まあ、書いてみたと。
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『ママーン、ぶはぁぁん、何で迷子なんかなってんだよー』
「なんか泣きかたまでボスに似てきてるし。すぐ見つかるって」
と言ってスタスタ歩くベル。
すると彼は急に何か面白い事でも思い付いたかの様に悪戯に笑った。
「ししし、菜摘、折角だからさ、もうこのまま遊んじゃわね?」
『は?』
「いーじゃんいーじゃん、色んなイタズラしにいこーぜ」
『よっしゃさんせー!』
イタズラ常習犯、ベル、菜摘、(たまにフラン)、
始動。
【王子と姫】
「ちっ、あんの餓鬼ども、どこ行きやがったぁ!」
「菜摘ー、堕王子ー、
出てこないと夕食に細かく切り刻んだゴキブリいれときますよー?」
「ぎゃぁああ!フランやめろ!
そ、想像しただけで目から緑の液体がでそうじゃねぇか!」
「それはもうすでに生物じゃありませんねー」
「う゛おぉぉい、お前らちゃんと探してんのかぁ!?」
「探してるもん!!」
「判ったボス、俺が悪かった。
だからウルウル目で
腰に手を当てて訴えるのはやめてくれ」
「はぁー、菜摘と堕王子ならすぐ見つかる気もするんですけどねー」
:
『ベルフェゴール参謀長官、あの獲物なんていかがでしょう』
「おーあのはげたじじいであるな、しし、いいぜ菜摘君」
その頃馬k……子供二人はイタズラを試みていた。
ターゲットははげたおじさん。
生え際の気になるお年頃のおじさん。
そのおじさんの、残り少ない希望(髪の毛)
をばれないように抜こうというイタズラ企画だった。
「じゃ、菜摘から行けよ」
『えーやだよ最初は緊張するじゃん。ベルから行ってよ男でしょ』
「は?何いってんの?王子が行けっつったら行け」
『は?姫が行けっつったら行けよ』
「姫ってまさか自分のこといってんの!?自分で言うとかイタくね?」
『いやお前…
その言葉自分にも降りかかってるって気付けよ』
普段から王子王子言ってるキノコ類に言われたくねーよ。
『「じゃあしょうがないな、二人同時にってことで」』
偶然にもハモったことにお互い
吐き気を感じながらおじさんに駆けていった。
「ははははは、遊園地日和ですなぁ~」
とこれから起こる惨劇を知らないおじさんは、
一人で来ているにも関わらず一人でしゃべっていた。
(いくぞ、菜摘。まずは1本ずつな)
(わかった。プププププ、やば、笑えてきたっ!)
(てんめっ、声でけぇよ!いいからいくぞ!せーのなっ!)
(はいはい、プッ……ッ、ッ、ブハハッ…)
「だから声でけぇよっ!」
べしっ!
『あだぁっ!』
ブチブチブチブチブチブチブチブチブチブチブチブチッ
「「『………………』」」
…何が起こったかお判りだろうか、必死に笑いを堪えていたがブハハッと一度大きな声で笑ってしまった私をベルが後からぶっ叩いて、私が転びそうになって何かを掴んだらそれが例のおじさんの髪の毛で殆ど抜けてしまったという。
でも安心しておじさんまだ残ってる。
まだ波平さんと同じ本数のこってるよ。(←つまり1本)
「ししし……なーに、
してくれちゃってんのかなー…菜摘チャン?☆」
『ははは…ベル君人に罪を擦り付けるのはやめよーか?
元はと言えば叩いたベル君が悪いんであって……』
「き、貴様らぁああ~~~~!」
おじさんご立腹ぅううう!
やばいやばい、なんか怒ってる顔より頭の光のほうが目立っちゃってる!
おじさん頭に主役奪われてるぅううう!
……ってんな事考えてる暇じゃなくて、今は
「『とりま逃げろっ☆』」
逃走あるのみ。
「またんか悪餓鬼どもぉおお!」
『ぎゃぁあああ!鬼神だぁあああ!いや、鬼髪!?』
「つーか何で俺らのイタズラいっつも失敗すんだよぉおお!」
イタズラ成功回数、0回。
失敗回数、127回。
『こ、ここまでくりゃぁあのおじさんも追って来ないっしょ…!』
「ハァ、ハァ、何今のおじさん、スピード尋常じゃねーよっ」
暗殺部隊の俺らでも、突き放すのやっとだった。
『ふーっ、疲れたね、ベル』
「ほんと。髪の毛の力ってこぇえ」
『スクの髪の毛抜いたらどうなるかなぁ』
「やってみ?多分目覚めたら雲の上だから。あいつの髪に対する執着心やべぇよ?」
『…だよね、この前イタズラでスクのシャンプーの中身私のにしといたら2時間追っかけ回されたもんね。
てか何であの鮫女の私よりいいシャンプー使ってんだ?』
「女らしくねー菜摘がこだわりねーだけじゃね?」
『…………』
コォォォォォ「ごめんごめんごめんごめんごめん菜摘っ!王子が悪かったって!な!」
ははは、そうだよ。冗談はほどほどにしてくれよジョニー。
一体私のこと誰だと思ってんだろーねぇ?
『我、姫なり』
「あ、やっぱ流石にイタイわ菜摘」
『いーじゃん、
何かベルといると自分姫だって思っちゃうことが最近の悩みでした』
「悩みだったんだ。ま菜摘顔はまぁいいんだし、
今日1日ぐらい姫扱いしてやんねーこともねーけど」
『は?』
「……っ…!…あ、あのジェットコースターのろーぜ」
『あ!?いやいやいやいや、私絶叫系苦手なの!』
「いいから行くぞ!王子命令!」
『強制!?ちょ、
基本的人権の尊重ぉおお!』
ずーるずーるベルに引っ張られていくよ。
人の人権軽く無視りやがったよこのキノコ類。
王子ってこんな生き物だっけ?
もっと優しさにあふれてなかったっけ?
…………って、何でベルちょっと顔赤いの?
私の腕を引っ張っているベルの頬はほんのり赤く見えた。
『ちょ、待った待った待った待った待った待った待った待った待った待った待った待った待った待った待った待った待った待った』
「何、キモイんだけど」
『キモイんだけどじゃねぇぇよこのエセ王子!私絶叫系無理っつったよな!?
なのに何!?何で並んでた人全員脅して最初にきてんの!?
しまいには何でジェットコースター一台貸し切っちゃってんのぉおお!?』
「だって俺王子だし♪」
『だぁああ!何でいっつもその一言で済ませるかなぁあああ!
ほんっとエセ王子!キノコ類!花粉!
「菜摘?ここから突き落とすよ?」
『ぎゃぁあああ!ごめんなさいぃいいい!』
いつもみたいにナイフをちらつかせて脅されるより怖い脅し。
ここから突き落とすって…
こんなんジェットコースターの今すぐ落ちますみたいな頂上だからね!?
もう人とかありんこレベルの大きさだから!
なんか自然な流れでジェットコースター乗っちゃってるし…
「おー♪もうおっちるー、見ろよ菜摘」
『ああぁさよなら皆様今までありがとぉおお!
この菜摘今日にてこの世を去りますぅううう!』
「ジェットコースターでこんな事言ってる奴初めて見た。
しゃーねぇな、王子にちゃんとしがみついとけ」
『えっ?』
すっと片腕を菜摘の方に出すベル。
菜摘は突然のことで唖然としていたが、
……ザァアアアアアアッ!
『っぎぃやぁあああああああああああ!!』
ジェットコースターが落ち始めたのでその勢いでベルの腕にしがみついた。
「ししし、菜摘、いつまでしがみついてんの?」
『う、うううううるへーっ!だ、だだ堕王子っ!』
ジェットコースターの余韻が残りまくりな菜摘は道を歩いてる今でもベルの腕にしがみついていた。
「あーおもしれっ、ビビりすぎにもほどがあんだけど。
ま、王子いなかったら今ごろ菜摘死んでそうだけど」
『さ、さっきだけベルが本物の王子に見えましたぁあああ!』
「…俺はいつでも王子だしっ」
いつの間にかイタズラをすることを忘れている二人。
はたから見ればカップルに見えなくもない気がする。
「王子はらへったー、何か食おうよ」
『おー!さんせー!じゃぁあのアイスにしよ!
「はいじゃ行ってらっしゃい」
………は?』
「はって何?行ってらっしゃーいっていってんの」
『いやいや、だからそれの意味がわかんないっていってんの』
「買いに行ってこい、王子の分も」
『てめー!ちょっと優しくしたからっていい気になってんじゃ
「もう一回乗ろっか」喜んで行かせていただきます!』
「しし、サンキュ~姫~」
と言ってベンチに座り手を振る我儘エセ王子。
なんだったんだ、さっきの優しさ、なんだったんだ。
しょうがねぇな、買ってきてやるか。
あ、ベルのあんま好きじゃない抹茶買ってってやろ。やりぃー。
と小銭を握りしめて、
自分の分のチョコとベルの抹茶を買ってベルのいるベンチに戻ろうとした。
…その時。
「ヨーヨーオネェチャン!カワウィウィネェ!ヒトリ?☆」
「お兄さん達とあそばなーい?YOー!☆」
「いいことしてあげるよ~!huhu☆」
『…えっとー頭大丈夫すか?』
「ヌァニィー!コノガキナマイキダヨ!」
『だってほんとに思ったんだもん!つか遊ばないから、
正直ナンパとか嬉しいけど遊ばないから!』
「こいつのが頭大丈夫!?」
『あん?コラ誰にむかって口利いてんの?かっ消すよ?』
「うっせぇな!いいからこい!」
ぐいっ!
『ちょっ…!』
アイスがぁあああ!私のアイスがぁあああ!
一個250円で堕王子に奢らされたアイスがぁあああ!
このままじゃ落ちる!
だから腕いたいけど反撃できないし!ちょっともう最悪。
「お前らさ、誰の姫に手ェ出してんの?」
『……だ、堕王子!!』
「菜摘、空気読もうか」
な、何でだろう、
何で堕王子がいんのかわかんないけど、とりあえず感謝!
なんか今あんたとてつもなくカッコいいよ!堕王子!
「な、何だテメェ!?」
「ヒメ!?ナンノコトダァ!?」
「俺らにたてつくとどうなるかわかってんのか!?huhu!?」
「しし、それこっちのセリフーッ。姫に手ェ出したら
ミンチにすっぞコラ」
ガガガッ!
「「「ぎゃあああ!」」」
………頭のネジが外れた3人は去っていった。
「はぁ、何してんの、菜摘」
『ベェェルッ!あんたがあんなに王子だと思わなかったよ!
いやぁーっ、しかもなんか私のこと姫扱いしてくれたしっ!
ベルにもこんな日があるんだねぇっ!☆見直したゾ☆』
ベちゃっ
「………何、今の音」
『………………あ、
アイス………………
ベルの股間に』
「ししししししし、
サボテン決定じゃゴルァアアア!」
『ぎゃぁあああ!』
:
「はぁ…何で見つかんないんでしょーねぇー」
「誘拐だ…やっぱり誘拐しか考えられねぇ!菜摘は可愛いから…!今すぐ警察に連絡しろカス!」
「警察に連絡したら暗殺部隊のミー達がまずつかまりますねー」
「何…!んなのかっ消せばいいだろぉが!」
「矛盾起きてるぞぉおお!かっ消したら探してもらえねぇよ!」
「…あ」
流石はヴァリアー1頭の弱いボス。
ピンポンパンポーン♪
「ちっ、なんだぁうっせぇなぁこんな時に!」
「ちょっとアホのロン毛隊長もうるさいですよー、静かにしてください」
「なっ…!ペーペー幹部がっ!」
《迷子のお知らせをします》
「はっ、迷子たぁめでてぇな!こっちは大事な大事な大事な大事な大事な妹が誘拐されたっていうのによぉ!」
《ヴァリアー邸からお越しのボスさん、ロン毛さん、蛙さん。迷子のお子さまの王子くんと姫ちゃんがお待ちです。至急中央迷子センターまでお越し下さい。繰り返します……》
「「「………………」」」
:
『マ゙マ゙ァ゙ア゙ン゙!!』
「うごぁああっ!菜摘てめぇえ!」
「スクアーロぉおお!」
「ぐふぉおっ!ベ、ベルまで何しやがる!」
二人で一気にスクアーロに抱きつく。
ベルが抱きつくなんてまぁ気持ち悪い。
「菜摘ー!誘拐じゃなくてよかったぁあああ!」
『お兄ちゃぁああん!』
「ボスにまで抱き付くとか菜摘相当キてますねー。
てかベル先輩まで何やってんすかー、迷子に何かなって」
「別に迷子になったわけじゃねぇよ!
クソ蛙!ただ菜摘と戦ってたら…いつの間にか迷子扱いされたんだよ!」
「だからそんなズタボロなんですねー二人して」
「オイ誰ださっきの迷子の放送した奴、かっ消す。
菜摘は姫だがベルの姫じゃねぇ」
「『!』」
「う゛ぉおいボス!コォォォはやめろぉおお!」
「あーあー聞こえねー」
ボスが暴れスクアーロが止めている。
後ろで喧嘩していた筈のベルと菜摘は微笑みあった。
こんな1日も、悪くない。ベルはそう感じた。
菜摘が姫な1日も、まぁ悪くないんじゃないかと。
不自然な二人を状況がよくわからないフランがみて、
(なんかあの二人、ちょっといい雰囲気でむかつきますねー)
と思ったのは秘密。
(今日だけは、私はあなたのお姫様)
まぁ、ベルの股間部分にアイスが染み付いてて漏らしたように見える事に
菜摘がまた笑いだし、喧嘩が再発したことは言うまでもない。
そう、私達ヴァリアーは、これでいいのだ。
(今日だけお前が可愛く見えたなんて、絶対ェ言わねーかんな)
☆⋯⊶≕≍≖⋆≎≢≣⁂≋∺∻⋰⋰۰☆⋯⊶≕≍≖⋆≎≢≣⁂≋∺∻⋰⋰☆⋯⊶≕≍≖⋆≎≢≣⁂≋∻⋰⋰۰
アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!
御免反省。
御免ベル好きや。
御免XANXUS愛しちょる。
アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!




