2007年09月28日

良いタイ人スタッフの見分け方(1)

テーマ:タイの人材・雇用事情

人材紹介会社として毎月100人以上のタイ人と面接している上でのノウハウ。



頭の良さの見分ける質問


あなたはどこに住んでいますか?


解説


家の場所が知りたいのではなく、自分の家がどこへんにあるかを説明させる質問。

タイ人は日本人に比べ、相対的に地理的感覚が劣る。すなわち場所の説明が苦手である。

この国民性として苦手な分野にきちんと答えられるタイ人はたいてい優秀である。


そこの場所がわかってもわからないふりをするのがポイント。



よくあるおもしろい回答


1位  家。                      確かにそうだけど・・・

2位  37/1 Narathiwad Rd ・・・・・・     すみません。手紙を送るわけじゃないんで・・・

3位  ガソリンスタンドの近くです        バンコクにガソリンスタンドはたくさんありますが・・・




2007年09月27日

タイでの雇用契約

テーマ:タイビジネス情報

日本では労働基準法および労働関係調整法などの関係法に反したり、労働者の権利を制限する雇用契約は無効であるため、単に法律の確認や労働者に有利な項目を記載するのみなので雇用者にとって正式に書面にて雇用契約を結ぶ必要性は少ない。


タイの場合は、労働法より入社時の雇用契約が優先されるため、雇用者にとって採用時に雇用契約を結ぶ必要性は高い。


・土曜日を正規の出勤時間と設定(残業扱いではない)

・遅刻の取り扱い(給料から差し引くことも出来る)

・契約期間の設定と、従業員が契約期間中に自己都合で退職した場合のペナルティーの設定

・日本に研修に行かせるなど会社が教育のために投資をした場合に一定期間内は退社しないという契約

 および退社した場合に旅費などの返還の規定

・給料に残業代も含めるなど



ただ基本的な事項に反する契約は違法であるため、契約書に記載しても無効となる


・会社都合による解雇

 *会社は保障なしにいつでも解雇できるなど

 *妊娠などを理由とする解雇など

・会計職員以外への保証金要求

・自己都合による退社にたいする給料不払い(雇用期間を規定した場合を除く)



【注意点】


タイの場合、労働者に不利な契約が有効といってもあくまでお互いが合意した場合に限るので以下のような契約を結べばお互いの信頼関係を損なうばかりか、入社をしてもらえないもしくはすぐ退社してしまうなどの逆効果となってしまう。


・1分遅刻につき100バーツの罰金

・私語や私用電話に対する罰金

・深夜までの無報酬の残業

・過剰なノルマの設定


雇用契約はあくまで不良社員へのリスク回避や会社の損害回避を重点に作成されるべきである。





2007年09月26日

バンコクでインターネットカフェを開店し、軌道に乗せる(9)

テーマ:ビジネスの立上げ事例

2006年の9月にインターネットカフェの立上げと運営を請け負い、開店後8ヶ月で経営が軌道に乗るまでの話のつづき。営業開始後から軌道にのせるまで。今回が最終回



今後のフランチャイズ展開についての考察


タイでのフランチャイズ第1号は無事に軌道に乗ったが、フランチャイズ展開を考えると反省点・改善点が多々ある。このままではフランチャイズ展開をしても収益の上がる店舗づくりは難しい。


・ タイ語の出来ない日本人では、何も出来ない

    場所探し、契約、内装業者探し、管理、マーケティング、宣伝など


・ 店舗立ち上げ業務、収益向上の活動がマニュアル化されていない


・ タイではNewNewのブランド力がまだ無い



一定の投資さえすれば、タイ語がまったく話せない日本人でも店舗の立ち上げが出来るシステムが必要である。



今後のフランチャイズ展開


タイでのビジネス経験の無い日本人向けにフランチャイズ展開を行う場合でも、即開店でき、赤字を出さないシステム作りは非常に困難である。

したがって違う発想によりフランチャイズ展開を行うことになった。


1. フランチャイズ本部の投資により店舗開発

2. 本部スタッフによる従業員教育、マーケティング活動

3. 売り上げが損益分岐点に達したところで、新オーナーに売却

4. 売却益にて新たに新店舗開発


このモデルのメリット


1. ネットカフェ運営のノウハウは本部に蓄積される

2. ノウハウの投入により投資効率が高まる

3. 素人でも運営が出来るし、赤字にならない

4. フランチャイズ会員が即開店、即収益が得られる



2号店の売却


本来はフランチャイズ会員である2号店のオーナー(私のクライアント)は単なる2号店のオーナーであったが、フランチャイズ本部の株式の50%を取得し、共同経営することになった。

フランチャイズ本部となったことで店舗の運営だけでなく、加盟店を増やすことを目的に2号店の売却、その資金で3号店・4号店の開店を目指すことになった。



総括


タイで日本人が個人で起業しても1年以上の生存率が10%程度と非常に厳しい中で、大きな儲けは期待できないが、そこそこやっていけるビジネスモデルを確立できたことが今回の収穫であった。



おわり


2007年09月25日

バンコクでインターネットカフェを開店し、軌道に乗せる(8)

テーマ:ビジネスの立上げ事例

2006年の9月にインターネットカフェの立上げと運営を請け負い、開店後8ヶ月で経営が軌道に乗るまでの話のつづき。営業開始後から軌道にのせるまで。



集客力のアップと損益分岐点へ


開店当初はお店の存在が認知されていないことや、入居したJ-Cityビル自体も来訪者が少なかったことにより

開店後6ヶ月間は苦戦することとなった。



開店以来の月間収支表

. 06/12月 07/1月 07/2月 07/3月 07/4月 07/5月 07/6月 07/7月 07/8月
収入 .
インターネット 10,670 29,037 41,227 48,598 38,987 51,756 47,236 63,233 65,136
物品販売 7,480 6,250 7,430 7,710 11,285 10,610 10,230 13,636 11,562
その他 0 0 0 0 0 0 0 0 0
収入計 18,150 35,287 48,657 56,308 50,272 62,366 57,466 76,869 76,698
.
支出 .
家賃・光熱費 47,604 52,641 53,540 59,008 54,192 54,265 54,083 55,592 55,592
電話・
インターネット
11,800 15,458 22,330 12,626 5,665 5,453 5,657 5,728 5,871
仕入れ(飲料) 0 13,623 1,687 4,198 8,809 980 7,440 3,972 4,369
備品購入 2,566 4,950 166 4,601 2,265 4,144 1,380 2,416 1,509
人件費 12,550 16,987 13,510 16,000 16,250 16,180 16,116 14,070 15,027
支出計 74,520 103,659 91,233 96,433 87,181 81,022 84,676 81,778 82,368
収支 .
収入 18,150 35,287 48,657 56,308 50,272 62,366 57,466 76,869 76,698
支出 74,520 103,659 91,233 96,433 87,181 81,022 84,676 81,778 82,368
収支 -56,370 -68,372 -42,576 -40,125 -36,909 -18,656 -27,210 -4,909 -5,670


経費削減


苦情の多かったTRUEの高速インターネットをLOXINFOに切り替えることによって12000バーツから4600バーツに削減


売り上げ増加対策


・従業員により、ビルの前の歩道にてチラシおよび30分無料利用券の配布

・スナック菓子、インスタントラーメン、日本茶、紅茶などのメニューを追加し、インターネット以外の収入強化

・ゲームクリアおよびゴルフゲームでのホールインワンなどに賞品を出すキャンペーン実施


これらの取り組みにより、徐々に収支が改善し、損益分岐点である80000バーツまであと一息となった。



つづく


2007年09月23日

バンコクでインターネットカフェを開店し、軌道に乗せる(7)

テーマ:ビジネスの立上げ事例

2006年の9月にインターネットカフェの立上げと運営を請け負い、開店後8ヶ月で経営が軌道に乗るまでの話のつづき。無事営業開始。


開店後の誤算


1. 高速インターネットのはずが、昼間の利用が混み合う時間帯になると極端に遅くなるし時々不通になる


タイの高速インターネットで比較的信頼性があるといわれていたTRUEと法人契約で加入し、1ヶ月1万バーツもの支払いを行ったにもかかわらず、非常にインターネット速度が遅く、苦情が発生。

さらに数分間ではあるが、たまにインターネットが不通となり、お客が一斉に帰る始末。


原因はバンコク有数のオフィス街であるシーロムなので、インターネット利用が多くなり回線の許容値を超えていることだった。TRUEは許容を超えても新規加入を受け続けているのだからひどい。

別の高速インターネット会社のLOXINFOに連絡すると、シーロム地区は回線の増設が完了するまで、受け付けしていないとのこと。


LOXINFOが加入受付を再開するのを待ってTRUEを解約することになった



2. ビルの不具合が多い


J-Cityビルは設備が古く、2-3階を結ぶエスカレーターがよく故障する。エスカレーターが故障すれば2階から上がってくる客が激減するので、3階のBTSとの連絡通路に看板を設置し、連絡通路からの集客に力を入れることとなった。



つづく



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