TBS「日曜劇場 華麗なる一族」全10回


山崎豊子原作「華麗なる一族」


権力と金融界の暗部にメスを入れた原作は1973年に出版され115万部を売り上げた。


この作品のモデルは神戸銀行と太陽銀行ではないか、またもう一つ阪神特殊製鋼のモデルは山陽特殊製鋼株式会社と言われています。


過去の映像を振り返ってみよう。


1974年佐分利信(万表大介役)、月岡夢路(万表寧子役)、仲代達也(万表鉄平役)達をキャストに映画化され、また、同じ1974年に山村総(万表代介役)、久我美子(万表寧子役)、加山雄三(万表鉄平役)という豪華キャストでもTVドラマ化(毎日放送制作)された。


これまでの映画やドラマでの主役は阪神銀行頭取の万表大介(今回のドラマでは北大路欣也)が主役だったのですが、このドラマでは大介の長男で万表コンツェルンの系列会社である阪神特殊製鋼(原作では「阪神特殊鋼」)の専務である鉄平(今回のドラマでは木村拓哉)に変わっています。


また、山崎豊子の作品は今回の「華麗なる一族」や「白い巨頭」でも標準語が使われていますが、このドラマの設定は1960年代の神戸ですから本来であれば関西弁なんでしょうけど。


ちなみに撮影されたのは主に上海や東京のようです。


しかし、万表邸は実際には神奈川県のとある倉庫に丸ごと建てられた巨大なセット一階部分だけで130坪という超豪邸。


さらに、万俵家の庭園は静岡県静岡市の「日本平ホテル」、万俵家の建物は合成だ。


詳しいロケ地については下の方にリンク集を作っておいたので、そちらで確認出来ます。



あらすじ(第一話)


ある日万表大介(北大路欣也)はある長女一子(吹石一恵)の夫であり大蔵省主計局次長の美馬中(中村トオル)からの電話で大蔵省による都市銀行再編の動きがある事を知る。


一方、鉄平(木村拓哉)の会社である阪神特殊製鋼では商品を作るための材料の供給を帝国製鉄より意図的に止められ、鉄平は高炉を建設する計画を立ち上げた。


ただその建設費には莫大な費用がかかり(当時の200億円以上)父であり阪神銀行のオーナー頭取大介の力を借りようと計画書を持ち父宅へ出向く・・・。


その時大介は妻寧子(原田美枝子)の態度に不振を抱き本来の我が子であるはずの出生に疑念を抱く。


都市銀行第10位の阪神銀行のオーナー頭取としては自分の銀行が大手銀行に吸収合併されるのを予見し何としてでも阻止するべくあらゆる画策に乗り出す。



<キャスト>


万表鉄平(34)・・・木村拓哉
万表財閥の主力企業「阪神特殊製鋼」の常務、後に専務。
東京大学工学部治金学科(今のマテリアル工学科)を卒業後MIT(マサチューセッツ工科大学)に留学、技術者でもある。


万表早苗(30)・・・長谷川京子

万表鉄平の妻。鉄平とは良い夫婦関係を続けていく一方で万表家の持つ独特の雰囲気には少々嫌気がさして来ている。


万表銀平(31)・・・山本耕史
万俵家次男、鉄平の弟。端麗な容姿と明晰な頭脳を持つ。慶応大学経済学部卒。

安田万樹子(24)・・・山田優

大阪重工社長の令嬢、後に銀平の妻となる。抜群の容姿の持ち主。


万俵二子(22)・・・相武紗季

大介の次女、昨春大学を卒業し、花嫁修行に専念中。

美馬中(44)・・・仲村トオル

一子の夫。冷えた結婚生活を送っている、エリート大蔵官僚。

美馬一子(29)・・・吹石一恵

大介の長女で中の妻。ひとりの男児を儲けるが幸せではない。

鶴田芙佐子(32)・・・稲森いずみ

つる乃家の老女将・鶴田志乃の養女。昔、鉄平とは恋仲だったが義母の志乃を始め、相子や大介に交際をしていることが発覚し、猛反対されてしまう。別れた後も日本にいるのが辛く、志乃の勧めで7年間海外に身を潜めた。志乃が体調を崩しているのに気づき、7年ぶりに日本に帰国。

鶴田志乃(59)・・・多岐川裕美

「つる乃屋」を営む老女将。必死に養女の芙佐子を育ててきた。鉄平の秘密を知っている。

一之瀬四々彦(26)・・・成宮寛貴
一之瀬工場長の一人息子、阪神特殊製鋼の社員。鉄平をこよなく愛する人物。

一之瀬工場長(58)・・・平泉成

阪神特殊製鋼の常務兼工業長。鉄平が最も信頼する右腕。


銭高常務(52)・・・西村雅彦

3年前に、阪神銀行から送り込まれてきた経理担当常務。


綿貫千太郎(58)・・・笑福亭鶴瓶

大同銀行専務、貯蓄銀行時代からの生え抜き派。


芥川常務(54)・・・小林隆

阪神銀行常務、東京支店長。情報収集を一手に任されているキーマン。


和島社長(51)・・・矢島健一

日本の製鉄会社、帝国製鉄社長。阪神特殊製鋼に対する様々な妨害策を立てる。

大川一郎(60)・・・西田敏行

鉄平の妻である早苗の父。衆議院議員で、元通産大臣。

大亀専務(60)・・・武田鉄矢
阪神銀行経理担当専務。必死に働く姿が評価され、専務に就任。


永田大蔵大臣(63)・・・津川雅彦

凄みがある男。大介から6年間経済的援助を受けてきた。

三雲祥一(50)・・・柳葉敏郎

都市銀行第5位、大同銀行頭取。日銀OBで、天下りで頭取に就任。

万俵寧子(54)・・・原田美枝子
大介の妻、鉄平・銀平・一子・二子の母。相子に家事万端を仕切られている。


万俵大介(60)・・・北大路欣也

万俵財閥は阪神銀行を中心にして阪神特殊鋼、万俵倉庫、万俵不動産などを
抱え、阪神地方に強力な地盤を持つ関西有数の都市銀行・阪神銀行頭取にして、万俵家の家長。

実際TVドラマの設定には原作と違った所があるかも知れない。


[編集] スタッフ
原作 - 山崎豊子(新潮文庫刊)
脚本 - 橋本裕志
音楽 - 服部隆之
ナレーション - 倍賞千恵子
企画 - 瀬戸口克陽・植田博樹
プロデュース - 福澤克雄・石丸彰彦
演出 - 福澤克雄・山室大輔


さて、気が早いと思われる方もいるでしょうけど今後の展開を推察してみよう。
下記にはそれぞれ上、中、下ある書籍のレビューである。ここから推察できる今後のストーリーとは?


「華麗なる一族」上巻
業界ランク第10位の阪神銀行頭取、万俵大介は、都市銀行再編の動きを前にして、上位銀行への吸収合併を阻止するため必死である。長女一子の夫である大蔵省主計局次長を通じ、上位銀行の経営内容を極秘裏に入手、小が大を喰う企みを画策するが、その裏で、阪神特殊鋼の専務である長男鉄平からの融資依頼をなぜか冷たく拒否する。


「華麗なる一族」中巻

不気味で巨大な権力機構〈銀行〉を徹底的に取材した力作。
阪神特殊鋼の専務万俵鉄平は、米国企業からの増注契約をキャンセルされて危機に陥る。旧友である大同銀行の三雲頭取が多額の融資を了承してくれるが、その矢先、熱風炉が爆発するという事故が出来──。一方、万俵家の次女二子は、総理の縁戚と見合いをしながらも、鉄平の部下である一之瀬に惹かれていく。万俵家に同居する大介の愛人・高須相子が企む華麗な閨閥づくりの行方は・・・。


「華麗なる一族」下巻

万俵大介は、大同銀行の専務と結託して、鉄平の阪神特殊鋼を倒産へと追いやり、それをも手段に、上位の大同銀行の吸収をはかる。鉄平は、三雲頭取を出し抜いた専務と父親の関係を知るに及び、丹波篠山で猟銃自殺をとげる。帝国ホテルで挙行された新銀行披露パーティの舞台裏では、新たな銀行再編成がはじまっていた。聖域〈銀行〉にうずまく果てしない欲望を暴く熾烈な人間ドラマ。


TVドラマは実際には原作と食い違う演出が多いので何とも言えないが全10話という限られた時間の中でどこまで表現してくれるかが見ものだ。


しかしいずれにせよ、最近にない骨太な作品に仕上がっていくのは間違いないだろう。


あらすじ(第2話)


ついに万俵鉄平(木村拓哉)は高炉建設という夢に向かって歩き始めた。


彼は建設が成就するまで、帝国製鉄による故意の供給遅延を何とか凌ごうと従業員たちを鼓舞していた。


鉄平は従業員たちにも高炉建設の決定を告げたのだ。


拍手と歓声で迎えてくれた従業員たちとは相反して、経理担当常務の錢高(西村雅彦)は溜息をついていた。


それもそのはず、実は、メインバンクである阪神銀行からの融資の回答は未だに届いていなかったのだ。


以上、次回更新までお待ち下さい。




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