4月にメキシコで発生したマグニチュード7.2の大地震の影響で、米西部のみに生息し、世界で最も数の少ない脊椎(せきつい)動物の一つとされるメダカの仲間の産卵床が破壊された。観察を続けてきた米アリゾナ大などの研究チームは、絶滅へ加速しないか気をもんでいる。

 生息地は、震源から約480キロ離れた砂漠の地下の洞窟(どうくつ)にある。体長は2~3センチで、洞窟「デビルズホール」にちなんでデビルズホール・パップフィッシュと呼ばれる。腹びれがなく謎の魚として関心を集めてきた。

 周囲の地下水くみ上げで水位が低下し、06年に絶滅寸前の約40匹に減少した。研究チームは産卵床の回復方法を検討するとともに、水中カメラを設置して観察。最近は100匹以上に回復した。

 しかし、大地震直後の様子をとらえた映像を解析すると、約6平方メートルしかない産卵床をつくる小石が流され、栄養源となる藻もはがれたことが分かった。研究チームは「汚れが洗い流され、産卵床が再生する方向に好転してほしい」と注視している。【八田浩輔】

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