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《熊の話しその3》
【山仕事の人と暮らしてる熊】
熊は〝人間の体臭〟は大きらいなのです。けど、この人間は、オレになんの害も与えないヤツだな。とわかれば、すぐそばで平気で暮らしてるものだそうです。
人間は、熊がすぐそばに居るとは知らないで、仕事をしてることもあるそうです。
【熊の珍宝】
珍しい話でしょう!熊のチンポは骨で出来てるのですヨ。真ん中が穴になってますのでキセルにして見せびらかして自慢してタバコを吸ってる人も居るものですよ。
今では中々手に入りませんから自慢する値があるでしょう?
骨の先は、ヤッパリ、〝ガッペ〟になってますよ。
【子づれの熊】
昔の話です。
親熊は、かりうどたちと出会ったら、子熊に、ここを動かないで
じっとしてるのよ。と、言い聞かせて親熊は、かりうどたちの方に行き、子熊の居る所から、はなれるように、かりうどたちをさそうのだそうです。運よく親熊も助かればよし!かりに親熊が捕られても、子熊は助かることになりますので!
今は鉄砲ですから、そんなのんびりとしたことにはならない
でしょうけど。子熊は、にんじゃのように、〝石ばけ〟とか、〝岩ばけ〟をしてるのでしょう?
【太鼓山の熊のクソ】
〝初日の出〟を拝みたくて!気安く行ける高い所は、〝太鼓山〟じゃないですか!
ある男性が、元旦の朝。太鼓山からの、〝初日の出〟を拝みに行ったら。
あったってもの。熊のクソ。が、コリャア、逃げるのが一番得だ。とばかりに。
初日の出をあきらめて帰ってきて、残念な気持ちもあるもんだから?だれかれ関係鳴く。この話をしたんだどせ。したっけ、あるマタギが言うには
[それへば〝つっぺクソ〟でねいのが?]と。
〝つっぺクソ〟とは、熊が冬眠する前に、腹をからにするのだそうです。その時のクソを〝つっぺクソ〟と言うのだそうです。熊が、冬眠してる穴をきれいにしておくために
だろう?と想像されてるのです。
人間だって(便秘症)の人は、なん日かして、クソする時は、
最初に硬いクソで、続いて出るのが〝半ねり〟だべせ。?
その最初の硬いところを〝つっぺクソ〟と言ってもいいャン。
【くまゲラの谷渡り】
本当は鳥の話しなのに、(クマゲラ)と名前がついてるから、熊の話に書くのです。ナゼって、クマゲラのクマは熊から取ってつけた
名前だからです。(クマンバチ)も、(クマゼミ)などもみな、熊から取ってつけた名前で、
強いとか、大きいとかをあらわしてるのです。
野鳥の鳴き声を、文字で書く事は、とても難しいですけど。
私がまだ、この世に生きてた頃の話です。〝自然観察会〟なる会が
ありました。時々=月一回
ある時、集合場所に居たら、頭の上の空を、〝からんころん〟の
ような、鳴き声で、飛ぶものがいるのです。すると〝指導者〟が言うには、
[クマゲラの谷渡りです]と、
炭焼きをして、なん年も山で暮らしてたのに、この、初体験には
とても感謝したものでした!
鶯の谷渡りは声だけで、姿を見せませんので。峰から峰を渡ってるか?どうかはわかりませんし、
クマゲラは、頭の上を悠々と鳴きながら、渡ってます。まるで、首の運動をしてるかのようにして、クマゲラを見送りました。
【アイヌ語と熊】
アイヌ人たちは、熊は山の神としてうやまってて、イヨマンッテ
などの祭りをしているのです。
では、熊をなんと呼んで居るかをわかる範囲で書きます。
熊=キムンカムイ、イソカムイ
金毛熊=コンヌマ、コロカムイ(わりあいおとなしい熊ですヨ)
赤毛熊=フレヌマコロペ(小型で=人間くらいの大きさかな)
※ きんけ熊もあかげ熊も、その色の毛が〝さしげ〟のように、
まばらにおがってるんだます。
飼育熊=エペレ
(この熊で、イヨマンッテをやるのです。)
アイヌ人たちの所で、生まれた熊ではなく、子熊ヲ、山で、いけどって来て、育てて、
1歳=〝とうざい〟になったら、山の神様に、こんなにおがりました!
山の神様におかえしします。と言う意味で、古式ゆたかに、イヨマンッテをして、
弓矢で殺すのです。
当歳熊=ペイレプ
二歳熊=クチヤン
アイヌの人たちはなにごとも
神様の恩恵としてすべてのことに感謝を捧げた暮らしを
してるのですネ。ですから争いを嫌う人たちなのですネ。
【旭岳=あさひだけ。旭川での話し】
東京方面から来た(大学生)たち。旭岳で熊と出会いました。
?熊の習性も、恐ろしさもなにも知らないのでしょう?
そりゃあそうでしょう!動物園でしか見た事がないのでしょうから
手のひらに、おニギリを乗せて差し出したら熊がペロリと
食べてくれたので!
[!なぁんだ、熊なんって可愛いもんじゃああないか!]と、
大学生たちから離れないで居た熊が、今度は、大学生たちのリックに、手(爪)をかけて開こうとするので、そのリックを、バックリト奪い取ったら、熊はぎょうそうを変えて襲って来たのです。
大学生たちは逃げたのです。
さああ大変。
熊は狩猟動物です。
逃げるものは襲うならわしです。
つぎつぎとなぐり殺ろされてしまったのです。
確か?12人中7人殺されたのだったと記憶してますヨ。
〝熊の心理分析!〟
エサをくれる者は仲間!
このリックにあのおいしいおニギリが入ってるのだナ?と、としてリックを開けようとしたら、そのリックを奪い取ったので。
エサを奪い取るものは(敵)
敵は抹殺しなければならない。
逃げるものは追いかけてつかまえる。
これが熊の習性です。
それよりも、なによりも。
!熊は野獣ですヨ!
ペットの犬ではありませんからサアア!?
【熊のクソは、テリトリのしるし】
乙部=おとべの話ですけど。
人家から500メートルほど離れた橋のあたりに
熊が住み着いたらしく、川になにか食べ物があるのでしょう?
夜など、通行の車と熊が出会うと、熊が(路を譲るまで)
車は動けないで立ち往生だそうです。
子どもたちも自転車で遊んだり通行するので、
クソがきたないから、スコップで別な所に捨てると、
また新しいのをたれるそうです。
熊にとっては、クソを捨てられると、なわばりのしるしがなくなるのでまた、ふんばってたれるのでしょうかネェ?!
【熊のクソは、鹿がきらい】
と、言うわけで、〝熊牧場〟の近くの農家の人たちが、〝熊牧場〟に熊のクソをもらいに来ては、畑のまわりに、熊のクソをばらまいてるそうです。
【人間をエサとしてねらう熊】
熊は一度でも、人間を味見したことがあれば人間をエサとして
ねらうのだそうです。
ある時、自衛隊の飛行機が、乙部岳=おとべだけに墜落したことがあるのです。〝昭和50年代に〟
その時、隊員の遺体は、脚一本だけだったそうです。
イヤ半分だけだったそうです。その半分も縦に半分で、
骨まで丁寧になめられてて、
とても遺族には見せられる代物ではなかったそうです。
乙部岳は熊の巣ですから!
営林署の〝下草かりをしてた人〟を食べた。熊は、
この熊ではないか?と言われてるのです。
【小熊をさらうおおわし】
〝おおわし〟は羽を広げると、2メートルもあるそうです。
ですから、1歳くらいの熊ならば、空からまいおりて来て、背中に爪をさして。さっと運んでしまうそうです。
さすがの熊も〝おおわし〟のエサになってしまうのですね。
【ごろんべ山の杉の沢の熊】
〝ごろんべ山〟=私の実家の山です。
この山に〝杉の沢〟があって、小さな小川が、山のてっぺんの方から流れてるのです。
この小川に、昔から〝ざりがに〟が、沢山居たのです。
この沢をかこむ山に、杉や檜の枝を〝さし木〟をしたので、〝杉の沢〟なのです。
今〝あととり〟をしてる男が、この沢をせいびして、公園のようにしようとして、この沢に行って見たら、熊のクソがドッサリとあって、〝ざりがみ〟がほとんど居なくなってるそうです。
この沢は、人家から200メートルくらいしかはなれてないのですよ。
今では、〝じゃりがに〟は、沢の奥の方でなければ居ないそうです。沢の奥たって、キツネにばけ方を教えた男に出て来た。
〝さんじょながれですよ〟
◎言葉の説明
○カムイ=神様。
○ さんじょながれ。
なに語かは、わかりませんが、昔は、馬の牧場として、使われてました。
その一部が、今、〝いくせい牧場〟です。
田沢とのきょうかいで、〝そだい ゴミしょりじょう〟のまうしろあたりになります。