昨日は物質自然の三様式(トリグナ)に捉われた魂は無智、激情、徳性の三つの特殊な性質に侵されることを書きました。


その特性とは。


1-無智(タマス) 愚か、怠惰、狂気、妄想


2-激情(ラジャス) 欲望渇望、奮闘努力、常に果報的、執着、


3-徳性(サットヴァ) 知的志向、道徳心、宗教心


この三つの特質によって、その人の肉体的、頭脳的、精神的、などの能力によって、どのようなことに興味を持つかなどの志向が生まれてきます。

その自分がやりたい方向性や肉体的適正が、その人本来そなわったグナの性質になるのです。


それが四つの職業区分(ヴァルナ)である、シュードラ(肉体労働者) ヴァイシャ(商工農、業経営者) クシャトリア(軍事行政官) ブラーフマナ(教育、聖職者)の仕事を通じて魂の向上を図りなさいとの、至上神クリシュナの定となっているのです。


さて今日は、このグナの特質によって、そのグナに合った神々に魅かれる信仰心がある、という事をお話いたします。


1-無智(タマス) 地霊、動物霊、幽霊、などの低級霊を崇拝する。


2-激情(ラジャス) 七福神などのご利益神々、菅原道真のような歴史上の偉大な人物を崇拝する。


3-徳性(ブラーフマナ) 宇宙の創造神ブラフマーや、神々支配者インドラや、太陽神などの主神を崇拝する。


この様に無智(タマス)は低級霊、激情(ラジャス)はご利益神々、徳性(サットヴァ)は主神の神々、とトリグナの特質によって、信仰する神々も変わってくるのです


したがって、どんなものに信仰心を持つか、また興味をもつかによって、その人のグナの状態も分かるというものです


一般的には、激情の人達はその信仰対象が物質的利益であり、徳性の人達は精神的向上を求めるのです


本来人間の向上とは動物としての人間状態から、魂としての認識まで自分を高める事であり、その信仰対象も当然物質次元から精神次元に行くのが、人間の進歩というのです。


どんな一流大学を出てどれだけ物質次元の知識を得ようともその本質は、この世で生きていくためだけの、生物としての命を維持する為の、処世術にしか過ぎないのです


このような深理はやはり、バガヴァット・ギーターを学ばなければ決して理解できない奥義なのです。


覚者よ我を観よ 智者よ真理を聴け 勇者よ我と共に進め


これからはインド哲学バガヴァット・ギーター の時代です。

バガヴァット・ギーターはマハト・ガンジーが座右の書としたものです。


私は宗教団体には一切入っておません。

全て独学でギーターを身につけました。

私の主義は人を集めず、金を集めず、去る者は追わず

独立個人、自尊独立を尊重します。

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人生の意義を知り、本当の人間としての幸せを掴んでください。

バール・クリシュナ・フミオ