リーマンショック以降を振り返ってみると、かなりのスピードで世の中が激変している。。「安定」という言葉がもっとも相応しくない時代にシフトした。2011年の震災を経験した日本は1年経った2012年も年初から過去からは想像も出来ないような出来事が多岐に渡って起こり、日本の未来はさも暗いかのような話が巷では非常に多い。
特に日本のメディアから聞こえてくる国内の話題は「雑音のような情報」が多い。
ただ、今や日本の優れた技術が、グローバルスタンダードになりえない、過剰な自尊心のもと開発された結果、世界では必要とされていないハイエンド製品の塊になってしまったのは、日本という島国からみたグローバルな世界観が現実の状況と、かなりかけ離れていたのを見抜けなかった結果である。
国内市場は今以上に日常的に使用する物が増えるという構造は今後ほとんどありえないため、いかに海外の人たちが求める安価なスタンダード製品を量産できる仕組みやマーケットへの展開が出来るかが日本企業にとっては重要だったはずだ。しかし、世界の中で大きい日本の市場にあぐらをかいてしまい、ガラパゴス化市場に没頭しすぎてしまった。
世界シェア上位3位のDRAM製造のエルピーダが会社更生法適応になり、シャープが今季過去最大の赤字により鴻海(ホンハイ)精密工業グループの救済を受け、パナソニックが1兆円の赤字を出してしまったのは、日本のデジタル放送の買い替えTV特需の終了や北米でのリーマンショックの完全回復が出来ていないための売上低迷、ヨーロッパ市場のギリシャ問題から発した市場の急激な冷え込みや世界需要が見込める価格帯での競争激化により利益が取れないのが大きい。世界ではハイエンド製品を買いたくても買えない購買層が事実上多いということ。日本製品にあこがれるのと現実的に買える購買層が買う製品は、安い低スペックでも日常的に使えればそれで良いという製品だ。
そしてここにきて、世界金融情勢がギリシャ問題の一時的な解決から円安に戻り始め安定しそうに見えたさなか、東京電力の大口顧客への17%値上げが行われるのは製造業にとっては非常に厳しく、大変だ。
さらに、東京直下型地震が来ると連日連夜メディアが放送すれば、我々の脳に叩き込まれ日々不安を抱えた生活をするようになり、日々の生活の中で市場は活性化しにくい。但し、不謹慎だが、東京直下型地震が起こることで、日本の経済は活性化し経済成長が起こる。(近年に起こる可能性は十分にある)
このような環境下で、今の時代を生きる我々にとって必要なのは、このBill Maherの看板に書いてあるように、「We can handle the truth」:我々は真実を掴むことができる、ようになることだ。
国や企業や個人の利権が絡み錯綜し作り上げられた情報に左右されず、本当の真実がどこにあるかを分析していく。それが将来の「The truth」:真実になりうるべく行動を起こしていくことで、「We can make the truth」:我々は良い方向に真実を作り上げていくことが出来るはずである。
(著者にて撮影)




