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2012年06月01日

【海外鉄】チェコの美濃町線

テーマ:駅長

 岐阜から美濃・関を結んでいた名鉄美濃町線は2005年に廃止されたが、今なおこの路線に何らかの思い入れを持っているファンの方も多いのではないだろうか?都市間を路面電車型車両で結ぶというインタアーバンとしての面白みに加え、旧道というか、狭い生活道路を大きな鉄道車両が、しかもあまり状態の良くない軌道上を走るという、特異で長閑な光景が気に入り、何度も訪問された方もあるだろう。


 こうしたヘロヘロ軌道を走るインタアーバンは、かつて美濃町線以外にも、花巻や福島などが昭和40年代まで残っていた。現在は、土佐電鉄にかろうじて、その片鱗を伺うことができるだけである。


 かくいう筆者も、こうしたヘロヘロ併用軌道が大好きな1人である。美濃町線のヘロヘロ軌道が好きだった同業者の多くは、現在は撮影対象を変えたりしているのだろう。ところが筆者は、日本では十分に味わえなかったヘロヘロ併用軌道の面影を求めて、困ったことに対象を世界に広げていったのである。


 これまで訪れた中で、感慨を受けたヘロヘロ併用軌道は、ディーゼルであるがタイのメークロン線と、イタリア・ミラノのデージオ、リンビアーテ線である。いずでもこのブログで紹介しているはずだ。ところが、それ以上のヘロヘロ併用軌道がチェコのリベレツにあるらしい、という情報が入ってきた。たまたま、今年のGWにドレスデンに用があったので、それをチャンスにチェコのリベレツまで足を伸ばして見てくることにした。


 リベレツというのは、チェコの北部、ドイツとポーランドの国境近くにある人口6万人の都市である。ここには路面電車があるが、南部に10kmほど離れた衛星都市であるヤブロネツまで郊外線が延びており、この路線が美濃町線とそっくりの雰囲気という。

 なお、リベレツまでは首都のプラハより、ドイツのドレスデンからの方がはるかに早く、便利である。このあたりの話は、実に興味深いのであるが、本論から外れるのでここでは述べない。


 さて、リベレツからヤブロネツまでの路線のほとんどはこんな感じで、道路の脇を走っている。


「はなぶさ」に集まる仲間たち


 この雰囲気自体も美濃町線を思い出させてくれて悪くない。

 ところが2箇所ほど、こうした国道を離れて、旧道沿いに走るところがある。そうした場所が実に雰囲気が素晴らしいのである。

 まずは、野一色。

 

「はなぶさ」に集まる仲間たち

 300mほどの区間であるが、幹線道路から離れ、さらに生活道路に入り込んでいる。この先は併用軌道ではなく、新設軌道になっている。

 次は上芥見である。


「はなぶさ」に集まる仲間たち

 幹線道路から脇道に入り込んでいく路線の形態は、まさに、上芥見を彷彿とさせる。

 ここは旧道であろうか、やはり200mほど、狭い道路沿いに軌道が敷かれている。所々、はげた舗装や朽ちかけそうな民家が実に良い雰囲気である。


「はなぶさ」に集まる仲間たち

 

 上記の場所から、反対を見ると、こんな感じである。なんとも雰囲気が宜しい。

 仲間の集まりで、この写真を見せたところ、さっそく夏の旅行に予定を組み入れる、という友人も出てきている。


 ところで、ここに載せた4枚の内、3枚が18という車号なのだが、実はこの車両、極めて貴重な車両なのである。


 東ヨーロッパの旧社会主義国は、コメコンの分業体制で工業製品の製造を分担したが、その中で路面電車の車両を製造して供給したのがチェコのタトラ社であった。なかでもアメリカの無音電車であるPCCの技術を受け継いで製造したT3形は14,000両も製造され、これらのどの国でも見られる標準車となった。


 T3という形式があれば、その前にT2形があるだろうことは想像がつく。このT2とT3のどこが異なるか、まだ調べていないが、T3の試作的要素を持つT2は、すでに10年前程前にチェコの4都市にわずかな数が残るだけとなっており、現在では、もはや稼働車はないと思われていた。


 ところが、そのT2が残っていたのである。帰国後に調べると、どうもこの2両が世界で最後の現役車、らしい。なぜ、今回、T2の写真を3枚載せたか、といえば、良い場所で狙っていた時にちょうどこの車両が来たからなのである。

 1枚だけでも恵まれているのに、何度も撮影のチャンスがあったのは、幸運以外の何ものでもない。


 こうした雰囲気の良いヘロヘロ併用軌道は、ポーランドや旧ソ連邦の国々にあるという。さすがに旧ソ連邦の国々を訪れることは難しそうだが、ポーランドくらいならそのうちなんとかならないかな、などとも思っている。(駅長)

2012年05月28日

162.紀勢本線 俯瞰三昧 2012/5/27

テーマ:電車運転士

 例年でいえば、梅雨入り前の5月中旬から下旬は安定した天候が続き、鉄日和が続く時期です。前日の天気予報では5月27日の三重県地方はバリ晴れの様子でしたので、久し振ぶりに紀勢貨物へ行こうということで、深夜の国道23号線を南下しました。ちょっと気がかりだったのは、5月に入ってから2089列車は日曜日の運転が一度もなかったことで、不安な気持ちを抱えながら四日市を覗いたところ、更新機ではあるものの運転が確認できました。この日はオレンジツートンの「熊野古道伊勢路号」の運転日にもなっており、こちらの収穫も期待できそうでした。今回の紀勢詣では気になる俯瞰場所がいくつかあり、この宿題をこなすことが目的のひとつでした。その結果、今回は俯瞰の写真ばかりになってしまいましたが、どうかご了承ください。


「はなぶさ」に集まる仲間たち

 俯瞰三昧というタイトルにもかかわらず冒頭から地べたの写真で申し訳ありません。本当は2089列車をある俯瞰ポイントから狙うつもりでしたが、早朝、現地へ行ってみたところガスがかかって視界不良だったため、やむなく下山して定番ポイントに落ち着きました。水鏡もギリギリセーフでまずまずの感じです。「熊野古道伊勢路号」も運転されることもあってか、20人ほどの同業者がスタンバイしていました。

【2012.5.27 阿曽~伊勢柏崎】(電車運転士)


「はなぶさ」に集まる仲間たち

 2089列車撮影後、宿題のひとつを片付けるため、イセカシカーブをサイドから俯瞰できるポイントへ登ってみました。川を挟んだ国道側の山の斜面に木が伐採されたところがあり、下から急斜面を登らなければなりませんが、時間的にはそんなにキツくありませんでした。こんなことなら、2089列車はここで撮ればよかったと後悔です。ちょうど田んぼに水が入った時期だったので、うまい具合に水鏡になり、初夏の雰囲気を出すことができました。

【2012.5.27 阿曽~伊勢柏崎】(電車運転士)


「はなぶさ」に集まる仲間たち


「はなぶさ」に集まる仲間たち

 続いて、イセカシカーブを正面から俯瞰できるポイントに向かいました。本当は2089列車をここで撮りたかったのですが、視界不良ではどうしようもありませんでした。オレンジツートンの「熊野古道伊勢路号」なら列車は小さくても存在感が出るだろうと思い、二つ目の宿題をこなすことにしました。このポイントは車を降りて20分ほど歩かなければなりませんが、地獄の登山というわけではなく、思ったより体力の消耗はありませんでした。線路まではかなりの距離があるため、最低でも300mm相当が必要になります。まだらに流れるゲリラ雲にヤキモキさせられましたが、最悪の事態は避けることができました。

【2枚とも 2012.5.27 阿曽~伊勢柏崎】(電車運転士)


「はなぶさ」に集まる仲間たち


「はなぶさ」に集まる仲間たち

 3か所目はお馴染の馬越林道からの俯瞰です。ネタ列車はない時間帯でしたが、光線状態がよくなったこともあって、とりあえず行ってみました。林道はかなりのダートで運転は疲れますが、車が横付けできるポイントなので助かります。「南紀3号」が高架橋の上を通過して行きます。

【2枚とも 2012.5.27 相賀~尾鷲】(電車運転士)


「はなぶさ」に集まる仲間たち


「はなぶさ」に集まる仲間たち

 馬越林道のポイントから銚子川を挟んだ反対側の山腹に木が伐採されたような場所が見えたので、地図を確認してみると林道らしきものが通じているようだったので、「ダメなら引き返せばいいや」というつもりで現地に向かってみました。馬越林道以上のダートでしたが、強引に進んで行くと眼下には相賀の鉄橋から続く高架橋が見えていました。水平線クッキリというわけにはいきませんでしたが、湿度が高いこの時期にしてはクリアな方だと思います。

【2枚とも 2012.5.27 相賀~尾鷲】(電車運転士)


「はなぶさ」に集まる仲間たち


「はなぶさ」に集まる仲間たち

 カメラを左に振るとこのようなアングルになります。残念ながら相賀の鉄橋は木々に隠れて見えませんでした。このまま好天が続けば「2088列車もここでいいかな」なんて思っていましたが、世の中甘い考えは許してくれず、15時を過ぎたあたりから山間部の方から急に雷雲が湧いてきて太陽を覆い隠してしまいました。おかげで「熊野古道伊勢路号」は撃沈状態でした。

【2枚とも 2012.5.27 相賀~尾鷲】(電車運転士)


「はなぶさ」に集まる仲間たち

 完全に曇ってしまったので、仕方なく2088列車は定番ポイントでお茶を濁しました。やっぱり青い海でないとダメですねぇ。遥か後方の山にはこの鉄橋のスーパー俯瞰ポイントがあるようですが、難易度はかなり高く、相当の覚悟が必要なようです。それでも、種々の条件が揃った時には挑戦してみたいです。

【2012.5.27 相賀~尾鷲】

2012年05月26日

【海外鉄】瑞西のパノラマカー

テーマ:駅長

 フォトショップによるモノクロ写真の修正方法は、もう少し研鑚をつんでから発言をするとして、最近の話題に戻るとしよう。


 先日、出札掛さんが、パノラマカーの懐かしい写真を載せられたので、それにあやかって最近乗ってきたパノラマカーの写真をお見せしたい。もっとも、国内ではなく、瑞西のパノラマカーである。


「はなぶさ」に集まる仲間たち

 まずは、写真をご覧頂こう。パノラマカーというより、小田急のHiSEの方が似ているかもしれないが、いずれにしろ同じコンセプトの前面展望車である。


 欧州の前面展望車といえば、イタリアのセッテベロに代表されるETR250形と300形があまりにも有名であるが、それ以降の前面展望車は国鉄路線では現れていない(と思う)。この瑞西のパノラマカーは、国鉄ではなくMOB(モントルー・オーバーランド・ベルニナ鉄道)という私鉄の看板列車で、1990年過ぎに登場したのではなかったかと記憶する。


 このMOBという鉄道は、レマン湖畔のモントルーからツヴァイジーメンの間を結んでおり、さらに乗り換えてユングフラウヨッホに行く事ができる。こうした景勝ルートであることから、ゴールデンパスを標榜しており、その看板列車がこのパノラマカーなのである。実際にも、現地でパノラマエキスプレスと呼ばれている。


 さて、一見電車に見えるこの車両、実は単なる客車である。


「はなぶさ」に集まる仲間たち


 中間には、このように電気機関車が連結されている。先頭の運転台から、機関車を遠隔制御しているのである。こうした運転方法は、ヨーロッパでは珍しくない。


 では、車内を見てみよう。

「はなぶさ」に集まる仲間たち


 これが、先頭の1等車。2+1のシートであるが、リクライニングはせず、固定である。前方にある扉のところは、実は運転室。運転室は、客室の上にあるのではなく、客室の一部に設けられている。つまり2階建て構造ではなく、運転台は単なる高運転台で、その前に客席を置いているのである。

 屋根に窓があるのは、高い山をよく見られるように展望を良くしよう、という瑞西ならではのサービスである。


「はなぶさ」に集まる仲間たち

 前面展望室は、こんな感じ。VIP席として、特別の料金体系になっているようで、瑞西政府観光局でもこの座席に座りたければ、予約してね、と書いてある。さすがに中に入って撮るのは憚られるが、前面に2列のシート8席があるはずである。


「はなぶさ」に集まる仲間たち


 終点というか、起点のモントルー駅。左側の客車列車は、客車のパノラマ急行で、こちらは1980年に乗っているから、70年代に製造されているはずである。この前面展望のパノラマカーも、展望室を除いた客室の基本的な構造は、客車列車と同じである。


 こうした列車に全線乗って、ゆっくりと瑞西の風景を楽しめたら良いのであるが、残念なことに当方のスケジュールではそこまでの余裕はない。今回も、ブロネイ・シャンピィ保存鉄道からの移動の列車として、たまたまこのパノラマ急行に乗っただけで、乗車時間はわずか10分弱である。その時間で、車内をざっと見て・・・となると、風景を見ている余裕はない。でも、MOBで最も美しい区間のひとつであるレマン湖へのつづら折りの区間を乗ることが出来たのだから、まあ、良しとしよう。(駅長)


*この写真を撮影後、地下通路を通り、コインロッカーから荷物を取り出し、左側に少し写っているローザンヌ行き急行に乗っている。その間、1分。瑞西の鉄道は接続が良く、ブロネィ・シャンピィでレマン湖をバックに撮影してから約100kmを移動し、ヌーシャテルまで、15分の徒歩時間と2度の乗換を含めて1時間45分くらいであった。

2012年05月25日

‘非 旅客’ネタ  二題

テーマ:出札掛

【その1】

電車運転士様ご報告の通り、5月20日は名鉄本線豊明以南でデキ400工臨9004レの運転日でした。日曜日ということもあり、今年初めての9004レ朝練にいざ出陣。自宅を4時30分に出発し小一時間の道のり「あ~眠たい」。目的地は逢妻川に差し掛かる築堤で、よく水鏡の画像を見かける地点です。天気は曇り空でも、なぜか気合いたっぷり。残念なことに、線路に近い田圃はどれも稲が成長して水鏡どころではなく、あきらめきれずに辺りを見回したら、やや離れたところに水田を見つけました。定期列車で試し撮りをしながらポジション探し。本番時はやや波打ってしまいましたが、築堤上を進む9004レを田んぼの中に捉えることが出来ました。


「はなぶさ」に集まる仲間たち



【その2】

21日は日食を通勤途中に撮影し、そのままカメラ持参で出勤。ついでにメーカーのサービスセンターにカメラを持ち込んでローパスフィルター清掃を依頼し、仕事の都合で翌々日の23日に受け取り、その足で尾西地区の仕事先へ向かいました。せっかくカメラを持っているのだから、少し寄り道して東海道線稲沢付近で線路沿いの道を走りながら被写体を物色。何か面白いものはないかな~?


「はなぶさ」に集まる仲間たち

「これ、何?」

車体表記の“ヨ8639”でネット検索したら、既に交友社の鉄道ニュースサイト http://railf.jp/news/2012/05/11/163000.html  に公表されていました。最近はやりのリバイバルカラーでしょうか。たから号をイメージさせる塗装ですが、個人か某施設に売却されて余生を歩むのか、まさか本当に“たから号”が復活するわけでもあるまいし、動向に注目です。情報ツウの方にフォロー求めます。(出札掛)

2012年05月23日

161.雪景色に出現する現像ムラ?の処理例 2011/5/23

テーマ:電車運転士
 駅長様のブログで雪景色の写真は現像ムラが目立ってしまうというお話がありましたが、自分も同感で、原板を見る限りではそんなに目立たないのですが、スキャンした画像ではやはり気になってしまいます。これから、自分が行っている修正方法をご紹介したいと思います。あまり参考にならないかもしれませんが、お付き合いいただければ幸いです。

「はなぶさ」に集まる仲間たち
 これは修正前の画像です。1980(昭和55)年の冬に撮影した地吹雪の中を行く津軽鉄道の列車です。上と下の部分が白飛びのような状態(とくに下の部分が顕著)になってしまい、悩ましい状況になっています。スキャン時にハイライト調整である程度修正していますが、これ以上やると不自然な感じになってしまったので、これが限界でした。

「はなぶさ」に集まる仲間たち
 こちらが修正後の画像です。わかりにくいかもしれませんが、上と下の白飛びのようになった部分を修正しました。現像ソフトはPhotoshopではなく、NikonCaptureNX2を使用しています。NX2はグレースケール(白黒)は読み込んでくれませんので、別のソフトで一旦、画像をRGB(カラー)に変換してNX2に読み込ませますます。NX2には修正したい範囲を任意に設定できる便利な機能がありますので、これで範囲を設定した後、なるべく自然に中央部の階調に合うように明るさを調整していきます。面倒臭いといって1回ですまそうとするとかえっておかしな感じになってしまいますので、この作業を少しずつ何回か繰り返します。自分はこの方法で何とかごまかしていますが、ご参考になりましたでしょうか? 駅長様同様、もっといい方法があればご教授いただきたく思います。
(電車運転士)


2012年05月23日

160.アルバイトのついで鉄(長野電鉄編)1979/8

テーマ:電車運転士
 前回のセノハチ編の1号車から少し間が開いてしまいましたが、引き続き長野電鉄編をアップしたいと思います。「しなの」担当のときは長野到着後、そのまま長野運転所までの回送に便乗、車内で休憩、再び回送で長野駅に到着後そのまま業務開始というパターンでした。回送で長野運転所に行かなければ3時間程の自由時間がありましたので、長野駅付近で長野電鉄を撮影することができました。

「はなぶさ」に集まる仲間たち
 この頃の長野駅は地下化される前で、駅のすぐ近くの踏切からやってくる列車を撮影することができました。1000・1500系の3両編成が進入してきました。渡り線が駅のかなり外方にあるといった配線だったため、左側の線路に到着する列車は逆線運転のような雰囲気になりました。長電の長野駅といえば日本一大きいと銘打って特大の入場券が名物でしたが、今でも売っているのでしょうか?
【1979.8.3 長野~市役所前】(電車運転士)

「はなぶさ」に集まる仲間たち
 ついこの間まで現役だった2000系です。特急から各駅停車までごく当たり前のように運用されていました。最後は登場時のマルーンに戻されたA編成です。まだ冷房化されておらず、屋根上がスッキリとしています。
【1979.8.3 長野~市役所前】(電車運転士)

「はなぶさ」に集まる仲間たち
 長野電鉄の撮影をひと通り終えて国鉄の長野駅に戻るとEF62牽引の信越本線の普通客車列車が発車待ちしていました。夜行以外はすべて電車化されたと思いがちですが、この頃でもまだ1往復の普通客車列車が残っていました。イベント列車でも何でもなく、これが日常の風景でした。国鉄(JR)の長野駅も北陸新幹線の開業によって大きく様変わりしてしまいました。
【1979.8.3 長野】(電車運転士)

「はなぶさ」に集まる仲間たち
 別の日にも同じパターンで長電を撮影していました。長電に嫁いだ東急5000系は2500・2600系として第2の人生を送っていました。東急時代は緑1色で「青ガエル」と呼ばれていましたが長電へ来てからはリンゴカラーに塗られて「赤ガエル」に変身しました。ちょうど長電での活躍が始まったばかりの頃で、代替えとして廃車された1000・1500系以前の旧型車はタッチの差で見ることができませんでした。また、0系OSカーや1100系なども撮りたかったのですが、ラッシュ時のみの運用だったのか、残念ながらついでの訪問では出会うことはできませんでした。
【1979.8.17 長野~市役所前】(電車運転士)

2012年05月22日

【アーカイブス】スカイツリーではないですが、煙と何とかは・・・・・

テーマ:駅長

 「駅長さんも、昔は頑張って写真を撮っていたこともあったのね」シリーズの続きである。今度は七尾線ではないが、やはり、雪のシーンである。「なぜ、いま、雪のシーン?」かというのは、最近、スキャンした写真であることに加え、これら写真の一部でフォトショップの使い方の練習をしていたからであるが、その理由は後述する。


「はなぶさ」に集まる仲間たち


 まずは、この写真。C11が峡谷を走る写真をご覧になって、会津線か只見線かと思われるだろうが、実は違っている。では、どこかといえば、阿仁合線である。


 え、そんな線知らない?確かに現在はない。現在は、秋田内陸縦貫鉄道となっている路線なのである。


 なぜ、こんな辺鄙な路線に撮影に行ったかと言えば、北海道に渡る前の本州側で、ここしか蒸機が残っていなかったからではないかと思う。今にしてみれば、津軽鉄道とか弘南鉄道あたりに何故行かなかったのか、と思うのだが。

 ちなみに、当時の貨物は比立内まで運転したはずで、この写真は萱草と笑内(おかしない)の間で撮影している。現在でもそうであるが、当時もまったくのローカル線で、昼間は6時間ほど列車が無かった。また、この時の比立内行きは雪で視界が閉ざされたため、帰りの列車も同じ場所で撮影している。これは、鷹ノ巣行きの帰りの列車で、下り勾配のため、煙を吐いていない。

 これら写真を撮影した昭和49年の冬頃には、かなりのローカル線しか蒸機が残っていなかったので、非効率を覚悟でいろいろなローカル線に足を踏み入れている。


「はなぶさ」に集まる仲間たち

 

 これは現在は廃止になった瀬棚線(国縫~瀬棚)のサミットの花石~北住吉間での撮影で、ここも最初は吹雪で撮影ができず、2度目のチャレンジである。


「はなぶさ」に集まる仲間たち

 これは失敗作の方。七尾線のみならず、雪の時期の俯瞰撮影には、どうしても吹雪のリスクがあった。


「はなぶさ」に集まる仲間たち

 次は、日本一のローカル線といわれた深名線(深川~名寄)である。この路線は、冬季に限り、名寄と朱鞠内の間の列車1往復が混合列車になり、あわせて北海道の中でも指折りの日本離れした、というかなにもない風景に魅せられて、何度か訪れている。これは朱鞠内付近で撮影したキューロクの牽く客車列車である。確か、この客車にはだるまストーブが載せられていたと思うが、撮影するばかりで乗っていないのでわからない。


「はなぶさ」に集まる仲間たち


 宗谷本線(稚内~旭川)も、雄大な風景と、C55の牽く客車列車が残っていたので、何度も訪れている。これは問寒別の大俯瞰であるが、ここも雪で何度も痛い目にあっている。


「はなぶさ」に集まる仲間たち


 同じようなアングルで恐縮だが、これは勇知でサイロと手前に入れたカット。このアングルも何度も通った成果である。


 しかし、この頃の写真は、山に登ってサイドから撮影したものが、如何にも多い。こうした写真は鉛筆転がしと呼ばれるが、風景写真としては味があるものの、機関車が小さいため、列車写真としての人気はもうひとつである。また、曇った時の俯瞰は、雪のトーンが無くなり、写真そのものが平板となってしまう。
 

「はなぶさ」に集まる仲間たち

 

 最後に最北の行き違い駅である宗谷本線抜海での貨物の交換。


 煙と何とかは・・・という言葉があるが、当時はよくもまあ、高いところがあれば登ったもので、今さらながら感心してしまう。


 ところが、今になってこれら大俯瞰写真が大きな問題を抱えていることに悩んでいる。それは、これらの写真がかなりの確率で、微妙な(大きなものもある)現像ムラがあるからである。当時は、現像費を安くあげるのと、モノクロの階調を高めるため、自分で現像していた。現像ムラは、それが理由だろうが、写真屋で現像した中にもあるので、こうした微妙なトーンの写真ではちょっとしたことでムラが出てしまうのだろう。もちろん、かつて引き伸ばしをしている時もこの問題があることは把握していたが、ある程度は覆い焼きなどで対応できたり、紙焼きでは露見しなかったのである。


 こうした現像ムラは、ネガを見てもわからないが、パソコンで見ると大変、よく目立つ。これらはフォトショップである程度修正ができる、筈だが、まだそこまでのノウハウもないし、腕もない。そこで、この前の休日にも見よう見まねでやってみたのであるが、なかなかうまくいかない。


 雪の質感を無視して、ハイライトを高めればムラは目立たなくなるが、写真として単調になる。雪の質感を出そうと思うと、こんどはムラが目立つ。なかには、抜海の写真のように、現像ムラと煙が混在しているものもある、(^^;)


 何とか、こうした写真を修整するノウハウや技術を早く会得したいものである。技術をお持ちの方、ぜひご指導をいただきたい。(駅長)




2012年05月21日

関西本線 名古屋(八田)・亀山間電化開業30周年に寄せて

テーマ:検査掛

1982年5月17日 関西本線名古屋・亀山間の電化開業を迎えました。(八田までは大垣区の電車の名古屋工場入出場の関係から先行電化されてましたが)

あれから早30年が経ちました。当初新製投入された113系2000番台もすでになく、165系(103系)、213系を経て同線の四代目となる313系に統一されました。


「はなぶさ」に集まる仲間たち

1982年5月17日 開業日当日の名古屋駅頭での出発式の様子です。

関西線方面はあまり出掛けることがなく、これ以降しばらく撮影記録がありません。


「はなぶさ」に集まる仲間たち

1982年1月12日 朝明(信)・富田 試9281レ

遡ること5カ月、電化開業に伴う入線試験が実施されました。いわゆる「オイラン列車」です。主要駅で長時間停車していたようで、桑名、上記区間、河原田の3か所で撮影しています。


「はなぶさ」に集まる仲間たち

1982年1月12日 河原田 試9281レ

あえて「河原田」の駅名票を入れて撮影したようです。

編成はDD51 714+ヨ6184+EF65 21+トラ74648+オヤ31 12+スハフ14 49

今後のことはわかりませんので、なんとも言えませんが、亀山まで入ったELはこの時のEF65 21だけではないでしょうか。

トラはわかりませんが、いずれも過去帳入りしています。


「はなぶさ」に集まる仲間たち

1982年1月22日 長島・桑名 試9281M

「オイラン列車」の10日後に、信号現示確認試験ということで、113系が初入線しています。TcMM'TcMM'Tcと、この地区では珍しい7両編成でした。有効長の関係だったのでしょうか?


メンバーのようにアクティブに活動できないので、思いつくままアップしてみました。(検査掛)




 

2012年05月20日

【アーカイブス】データ移行の時間つぶしに

テーマ:駅長

 今日は天気がもうひとつだったので、デジカメのデータを保存してあるハードディスクのデータ移行を行っていた。現在、デジカメデータは2TBのハードディスクと、1TBのハードディスクを2台ケースに入れてRAID1で保存している。その前には、500MBのハードディスクをRAID1で保存していたので、約1.5TBのデータがあることになる。それ以外に、ブルーレイでもバックアップしている。

 ホントはもう少し早く実行したかったが、タイの水害の影響でハードディスクの価格が高騰し、先送りになっていた。その価格も、一頃ほどではないが多少下がってきたし、また、これ以上待っていても劇的には下がらないと思われるので、思い切って作業を進めることにした。

 今回は、バックアップ用の1TBのハードディスクが一杯になったので、これを機にメインの保存であるハードディスクと同じ容量の2TBのハードディスクを購入して、データの整合性を図ることが目的である。


 ここで迷ったのが、データの保存にあたりRAID1で保存するか、シングルモードで保存するか、である。RAID1で保存すれば、1台のハードディスクが故障した場合でももう1台のハードディスクにデータが残る。しかし、ケースが壊れた場合の対応や、故障したハードディスクの代わりとして新しいハードディスクを入れた場合にフォーマットを自動的に行うらしいので、ちょっと心配な面もある。そこで、今回のハードディスクはデータ保存だけが目的であることから、2台をシングルモードで設定して、データを保存することにした。データの移行は2度手間であるが、あとはコピーで保存すればよいし、いざとなればハードディスクを取りだして、1台用のケースに入れればそのまま使用できるはずである。

 データを移行して余った1TBのハードディスクは、これもいっぱいとなりつつあるスキャン用のハードディスクの追加分に使用する予定である。いずれはこれも容量不足でデータ移行を行う必要があろうが、1年ぐらいは使えるだろう。

 データの保存には、これが絶対という方法がないのでいろいろ試行錯誤をする必要があるだろうが、良い保存方法があれば是非ともお教え頂きたい、と思う。


 そんなわけで、自宅にいて時間もあることなので、最近スキャンをしたデータをフォトショップで加工していた。加工したデータは、昭和48年から49年の冬に撮影した七尾線のC56である。またか七尾線か、とか、なぜ今雪の写真、などと言わずにご覧いただければと思う。


「はなぶさ」に集まる仲間たち


 豪雪の中、トンネルを出てくるC56貨物。ホントはトンネルを出てくるシーンを撮りたかったのであるが、雪が激しくなり、トンネルが写っていない。 


「はなぶさ」に集まる仲間たち

 けして、吹雪の中を走る蒸機の写真を撮りたかったわけではないが、列車の来る時に吹雪になればやむをえない。シャッターを押して、写っているのを願うだけである。


「はなぶさ」に集まる仲間たち


 天候が良い時は、俯瞰撮影も行っている。これらの写真は、今は廃線となった七尾線の穴水と能登三井の峠越え区間である。当然、貨物は1日1往復、駅間距離は11kmあるので、この撮影地点は穴水から大体7kmくらいの場所であろう。多分、ヒッチハイクして自動車に乗せてもらっていたと思うが、それにしてもこんな吹雪の時によくもこんな場所まで撮影に行ったものである。


「はなぶさ」に集まる仲間たち


 これは輪島側、能登市ノ瀬と三井の間にある鉄橋。見るからに寒そうな写真であるが、それにしても、よくも何時間もこんなところで列車が来るのを待ったものである。


「はなぶさ」に集まる仲間たち


 これは、ずっと七尾よりの能登中島を発車する七尾行きの貨物。ここで長時間停車していたので、列車で追い抜いて撮影ができた。それにしても、この吹雪。線路が埋まってしまっている。


「はなぶさ」に集まる仲間たち

 流し撮りにもチャレンジしている。動輪に雪がついているということは・・・・。ちなみにこの写真、2眼レフ(どんなカメラか、わかるかな?)での流し撮りである。これは少々テクニックを要する。


 いつもの話であるが、この頃は元気があったし、行動力もあった。それに比べて、天気が悪いと言って自宅で惰眠をむさぼっていては、良い写真を撮影するというのは無理というものだろう。せめて、昔の写真をスキャンすることで、いま、動かないことの言い訳としよう。(駅長)


2012年05月20日

159.名鉄沿線に初夏の風景を求めて 2012/5/19・20

テーマ:電車運転士

 季節は巡って5月も中旬を過ぎ、風景も次第に初夏の装いが濃くなってきました。暑くもなく寒くもなく、鉄活動には絶好の時期ですが、今週末は中途半端な家族運用を強制的に入れられ、1日フルに鉄活動に費やす時間がとれなかったことから、仕方なく近場鉄でお茶を濁すことになりました。出札掛様から国府宮付近の田んぼに水が入ったとの情報をいただいておりましたので、足を運んでみました。


「はなぶさ」に集まる仲間たち

 まずは、去年取り逃がした石仏~布袋の菖蒲をやっつけてからと思い、現地を覗いてみたところ、道路拡幅工事で見事に消滅、環境はいつどのように変わるかわかりません。毎度のことですが、先送りせずに撮れるときに撮っておかなければという鉄則を改めて痛感させられました。気を取り直して国府宮近辺に移動したところ、出札掛様の情報どおり、ほとんどの田んぼに水が入り、一部では田植えも始まっていました。出札掛様、情報ありがとうございました。

【2012.5.19 国府宮~島氏永】(電車運転士)


「はなぶさ」に集まる仲間たち

 このポイントは去年までは2本目の電柱あたりに木が植えられており、列車の後部が綺麗に抜けませんでしたが、今年は田んぼの区画整理が行われたのか、木が伐採され、新たな水鏡ポイントとなっていました。

【2012.5.19 国府宮~島氏永】(電車運転士)


「はなぶさ」に集まる仲間たち

 苗の大部分は機械で植えてしまいますが、細かいところは手植が必要なようです。老夫婦が何事か会話を交わしながらその作業を行っていました。何とも長閑で微笑ましい光景でした。

【2012.5.19 国府宮~島氏永】(電車運転士)


「はなぶさ」に集まる仲間たち

 翌日は、情報通の方から9004列車の運転情報をいただいていたので、少しだけ参戦してきました。水鏡は以前に撮ったことがあったので、蓮華との組み合わせを目論んでいました。ところが、今年の線路端には姿が見えなかったので、仕方なく水鏡に変更となりました。天気予報どおり曇っていたのと水が濁っていた関係で、条件はあまりよくありませんでしたが、相変わらず熱心な同業者(自分もその一人ですが…)が集結していました。

【2012.5.20 宇頭~新安城】(電車運転士)

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