良妻だからというワケでもないが、夫には長生きして頂きたいと
切に願っている。
だが、今日の運転で彼の寿命を3年は縮めてしまったんじゃなかろうか。
キーウエストまで、1時間のドライブに繰り出した。
「車線から出てる!もっと左に寄って!」
反対車線にはみ出すのが怖くて、右車線をはみ出していた。
夫の注意で何度も左に寄るが、すぐまた右へ。
「そんなに蛇行運転してたら、警察に止められるだろ?もっと左!」
そんな事言われても、困る。夫の指示に従うと、そうなるんだから。
車線がだんだん、中学ん時のジャージ(ズボン)の横線に見えてきた。
ジャージの上を走ってる気分。
「いいよいいよー。今ちゃんと真ん中走ってる。」
褒められるのも、また困る。もっと褒められようと手に力が入るから。
結果、また右へ...。ありゃりゃ。
キーウエストまでの道はUS1(国道)をひたすら真っ直ぐ走るだけ。
曲がる事も迷う事もない。しかし、延々と同じ景色が続くので眠たくなる。
いつものようにボーとしてきた。
「ゆっくり!ゆっくり!!」
夫の叫びで我に返る。知らぬ間にアクセル全開になっていた。
ソワソワし出す夫。落ち着いてくれ。私にまでソワソワが伝染するじゃないか。
「もう限界!運転変わって。」
異議なし。
「アソコで右に停めて...」
「どの辺?」
「ココ!右右!アッアッアッ!一旦戻って!早く早く!」
寄せが足りなかったのか、場所を間違えたのか、後ろのドライバーに
フェイントをかける形になった。夫の顔がひ、ひきつっている。(笑)
車内はどんよりマズイ空気。
「トラックが見えるだろ?そこで止まれ!」
口調がとげとげしくなっている。
「ゆっくり!!ゆっくりー!!!ンムー!!!」
夫は右手でつり革に捕まり、左手でハンドルを回した。
やっとこさ国道から外れ、停車した私達。
いつもの夫なら、こう言っただろう。
「頼むからもう運転しないでくれ。今、車を壊されると困るんだ。」
「何だってー!アンタいっつもそうやって私のやる気を削ぐよね?」
売り言葉に買い言葉で互いがソッポを向く最悪の展開になってるはずだ。
だが今日の夫は、
「上手くなってきたね。明日ジムへ行く時も運転してみる?」
どうしちゃったんだろう。
いろんな言葉を押し殺すと、最後に残るのはこんな素敵な言葉。
やましい事などしてるのか?
まあいいや。
さて、身を削ってまでキーウエストに来た理由は、買い物。
後2週間で日本の家族が遊びに来る予定。
母さん、女っ気のない娘が嫁いだぞ。
正直、妹の結婚はあり得ないと思っていたよ。
そんな私の大切な家族へ、人妻の色気ってやつを見せ付けてやろうと思う。
そのためのアイテムを買うべく、危険を承知でやって来たのだ。
すでに、ライトブルーのワンピースを8ドル(約900円)で仕入れている。
襟ぐりが開いてるので、ネックレスが欲しいと思っていた。
そんな折、 『シアトル生活満喫中!』のゆうこさんのブログ
(click!)で、
とても可愛らしい手作りアクセサリーが紹介されていた。
ゆうこさんがビーズで作った指輪やネックレス、チョーカーに
心奪われてしまった。
私も作ってみたい!チョーカーを巻き付けてみたい。
日頃、アクセサリーを身につけることがほとんどない
オシャレとはかけ離れた生活。
ピアスの穴さえ開けた事がない。美容院へは丸1年行ってないと言う女の道を
思いっきり踏み外してる私。このままではダメダメ。
一念発起でオシャレな女性を目指す事に決めた。
ゆうこさんから教えてもらったビーズ関連のサイトで、
キーウエストのビーズ店をチェックして行ってみる事にした。
でも、ダメですね。普段からオシャレを意識して色の組合せやデザインなどの
イマジネーションを高めてないと、自分が欲してる物を上手に具現化できない。
何十種類のビーズ達を前に、足と頭の中が硬直してしまった。
今回は時間もないし、最短近道で既製品のネックレスを買った。
手作りアクセサリーはまた今度。
それにしても、オシャレのために買い物するって何年もやってなかったな。
チョーカーにもなるネックレス。ワンピースとぴったんこ。
「で、いつオシャレするの?
動き回るからスカートよりパンツがいいんじゃない?」
ごもっともである。