった。料金はやや高かった。


モデナ駅で下ろしてもらうと、ボローニャからそんなに遠くないし、ボロネーゼが食べられないか探して歩く。しかし見つからない。

結局、Google Mapsで探した駅からやや遠いトラットリアに入り、パスタとドルチェだけ食べてきた。
ボロネーゼは無かった。


駅でタクシーを拾うと、いよいよガヤルドのテストドライブへ。
ランボルギーニ・ガヤルドをテストドライブできるお店に予約がしてあるのだ。

タクシー運転手は、翻訳アプリを使って一生懸命いろいろ伝えようとしてくる。しかも入力は音声入力。
こっちもグーグル翻訳で応じる。

ミュゼオ・フェラーリで下ろしてもらうと、通りの向こうから声をかけてくる女性が。
どうやらメールで15:00に着くと送っておいたので迎えに来たらしい。

おそるおそる車に乗るとすぐ近くのお店へ。

受付するときに、お金はオンラインで払った、というと受け取ってないという。
申し込みフォームを見せると、これは予約のみだという。
じゃあクレジットカード情報書かせるなよ、と思ったが、仕方ない。
20分のプランのつもりだったが、店の人の押しの強い勧めで、ビデオ撮影付きの30分コースになった。

スタートポイントはノースポイントになる、とのことで車で移動。

そこにはガヤルドが待っていた。

写真撮影の後、すぐ走り出す。
この写真、あとでくれるのかと思ったらくれなかったので写真がない。

おそるおそるアクセルを踏むが、意外にスムーズで、想像してたようなピーキーな動きはない。

しばらく普通に走っていると、前が空いたところで、踏め!と隣から指示が。
グッと踏み込むと、エンジン音が変わる。モーターのような、フィーン!という音だ。

怖くてすぐにアクセルを戻してしまうが、もっともっと!と足を押さえつけてくる。

路面が悪いこともあり、ステアリングに必死でメーターは見れていない。

隣のガタイのいいおじさんと片言の会話をしながら、夢の30分が終わる。

録画した映像のDVDができるのを待っていたら、タクシーの運転手を20分くらい待たせてしまった。
急いでミュゼオ・フェラーリに戻ると、タクシーに乗ってボローニャのホテルに戻る。
メーターが28ユーロくらいから始まっていたが、待たせたし、ボローニャからモデナに戻るのも大変だろうしと納得することにした。

ホテルで荷物を引き取り、ボローニャ駅へ。
運転手にはチップを2ユーロ渡しておいた。

ボローニャ駅では、1等車のチケットを買い、荷物を持とうか?というイタリア人を無視し、ホームへ。

電車は遅れているのだが、定刻になったあたりで、チケットに刻印をしてないことに気づく。
慌ててホームから降りると、すぐ近くに刻印機があり、事なきを得る。
イタリアの鉄道は改札があまりなく、構内にある機械に切符を差し込んで刻印する。これをしないと高額の罰金を取られるらしい。

1等車はさすがに昨日の電車に比べてきれいだったが、荷物置きが雑な作りだったり、そういえばローマの舗装も雑なので、イタリアはこんなもんなんだろう。
車内はやっぱり寒かった。




二時間後、ローマ・テルミニ駅に降りた。
つもりが、1つ手前で降りてしまった。
列車が遅れているのを忘れていた。

幸い、地下鉄1本で行けたので、テルミニ駅まで乗り、ホテルへ歩く。

なお、今日も疲労しすぎて晩飯は食っていない。


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