2011年12月01日

Giacca Autodelta

テーマ:COLLEZIONE
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Toine Hezemans e Gijs van Lennep
GTA JUNIOR CAMPIONE D'EUROPA 1972


前回のファイアストン・タイプのカスタム・ライダース・ジャケットの出来が良く、取引も非常にスムースだったので、格安カスタム・ジャケットの第二弾を考えていたところ、頭に浮かんだのは、ジュリア・GTA・1300Jrが欧州ツーリング・カー選手権を制した際に発行された、イル・クワドリフォリオ(1972年10月・第25号)だった。表紙を飾るのは最終戦ハラマで勝利したトイネ・ヘゼマンズとギス・ヴァン・レネップです。

そこで今回のライダース・ジャケットは、この二人が着用しているアウトデルタのジャケットをモチーフとする事にしました。当時のアウトデルタのドライバーが着ていたジャケットと言うのは、70~80年代に流行ったスイングスターのような、少しタイトな感じの中綿入りのナイロン・ジャケット(細身のダウン・ジャケットのようなモノ)であります。

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私は当時の実物を見せて頂いた事があるのですが、色は深い濃紺と言った印象だったので、本体は送ってもらったレザーのサンプル画像の中からネイビー・ブルーとしました。特徴的なのは肩から上腕部にかけて入ったイエローの逆「T」型のラインでありますが、このイエロー・ラインには年代によってバリエーションがあり、縦のラインが肩を通って襟首まで伸びているタイプもあるし、襟首から袖口まで一本線だった場合も見受けられます。

で、今回は掲載しているヘゼマンズ&レネップに、デ・アダミッチやナンニ・ガリが着用している縦線が肩口までの逆「T」型ラインとし、オーダーとしては他に、襟のあるタイプでジッパーは襟元では無く、襟先まで付ける事、両サイドのポケットの切り込みは縦に、と言った感じです。アウトデルタのドライバーの写真も沢山インドに送ってみた(笑)ところ、

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「袖口も写真のようにニット仕上げに出来るヨ」と提案してくれたのですが、そこはあくまで、「アウトデルタ風」ライダース・ジャケットとして、あえてそのままにし、ワッペンはアルファロメオとアウトデルタのパッチ以外はドライバーの個人契約によって様々なので、レネップやガリのような、最も基本的なレイアウトにしました。

今回のジャケットは、くるくるさんとお揃いで作って見たのですが、市販されているアルファロメオ関連のウェアと言うのは非常にダサい(笑)のが多いし、(その点はフィアットの方がマシ)私も基本的に自動車メーカーのウェアやらアクセサリーを身に付ける趣味は無いんですけど、これは、まあ、許せるぐらいに仕上がったと思います。と言うか、レーシーなジュリアのドライバーが着たらカッコイイと思うんですが...

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ジャケットは黒っぽく写っていますが、ネイビーブルーでサンプルの中では、これが私の印象に最も近い色でした。価格は送料コミコミで1万800円。アルファロメオのワッペンは、せっかくなので純正品を使用し、アウトデルタのワッペンはスピードショップ・FⅡさんから調達しましたので、国内での縫い付け料も含めて総額14000円ほどでした。

まあ、二回とも袖の部分にラインを入れるのがメインだったのですが、細長い筒状になっている箇所にラインを入れると言う事は、本体を縫製する前に入れておく事になると思いますし、仮に既製品をその手の専門店に持ち込んでも、まずジャケットをバラす事になると思う。簡単なようですが、これは普通にやったら結構、手間とお金が掛かると思います。



2011年11月28日

Giacca Moto

テーマ:COLLEZIONE
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バイクに軽装で乗るのは危ないので、先日ライダース・ジャケットを新調しましたが、ライダース・ジャケットって風も通さないし、ショート丈なのでスパイダーに乗るにもちょうどエエ感じですね。見ての通り、襟元から袖口まで赤いラインが入った60~70年代の「ファイヤストン・タイプ」をモデルにしているのですが、こう言うのは巷に「有りそうで無い」のであります。

で、どうしたのか?と言うと、カスタムで作ってもらいました。レザージャケットのカスタムとなれば、国内では恐ろしく高額になるんですが、これは、あれこれ注文してワンオフで作ってもらって、送料コミコミでポッキリ1万円(ワッペン除く)でした。素材はナッパ・レザー(羊革)で、ナッパ・レザーは柔らかくて肌触りが良く、高級ドライビング・グローブ等にも使われている上質の革ですが、1万円で何処で作ったのか?と言うとインドのムンバイです。

シングルのライダージャケットを探してネット・サーフィンしていると、たまたまインドのレザー屋さんに辿り着き、そこに「Taylormade」の表記があったので、「こんな風に出来る?」と簡単な説明と、手っ取り早く絵を描いて送ったら「出来るヨ!」との事だったので、オーダーする事にしました。まあ最初だから簡単に白地のジャケットに赤いラインを入れてもらった程度ですが、

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立襟の部分は、画像のようなスナップ留めをベルト留めにする事も出来るし、肩のパッドを外す事も出来ます。ジャケット本体の基本デザインは何パターンかあって、それをベースに細かいディテールは結構、何でもカスタマイズしてくれますし、追加の料金も無い。インドからのUPS送料込みで、1万円と言う事は、ジャケット本体はカスタマイズまでして7000円程度!と激安なんですが、ナッパ・レザーの品質はエエモンです。

私が思うに、日本や欧米のブランドの下請けをインドでやっているんじゃないかな?その下請け工場が、ノーブランド&ノータグで作っているのだと思います。例えば、ドカティの純正のレザージャケットはチュニジア製だったし、フェラーリのオフィシャル・ウェアだったFILAのジャケットはロシア製でしたから。

まあ、グローバル経済なんてのは、そんなモノなのでしょうね。レザージャケットにワッペンを縫い付けるのは難しいので、近所の洋裁店にお願いしたのですが、国内で調達したワッペンと合わせて、これだけで3500円も掛かってしましました。円高でインドのジャケット7000円...日本のワッペン3500円...う~ん、日本の競争力が落ちているのが分かるような...

この格安カスタム・ライダース・ジャケットの出来が良かったので、もう一枚、更に踏み込んだカスタム・ジャケットを作って見ましたが、それは次回に...


2011年11月25日

Cafe de Paris

テーマ:ブログ
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先日、娘に赤いブーツを買ってやったら、翌週には女房に白いブーツを買ってもらい彼女はご満悦だった。
もうすぐ10歳。この所、洒落っ気が出て来たのか、新しいブーツを履いて「かへ」(カフェ)に行きたいと言うので、

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日曜日に神戸北野の「Cafe de Paris」までスパイダーを飛ばして、オヤジとしばしのデートに出掛けました。
ちょっとベタかも知れませんが、子供にとっては、あまり斬新なコンセプトの店より分り易いかな?と思って。

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「アメリって知ってるか?コレの殻をスプーンで割るのが趣味のウェイトレスの話なんやけどな...」

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雑貨屋にも立ち寄って色々買わされましたが、さて何歳ぐらいまでオヤジに付き合ってくれるのだろうか??

オープン・トップが心地よいと言う意味では、今年最後の週末だったかも知れませんね。
この日は神戸マラソンの影響もあってか、北野界隈も人出が少なくて良かったです。


2011年11月24日

瑞鶴

テーマ:独り言
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もうすぐ開戦記念日。太平洋戦争中に撮影された象徴的な写真と言えば、ピューリッツァー賞を受賞したローゼンタールの「硫黄島の星条旗」が有名ですが、対する日本軍側で撮られた写真の中から選ぶとすれば、航空母艦「瑞鶴」が1944年のエンガノ岬沖海戦で沈没する間際に撮られたこの写真を挙げたいと思います。

米空母艦載機の猛攻撃で、魚雷7発、爆弾5~8発(諸説あり)を受け、左に大きく傾斜して戦闘不能となり「総員飛行甲板」の命令の後、軍艦旗が降ろされたのが13時55分から58分の間だったとされますので、この写真はその際に撮られたモノだと思われますが、降ろされる軍艦旗に乗組員が敬礼しております。

瑞鶴沈没が14時15分と記録されているので、この写真が撮られた後、たった15分程で沈没しているのですね。艦内はすでに地獄絵図の様相だったでしょうし、艦の周囲の海面もすでに漏れ出した重油や様々な破片が散乱してエライ事になっていた事でしょう。またこの様な大型艦が沈むと渦を巻いて引き込まれてしまう可能性もある。

現代人なら大パニックに陥ってしまう状況でも、礼を尽くす先人達の姿は、今どきのバカ教師が騒ぐ軍国教育なんて関係無い、尊い日本の精神だと思いますね。救援に当たるべき他の艦艇も攻撃を受け、生存者は長時間の漂流を余儀なくされた、とありますが、撮影したカメラマンもフイルムも良く生還出来たものだと思います。やはり何かを伝えたかったのだろう...自分ももう少しシャキッとせなイカンな...と思わせる一枚なのであります。



瑞鶴は一番艦「翔鶴」に次ぐ「翔鶴型航空母艦」の二番艦で当ブログでは以前、空母瑞鶴の食事を再現したりしましたが、翔鶴型航空母艦はフネとしてのカタチの美しさが好ましくもあり、川崎重工の神戸造船所で起工されたと言う事にも親近感が沸くのであります。そこで今回のYoutubeは、1958年の川崎重工グループを紹介した記録映画を紹介しましょう。

神戸では、まだ瑞鶴建造に携わった工員も多かったのではないか?と思いますし、その造船技術の伝統を見ているようでもあり、終盤の「3000トン船体横滑り」等は、もう何度も見入ってしまいます。また冒頭に登場する自衛隊機がF86Fでは無く、川崎らしいT33練習機と言うのも泣かせますね。これも三式戦の雄姿とオーバーラップするのであります。


2011年11月21日

Moto Italiane

テーマ:COLLEZIONE
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Spazioさんは基本的にイタリアの自動車の書籍&雑貨しか取り扱わないのだけれど、取引のある「Giorgio Nada Editore 」からイタリアン・バイクの面白そうな新刊が出たと言うので、私の為にわざわざ一冊だけ取り寄せてくれました。どうも有り難う御座いますぅ。本書は表紙のタイトル通り、50~60年代のイタリアン・モーターサイクルのあらゆるモデル(モペットやスクーターを含む)を纏めたモノなんですが、内容は「広く浅く」と言った感じかな。

ただし、戦後間も無いこの頃の二輪車は、庶民の手軽な足として大小あらゆるメーカーが群雄闊歩していた時代(これは日本も同じですね)なので、簡潔に纏めるとこうなってしまうのだろうし、私もその全てを知るには脳ミソの容量が足りません(笑)ので、その意味では適度なボリュームでグラフィカルに分り易く纏められた良書だと思います。(本書には英車編もあります)

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安全性とか空力やらの面倒なモノが確立されていない頃なのでデザインの自由度が高いのは自動車も同じ。実験的でユニークなフォルムのモデルが多いですね。私が気に入ったのは「Chimeza 175」と言うモデルなんですが、素直にカッケ~と思ってしまいました。現在なら子供っぽいと捉えられかねませんが、それがシラけて映らないのは、やはり未来に夢が持てた時代だったからなのでしょう。

掲載されているバイクの数々を見ていると、子供の頃に流行ったセミドロップ・ハンドルにGTカー風チェンジレバー&電子フラッシャー(笑)と言ったギミック満載のコテコテな自転車を思い出す。あれだって今やコルナゴなんかに乗ってスカしてるオジサン達がガキの頃には羨望の熱い眼差しを送っていたのだから、デザインと言うのは時代の空気を加味して判断しなければなりません。私は今でも好きですけどね...電子フラッシャー...

本書の良い所は、バイクに留まらず、大衆雑誌やファッションなど、当時のサブカルチャーにもサラリと触れていて、何気に掲載されているクワットロルオーテの表紙は、後に「ひまわり」で世界的にブレイクするあのゴールデン・カップルだったりしますが、これは1963年に共演した「昨日・今日・明日」(Ieri, Oggi, Domani)の一コマですね。

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広く浅くの「広い」部分では、フィアット・500に搭載された、モトグッチ製のVツイン・エンジンに触れられているのが好印象でした。50年代でレース活動を終え、60年代になると経営難に陥ったモトグッチは大型バイク製造に活路を見出そうとV型2気筒エンジンを開発し、このエンジンをチンクェチェントのパワートレーンとして供給する計画をフィアットに打診しますが、最終的にはフィアットが乗らなかったとされる。

フィアット・500・プロトに搭載されたモトグッチ・Vツインは、700ccのツイン・キャブで、最大出力34ps!、マキシマム・スピードは140Km/hに達したと言うのですから痛快なクルマだったに違いないと思いますが、フィアットはチンクをあくまで大衆車として考え、スポーツ・バージョンを加える気は無かったのでありましょうね。縦置きV型エンジンを誇示するかのようにエンジン・フードに設けられた無骨なエア・インレットが何とも勇ましいです。



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