バレエ
を教えている中で、
生徒さんから一番多く聞かれることは、
「どうすれば痩せますか?」
私は大人のクラスを教えていて、生徒さんの年齢も20代~60代と結構幅広いのですが、
上記の「痩せますか?」質問は、年齢に関係なく聞かれます。(ま、年齢関係ない質問ですもんね)
この質問に関しての正しい答えは、(特殊な心身の病気の場合は除きますが)
「脂肪を燃焼したければ、摂取したエネルギー以上を消費する」。でしょう。
が、もちろん、そんな味気ないことは申し上げません。
そして、クラスには、
「バレエを子供のときにやってみたかったのだけれど、できなくて、今やっと始めることができました」、
「クラシックの音楽が大好きで、優雅な気分で体を動かしたいので、始めてみました」
と、本来のバレエに興味がある方と、
「とにかく体を動かしたくて。バレエやってる人って細いから痩せそう」、
「時間的にちょうどいいのがこのクラスだったんで。運動不足なんです」
というような痩せること自体に目的をもってる方の2パターンが存在します。
皮肉なことに、スリムになっていくのは、最初のバレエ好きの方達に思います。
(教える方としては、どちらも歓迎しています。念のため。)
医学的なことはわかりませんが、
なにか、精神的なもの、体を動かす以外の何かが痩せることに作用しているように思えてなりません。
たぶん・・・。
「楽しいと思うか」。でしょうか。
あたりまえですが、本来、バレエに興味がある方は、とても楽しそうにお稽古されています。
痩せたい派の方でも、続けていくうちに、バレエが好きになって楽しまれている方ももちろんいます。
残念ですが、痩せたい派には、「痩せなければ、細くならなければ意味がない」と思われている方もいます。
とにかく消費するように、がむしゃらに動かれてたり、「楽しむ」ことよりも、「消費する」ことに
目がいっていることもあります。
基本的に、バレエは、長く、ほっそりとした筋肉をつくるような動きになっています。
骨格・筋肉はもちろん生まれ持ったものですが、正しいトレーニングをしていくうちに、
すこーしずつ体が変化していきます。
また、有酸素運動ともいえますので、もちろん脂肪も燃焼します。
始めてしばらくのうちは、「痩せよう!」とすることよりも、
正しく体を使えるように、バレエの動きに集中されると良いかなと。
(もちろん、バレエは、自分には合わないワーと判断されて、やめるのはOK)
そして、音楽を聞く耳をもち、楽しくお稽古されるのが一番だと思うのです。
楽しんでやっていると、あっという間に時間が経つことってありますよね。
○○しなきゃ、って思うと既にそこでストレス。
痩せなきゃ派は、すでにストレスをもってしまっていて、痩せないのかな・・・。と思ったり。
2年前までニューヨークに住んでいたので
(とはいえ、マンハッタンはアメリカの中では、他州よりもデブ率は低いけど)
太っていた人達をたくさんみてきました。
あるとき、フランス人の友人が
「アメリカ人て、すぐ太る・太るって言ってるよね。食べた矢先から言ってる。
食事を楽しんでないんだよ。食べたことがストレスになって、全部肉になる。
フランス人は、食べることが大好き。楽しんで食事してる。
だから、夜遅くまでワイン飲んでチーズ食べても、アメリカ人みたいに太ってないと思う!」
と力説。(アメリカ人で細い方・食事を楽しんでいる方ももちろんいます。)
これまた、医学的には?ですが、
なんだか、真実味がありました。
アメリカに住んでいると、ダイエット、ダイエットの文字が溢れているし、
デリ(テイクアウトできるお惣菜屋さん)では、ランチ用にサラダだけ買うひとで行列できてたり・・・。
なんか、痩せることに過剰だった。
結論。
「楽しむのが一番」。
楽しめていない自分がいたら、楽しいことを探しましょ。
さてさて。生徒さんのその質問に私がどう答えるか。
「リラックスしてお稽古しましょう。
(緊張すると、体の筋肉も緊張して、代謝が落ちる。怪我もしやすい)
そして、水分を沢山とって、お稽古の後は、体を冷やさないように。
まずは、痩せやすい体作りをしましょうね。」
です。
いきなり痩せるのではく、まずは、痩せやすい方向に。
そこからスタートです。
あとは、楽しんで体を動かせることが見つかれば、ゴールは意外と早いのではないでしょうか。
あ、即効性があるパターンがありました。
お気に入りのレオタード、バレエスカート
を身に着けているうちに痩せるパターン。
お衣装が楽しくて仕方ないわ!
といつもいろいろなコーディネートでこられてる方がいますが、
数ヶ月してなんだかバレリーナ風。鏡でその姿を見るのが楽しいようです。
やっぱり「楽しむ」ねっ!!
今日は、ちょっぴり先生
トークでした。