「ねーママ。パパはどうしてママやぼくや○○ちゃん(妹の名前)みたいに歩けないの?」
(おお、ついに来たか、この質問。)
子供が生まれたときから、こんな風に聞かれるのは何歳ぐらいになってからなのかなあと考えていました。
保育園に通う中で、自分のパパだけ車いすユーザーであるのはもちろん気がついていて、パパが歩けないことやエレベーターのない2階の部屋には来られないことなども自然にわかっているようではあったのですが、あえて聞いてくることはありませんでした。
この日も、少し前までパパと遊んでいて、パパが同じ部屋にいるのにもかかわらず、ママ(私)にこんな風にきいてきたのは、息子なりの遠慮だったのかもしれません。
あとできっかけを夫に聞いてみると、この日息子と寝室で怪獣ごっこをやっていたらしいのですが(お互い「ガオ~!!」と吠えながら架空の光線等の攻撃をしかけるという遊びですが)、息子がなにげなく
「じゃあ、こっちのベッドとあっちのベッドでいっしょに立って戦おう」
と言ったらしいのです。
私「んで、どうしたの? パパは立てないよって言った?」
夫「いや、何も言わなかった」
夫は一瞬どうしようかなあと迷ったそうですが、じーっと息子の顔を見てみたところ、息子は自らハッと気がつき、その後は何事もなかったように一緒に怪獣ごっこをしていたそうです。
しかしどうやら、それがちょっとしたきっかけになったようです。
まあいつの日か聞かれたら普通に答えようと思っていたので、息子に答えました。
私「パパは昔、事故にあって大ケガをして、それで歩けなくなって、車いすに乗っているんだよ」
息子「(ケガをして)血が出たの?」
私「血も出たんじゃないかなあ」
息子「痛かったの?」
私「痛かったと思うよ」
続いて息子はこう聞いてきました。
息子「じいじは何で車いす?」
実はわが家の関係者で車いすユーザーは夫だけではありません。
私の父も、数年前に脳梗塞で左半身麻痺となり、車いすと杖での生活を送っています。
息子の中では自分の周りで車いすを使っているのはパパとおじいちゃんなわけで、その2人を関連して考えて聞いてきたようです。
私「じいじは、おっきな病気にかかって、左手と左足が動かなくなっちゃったんで車いすを使っているよ」
息子「痛かったの」
私「痛かったと思うよ」
息子「血も出た?」
私「えーと、出たかな(脳出血で?あと手術の時に血も出たはず・・・)」
息子「・・・」
私「世の中にはいろんな人がたくさんいるんだよ。」
息子「そうなの」
夫は会話をずっと息子の後ろで聞いていました。
夫と目を合わせると、ちょっと笑っていました。
その後息子はまた、何事もなかったように遊び始めました。
その後は何も聞いてきません。
私「いつかパパにも直接聞いてくるかねえ」
夫「そうだなあ」
私「下(2才の娘)も、いつかこんな風に聞いてくるのかねえ」
夫「だろうなあ」
4才の息子の質問は今回はパパとおじいちゃんの体の痛みの話だったけれど、そのうち心の痛みの話も出てくるのかなあ。
それともそれは徐々に感じとっていくのかなあ。
などと夫と話しながら、子供達も大きくなってきたなあとしみじみ思ったこの日なのでした。











