アーティスト: ザ・ワイルドハーツ
タイトル:
ザ・ワイルドハーツ・ストライク・バック
ワイルドハーツの新しい音源が発売された。
THE DARKNESSとのカップリングで行われたUKツアーからのベストテイクを集めた2枚組のライヴ盤である。
ワイルドハーツは是非ともライヴを体験すべきバンドだと思う。
トラブル等でジンジャーが不機嫌だったりで、最悪なライヴになってしまうと目も当てられないようだが、その日その日の調子もあるし、ハプニングも有り得るからこそのライヴ、それはそれで思い出になるでしょう。
しかし運良く本当に調子のいいとされる公演を体験したが、あまりに素晴らしいステージであり、思い出すだけで鳥肌が立つほどだ。
さて今回のライヴ盤もそんな選りすぐりのパフォーマンスが収められている訳だが、臨場感もテンションも迫力も以前に出た東京赤阪ブリッツでの”何度目かの”解散ライヴを収めた「TOKYO SUITS ME」の方が上だ(これ、ジンジャーが最初で最後のワイルドハーツのライヴアルバムって言ってたが・・・)、しかしあちらはGt.ジェフにDr.リッチにそしてBa.にダニーというラインナップであり、こちらはCJ、ステディ、ダニーの代わりにサポートであるベーシスト、ジョンである。
前者、後者のラインナップによる音の違いが非常によくわかる。
前者がヘヴィでラウドだったが、後者はもうちょっと柔軟性があるというかソフトでメロウな印象を受けた、コーラスワークの性質、楽器、音作り、まぁ更には会場の違いもあるが。
選曲についても前作は代表曲を中心に並べておりあまり意外性はないが、こちらは再結成後の曲も入り、GIIRLFFRIEND CLOTHESにBEUTIFUL THING YOU,DANGERUSTなどコアなファンにも堪らない曲が入っている。
個人的にはVANILLA RADIOが堪らなく嬉しい。
横ノリで楽しいしライヴでのエフェクトがかかったギターがなんか好き。
一曲目にI WANNA GO WHERE THE PEOPLE GOと定番通りなのがちょっとおもしろくない思い切ってNEXUS ICONでもよかったのではなかろうか?
展開が圧巻のO.C.D.、この曲は今後もライヴのヘソになっていきそう。
Disc-2はいきなりGURLFURIEND CLOTHES、これはもうコアなファンは火がさぞ点くことだろう、SUCKERPUNCHはボーカルがいきなり歪んでて熱いし。
そして目玉はなんといっても、あのTURNING AMERICANが収められてる事!
とにかくDisc-2はヤバイのだ。
最後のDON'T WORRY ABOUT MEの観客の合唱、そこでメロディをかぶせ即興で遊びが入っている。
このアルバムはワイルドハ-ツの魅力であるライヴが詰まっている。
しかしやはり生で見るライヴが恋しくなるというもの。
今年末に来日するという公約も今現在守られてはない訳であるし・・・。
そんな事もあってかどうかはわからないが日本盤のみの特典でエンハンスドという形で今夏のアマーソニックからの映像が2曲収められている。
「I WANNA GO WHERE THE PEOPLE GO」と「VANILLA RADIO」の2曲(TVで放送されたものと同じであるらしいが)である。
これを見ていたらジンジャーの姿に目頭が熱くなってしまった。
本当になんて素晴らしいんだろうか。
誰がなんと言おうがワイルドハーツは最高のバンドであると思う。
紆余曲折があったにせよ、このバンドが存続していて本当に幸せだ。
今までも順風満帆とはいかなかったが、これからもジンジャーにはドキドキ冷や冷やさせられるだろうが、それも含め楽しみにするとしよう。
また来日公演でその勇姿を最高のライヴで拝める事を祈って。