本日、午前10時、東京地方裁判所司法クラブに於いて記者会見を行いました。
内容は以下の通りです。尚、報道関係者各社各位に配布させて頂きました「訴状」につきましては、本サイト上で公開する予定です。
平成24年5月24日
司法記者クラブ
報道関係者各社 各位
財団法人日本ボクシングコミッションに対する降格処分及び配置転換無効等請求事件
1 本日、財団法人日本ボクシングコミッション(JBC)の前本部事務局長である安河内剛氏が、平成23年6月28日にJBCが行った同氏に対する本部事務局長からの降格処分等に関して、これら処分が無効であることなどを求め、東京地方裁判所へ提訴いたしました。
2 安河内氏は、平成18年4月にJBCの本部事務局長に就任して以降、プロボクシング界の旧弊を打破すべく、様々な業務改革に取り組み、ボクシング界の発展に多大な貢献を果たしてきました。こうした安河内氏のボクシング界の発展に懸ける真摯な取り組みとその実績は、日本のボクシング関係者のみならずWBC、WBA等プロボクシングの国際的統括機関からも高い評価を受けてきました。
しかし、昨年4月、ボクシング関係者の間で安河内氏の不正経理疑惑などに関する怪文書が出回る騒動が起こり(名誉棄損罪で刑事告訴済)、かかる事態を受けて、JBCは、調査委員会を設置し、この問題につき調査を行いました。そして、6月28日に、調査委員会からJBCに対して、調査の結果、安河内氏について不正経理等の事実は認められなかった旨の報告がなされたにもかかわらず、JBCは、安河内氏に対して本部事務局長からの降格処分を下すとともに、JBC本部事務局及びボクシング試合会場への立ち入り禁止と他の会社事務所での勤務を命じました。
そして、これ以降、現在に至るまでの間、安河内氏は、ボクシングに関わる業務への関与を禁じられ、JBCのすべて業務担当から外された上に、JBCとは無関係の会社事務所の一席に、ただ一人隔離されるという、極めて異常かつ過酷な職場環境に置かれています。
3 本裁判における安河内氏の主たる訴えは、こうした降格処分とこれに伴う各業務命令は、いずれも違法かつ無効であるというものです。
4 昨年6月になされた本件降格処分は、もとより、誤った事実認定に基づく不当な処分であり、無効なものでありますが、当時、安河内氏としては、これを受け入れなければJBCを解雇されるおそれがあったことから、やむなくこれを受け入れたという経緯があります。
安河内氏は、本件降格処分を受けて以降、JBCに対して再三にわたりボクシングに関わる業務への復帰と現在の過酷な職務環境の改善を求めてきましたが、JBCは、こうした訴えを一切無視してきました。そして、本年3月、JBCは、全職員対象の配置転換を行い、その中で、安河内氏一人を「特命事項」担当として、事実上、すべての業務から排除しました。
さらに、本年4月12日には、JBCは、安河内氏の処遇も含めJBCの現在の業務体制につき改善を訴えていた職員を一方的に解雇

するなどの強行的な措置を取るに至っています。
5 JBC前本部事務長である安河内氏にとって、JBCを被告として訴訟を提起することは、当然のことながら、極めて重い判断であり、今回の提訴は、苦渋の末の決断であります。
しかしながら、本年3月の、かかる配置転換により、今後もJBCが、安河内氏をすべての業務担当から外した上、JBCとは無関係の会社事務所の一席に隔離し続ける方針であることが明らかになったため、この度、やむなく、本訴訟を提起するに至りました。
6 当弁護団としては、前記違法かつ無効な処分の排除及び違法な勤務状態の除去を目的として今回の提訴に至りましたが、本訴訟がボクシング界に発展にわずかでも寄与することがあれば望外の喜びです。
以上