近所でも、シニアカーや歩行器を押している老人をよく見かける。

 

以前よりずっと増えている気がするのは気のせいか? 単に、私が気になるようになっただけか?

 

ババモンより、もっとヨロヨロのジジババを見ると、ほっとする。ババモンも、まだまだ一人歩行をしていても大丈夫かな、と思うからだ。

 

 

今の季節は、寒暖の差が激しい。まるで夏、という日もあれば、風が冷たくてジャケットが必要な日もある。

 

その日は、真冬に戻ったかのような寒さで、外では、みんな冬のジャケットやコートを羽織っていた。

 

私が近所のスーパーで買い物を済ませて歩いていると、向こうからシニアカーを押して歩いてくるババが見えた。やはりババモンだった。そういえば、近くの整形のリハビリに行く時間だ。

 

ババモンは、薄いブラウスにベストを着ているだけの姿。暖かい家の中から、そのまま出てきた風の薄着だ。

 

私「お母さん、寒くない? 今日はものすごく寒いから、家から上着をとってきてあげるわ」

 

ババモン「かまへん、かまへん。そんなん、中に入ったら、もう寒くないわ」

 

と、いつもの拒絶。

 

私も、もういいや、とあきらめた。

 

最近、外出するために衣服調節をするのを忘れる(面倒なのか?私が促しても拒否する)ババモンだが、今冬は一度も風邪をひかなかった。

 

でも、あの寒さで、あの格好だったら、なんか認知症っぽく見えるなあ、と、暗い気分になった。

ババモンのクレジットカードから引き落とされていた、S社のアプリの料金は、3月にやっと解約し、4月にもう一度引き落とされるのを待って、クレジットカード解約に取り掛かった。

 

ババモンのクレジットカードから引き落とされていた携帯S社の料金

 

携帯料金の落とし穴にはまる

 

クレジットカード解約は、電話でできる。というか、契約したスーパー店舗ではできないのだ!

 

クレジットカード会社の電話番号はあるが、解約を受け付ける番号はどれかわからない。とりあえず電話をしてみても、延々と自動音声が続いたあげく、かけ直しだ。

 

最近、自動音声の指示に従って、数字を押していくのが増えたが、こういうのって、年寄りは絶対無理だなあ、といつも思う。

 

 

やっと、オペレーターにつながって、事情を説明すると、本人が氏名、生年月日、住所、電話番号さえ確認してくれればいい、とのこと。

 

けど、電話がほとんど聞き取れなくなっているババモンだ。クレジットカード会社の電話に出ないといけないことを言っただけで、ババモンは緊張してしまって、哀れだ。

 

私が受話器に耳を近づけて、何を質問されているか、ババモンに教える。

 

住所は大体言えるのだが、無駄に、漢字を必死で説明するババモン。通信販売で、やたらと物を買いたがるババモンは、そういうのが得意なんやね。

 

そんなのは、もう向こうのコンピューターに入ってるから、不要やねん!

 

 

やっと本人確認が済んで、私が電話を替わる。

 

すると、オペレーターの人から、「まだ5月にもS社の引き落としがある」と聞いて、びっくりぎょうてん。なんでやねん!しかも、500円ちょっとという、謎の数字。

 

S社では、「解約料は不要で、もう1か月分(1000円ちょっと)だけ引き落とされて終わり」と言ってたのに。

 

クレジットカードはやめても、銀行からの引き落としは可能だとのことで、とりあえずクレジットカードをやめることはできた。

 

 

けど、S社さん、どうなってるの!? 事情を聞くだけでも、また委任状を持って、店まで出向かないといけない。もう、どこかに訴えたい気分。

 

とりあえず、1か月は様子をみよう。

 

もう、一生、S社さんとは縁を切りたい。

 

 

以前、他の人と、親の難聴について話していて、次のようなことを聞いた。

 

どんどん聞こえが悪くなっている80代の親の聴力を、補聴器の店で検査してもらったら、「聞こえないのではなく、音を判別する力がなくなっている」と言われた、とのこと。「、が、、であると聞きとる力」ということらしい。

 

私は、ババモンが、たいして耳が悪くないのに、聞き取れないのは、話が理解できないからだと思っていた。私が、普通のことをゆっくり話したら、普通に聞き取れた。

 

しかし、最近、私と話していても、ババモンの聞き取りの誤解はひどくなってきた。

 

「ケアマネさん」と言っても、「ヤマダさん」と聞こえるらしい。

 

これは、音を判別する力なのか? 

 

それとも、やはり介護の話をしていても、それがケアマネさんと結びつかないからなのか? 私たちでも、話の文脈から、言葉を判断しているところが大きい。

 

本人も、

 

ババモン「(他人が)何を言ってはるか、さっぱりわからへんかった。耳が悪くなってきたわ」

 

と、気にしている。私も、これまでより、もっとやばくなってきた気はする。

 

 

ババモンは、補聴器の新聞広告を見て、また新しいものを買いたがっている。

 

テーブルの目の前に、去年買って、「つけても聞こえない」とほとんど使っていない補聴器があることを何度言ってもだめだ。新しい補聴器さえ買えば、問題は解決する、と思っている。

 

もう、業者に電話するのが難しくなっているババモンは、私が電話して、通信販売の補聴器を購入することを期待している。

 

しかし、もう2年以上前から、店で買った補聴器の調整に行っても、全然改善しないのだ。もう2つも、高い補聴器を買って役に立っていないのに、ババモンはそれを忘れている。

 

かわいそうではあるけど、やはり、うんざりする。

 
補聴器をあきらめてくれる時は来るのだろうか。もうそれを待つしかない。