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皇帝ティートの慈悲 評 @ナンシー ロレーヌ歌劇場

2014-05-02 10:35:54 Theme: Franco fagioli経歴
4月29日に初日を迎えたナンシーのロレーヌ歌劇場公演
モーツァルトの「皇帝ティートの慈悲」

いくつか評が出てきましたがフィナンシャル・タイムズに掲載された分を
Bonnjour様が訳して下さいました!いつもどうもありがとうございます!!♪
追記・ForumOperaの記事もフランコ・ファジョーリ該当部分を訳して
下さいました。ありがとうございます。

追記!!
Bonnjour様、実演をご覧になりレビューも書いて下さいました!
どうぞこちらもご覧下さい!

また、公演を録画したものもyoutubeに投稿されてました。
http://www.youtube.com/watch?v=wAoKrtDC_xk

フィナンシャル・タイムズ 2014年4月30日
ナンシーのロレーヌ国立歌劇場での「皇帝ティートの慈悲」 – レビュー

文:フランシス・カーリン

ザルツブルク音楽祭で1949年に再上演されるまで忘却の彼方に追いやられていたモーツァルト最後のこのオペラは、それ以来、予想以上の敬意を払われている。戴冠式のために大急ぎで作曲された作品であるが、四角張ったオペラ・セリア形式への不思議な先祖返りをしており、やっつけ仕事のような印象を与える。美しい曲もいくつかあるものの、物語は馬鹿げていて人物描写は説得力に欠け、絵空事だ。モーツァルト円熟期の他の作品とは比ぶべくもないのだ。「皇帝ティートの慈悲」は、結局のところ、優柔不断の実践のようにみえてしまう。

モーツァルトの手はまったく入っていない、おびただしい数のレチタティーヴォに覆われた「皇帝ティート」は、下手に料理すれば厄介なものになってしまう。しかしジョン・フルジェームスによる演出(リーズのオペラ・ノースとの共同プロダクションで昨年初演)は、レチタティーヴォを重視してドラマチックな活気を吹き込んでおり、登場人物たちは考えぬかれた動きをする。フルジェームスとて、登場人物の薄っぺらさを完全に取り繕うまでには至っていないが、少なくとも、観客のあくびは防いでいるといえよう。合唱は、普通ならこの緊迫した振り付けの邪魔をしてしまうところだが、脇のボックスに押しやられているので、姿は見えないが声はよく聞こえる。

コナー・マーフィーが担当したグレーの舞台装置と黒いコスチュームは、モダン・シックの規範に則ったもの。観客は、ローマ帝国時代に起きたいざこざではなく、多国籍企業の役員室で繰り広げられる権力の駆け引きを目の当たりにするのだ。視覚面では、騙し絵の働きをする立体派の3Dビデオが背景に使われていることで、辛うじて単調さを免れている。

声楽面での単調さを恐れる必要はない。誰もが、センセーションを巻き起こしているカウンターテナーのフランコ・ファジョーリを聴きにやってきた。彼が演じるセストは、通常はメゾソプラノが担う役だ。ファジョーリはここナンシーで2012年にヴィンチの「アルタセルセ」に出演して頭角を現した歌手。これは5人ものカウンターテナーが勢揃いする、バロックのきらびやかなショウだった。ファジョーリのセストは広々としたコントラルト声域に沈み込んだと思うと、急上昇して甘美な高音域を誇らしげに聴かせる。こんな離れ業をこれほどの正確さでやってのける歌手は殆どいないし、有名なアリア『Parto, parto』のコロラトゥーラを彼のように楽々と歌えるメゾを私は知らない。マイナス面は、この豊かで封じ込められた音色は、明瞭なディクションを犠牲にして得られるものだということだろう。

もう一人のカウンターテナーで「アルタセルセ」にも出たユーリ・ミネンコは、アンニオ役で強い印象を残した。セルヴィリア役のバーナーダ・ボブロは甘美な歌唱。サビーナ・クヴィラックはヴィッテリアの冷酷な決意をよく表現していた。テノールのベルナール・リヒターによるティートは力んで音程が外れがちだったが、通常より頼りがいのあるキャラクターを作り上げている。

カウンターテナーによる至福は置いておいて、この晩のもうひとつのご褒美は、カジム・アブドゥラによる繊細で緻密な素晴らしい指揮である。ナンシーのオケが、ここまでいい音を出したことはなかったのでは。


Forum Opera Laurent Bury
ナンシー歌劇場「皇帝ティートの慈悲」レビュー(仏語) : 「ファジョーリの声、響き、陰影、色彩感に富んだ音色に接するまでは、メゾだけがセストを歌いこなせると思われていた」

ResMusica Michel Thomé
http://www.resmusica.com/2014/05/01/la-clemence-de-titus-a-nancy-met-en-vedette-tenor-et-contre-tenors/

Le Echos /Philippe Venturini
http://www.lesechos.fr/culture-loisirs/sorties/spectacles/0203472094329-clemence-et-determination-668310.php

Classiquenews.com/Giulio Zappa
http://www.classiquenews.com/compte-rendu-opera-nancy-opera-national-de-lorraine-le-29-avril-2014-wolfgang-amadeus-mozart-la-clemenza-di-tito-bernard-richter-sabina-cvilak-franco-fagioli-yuriy-mynenko-bernarda-bo/
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Comments

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7 ■どうもです(´∀`)

ブログ見させて頂きました!勉強になりました☆私のブログも訪問お待ちしています♪失礼します(^_^)

6 ■どうもです(#^.^#)

ブログ楽しく拝見させて頂きました♪人の記事を読むのが好きなのでまた訪問します☆私のブログも訪問お待ちしています♪失礼します(^_^)

5 ■はじめまして☆コメント書かせてもらいます♪

記事呼んじゃました^3^ 個性があって素敵なブログですね☆ これらも更新ファイトです♪私はノマドライフをメインにブログ更新してまーす!!暇な時でも遊びに来てくれるとうれしいです!!

4 ■^^;

遊びにきましたよー
親近感を感じるブログです♪
またおじゃまします~

3 ■初コメ☆

色々見てたらここに来ちゃいました(*^▽^*)気になって応援したくなっちゃった!のでコメ残していきますね♪また覗きに来ますのでヨロシクお願いしますヾ(。・v・。)

2 ■Re:早速ありがとうございます

>Bonnjourさん

いえ!こちらこそどうもありがとうございます♪♪本当に、好評で良かった。そして一つ一つ積み上げてCTに対するオペラ劇場への偏見を無くして行くべく頑張って欲しいですね。
あ、そうだ!私もオペラ配役プロジェクトにレパートリー追加するのをサボってるのでやらねば!(汗)

1 ■早速ありがとうございます

早速の記事アップ、ありがとうございます!いつもとても仕事が早くて素晴らしいです。

ファジョーリのセスト役が好評で、嬉しい限りですね。それに、こうやって記事リンクをまとめていただくと、後で見るときにとても便利。本当にありがとうございます(他力本願)。

…で、自分の放置プレイブログをよく見たら、最後の更新が1年前!これは一念発起して、「ティート」関連の記事書かないと、いけないな(汗)。

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