40歳、独身、無職女のひとりごと

自営業→無職(約3年半)→会社員(2011年10月〜)。
寄る辺なき人生について語ってみる。いまは+3歳。


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私は厚生労働省指定の難病(特定疾患)持ちです。

20代のころ、専門外来の待合室で順番待ちをしていたときのこと。
隣の席に座っていた中年女性に、唐突に声をかけられました。

「まぁ、あなた、まだお若いのにかわいそうにねぇ。大丈夫よ、元気出してね」

びっくりしました。

自分では、病気になってしまったことは残念だけど、
社会生活が送れないほど重症ではないし、なっちゃったものは仕方がないと、
さほど悲観していなかったからです。

特定疾患の保険証を発行してもらうために役所に行ったときも、
窓口の人に「お時間まだ大丈夫ですか?」と言われ、「はい?」と思っていたら、
部屋の奥から保健師さんだか社会福祉士さんだかが出てきて、
「気を落とさないでくださいね」と。

これまた困惑。

なぜこのようなことを思い出したかと言えば、
乳がんになった友達が、似たようなことを言っていたからです。

自然にふるまっているだけなのに、
「心配をかけまいと、無理して明るくふるまっている」とか、
手術や治療も、面倒や不安はあれど、何かをすごく耐え忍んでいるわけでもないのに、
「苦しくて辛い治療をけなげに頑張って…」と思われ、困惑すると。

「あの人たちの中では、どうやら私は、急速に死に向かっているらしいよ」と、
彼女は笑っていました。

相手を思いやっているようで、実はそこに相手は存在せず、
むしろ独善的でさえある「かわいそうに」という視線。
悪意がないだけに、厄介です。

人は、物事を自分の見たいようにしか見ない。もちろん私も。

そのことは、常に頭の片隅に置いておきたいな、と思います。

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