こんにちは。
福島の原発事故をうけて日本中でデマや廃炉の動きが加速しているよね
代用エネルギーとして風力発電が有効視されているけど様々な問題点が指摘されている。
その風力発電について”地球の裏側”氏と名乗る方がこんなことを言っていた
636:地球の裏側 ◆/lYVcP7um2 :2011/08/12(金) 22:52:42.12 ID:G0pQ629F
風力発電:
ちと実際に即した事を書いて見よう。
小型(プロペラ直径3m以下)の風力発電の場合、負荷が掛かった状態だとプロペラが 回り始めない事が多い。
そのため風力発電機には遠心クラッチが付いて居る場合が多いが、
安物には付いていない。
大型の場合でも、負荷の大きさによっては回り始めないが、まぁ、大型と呼べるレベルだとクラッチはもれなく付いてる。
ある程度回転数が上がって、プロペラ質量(あればフライホール質量も)と回転軸速度 によるトルクが発電機の起動トルクを上回ると、発電を始める。
実はこれがくせ者で、負荷が容量ぎりぎりだったりすると、規定回転数に達して遠心クラッチ が繋がった瞬間、回転が止まったりする。遠心クラッチは切れ、また空転が始まり、同じ事 の繰り返し。これは風が不安定な場合にも起きる。
実はこれで3週間、プロペラは回っているが、発電はしていなかった、というケースにぶつかった 事がある。プロペラピッチを風に合わせて変更できるタイプなら、かなり軽減されると思うが、固定ピッチでは、最大出力回転で最適ピッチにしてあることが多いので、こういう現象 が発生する。
これをスミスが解り易く説明しよう
祭りの夜店やスーパーのお菓子売り場で見かける風車を想像して欲しい。
そう、これこれ。
息を吹きかけるとヒュ~って回るけどすぐに回転が止まる。
軽いから簡単に動くが、重さが無く ”慣性”が働かずに止まってしまう。
重くすれば止まりにくいが、微風では簡単に動かない。
裏側氏が言っていたのは
「風力発電の風車自体を軽く作り、そこから軸をのばして、
その先にフライホイール(はずみ車)をつけて回転の勢いを増す方式」
ということ。
しかしこのままでは風車とはずみ車が直結の状態だから
”風車を重くしたのと同じ”になってしまう。
そこで風車とはずみ車の間に 動力を繋いだり、遮断したりできるクラッチを付けることになったわけだ。
これは乗用車のクラッチ(動力伝達装置)だけど理屈は同じ。
これなら、ある程度風車を回して勢いがついたら”はずみ車”に動力を
伝えればいい。 では裏側氏が指摘した問題点とはなにか?
マニュアル車なんて殆ど乗らないとは思うけど自動車学校の当時を思い出して想像を働かせて欲しい。
通常2000~3000回転/分くらいでクラッチを繋いで発進していたよね?
でも低い回転数(1000~1500回転/分)でクラッチを繋ぐと
車はガクン、ガクンとギクシャクしていたはずだ。
車体の重さにエンジンのパワーが負けているんだ。
裏側氏の言っていた
「規定回転数に達して遠心クラッチ が繋がった瞬間、回転が止まったりする。遠心クラッチは切れ、また空転が始まり、同じ事 の繰り返し。これは風が不安定な場合にも起きる。 」 がまさにソレ。
風力発電が有効だと思い込みたいだろうが簡単な話ではないってこと。
風力発電施設を作ればそこに雇用が産まれるだろうけど、
東京都全域を発電施設にしても必要な電力は足りないんだ。
それでも「子供達の将来を守るためには原発は廃止」とするならそれもいい。
遠い未来をみつめるのも大事だが、まずは自分達の足元をみなければいけないと思うんだ、俺はね。