2012-02-15 13:55:28

ニューオリンズ滞在記4(昼間の風景~雪)

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今までの3作を読み返してみるとまるで夜しかないことに気づく。夜しか泳げないわけでは決してないのです、確かにニューオリンズの朝は遅いとは思いますがそれでも昼間はコーヒー飲みに行ったり、街をぶらぶらしたりします。というか、途中から、「これはマズイ」と思ったので出歩く日を作りました。


フレンチクウォーターのリバーサイドにあるジャクソン広場界隈は、観光客がうろうろするには格好の場所で、地元民の犬の散歩なのか犬好きの旅行者なのかよくわからない人達がまったりしています。
聞きっぱなし言いっぱなし食べっぱなし

最近は日本でもポピュラーになったカフェデュモンドはこのあたりにあります。カフェオレとベニエというのがデフォルトらしく、早速頂いてみました。1人前3個というのはあまりにも多いので4人で2人前にしたのですがとんでもなく甘い感じがいかにもアメリカ!といった感じで、1度は食べてよかったと思うし、1度で充分だとも思ったり。
粉砂糖がガンガンにかかっているのを振い落として食べながら隣の老夫婦を見たらこぼれた粉砂糖をスプーンですくって、これでもか!とベニエに押し付けて頬張っていました。

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もっと普通のコーヒーショップに行きたいと思ったらいたるところにあるCC'sが良いとミッチに教えてもらったので、以来よく通いました。大体コーヒーショップはwifiが無料なので、客の大半はノートパソコンやスマートフォンで通信しています。

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濃い目そうなのを注文して少し薄めのコーヒーが出るところがアメリカですね~。ニューオリンズならではのチコリー入りのコーヒーなら苦みが強いのでなかなか良かったです。淹れたてから若干すえた感じがしますが、昔のロイホのコーヒーを少し思いだしてセンチメンタルになるかもしれません。ワタクシ普段から札幌風コーヒーを愛しているので濃い目なのですな。


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アップタウンにはMOJO COFEEというのがあって、ここは知り合いが多く住んでいるエリアなので行くと誰かいるかなぁと、入ったらいきなり山岸のおっちゃんが居ました。ニューオリンズにおいてもミュージシャンの活動パターンは似てくることが立証される。しかしMOJOて、おどろおどろしい名前の割には普通のコーヒーショップでした。

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街ナカで野良電波をキャッチして通信に興じるKOちゃん。さすが芸能歴が長いだけあって絵になります

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それに引き換え、地底活動の長かったワタクシは、ウンコ座りでwifiに興じて、漏れてしまうかと思いました。
しかも嫁はんに借りてきた古いアイフォンを使った為、変換もままならない訳で、ついあいだみつを風文体になって辛かったです。
しかしほんまに便利なもんですなぁ(米朝風)

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アメリカの家は木造建築が主流で、借家でもペンキを塗っていいそうです。こうやって塗らない家もありますが。
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さぁ今日のチキンはどこにしようかと考えたら、ワタクシだけまだ未経験のチキン屋があった。その名も「CHURCH'S CHIKEN」

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ガソリンスタンドとほぼ同レートの下層チキン、しかしみんなの評価は高くて口をそろえて「旨い!」と言っているので突入してみる。テイクアウトオンリーの激安チキンは20ピース買うと1ピース50セントくらいになるという代物。
ゲットーに所在しているからか、防弾アクリルで遮断されており、小さな穴から注文をしてブツを受け取ります。
道端のオッサンと違って、店員さんと目的があって喋ると簡単に通じます。まぁ日本人など普段来ないような店なんだけれどやはり黒人さんは同じカラードのワタクシ達との距離はそれほどでもない様子、明らかに発音も文法もおかしなはずなのに身ぶり手ぶりを交えて、以前数度行ったロスやサンフランシスコとは全く違うなぁ~と、既に南部贔屓にならざるを得ません。
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そうそう、ミシシッピ河を渡った「ウエストバンク」エリアにも行きました。こちらはベトナム人が多く住んでいるエリアがあったり、郊外ショッピングモールなどがある言わばニュータウンで、東京なら多摩、大阪なら生駒、神戸なら西神、そしてニューオリンズならウエストバンクといった感じ。

ここに「ホンコンマーケット」というのがあって、ジーツーに連れてきてもらったらいきなり気に入ってしまった。とにかくホンコンというのは大まかなイメージで、実際はタイ、ベトナム、中国、韓国、日本の食材と調味料がパンパンに詰まったアジアンカオスなのです。

興奮しすぎて店内で誰も写真を撮らなかったのが残念でなりませんが、中でもアメリカ製でアジアテイストなチリガーリックソース(スウィートではない)のボトルが大瓶で2ドルで売っていて、それがまた旨い。相当醤油好きだったワタクシも今では醤油と同じくらい好きかもしれません。

生のカニやエビ、そしてキャットフィッシュやティラピアなども売っていたけど、多種類の生の香菜も同時に売っていて、これなら美味しく頂けそうだなと直感しました。

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そして近所のベトナム料理の食堂で、鳥の半身揚げ&タイ米のごはんのセットを食べる。勿論卓上にチリガーリックソースで真っ赤っかにしていただく、当然旨い。

そういえば、英語がほとんど分からないワタクシの発音たるや、一体どう聞こえているのだろうか知らないが、一向に誰と喋っても、喋れないことを馬鹿にされるような目に遭遇していない。最初はたまたまかなぁと思っていたが、お気楽な人たちが多いのでしょう、だからこちらも理解できなくてナーヴァスになったりしないので相乗効果で何とかなっているのでしょうね。それでも、行きの飛行機、レストラン、チキン屋、そしてベトナム食堂、どこで「水」を注文しても「コーラー」が出てきました。

ダイエットコークを頼んだらダイエットコークが出、コーラーを頼んだらコーラーが出、水を頼んだらコーラーが出ます。きっと「R」と「L」の発音区別がワタクシに無いからだと思いますが、コーラーは美味しいので無問題でした。

予期せぬコーラーを飲みほして、鳥の半身揚げのサスティンを残しながら店を出たら、店の裏から鶏が歩いてきました。新鮮さにも程がありますね!

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そしてフレンチクウォーターに戻ってきたらもう夕方、何度も言いますがこの夕焼けの色が凄く美しいのです。
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夜はフレンチメンへ。YUKIでミッチとライブです。ちなみに向かいはBLUE NILE。
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全員日本人のセッションをニューオリンズでするとは思いませんでしたが、ここは日本風バーなのでこれがウケるのです。

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昼間アクティブになると、夜は目が死にます。
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こちらに来て、ほぼ毎日何らかの形で演奏していたのですが、どこでも共通しているのが演奏が終わって店内を歩いていると絶対に何人かに声を掛けられます。大体「awsome何やくそや~」といった語り口なので、褒められているのは分かる。そしてビールをよく奢ってもらいました。ホモやったらどないしよ?とか心配はしましたがね。

音楽、ダシ、コーヒー、辛さ、大体好きなキーワードが揃ってきたニューオリンズ、滞在の半分はもう過ぎています。既に名残惜しいモードになりかけるのを払拭するべく、一向に二日酔いにならないBUD LITEがもう5ケース目に入った反省会。

続く・・・・

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2012-02-14 18:29:40

ニューオリンズ滞在記3(SPOTTED CAT~BULLET'S)

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ニューオリンズで音楽を楽しんでいると時間軸の歪みがどんどん押し寄せてきます。ジーツーが毎週日曜日の深夜、フレンチメンのスポッテッドキャットという店でセッションを行っているのですが、基本アフターアワーなのでスタートは深夜2時から。この日も早い時間は近所のYUKIというバーで演奏をしていたのでそれが終わってからという段取りです。

南部には土着的なルーツジャズが深く浸透しているのは言うまでもありませんが、まさかモダンジャズを演奏するシーンがあるとは思っていなかったので、この深夜のモダンジャズのセッションは非常に貴重なものと言えましょう。

コード一発の早い4ビートや、日本でもジャズ研の子供たちがこぞって演奏するようなスタンダードソングを、びっくりするくらい長いソロ回しで1曲20分くらいあろうか、たっぷり演奏しています。ギャラクティック系のメンバーも参加しているので音量は比較的大きめで、誰がいつ参加しても抜けてもお構いなしな自由な感じは芯のJAZZを感じます。ワタクシも他の仕事で車に機材を積んでいたので早速参加させてもらいました。

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20代中心の若いセッション、溢れる覇気を誰も押さえようとはしないぶっ壊れなセッションは、さすがお国柄、奔放にイキ倒しています。さらに凄いのは、日本では「自己満足」に陥りがちなこのテのセッションに、普通の飲み客や、特にマニアックではない音楽ファンも楽しんでいるということ。実際演奏を終わって声をかけられたのは、ラモーンズTシャツを着た真っ赤っかの髪の毛の50歳くらいのオバハン。「あんた日本人かい?スゲーカッコよかったよ、アタシャ、ギターウルフの大ファンさ」と申す。そうそう、そういう人にジャズを聴いてほしいのだ、凄くうれしくなりました。

koちゃんも参加、ロイハーグローヴフリークなのが音に出ているジェームス君と2トランペット。
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チャージはフリー、ビールは3ドル、店のマスターは不良白人で、ガラガラ声で超ハイテンションに盛り上がっていました。他の日に店を覗くと、オシャレなジャグバンドが演奏していたり、ちょいとブルームーンカルテット的なセンスで軽音楽を演奏しているバンドがいたり、なんかニューオリンズ版サブカルチャーでしたね。

深夜2時からのセッションは、途中で帰ってももう5時前、そこからウォルマートで買っておいた鳥1匹をバラしてガラで出汁をとって、カリフォルニア米と、テラニが持ってきた「かき醤油」で鳥めしを炊飯しながら今夜も反省会でした。

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翌日は月曜日。月曜日はメイプルリーフバーにてファンクバンド「papa glows funk」がレギュラーでライブをやっている日なので観覧に。といいながらこのバンドのギタリストはJUN YAMAGISHIなので、「富やんギター持っておいで~」とお誘いを既に受けていた。パパグロといえば来日もしていてCDは何枚か持っているが生で見るのは初めて。先日シットインしたベニーターナーさんのバンドで抜群のシカゴシャッフルを叩いていたジェリービーンさんがドラムなので期待しながら入店。

既に1ステージ目は始まっていたのだが、初めて見る生演奏は強烈、これを見たら以後「ファンキー」とか「グルーヴ」とかそういう言葉をあまり使えなくなりますよ。おっちゃんとオルガンのジョンさんが中心になって結成しているバンドなので、2人の好きなものがいっぱい詰まっていて、JB’s、METERS、そしてニューオリンズR&Bなどが随所に散りばめられていながら、フュージョン的解釈とジミヘンドリックス的時空感が漂う。要するに言葉にするもんじゃないのですな。聴けばありそうなのだが実際はこんなサウンドは彼ら以外には存在しないので、koちゃんと互いに「この人たちは発明家やなぁ!」と感心してしまった。

2ステージ目からはワタクシも参加、人の書いたオリジナルをリハ無しでやるのはどうも失礼なことをしているようで気が引けたが、まぁ同じような音楽好きで同じような食べ物が好きな人たちだから大丈夫でしょうと完全にヨネスケが人の家にズケズケ入っていくような心持ちで楽しませてもらいました。

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ko ちゃんも参加、この人の音楽のやりかたはワタクシとは少し違っていて、どこに入っても自分の個性を嫌味なくさらっと表現します。ストーリーを読むだけではなく作ることのできる数少ないプレイヤーなんだなぁと改めて感心しました。
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猛烈に腹が減ってしまった模様
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というわけで帰りに買って帰るのはやはりフライドチキンです。夜中3時くらいでもう空いている店が少なく、そういう時はガソリンスタンドでチキンを買うのがいいですね。
深夜のスタンドは一応危ないらしいので若干警戒していると、黒人ビッチが3人入店(のうち1人はオカマちゃん)、
その中のポヨポヨしたビッチがkoちゃんに近づいて「ワタシのおじいちゃんにそっくり~!!」と妙な絡み方をしながら記念撮影をしている。危険に近づけば面白いことも待っていますね!。
そうこうしているうちに夏川りみちゃん似のオネーチャンが揚げるチキンが完成、12ピースで9ドル、しかも1個が相当デカい。じジャップは平謝りするしかない。すると山岸のおっちゃんが、「ここのビスケットが旨いねんで~」とか「ここのクロウフィッシュパイが旨いねんで~」と誘惑するので結局全部買ったうえに、悪魔の酒「イエガマイスター」まで購入して帰宅、そして反省会。ビスケット旨かったです。


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 火曜日は、BULLET'S でKERMIT RUFFINS を見に行く。この日、京都からMITCHがやって来て合流、一緒に会場へ。この日はジーツーから「楽器持ってきてください」とお誘いを受けていたので従う。まぁ歩いては行きたくないエリアなんですが、店の前まで来たら開演1時間前と言うのに渋滞が出来るほど賑わっている。ちなみにニューオリンズは飲酒検問がほぼ無いので皆さん自己責任で安全運転で飲みに来るのは普通のこと、昔の日本みたいですね。 

 普段はスポーツバーとして、そして火曜日はKERMITのライブ、チャージは何と5ドル!入店すると完全に黒人居酒屋ではないか。地元の中年層が既にワイワイやっていて、全くカラが悪い感じはしない。すごく家庭的というか庶民的な場所。1セット目の後半から呼んでいただきなかなか気に入ってもらえた様子、途中で紹介も無いのでズルズルそのまま居たら2セット目も結局最後まで参加させていただけました。

KERMITの音楽にはここ数年ハマっていて、トラッドジャズ、R&B、HIPHOP、FUNK、ROCKがごちゃ混ぜになっていて全てがKERMIT色になっている感じが、結構ワタクシが思っている音楽観と近く、彼と演奏してみたいとずっと思っていたのでした。それが叶ったことが非常に嬉しかったのですが、やっている時は嬉しいというより楽しいの方が完全に勝ってますね。
途中、木村君とkoちゃんもシットイン、黒人と黄色人種だけのセッションというのもまた面白かったです。

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このザワついた感じがたまりません
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ISLEY BRTHERS のBETWEEN THE SHEETS下敷きのラップを披露する店員、この店でライブをやる時はこの曲は彼女が歌うそうです。こういうの見るとHIPHOPはかっこいいなぁと心底思います。

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ライブが終わってから、メイプルリーフバーにブラバンのライブがあるらしくREBIRTH BRASSBANDのトラで出演しているNEW BIRTH BRASS BANDを見に行く途中の出来事。

ジーツーから電話。

「カーミットが、あのギタリストはいつまでニューオリンズに居るのか?って聞くから、12日までって言うたら、
 木金土と来てほしいて伝言してくれって言われたんやけど予定空いてる?」
「もちろんやわ、嬉しいなぁ~遊びに行くからまた弾かせてくれるんや~」
「いや、違うねん、それはシットインなのかギグなのかって聞いたら、ギグだ。雇いたい、払うって言うてるよ」
「まじで!」

というわけで、いきなりKERMIT RUFFIN氏に雇われることになったワタクシ、嬉しい以前何がなんだかよくわかりませんでしたがとにかく流れに身を任せることにしました・・・・


で、BUD LITEで反省会。昨夜とった出汁を使って鳥鍋をポン酢で喰らう。
日本食恋しくなるかなって思ったら、鳥鍋とガンボは味が似ていました・・・、ここはダシ文化圏なんですね。

続く・・・・・・・
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2012-02-14 16:54:54

ニューオリンズ滞在記2(メキ~REBIRTH BRASSBAND)

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フレンチクウォーターに木村君とkoちゃんが想い出のメキ屋があるという事で、昼過ぎに起床したら早速食べに行ってきました。koちゃん曰く「別に旨くないバカでかいだけのステーキが食べたくなるんやわ」というのは非常に気持ちが分かる。霜降りの肉は昔から大して旨いと思ったことがないし、芦屋あたりの高級ステーキ店で100グラムあるかどうかの貧相なステーキを8000円とかで食べて「美味しいね、ヒレだね、それはそうと実は部屋取ってあるんだけど・・・」とシティーホテルにシケこむモダンさを持ち合わせていないワタクシにとって、モモでしかも筋張った安物のステーキは「大して旨くない」という最高の賛辞を送りたくなる逸品なのだ。メキ屋は西海岸だけかと思ったら南部にも探せばあるんですね。

メキはワカモレに始まりワカモレに終わる。

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ステーキを切り分けるkoちゃんは長男だそうです。

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欲望の赴くままに注文するとこういうことになります。

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このあたりから、木村君の食欲に火が付き始める。彼は見た目の細さの通り食も細かったらしいのだが、ここんとこどんどん食欲が上がっていて、時には体重が倍ほどあるワタクシよりも多く食べているときが増えてきたような気がします。まぁ旨いんだから仕方がないですね。

食後はウォルマートへ。かなり巨大で、お客さんも店員さんも御一行以外は100%黒人の通称「プロジェクトウォルマート」を気に入ってしまいほぼ毎日通っていました。

この日も大型新人の訛りの強さに目が点になる2人

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お約束のBUD LITEを買って、気になる食材やお菓子を詰め込んでいったん帰宅。もう夕方、ニューオリンズでは昼が朝、夜が昼、深夜が夜、と考えた方が自然なようです。ていうか夕暮れの色が美しすぎる、少し北海道と似ているのだろうか、空まで広く感じてしまいます。明らかに異国の風景ですよ、南部のユルさ全開の意味不明なトークも助長の一因なのだろうか?英語の分かる人でも道端黒人の言葉が理解できないそうですが、理解できない理由が滞在3日目でやっと分かってきた。テラニと話していたのだが、一番の理由は「意味がない」からではないかということ。実際店舗では大丈夫なのは言葉に意味があるからで、道端系は言わば河内のおっさんの歌と同じく意味がないのではないかな。

「ほんまやで、しかし」
「よっしゃ」
「おんどれなにさらしとんぞ」
「どないやねん」
「そんなもんお前」
「いっとこかワレ~」

昔、天神橋筋商店街を歩いていたら小走りのオバハンが掛け声のように「ほんまにな、ほんまにな、ほんまにな・・・」と絶妙のパルスでMCを務めていたのを目撃したことがある。

これらに何か細かく意味を付けたがる一部の関東の人たちには関西文化など死んでも理解できないように、彼らの一言一言に過剰反応したらいけない。南部のオッサンも言葉に意味など無いのだ。
そう思うと異文化圏ながら関西と共通事項が多いような気がしてきた。


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少し気絶したら悩ましくなってきたのでフレンチクウォーターにBENNY TURNER さんのショーを見に行く。
大概のフレンチクウォーターの店と同じくミュージックチャージが無料、こういったところでは投げ銭のチップと店の売り上げのパーセントをミュージシャンのギャラにしているそうです、音楽が根付いている街ならではの素晴らしくフェアなシステムですね。比べても仕方のないことですがこれに関しては日本とは全然違いますね。

BENNYさんはベース&ヴォーカルで、ブルースを演奏する人で、フレディ・キングの弟という素晴らしい血統を持ちあわせ、胡散臭いプレイヤーが多いブルース界において非常にレベルの高い、数少ないホンモノなプレイヤー。
JUNE YAMAGISHIがギターを弾くというので見に行ったらメチャメチャええ感じでシャッフルを演奏している。
ええバンドやなぁと思いながら見ていると、おっちゃんが「セカンドから一緒にやろうや~」と声をかけてくれたので
参加、久々に演奏するド・ブルースがBENNYさんのバンドというのも100段跳び過ぎる気もしたが、当然楽しすぎました。買ったばかりの335とブルースデラックスで鳴らしたのだが、衝動買いを一晩越してみて、やはり大当たりは継続しているようです。


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翌日は、パレードがあるという情報をチラシで見つけた木村君が超ハイテンションでワタクシを起こすのでご一緒してきました。実は今回の旅、予定の都合で帰った後にマルディグラというそれはそれは大きなお祭りがあるという残念なスケジュールだったのだから木村君のテンションが上がるのも理解できます。

奴隷制度から解放された黒人が初めて住み着いたとされる世界初のゲットー、トレメ地区。治安が悪いと言ってしまえばそれまでですが、要するに下町情緒の残る人間臭い街ですね。勿論アメリカは銃社会だし、ニューオリンズは全米でもいつも上位ランキング。ほとんどのことを自己責任で行う文化なので本来地元の人以外は行かない方が良いのかもしれないのだけれど、ワタクシ界隈の人間はみんなそういう場所が面白いということを知っているのです。まぁ昼間なら大丈夫ということで徒歩でトレメ地区へ・・・・。


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何とREBIRTH BRASS BANDが演奏しています。カブキのトランペットの音は今まで聴いた中で一番音がデカイのではないかと思う迫力でした。意外なのはパレードがゆっくりではなく結構早歩きだったこと。途中で何回かストップする地点があり、そこではテキヤが出て、飲み物や軽食を売っていて、酒を飲む人や、あんたそれ酒だけかいな?という人もちらほらな完全にお祭り騒ぎで、何を考えたのか皮靴で来てしまって足がパンパンに腫れているのに楽しくて仕方がなかったです。


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REBIRTH BRASSBANDは抜群にカッコよくて、jazzなのにヒップホップみたいに感じるしこれは伝統的でありながら最先端の音楽かもしれないなぁと思っていたら後日グラミー賞を取りました。
是非次回のアルバムには「トレメのおっさんの歌」でも入れてほしいと思いました。

続く・・・・・・

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