ボクはどちらかというと、
二重切開法をすすめている派なんですが、

埋没法は不滅なんだなあ!と思います。


切開法は切るというだけで引いてしまう方が多いのです。
切っても、
その切開線は二重のラインになってしまうので、
将来的には目立たなくなるのですが・・・・
日本人は日本刀のDNAがあるせいか、
切るという言葉に恐怖を覚えてしまいます。


とはいっても埋没法だって、
糸を刺入して結ぶポイントでは、
No 11 のメスで 1mm ほど切るのですが、
切るというほどではないから説明はしないのです。


それでもボクが切開法がいいというのはね。
埋没法の糸の量よりも 、
はるかにまぶたに残る糸が少ないのです。
点と線の差といえばいいのかな。


それに切開法は、
眼球側への影響がゼロなのです。
そもそも糸は瞼板という軟骨状の組織の皮膚側に点状に残るだけです。

埋没法の場合は、
埋没糸は皮脂が付いたりして、
皮膚表面から出てくることもあり、
糸が眼球側に露出する危険性があります。

細いとはいえナイロン糸ですから眼球を刺激して、
ゴロゴロしたり結膜炎を起こすことさえあります。


いろいろ欠点があっても、
切らなくていい簡単な方法だという認識があって、
皆さんは、それでも埋没法をして欲しいっておっしゃいます。

ボクとしては、
いろいろアドバイスした上で、
埋没法の二重を行なっています。


最後に決めるのは、
手術を受けられる方ですからね。