書店員バツ丸の気ままにエンタメ

 音楽・映画・本・女優大好きな書店員バツ丸によるエンタメブログです。映画・音楽・お気に入りの女性・本の紹介・レビューを中心に気ままに放談していきます。相互リンクも随時受け付けています。


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ただいま、広瀬すずと中条あやみの魅力が炸裂する傑作「チア☆ダン」が公開中ですが、今作冒頭に於いて流れるのがこの曲。

いや~、久々に聴きましたけれど、名曲ですね~。

ニュージャックスウィングの全盛たる91年に発表された26年も前の曲で、当然主役の広瀬や中条あやみを始めとした若い人が生まれる前の曲ですけれど、彼ら彼女らの親世代と言うべき時代の曲だからこそ今聴くと、一巡して妙な新鮮さを感じてしまいます。

最近、この手の愉快痛快でセンスと躍動感のあるダンスソングって聴かないな。

冒頭からよどみなく繰り返されるボーカルの超人的歌唱にキレッキレで重厚な打ち込み、そして、黒人らの見事なダンス・・・。構成はどちらかと言うとシンプルですが、同一フレーズの執拗な繰り返しがこの曲の良さを構築しているのだと思います。

マイケルやMCハマー、ボビー・ブラウンらの名曲にも負けない王道正統のダンスナンバーすな。

曲も技術もPVの世界観もセンスがありますが、絶対に日本人には出来ない境地でしょうね。外国人が文楽や長唄を極めるようなもので、そこに文化的民族的人種的壁があるように思います。

「黒人すげえ」と・・・。

80年代、90年代を席巻した黒人アーティストや、マジック・ジョンソン、マイケル・ジョーダン、マイク・タイソンといったスーパースターの存在もあり、物心ついた時から黒人らに尊敬の念しかなかったですけれど、

よくも悪くもこの曲は、「黒人=ダンスうまい」「黒人=リズム感に優れている」

という人種的ステレオタイプを世間に広めてしまった大きな要因の1つであると感じてしまいました。

と、うだうだ書きましたけれど、「チア☆ダン」冒頭でこの曲をチョイスした制作陣のセンスは、個人的には評価しております。






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まだ朝晩は寒さがあるものの、日中は確実に温かくなっており、刻一刻と確実な春の訪れを身に染みて感じる今日この頃。

毎年ではありますが、かような日々に無性に聴きたくなってくるのが、松任谷由実の「春よ、来い」ですね。

改めて論ずるまでもないでしょうが、問答無用の名曲。永遠のマスターピースです。

流麗・美麗の極みたるピアノのイントロ、日本語の美しさと響きの良さとを至上に感じ取れる古文調が盛り込まれた歌詞、オンリーワンとしか言いようがない松任谷の歌唱・・・。

彼女自身の心情やら苦労やらは、いちリスターたる私にはわかりようもありませんが、宇多田や桑田佳祐らも含め、

理屈抜きで「天才」と言いきれる稀有な人の一人であると思います。

かような曲の前では、並の曲がどんだけ束になろうとも相手にならない・・・。

あと十日ほどで桜も咲くでしょう。また写真撮りに行くとしましょう。それまではこの曲を聴いて、来る春の訪れを待つと致しましょう。


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・評価:70点



<あらすじ>

気の優しい美少年・ハルタ(佐藤勝利)と負けん気の強いチカ(橋本環奈)は幼なじみ同士。小学校3年生の時にハルタが引っ越し離れ離れになっていたが、高校入学式の日に運命的に再会する。チカは憧れの吹奏楽部に入部しようと心に決めていたが、吹奏楽部は廃部の危機に瀕していた。諦めきれないチカは、ホルンの経験のあるハルタを巻き込み、部員集めに奔走。その甲斐あって皆訳ありながら部員が集まり、部は復活することに。コンクール出場を目指し練習を重ねる。しかしフルート初心者のチカはなかなか皆に追いつけず、一方ハルタはホルンを続けることに迷いが生じていた。それぞれの思いがすれ違い、部員たちが不満を募らせる中、チカに隠れがちなハルタが変わっていき、チカとの関係も変わり始める・・・。



初野清執筆の人気同名シリーズの実写映画化作品。KADOKAWAの設立40周年記念作品であり、あの橋本環奈と佐藤勝利(Sexy Zone)がW主演を務めることでも話題となっている?今作。

ただ、制作陣が、同じく橋本主演で邦画史に残る「爆死」作と相成った「セーラー服と機関銃」と同じこともあり、不安しかなかったのだが・・・。

結論から言うと、そこまで酷くはなかった。まあ、原作の魅力も多々あろうが・・・。

傑作とまでは言わないが、まずまずの佳作ではあると思う。


どうやら今作に関しては原作者である初野から「ハルタとチカ、草壁の3人を出してさえいればどう改変してもいい」

とのお墨付きもあって、どうやら原作とは大きく内容が変わっているようだ。

従来からある「青春音モノ系」の基本を踏襲しつつも、廃部寸前の吹奏楽部の部員集めや、対人関係の描写に於いて「謎とき」要素を入れているのが、今作の大きな特徴・魅力となっている。時間的制約があるが故のすっ飛ばし感は否めないが、序盤のこの部分は非常に楽しく観ることが出来た。いや、結構面白かったと思う。

練習パートや大会場面における「演奏」、青春部活ものにおける対立と融和などの描写も同種の作品と比較しても良質であったと言える。

但し、ネタバレになるので詳細は書けないが、どう考えても賛否噴出するであろう(実際している)ラストのあの幕引きは個人的に全く頂けなかった。ここは明らかに原作と違うところであるが、それまでの良さや面白さをぶち壊したとしか思えない。

それと、主要構成メンバーはそれぞれ大きな悩み・問題を抱えているけれど、その解決があっさり過ぎたり、描写が雑でよくわからなかったりしたのは残念。

特に主役のハルタと、顧問草薙の「音楽を辞めざるを得ない理由」の描写がなされなかったのは、明らかな落ち度だ。

もう少しここいらの所何とかならなかったのだろうかと思わずにはいられない。


さて、映画に対する評価はここまでにして、以下「本編」たる「女優橋本環奈論」に話を移す。


<女優橋本環奈論>

前作である「セーラー服と機関銃」と共に何故かKADOKAWAの記念的作品で主役を演じるという重責を負った橋本・・・。所属していたグループが解散し、奇しくもグループと高校の「2つの卒業」が重なった橋本にとって、今後の進路であろう「女優活動」を占う上で今作は嫌でも重要な位置づけとなることは間違いないだろう。

映画の出来不出来や世間的評価とは別に、「女優橋本」としてどうだったのかと言うと、個人的には何ともまあ、複雑な思いを抱かずにはいられない・・・。

「天は二物を与えず」・・・。様々なところで使い古された言葉であるが、彼女を観ているとこの言葉しか出てこないのだ・・・。

W主演の相方となった佐藤と共に顔立ちの綺麗さ、美しさに関しては間違いなく今年屈指と言えよう。

個人的に橋本のファンではないが、それでも彼女の顔の良さには感心させられる。生で何度か観たことがあるが、彼女は明らかにスクリーンを通して魅力を増加させられる女優だ。

かわいい女優、美しい女優は世代問わず多々居れど、この橋本程安定した顔の美しさと弱点のなさの2つを高次元で兼ね備えている者はいないと思う。

「セーラー服と機関銃」の評でも書いたが、彼女はどの場面でも、どの角度からでもその美貌が損なわれることがない。全編を通して美しさが非常に安定している。この点に関しては、広瀬すずや二階堂ふみも含め、全世代で恐らく彼女に勝てる女優はいないとすら言える。

全盛期の加藤あい、相沢紗世、大石恵にも匹敵できるとすら思う。


白皙の肌に茶色の瞳、意外とむっちり目の体型もあわせ本当に魅力的だ。

しかし、それは腰から上のショット及び彼女単独で映っている場合に限る、だ・・・。

共演者と画を共有するとき、今どきの子らしくない背の低さとスタイルの悪さが目立つ。

今作に関しては、米沢役の上白石萌歌を除き主要女性役者に高身長のものはおらず、更には上白石と芹澤役の恒松以外にビジュアル強者どころか一般レベルかそれ以下のビジュアルのものばかり、

という編成となっている。嫌でも橋本の美しさが目立つ且つスタイルの悪さを低減させるなど、「セーラー服と機関銃」の時にはなかった彼女への配慮が見て取れる。

しかし、どうあれ彼女が低身長でスタイルが良くないという事実は、今作の様々な場面において明確に示される。

繰り返すが、上白石と恒松以外の女優は全体的にルックス・スタイルに劣る面々ばかりだ。明らかに配慮して作られたであろうこの「環境」をしても、橋本のスタイルの悪さは隠しようがなかったということだ。以前より明らかにきれいになった恒松と、ここ数年で一気に身長が伸びた上白石と並んだ場面では明らかに橋本は見劣りした。


そして、これも同様以前に書いたが、しゃがれ声も依然ネックになっている。前作よりましになってはいるが、顔立ちと声との悪い意味でのミスマッチさが拭えない。

小松菜奈も声が低いが、かわいいし魅力がある。残念ながら橋本にはそれがない。トップ女優はすべからく声も魅力的であるのだ。

演技が下手でも、努力と経験で改善する余地が多々ある。スパルタで鍛えることも出来る。今、名わき役として名を馳せている俳優でもさして演技がうまくない者が少なからず存在する。

天才的な演技力を備えているものなど殆ど存在しない。故に与えられたチャンスをものにして着実に経験を積んでいくことで俳優としての演技力や意識を培い、成長していく・・・。それが常であり絶対であるのだ。

一方、体形が太っていれば、頑張って痩せることも可能だ。メイクや服装でビジュアル的なビハインドを低減させることも出来る。極端な話、「整形」という物理的手段を用いて弱点を取り除くなんてことも出来る。

しかし、低い身長としゃがれ声はどうにもできない。どんな優れた監督でも、演出家でも事務所のマネージャーでも、150センチ程度の者を高身長のモデル体型にすることは出来ないし、魅力ある美声にすることも出来ない。

演技でもビジュアルでも優れたものを見せる女優が多く、さらに業界におけるそれが飛躍的に伸びている現若手女優シーンに於いて、どうにもならない致命的な弱点を2つ抱える橋本が、

芳根京子、二階堂ふみ、広瀬姉妹、松岡茉優、黒島結菜、小松菜奈、波留、武井咲、清原華耶、新木優子、三吉彩花、黒崎レイナ、原乃々華、中村ゆりか、恒松祐里、石井杏奈、永野芽郁
荒川ちか、浜辺美波、葵わかな、山本舞香、松川星、山崎鉱菜、中条あやみ、玉城ティナ、相楽樹、杉咲花、飯豊まりえ・・・

こういった有力女優らと対峙し、押しのけて「筆頭格」となることは、非常に難しいと言わざるを得ない。ビジュアルのピークである今に於いても、一般人や数多居るアイドルグループメンバーと比較して明らかに美人とは言えシーントップとはお世辞でも言えない恒松・上白石の2人すら凌げなかった現実がこのことを示している。
(例えば、永野などは顔立ちや雰囲気から背が低い印象があるが、実際は165センチと結構高い。)

仮に彼女らよりも演技力が上になったとしてもこの結果に変わりはないだろう・・・。


これも何度も書いているが、今の若手女優シーンにおいて(まだ背が伸びるであろう若い年代の者を除き)平均身長以下で安定して重要役を得ている者は、現状土屋と二階堂の2人しかいない。モデル閥及びモデル閥出身の高身長でスタイルが良い女優がひしめく中、低身長であるただその1点が、女優としての可能性を決定的に狭めている。

前作と同様、橋本の顔の美しさやその安定感の凄さを改めて認識した共に、女優としての、特にこの手の「ヒロインタイプ」を演じる女優としての、「払しょく出来ない限界」を認識させられた今作であった・・・。

画面(スクリーン・テレビ画面)を通して訴える「映画」「ドラマ」の特性が永遠に存在する以上、俳優に求められる見た目の重要さが薄れることはありえない。

ほんと、つくづく思う。天は何故彼女に人並みの身長を与えなかったのか・・・。ブログでの写真を観るに、彼女の母親は背が高くてスタイルが良いのに何故彼女はそうならなかったのか・・・。

歴史に「タラレバ」はないが、それでも、あと10センチ、いやせめてあと5・6センチあれば、少なくとも今の広瀬や黒島、小松レベルの評価や仕事を得ていたと思うし、若手女優シーン勢力図も変わったことだろう。広瀬の独壇場もなかったと思う。

このことは彼女はもちろん、映画業界、若手女優シーン、エンタメ業界における大きな損失であると思う。

今作に対する評価感想以上に、このことを強く思わずには居られなかった・・・。




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この時期、映画を観に行く度に観させられる予告映像にて



使用されているのを聴いて、改めて名曲だなと思ったのでご紹介。

エアロスミスの長きにわたる歴史に於いて燦然と輝く名バラード曲、いや、HR・HM史上に於いても名曲中の名曲、「Dream On」であります。もう40年以上前の曲なんですね。







いつ聴いても名曲ですな~。

しかし、名曲をいくつも輩出している彼らの歴史において、かような悲哀漂う楽曲はそんなにないように思います。異色でしょう。

全体の構成はシンプルですが、泣きのギターとタイラーの絶唱が冴えわたります。特に終盤1分強の「Dream On」の連呼は何度聴いてもしびれますな。



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大変ご無沙汰しております。

繁忙期&インフルエンザ、長期旅行もあって、更には、欅坂46関連の最終稿の構想にかなり手間取っておりまして、全く更新できませんでした。

繁忙期の状況はGWが終わるまで続き、その間も恐らく更新できないと思いますが、気長に待って頂けたらと思います。




さて、今回はほぼ1年近くぶりの「美女図鑑」です。

今回紹介するのは、ハーミオーネ・コーフィールドさん。

え?誰?と思われる方もいらっしゃるでしょう。ただ、間違いなくこれから注目される女優だと思います。

2015年公開作、トム・クルーズ主演の「ミッション・イン・ポッシブル ローグネーション」にて、冒頭、レコード店の若い女性店員として、チョイ役で出演していました。この時もえらい美人だなと思っていましたが、そういう思いも薄れ、すっかり忘却しておりました。今公開中、ヴィン・ディーゼル主演の「トリプルX:再起動」最新作にて、プロとして情報は渡すけれど、ヴィン・ディーゼル演じるケイジに体は許さない美女の情報屋を演じておりますです。

いや、とんでもない美人ですね。このシリーズは、同じメンツが作っている「ワイルドスピード」シリーズと同様、魅力と個性あふれる美人を多々押し出していますが、美人ぞろいの今作においても、埋もれるどころか、少ない出演ながら圧倒的な印象を残したと言えるでしょう。ブリッド・マーリング以来の「正統派金髪白人美女」ではないでしょうか。

トランプの米大統領就任により、「オルト・ライト運動」を筆頭とした民族排斥・民族差別、こと、イスラムや南米系に対するそれを強め白人至上主義復権の動きが出てきているようですが・・・。

私は民族差別主義者でも何でもないですけれど、かような圧倒的美貌とスタイルを有す白人美女を見るに、アジア人にはない凄さを感じずにはいられません。

いや、ほんと。

まだ23歳(有村架純と同い年)と非常に若いこともあり、これからの活躍に期待しかないですね。

(そういえば、ブリッド・マーリングさん、近況が全然分からなくて残念なのですが・・・)




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・評価:70点




<あらすじ>

誕生日である7月31日に、事故に遭ってしまった大学生の葵海(miwa)。だが、ふと目を覚ますと事故に遭う1週間前の教室にいた。混乱する彼女の前に幼なじみの陸(坂口健太郎)が現われ、時間をさかのぼれる不思議なレコードを使って何度もタイムリープしては、事故から救っていたと告げる。二人とも抱いていた恋心を伝えられずにいたが、この出来事を機に1年前へと戻って恋人同士になって楽しい時間を過ごす。こうして再び7月27日が近づき……。


小説・コミックと連動したメディアミックス企画の一環で制作された映画。作風としては、所謂「タイムリープ」もの。

この手の作品は、「時をかける少女」「タイムリープ」らを筆頭に傑作が少なからずある。
やはり「時空を超える」ということが、人にとって永遠の憧れであるからだろうか?

結論から言うと、まずまずの出来であったとは思う。

その理由はそれなりにあるが、

やはり「愛する人を救うため」という、「タイムリープ」することの目的・意味、必然性を作品を通して明確に伝えられている点にあろう。

そして、もう1つ。極めて登場人物が少ない中、インナーサークルの人間模様・人間関係の描写が上々で、さらに、その関係の果ての結末が安易・安直な方向に行かなかったことだ。

つまりは、主題もその描写も非常にシンプル明快であり、演出、脚本といった制作面もその具現化に向けてきちんと無駄なく集約されていた、というわけだ。


で、インナーサークルを構成した、坂口、真野、竜星といった役者や、脇を締めた田辺誠一・堀内敬子といった役者の演技、存在感も派手さはないが、各々がきちんと自身の役割を踏まえた上での質の高いものを見せていたと思う。

但し・・・。

映画として題材も完成度も、役者の演技も平均以上の佳作ではあった。

しかし、そういった点での評価は評価として、今作への評価や好悪の感情を最終的に決定づけるのは、

今作のヒロインを演じたmiwaをどう捉え、どう評価するかであると思う。

以前彼女が出演した作品とは違って今作はオリジナル作品だ。インナーサークルの主要構成員をバンドメンバーにした時点で、miwaをヒロインにする。もしくは、miwaをヒロインにするから、バンド編成にした。

との可能性が推測される。外れているかもしれないが。彼女の歌も映画の重要要素にしようと・・・。

バンドの女性ボーカル役は、彼女にはまっていた。たぶん、そういう面をして、非女優たる彼女の今作での必要性を暗に示したかったという魂胆は少なからずあったと思う。もちろん、レコード会社とか所属事務所云々の事情もあろうが・・・。女優じゃない彼女が有力俳優らに交じり、というか、立場上は押しのけて主役になっていることへの違和感を観客に抱かせないために・・・。

だが、だからこそ、女優miwaとしての適性・能力・魅力がより求められる逆説的な結果になり、今作の数少ない、というかほぼ唯一の減点材料になってしまったと個人的に感じずにはいられなかった。

意味が分からないと思われるので、ここはもう少し詳しく書いていく。

彼女ほどのアーティストスキルやステイタスがあれば、「バンドの歌姫」を問題なくこなせることは、彼女を少しでも知っている人であれば誰でも容易に鑑賞前に理解できることだ。

だから、このことは、映画やこの点に関する彼女の評価を考える上でプラスにもマイナスにもならない。というか、相当出来が良くてもプラスにはほぼならない。

よって、残るは=つまりは、「女優miwa」としてどうだったのかと言うことに集約される。

繰り返すが、歌姫役としてのmiwaは当然良かった。でも・・・。女優としての彼女がどうだったのかに関しては、残念ながら個人的には、どちらかと言うと低評価に近い。

作中において、インナーサークル内での彼女はとても魅力的でモテる、という設定になっている。

だが、演技面でもビジュアル面でも彼女では説得力が弱い。

まずビジュアル。顔立ちは確かにかわいらしい。少なくとも若手女性アーティストの中ではトップクラスと断じて良いだろう。

しかしだ、それはあくまで若手女性アーティストの中で、という但し書きが付く。真野のような女優には全く対抗できていない。

図らずも、恋愛面で親友ながらライバルともなってしまった役を演じたのが、その文句なしの美人たる真野だからして・・・。

そして、スタイルに関しては真野どころか一般人レベルと比較しても相当悪い。身長は149センチとかなり低く、平均並みでしかない真野ですら大きく見える程だ。それでいて小顔ではないので頭身バランスがかなり悪く、さらに手足も短く痩身でもないので、小顔痩身でスタイルもまずまずの真野と比較した時の落差がより誇張される結果にしかなっていない。


人は美人だからといって必ずしも好きになるわけではないが、真野を差し置いてイケメン2人から思いを寄せられるmiwaという構図に全く説得力がないのだ。

設定上そうなっているから、と言われればそうとしか言いようがないが、理論理屈でそうわかっていても、いざ映画で「絵面」として見せられると、そうした思いは彼方へとふっとばずにはいられない。

制作側が、多くの者が感じるであろうこの不満や疑問を減らすべく、miwa演じた役の人間的に魅力あふれるエピソードの1つ2つ盛り込むなどの工夫をするべきであったが、残念ながらそういったものはなかったと言わざるを得ない。これは明らかな制作サイドのミスだ。


で、容姿と共に物議を醸しそうなのが、miwa特有のあのキンキンした甘ったるい口調だ。

演技に関しては誰も彼女に凄いものを期待していないだろう。だとすれば、どこまで好感が持てるものであるかどうか、最低限、作品の質や役への説得力を損なわないものであるかどうかが、重要なポイントとなるが、残念ながらこの口調がネックとなってしまっている。そもそもの彼女へのマイナス評価となっている点でもある。

歌い手としての魅力にはなっていても、女優としての魅力にこの点は殆ど貢献していない。この点は、今作のように圧倒的にセリフ量が多い主役において多大なマイナスにしかならなかった。個人的に彼女の長広舌は演技べたさやセリフ回しの抑揚のなさも相まって、観ていてかなり厳しかった。さらに、これも演技巧者の真野の存在がこの問題をより深刻化させた。


以上、結論として、

映画全体としての出来は良かった。

故に、映画に対する歌姫miwaとしての貢献と、女優miwaとしての減点要素に関し、どう評価するか、折り合いをつけるかが、冒頭に書いたように今作に対する評価の殆どを担うように思う。

個人的にmiwaじゃなくて、真野と対抗できる女優でやるべきであったと思う。

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・評価:90点



<あらすじ>

福井県立福井中央高校に入学した、明るく天真爛漫な女の子友永ひかり(広瀬すず)は中学からの同級生かつサッカー部の憧れの男子であった孝介を応援したいがために軽い気持ちでチアリーダー部へ入部する。しかし、入部してみると、顧問の早乙女薫子 (天海祐希)の想像を絶する厳しい練習と規則で退部する生徒も出てくる。しかし、部長の玉置彩乃(中条あやみ)らチームメイトと支えあいながら毎日鍛錬に励み、最終的にメンバーの中心を務める重要なポジションを担うまでになる。チームを引っ張りながら、時に部員と対立し、時に泣きながらも、無謀ともいえる全米選手権優勝を目指して進んでいく。


正式上映2ヶ月程前ですが、業界人向け試写会にて先行鑑賞。関係者から、2015年に公開され大ヒットした「ビリギャル」に続けて的作品として位置付けていると事前に聞かされたが・・・。

「ビリギャル」が結構な良作で評価も高かったことから、正直「そりゃ無理だろう~」との思いしかなかった。そうそう甘くいくわけがないでしょうと。

しかし、観終わった後、逆に「ビリギャルに続けて」的位置づけに今作をすることが間違いであるとすら思えたのが率直な感想だ。

そう、あの「ビリギャル」を超える見事な作品であったことだ。間違いなく2017年、いや、5年スパンで考えても、新たな「矢口スタイル」的傑作の見本とすら思う。

以下、その点について書いていく。



既に書いたが、今作は、「スウィング・ガールズ」「ウォーター・ボーイズ」を筆頭とした、典型的「○○が(主に若者)マニアックな××に挑戦する」及びそこでの人間模様を喜怒哀楽やギャグ、挑戦する題材のうんちくや魅力をふんだんに織り交ぜて表現した、典型的「矢口スタイル」(上記作品の監督であり、この手の作品のパイオニアである矢口監督の名をとってこう称される)

ともいうべき作品だ。上戸・長澤・沢尻の3人の登場により始まり、宮崎・蒼井・加藤ローサ、上野・貫地谷・綾瀬といった85年生まれの女優や、新垣・堀北・榮倉・戸田・黒木・比嘉らといった88年生まれの女優らによって劇的に進化発展し、今なお続く「若手女優ブーム」

を確たるものとした、映画史的にも若手女優史的にももはや「王道普遍」の定番作品であり、邦画の伝統と言ってもいい作品だ。だが、「書道ガールズ」「シムソンズ」「恋は五・七・五」などなど、

上記矢口作品以降、若手女優を主役に配した同種作品が数限りなく作られているが、作風が故に安定した出来にはなるものの、残念ながらこれら作品を凌ぐ程の傑作はなかなか出てこないのが実情だ。既にしょっぱなとなる矢口作品で1つの完成形を極めたからだ。

それはさておき、当ブログでも何度も書いてきたが、この手の作品の出来不出来を考える上で重要となるのは、

・題材の面白さ及び、それに絡む知識・うんちく・醍醐味の適切な開陳
・盛り上げどころ、落としどころ及び喜怒哀楽の描写とそれを軸にしたメリハリのついた展開
・出演する役者の魅力や個性
・これらすべての集大成ともいうべき「クライマックスシーン」の出来

であろう。

逆に言うと、これらのどれかに関して瑕疵があると、良作・傑作にはなりえない。

では、今作においてそれらはどうだったのであろうか。

まず、「チアダンス」という題材は、女性の魅力や躍動感を明確に出せる、及び誰しもが知っているけれど知らないことも多い、という点で絶妙と言える。

そもそも、恥ずかしながら、「チアリーディング」と「チアダンス」が別物であることを、天海演じる「チアダンズ部顧問」が冒頭で説明するのを聞くまで全く知らなかった。

やや性急さが否めなくはあったが、「チアダンス」における「ダンスの基本4形」を含め、メイクや髪形といった蘊蓄の披露と、それと絡めたギャグパートや人物描写は中々に出来が良く面白かったと言える。

また、特にスポーツで且つ勝敗が必ず生じるこの手の作品に尽きものの、

敗北や仲間割れ、顧問との対立、怪我、更には青春作品的な恋愛や家族関係を軸にした起承転結・喜怒哀楽も、個性には欠けるし、少し盛り込みすぎな面もあったが、概ね良好であった。

ただ、ここまでだと今まで数多存在したただの「普通の作品」でしかない。今作が非常に素晴らしいものとなったのは、上記残りの2項目である、

役者の魅力とクライマックスシーンがとても素晴らしかったからだ。

役者は広瀬・中条という現役セブンティーン看板モデルで且つ若手女優筆頭格でもあるこの2人を軸として、協調性はないがスキルはある部員を演じた山崎、地下アイドル的で目立ちたがりな部員を演じた福原など、売り出し中の若手女優を活用した適切なキャスティングが秀逸。

そして、作品と同様女優としても成長真っ只中な彼女らをベテランの天海がこれまた作品と同様びしっと導き、締めることでより作品の完成度や面白みが増した。

こういう破天荒で独裁的でありながら人情味や人間味もある教師役は、天海だからこそ演じられたとしか思えない見事な出来。天海と、広瀬・中条が対峙する数々の場面における演技の素晴らしさが胸を打つ。演技の相乗効果による魅力の強化としか言いようがない。

広瀬は人気者、実力者が故に何かと叩かれまくっているが、やはりその実力・魅力がまぎれもなく本物であることを今作でも明確に示した。演技が下手とかと批判されるが、今作に出演した若手女優の中でもその存在感や表情の豊かさ、輝くばかりのスター性は群を抜いていた。

怪我で大会に出場できず裏方で皆を支えるものの、メンバーを送り出した後、悔しさや歯がゆさで涙を堪える場面や、海辺で落ち込み佇んでいる天海を見つめる場面での表情・演技は早くも今年屈指の名場面と言ってもいいだろう。「怒り」「海街diary」「ちはやふる」といった良作への出演を通し、広瀬の演技は飛躍的に進化成長を遂げた。

そして、もう1人忘れてならないのが中条。まだまだ経験が浅いこともあり、技量面では拙い所も多々あった中条であるが、この作品をよきものにしよう・少しでもいい演技をしようとする熱意はひしと伝わってきた点は高く評価できる。何より、抜群のスタイルと美貌を軸にした圧倒的な美しさと存在感は神かかっているとしか言いようがない。ただの白ニットとブラウンのロングスカートをはいてこれだけ超人的な美しさと神秘性を出せるものは、現状中条のみだろう。

レッスン着を着ていようが試合用のコスチュームを着ていようが、制服を着ていようが、カジュアルな装いをしていようが、〇〇の服を着ていようが、出演しているどの場面のどの個所を切り取ろうが、ただただ、その圧倒的な美しさを前にひれ伏すのみ。ただ存在している1点のみでこれ程画面に締りと華やかさを与えられる人は中々居ない。

広瀬やこの中条を観ていると、選ばれた者が出るべくして出てきただけとの意見しかない。今作に出演している他の若手女優らと比較しても、それ以外の同世代の若手女優らと比較しても、この2人の魅力・存在感は突出している。対抗できるのは、芳根・小松・二階堂・松岡といった面々ぐらいだろう。今年も間違いなく彼女らを軸として邦画シーンは突き進んでいくと断言する。

この2人及び天海を軸にした構成にした点は、製作側の大勝利と言えよう。

そして、この手の作品の醍醐味であり、それまで積み重ねてきたすべてが問われる「クライマックスシーン」・・・。

全米選手権決勝シーンにおけるメンバーのチアダンスは、同種「矢口スタイル」的作品の中でも歴代トップクラスと言える圧倒的な完成度と感動があった。もちろん、本職のプロからみたら至らない点が多々あろう。しかし、素人目には本当に素晴らしいものであったし、本職ではない面々がこれ程までのレベルに仕上げてきた点はただただ称賛しかない。これは映像で訴える「実写映画」だからこそ持ち得る魅力であり感動だ。広瀬や中条を始め、今作に出演した若手女優には頭が下がる思いだ。

是非ともこれはスクリーンで確認していただきたい。

ただ、今作が矢口スタイル的作品の新たな金字塔・基準軸とも言える程の出来であったが故に、少しの不満が残念ながら気にならずにはいられなかった。

1つは既に書いたように、序盤の展開がやや性急であったのと、いろんな要素を盛り込みすぎであったこと。

もう1つは、全体的に秀逸であったキャスティングにおける唯一のミス=ヒール役とも言うべきダンス経験者(バレエ)役に柳ゆり菜を起用したことだ。

柳そのものは綺麗だし、上昇志向の塊で他人を見下すヒール的役をそれなりに演じられていた。

しかし、柳が美人でも演技が良くても、県大会で上位に行ける程のバレエ経験者を演じるには、グラドル然としたむっちり体形があまりに説得力に欠ける。こんな体型のバレリーナなんて存在しない。健康維持や姿勢改善でやっているのならいざ知らず・・・。

今やグラドルトップの位置づけにある彼女の魅力は評価するが、何故にこの役に起用したのか、さっぱりわからない。もちろん、本職程の激烈な細さや筋肉である必要はないが、いくら何でもこれはない。

個人的には山崎と柳を入れ替えた方が良かったと思う。キャスティングには実力・魅力・能力・美貌以前の適性というものが絶対的にあるのだ。


と、文句も書いたが、今作は間違いなく今年の代表作。後に公開される作品にとって立ちはだかる大きな壁となろう。

広瀬・中条・天海らの雄姿を是非とも堪能して頂きたい。



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後編です。




☆2月18日

・スプリング、ハズ、カム


E-girlsのメンバーながら女優業への進出著しく、評価も得ている石井杏奈主演作品。

日本映画が得意としている「片親ファミリードラマ」ということもあり、結構期待している。
この手の作品は出演者の数が少ないこともあり、作品の成否を考える上で主演俳優の演技や魅力が重要となってくるが、どの作品でも良い演技をしている石井が故に期待が高まる。

メジャー映画でも大作映画でもないが、こういう小品で結果を残すことは女優として非常に大切であると思う。


☆2月24日

・ラ・ラ・ランド


今年のゴールデングローブ賞を総なめした話題作。監督があの「セッション」をやっていたデイミアン・チャゼルであることもあり、とても期待しているのだけれど、個人的にこの手のミュージカル的作品は苦手・・・。

あと、エマ・ストーンのビジュアルの劣化が・・・。まだ若いのに、スパイダーマン出演時と比べるとちょっとどうかと思う。


☆3月11日

・チア☆ダン


この新春公開予定作で個人的に最も期待しているのがこの作品。広瀬すず、中条あやみのセブンティーン看板モデルを筆頭に、期待の若手女優で揃えた今作。

内容的には典型的「矢口スタイル」作品で、若手女優の登竜門的・定番王道的作品。この手の作品は題材、話や演出の起承転結、そして役者の魅力の3つがうまくかみ合わないと傑作にはならない。

業界ではこの作品を「第2のビリギャル」的位置づけにしたいらしいけれど、果たしてうまくいくかどうか・・・。とりあえず、広瀬すずの今年初主演作であり、中条あやみ出演という2点のみでも期待が高まり過ぎるが・・・。


☆3月18日

・3月のライオン


あの人気の原作が実写化でどのようになるのか? とりあえず神木くんは合っているような気がする。ただ、大友監督は作品によって出来不出来が激しいので、不安が拭えない。


☆3月24日

・ひるなかの流星


今年もまた少女漫画の実写化が続くのか・・・。主役はここ1年で演技・ビジュアル共に成長著しい永野芽郁。期待しないで観ることになろうと思うが、良い作品であってほしい。


☆3月25日

・サクラダリセット


特殊能力にセカイケイ的要素も内包した、ラノベテイストの小説の実写化作品。なんか地雷作の臭いを感じずにはいられないが、どうあれ黒島結菜が主演なので絶対に観にはいく。「ストレイヤーズ・クロニクル」の二の舞にならなければいいが・・・。


☆4月1日

・暗黒女子


若手女優王道の、女子高を舞台にしたインナーサークルミステリー作品。とにかく旬の若手女優が目白押しの今作は、自分にとっては外せない。まあ、清水さんはそんなに好きじゃないけれど・・・。飯豊、清野両名に期待。


以上。他におすすめの作品がありましたら、お教えくださいませ。

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小休止的に今年新春公開予定作品の中から、個人的に観たいと思う作品、気になっている作品を紹介します。




☆1月17日

・奴隷の島、消えた人々

世間的なブームは去ったものの、定期的に良作を輩出し続けている韓流。日本と比べても、映画事業が国家から後押しされている実情もあってか、スケールや物量では日本の作品を上回る場合が多々ある。そして、日本ではなかなか出来ない韓国ノワールともいうべき暴力表現や社会派作品で傑作が多いのもその大きな特徴だろう。

知的障害者を人心売買で購入して過酷労働をさせる事実を取材している記者に起こった・・・。
興味をそそられます。


☆1月21日

・沈黙ーサイレンスー



遠藤周作の傑作同名小説を巨匠マーチン・スコセッシが映画化したヒューマン作品。小松菜奈、リーアム・ニーソンら個人的に好きな役者が出ているので期待したいが・・・。最近、この監督との相性が良くないのがね・・・。


・ザ・コンサルタント

表は弁護士だが、夜は悪に鉄槌を下すという王道ダークヒーロー作品化。ベン・アフレックのアクションに期待したい。


☆2月3日

・咲 -Saki-

東宝芸能の新鋭、浜辺美波主演のスポ根的麻雀作品。内容はちょっと期待できなさそうだが、次世代若手女優候補が出演することもあり、若手女優好きには気になる作品か。浜辺がいかほどのものをみせるか、楽しみだ。

こういう作品を欅メンバーでやればいいのにと、勝手に思ってしまわずにはいられない。



☆2月4日

・傷だらけの悪魔

主役の足立は別にして、学園ドラマということもあり、売り出し中の10代女優・モデル目白押しのキャストに注目か。カースト逆転のいじめリベンジという題材も気になる所。


・サバイバル ファミリー

「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」「ハッピーフライト」など、オリジナリティーと完成度と面白さと商業性とを高次元で兼ね備えてヒット作を連発し、「矢口スタイル」という定番を生み出した矢口監督久しぶりの作品。今までと毛色が違う内容、題材に不安もあるが、彼の手腕に期待したい。後、最近は脇で居ることが多かった葵わかながどういう演技を見せるかも楽しみだ。


・君と100回目の恋

「時をかける少女」を筆頭にエンタメ界に於いては多々傑作を輩出している「タイムリープ」もの。ヒロインがmiwaというのが悪い意味でかなり気になるが、脚本と演出がしっかりとしていれば良作になる予感大。

☆2月11日

・SYNCHRONIZER

役者は無名に近いが、脳波の研究者である男女の愛と狂気をSFのような要素を交えて描いたサイコスリラー、という内容は面白そう。


・一週間フレンズ

川口春奈主演の学園恋愛ドラマ。優れた美貌とキャリアを持ちながら、何故か不遇のままでいた川口。ただ、2016年以降はドラマや映画で主要役での起用が増えつつあり、少しずつではあるが評価されてきていると言えるのではないだろうか。

昨年の勢いをより加速させて頂きたい所であるが、作品の内容がら大いに不安がある。山崎賢人出演作で良い作品が少ないのが・・・。


☆2月18日

・天使のいる図書館

本屋勤務で図書館司書資格を持っている管理人として気にならずにはいられない今作。小芝風花主演のハートフルドラマということだが、こういう作品ははまると傑作になる可能性が高い一方、何かを間違えると救いようのない駄作になる可能性もある。

本を扱う立場として良い作品であって欲しいと切に願うところ。


・愚行録

貫井徳郎原作小説の実写映画化作品。妻夫木、満島のW主演を筆頭に豪華役者目白押しの今作。第二の「怒り」的作品になるかどうか・・・。


☆2月25日

・きょうのキラ君

監督が「近キョリ恋愛」を撮った人であり、更にはヒロインが飯豊まりえということで個人的には注目せざるを得ない作品。

どの作品でも健闘している飯豊が、本格的な映画主演となる今作でどれほどの演技とビジュアルを見せるのか、ファンとしてはとても楽しみ。

今、人気急上昇の中川くん、かっこよすぎ。


☆3月4日

・ハルチカ

橋本環奈主演の映画。



予告を観る限りかなり面白そうな予感があるが、KADOKAWA映画&橋本というと「セーラー服と機関銃」でのだめっぷりをトラウマ的に思い出さずにはいられない・・・。

今作もKADOKAWAにとって記念作品と位置付けられているようだが、「セーラー服~」と同様の世紀の大こけとならないことを本当に心から願わずにはいられない。

女優橋本としては、今作が正念場だろう。内容が良さそうなだけに、果たして・・・。


長くなったので今回はここまで。次回後編に続きます。





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引き続きやっていきます。



洋画よりは圧倒的にましではあったが、ここ数年と同様、少なからずの「傑作」と少なからずの「駄作」がある、という傾向に変わりはない。

ただ、1つ、2016年に顕著な動きは、「君の名は。」「この世界の片隅に」「殻の声」の3作に代表される「アニメ作品」が、洋画邦画の実写メジャー作品を凌駕する興行や評価を得たとこにあろう。

作品のスケールにおいても、映像の良さにおいても、役者の演技においても、作品の完成度や感動においても、この3作を凌駕する実写作品はなかったように思う。

そして、アニメ作品が支持・評価を得たもう1つの理由は、「アニメ」だからこそ良さや特性があろう。

人気コミックを実在の人間で演じさせた場合、どうしても違和感や不一致さが否めない。コミックではさして問題なかった人物描写や演出も、実写になったとたん、たちまち違和感が出てしまう例は、過去の作品が明確に物語っている。

しかし、アニメーションなら、コミックの作画レベルを維持・発展さえさせれば、見た目印象での違和感はなくなる。実在の人間でやらせると観てる方が恥ずかしくなってくるような演技も演出も、アニメだから許される可能性が高い。
(「君の名は。」のおっぱい揺れとかはその典型例だろう)

個人的な推測に過ぎないが、アニメ作品が支持を得た理由がこういった点にあったのではと思う。アニメならではの良さを存分に生かした・・・。それに尽きる。


さて、実写作品に話を移そう。


やはり、以前から言い続けている小説原作・コミック原作の実写化に伴う問題と「リメイク」「続編」「リバイバル」に伴う問題が、今年も極めて酷かったと言える。

大よそ考えられる作品のほとんどが映像化、もしくはアニメ化された今、「何でこの程度の作品を実写化したのか?」

との疑念や不満を拭えない作品が多すぎる。

「残穢」「セトウツミ」「変態仮面」「密のあわれ」「溺れるナイフ」「ライチ☆光クラブ」などなど、枚挙に暇がない。

これら作品にあるのは、


・何でこの作品を実写化したのかの意味・必然性・道理を感じ取ることが出来ない


に尽きる。


これは大きく分けて、


1・今の時代にやることの意味を感じ取れない
2・実写化に即していない
3・そもそも実写化する価値もない

があると思う。これら要素のどれか1つ、もしくは複数占めているのが今年の駄作に共通する点だ。


1つ目は「セーラー服と機関銃」「ライチ☆光クラブ」が典型例。この作品は3つすべてに該当するが・・・。

2つ目は「溺れるナイフ」「変態仮面」が典型例だろう。総じて、長期連載となった名作コミックは、2時間程度という映画の枠組み及び、実在の人間で演じさせなければという問題がある以上、それらの低減なくして良作、傑作になることはありえない。

3つ目は「残穢」や「セトウツミ」「クリーピー」が典型例だろう。めぼしい作品の殆どが実写化されてしまった実情もあってか、そもそも「わざわざ実写化するに値しない低レベルの小説やコミックを実写化」してしまう傾向が続いているが、そんな作品を通り一遍に実写化したところで面白くなるはずがない。

ただ、「青空エール」「ちはやふる」「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」「疾風ロンド」と、それなりの作品もあったわけだが、

これら作品に共通しているのは、「割り切りの良さ」があること。

コミックや小説の実写には様々な制約や問題が絶対的に付きまとう。

そのリスクを「実写化ならではの魅力」を提示しつつ、「残すべきところ、捨てるべきところ」をわきまえた作品構成をすることで「低減」させられた作品が

総じて「良い結果」を出している。


特に「ぼくきみ」と「疾風ロンド」「ちはやふる」はその点に優れていた作品だ。「ぼくきみ」に至っては、あの程度の原作を実写ならではの演出と役者の魅力・演技であそこまでの傑作に仕上げた点に感動しかない。

また、問題2にも関わるが、以前「少女漫画」の実写化の風潮が続いていることも問題だろう。ほぼ恋愛と学園ものに特化した薄い内容が故に、実写化しても全然面白くはならないし、主要役を演じている役者に対する違和感や不満が拭うことが難しい。山崎賢人や福士蒼汰が主演を務めた作品らは見事にその問題を露呈させただけだ。

「ちはやふる」「青空エール」は稀有な例外と言えるが、前者は役者の魅力と「矢口スタイル」に割り切った力技で押し切った且つ競技かるたを題材にした作品である点が、後者は「人を支え支えられることの尊さや感動」をうまく出せていた点が良かったからだ。

どうせ今後も少女漫画の実写化の動きがなくなることはないだろうが、だったら、せめて良い作品を作れよと思わずにはいられない。上記2作は、そのための参考例になることだろう。


さて、邦画に関しては1つとても気になった問題がある。既に各作品評価の際にも書いているが、

俳優の良さを制作側が台無しにしている「俳高制低」も言うべき問題が多々あったことだ。

若手女優ブームによる若手女優の魅力・能力の高まり。及びそれに引っ張られる形でここ数年でようやく少しずつレベルが高まってきた若手男優・・・。

だが、本来は役者を鍛え、その能力や魅力を開花させなければならない監督や演出を始めとした制作側がそれに応えているとは言えない。健闘した役者に対して、作品及びそれを構成する要素のレベルが低い。


「エヴェレスト」「怒り。」「クハナ」「クリーピー」「planetarian~星の人~」、特に「エヴェレスト」はこのことを痛感した代表作と言える。

往年の「スター女優映画」や「アイドル映画」は別にして、役者及びその演技は、あくまで作品を構成する1要素に過ぎない。役者がどんなに優れた演技をしようとも、優れた魅力を見せようとも、作品の質、演出の質、脚本の質といった点が良くなければ、意味をなさない。逆に役者の演技に稚拙さがあっても、脚本や演出といった制作面が優れていれば、良い作品になる。

だが、制作面での稚拙さを役者の演技や魅力で払しょくすることは絶対的に叶わない。

そして、独力でやっていける要素がある音楽・書道・絵画と言った芸術とは違って、俳優(声優含む)という仕事は、他者の成果や努力の上に乗っかる仕事で独力でやっていける要素がない以上、良い作品・良い制作者の存在なくして俳優が成長することはありえない。


安易な成果主義やら株主重視やら、短期で結果を求める今の社会的風潮もあり、じっくりとオリジナルの良作を作り上げていく、という映画の醍醐味がどんどんなくなり、人気コミックや小説の威光に頼った安易な作品作りが横行している。

バカな経営陣や投資家を納得させるには、こうした他の威光を借りた作品作りは一定以上の意味があるのだろうが、これが作品や俳優の質を高めるとはどう考えても有益であるとは思えない。

クールジャパンだの、ジャパ二メーションなどともてはやされているが、是枝監督が指摘しているように、一見の興行的成果に反して、映画業界を取り巻く実情は決して明るいものではないと思う。

状況が改善するまで言い続けるが、

・安易な実写化をやめること
・映画の制作者を育てること

が邦画の真の意味での復活を果たすための絶対条件だと確信している。


と、まあ、固い話は置いておいて、2017年、いい映画が1作でも出てくれることを心より願って2016年の総評を終わりとする。


次回は小休止で「新春鑑賞予定の映画」をやる予定。

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