自分が一体何をしているのか、分からなくなる瞬間がある。
そんなとき、貴方が傍にいてくれたらどんなに良いだろうって思うけれど、貴方はもう、ここにはいない。
分かっているのに貴方を探してしまうのは、きっと私が今でも、貴方を愛しているからだろう。

何もいらないと言ったら、嘘になる。
満足していると言っても、正しくはない。
幸せでも、不幸せでもない。
私はただ息をして、貴方の面影を探して、今も尚、彷徨っているだけ。
生きながらに死んでいる。
そういうことかもしれない。

そろそろ、貴方のところに行きたいな、と思った。
貴方に、会いたいと思う。
思い残すことがあるとすれば、そう、あの日貴方と食べたお団子を、もう一度食べたいということ。
満月の夜、ふたりで食べたお団子は、何よりもおいしかったね。

同じ満月の下。
同じでない、満月の夜。
私は貴方を想いながら、死んでいくでしょう。
でもそれは、哀しいことではないよ。
私が、望むことよ。
だから心配しないで。
貴方はそこで、待っていて。

月の光は、今夜も明るく私を照らしてくれるだろう。




お題配布元:星を水葬


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