2種類の「すぐに謝る人」

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「すみません」「ごめんなさい」が口癖の人が苦手です。

単なる「癖」ゆえ、そこに意味などないとわかっていても、

過剰に連発されると、やはり耳についてしまうし、
なによりも、そこにその人のメンタリティが透けて見える。

件の年配女性Aさん(その1→ その2→)が、実はそうであります。

彼女は、物腰がやわらかく、いつもニコニコしている「いい人」です。

そして「すみません」「ごめんなさい」が口癖です。

すれ違うときに「あ、ごめんなさい」
何かモノを取るときに「すみません、ごめんなさい」
出勤したときも「おはようございます。遅くてすみません」(←別に遅くない)
連絡事項を伝えたとき「あ、そうなんですね、すみません」
指示を受けた私が「わかりました」と言うと、すかさず「ごめんなさい」
事務所のドアを一緒に出るときも「あ、すみません」

とまぁ、一事が万事、こんな感じ。

呼吸のごとく連発するので、
きっとカウントしたら、一日に50回以上は言っていると思われる。

以前、同じようなテーマを取り上げたことがあります。→

そこに意味はないとわかっていても、やたらめったら謝られると、

相対的に、なんだかこちらが加害者になったような、
悪いことをしたような、そんな気持ちにさせられます。

さて、そんな「すぐに謝る人」ですが、
大きく分けて、2つのタイプがある気がします。

一つは、本当に気が弱くて、極度に他人の顔色が気になり、
自信がなく、不器用で、自己主張できない人。

とにかく相手の気分を害さないよう、予防線を張るべく、
下手に出る姿勢が常態化しているタイプ、とでもいいましょうか。

言葉は悪いが、ヘコへコ、ビクビクしている雰囲気の人。

ある意味、すぐに謝ってしまう「外身」と
「中身」(弱々しくて自信なさげな存在感)が一致しているので、わかりやすい。

よって私の感じるモヤモヤも、
「そんなにヘコへコしなくても…」「もっと堂々とすればいいのに…」
「なんか卑屈で嫌な感じ…」というレベルであります。

さて、残るはもう一つのタイプ。

それは——。

本当はものすごーく我が強い人!

これであります。

頑固で強い自分をカモフラージュするために(?)、
「物腰の柔らかい人」「弱い人」を演じている人、とでもいいましょうか。

「ごめんなさい」「すみません」を連発している割に…
「いいんです、いいんです、私なんて…」という雰囲気をアピールしている割に…

その存在感に弱々しさは微塵もなく、

むしろ、日常の何気ないやりとりで、
驚くほど意固地だったり、しつこかったり、狡かったりするので、

モヤモヤどころか、びっくりしてしまうのである。

「えー!(マジですか?)」みたいな。
「むしろ今こそ “ すみません ” て言うところだよね?」みたいな。

そんな一面(本質?)を垣間みてしまうと、もうそこから先は、
いくら「ごめんなさい」「すみません」「いえいえ、私なんて」と連発されても、

しらける一方であります。

この、表面的な物腰の柔らかさと、内面的な図々しさの激しいギャップに、
モヤモヤや嫌悪感を通り越して「薄気味悪いもの」を感じずにはいられない。

Aさんはもちろん…、
「弱々しさは微塵もない」ほうであります。

彼女の頑固さ、しつこさ、狡さについては、また追々。
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