お店の常連さんにKさんと言う方がいらっしゃいまして(笑)
お帰りのとき必ず「これから、狂ったように歌いに行きます」と仰います(笑)
時と場所を心得た素晴らしいかただなぁといつも感心してしまいます
「クルックー」(謎&爆)
続き・・・
80年代って時代を振り返ると、初めのころはまだ70年代を引きずっている部分があって、ロックもそれまでは文化的にカウンターカルチャーだったですね。
そういう音楽が産業化されていったのが80年代でしょう。
僕自身も、80年代半ばの『Down By The Mainstreet』のころは30代で、自己認識をはっきりし始めたころだったと思います。
そして 『J・BOY』『Father's Son』で、ひとつの答えみたいなものにたどり着くんですね。
それは音楽の旅であると同時に、自分自身や自分の関わっている社会を探す旅でした。
それに4、5年かかって、作品として3つのものになったということです。
そういう意味で、やっぱり僕はソングライターですね、根っ子は。
楽器を弾くのは下手くそで、ミュージシャンとしてはアマチュアみたいなものだし、ロックパフォーマーとしてはあまりに内省的ですし。
やっぱりソングライターの視点でいるんだと思います。
でも不思議なことにと言うか、自分が渾身の思いでつくった会心作は、今回のアルバムの中だと『Father's Son』と『誰がために鐘は鳴る』なんですけど、セールス的に見ると、この2つは下の方なんです(笑)。
やっぱり、自分が作品的にすごく優れたものだと思うものは、商業的なところとマッチしないのかなっていうのはありますね。
でも、今回の作業でサウンド的にもかなりよくなってるので、これを機会に聞いてみてください。
僕はよく「発売日は一日、作品は永遠」って言うんです。
アルバムのリリースを焦らせるんじゃない、出してしまったら二度と取り返しがつかないんだからってことなんですけど。
今回はこうして音をつくり直せたことで、取り返しがついちゃいましたね (笑)。
でも、それはずっと音楽活動をやってきたことに対するご褒美かなと思ってるんです。
自分の音楽人生を考えると、これから先、今までよりも長い間やれるって思うのは難しいですね。
だから、もちろんこれからも前に向かって進むんですけど、そろそろこれまでやってきたことを整理してもいい時期じゃないかなと。
今回それを無理なくできたのも、長く音楽をやってきたからだと思うんです。
まだライブを続けてやってるし、古いアルバムにさかのぼって買ってくれる若い世代の人もたくさんいる。
だからこそ21世紀に向けて、自分が納得のいくものを残しておきたいと思ってるんです。
・・・続く
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