ベルテンポの高萩徳宗です。
青森から戻って、
不覚にも体調を壊してしまいました。
ご心配を頂きましてありがとうございます。
大丈夫です。
●家を出る勇気がない
ベルテンポで旅に出たいと言うお問い合わせを頂戴すると、
多くのお客様が
「病気や事故の後、ほとんど家から出ていない」
とおっしゃるのです。
当社には、
脳梗塞等のご病気で手術入院をされた後、在宅で戻られ、
その後何年もご自宅からほとんど出ていない方から
ご相談を頂くことが多いです。
また、交通事故でお体を悪くされてから、
同じように外出するきっかけがなくなった方もいます。
元気だった頃はあちこちへ出かけていたのに、
人生が一変してしまう状況に胸が痛みますが、
外出支援やサポートの情報がほとんど手に届いていない
現状があります。
このメールレターを読んで下さっていらっしゃる方は
当社の存在を知って下さっていますが、
日本中の多くの「外出困難」な方が旅を諦めて
日々、ご自宅でもんもんとされています。
●考えただけで身動きが取れなくなる
お客様は言います。
「温泉に入りたいと思っても、
車椅子でどうやって入るのか。
旅館も介護ベッドがある部屋なんて
ないところがほとんどだし、
トイレも、荷物も・・・。」
頭の中で不安がぐるぐると回り回って、
目が回っているような話です。
私は12年、この仕事をしているので、
このお客様に答えを出して差し上げることも出来ます。
ただ、それは介護ベッドがある宿を
紹介することでもなければ、
車椅子のまま入れる旅館を一緒に
探してあげることでもありません。
不安をしっかりと引き取った上で、
これからどんなライフスタイルのビジョンを
描きたいかを
一緒に考えて行くのです。
温泉旅行は、人生の最終目的ではありません。
●大切なのは考え方
温泉旅行に行くことで、どうしたいのか?
ご家族はいいます。
「何年も温泉なんて入っていないから、
うちの主人を温泉に入れてあげたい。」
すでに
「温泉に入れてあげること」が目的化しているのです。
誤解を恐れずに言えば、
多くのお客様はぬかるみにハマってもがいているような、
そんなイメージなのです。
この状態では「良い旅」なんて出来ませんし、
眉間にしわを寄せて、
緊張とストレスを抱えたまま旅に出ても
楽しい旅にはなりません。
旅は「その次」がなければダメなのです。
旅に出ることで、
その次の旅にまた行きたくなり、
その旅に行くために、更にリハビリに力が入る。
そんなライフスタイルを日常にして頂く。
障害があっても、病気をされていても、
今日、目が覚めて生きることに意味を持てる。
旅は人生の「節目」のエネルギーチャージです。
いわゆる健常者と呼ばれている、
あなたでもそうではありませんか?
旅は、
人生(生活)の節目節目でガソリンを入れに行くような、
そんなイメージですよね。
旅の終わりに、
「楽しかったあ。良し、また明日から頑張ろう。」
そう思うために旅をしているようなものです。
極論を言えば、
ご病気をされた後、家から出なくたって良いのです。
家を出たいのは、
ずっと家にいるだけでは、頑張り切れないからです。
それはご病気をされているご本人だけではなく、
ご家族も同じです。
私はご本人はもちろんですが、ご家族が「楽しかったー」と
笑顔でバンザイして頂けるような、
そんな旅を企画したいと願っています。
そう考えると、
「車椅子で入れる温泉」や「介護ベッド」は
必須ではないと気がつくのです。