2006-11-13 14:11:26

築地を揺るがす激安寿司店の浸食…築地寿司屋の未来はいかに!

テーマ:寿司

ここ2週間ほど連日締め切りに終われて四苦八苦していたがようやく一段落。

その中の一つに「一個人」という雑誌の取材で築地の寿司屋を4軒ほど回るというのがあった。

酒を飲みながらまったりとくつろげる店、ということで編集部お薦めの店にお邪魔したわけだ。

で、築地をポロポロと歩いていると新参者の寿司店の看板だけがやたらと鼻につく。

一言でいうと派手、なんである。

それも築地場外市場には似つかわしくない派手さである。

原色ギトギトの派手な外装ややたらとデカイ看板にはハッキリ、閉口してしまう。


すし一番

(築地交差点に佇む巨大看板…自己主張しすぎである)


おいおいここは築地場外だぜ、歌舞伎町と間違えてんじゃねぇぞ」と言いたくなる。

そもそも場外には数多くの寿司屋や海鮮丼物の店があるが、そのどれもが場外の景観を損ねる、なんて店作りはしていない。

確かに昼時なんぞは客引きの声も高らかであるが、それも場外の名物の一つ。

威勢の良い商売人の声が響き渡ってこそ、場外の昼時ってなもんだ。

24時間営業はいいが、自分の店だけ目立てばいいと思っているような店のあり方は大いに反省してもらいたいもんである。


すし鮮
(派手な店構えには困ったモンだ)



そんなわけで、訪れた店の1軒に「魚河岸千両」という店があった。

ここは築地にうどん屋やら丼屋やら寿司屋を6店舗経営している虎杖グループの1軒だ。

このグループの店はオープンな雰囲気というかほとんど路面に店を出しているような感じである。

もともとある路地やら倉庫をうまく生かした作りになっていて、昔ながらの築地を肌に感じられるところが特徴であろう。


魚河岸千両
(築地の風を肌に感じるオープンな店)


しかし、こんなスペースによく店をつくるもんだと感心させられる。

夜の築地場外で開いている店は限られているだけに貴重な存在かもしれない。

2012年に築地市場は豊洲へ移転するが、その後、場外がどのようになるのか心配する向きも多い。

原色ギトギトの派手な店に浸食されてしまうような築地場外は見たくないだけに既存店には頑張ってもらいたい。

そういう意味で古き良き築地を偲ぶことができ、しかもいまの時代を取り入れた虎杖の店なんかは築地場外の未来を考える上で参考になる。


もう1軒、同じ虎杖グループの「築地黒瀬 鮑」という店にも行った。

こちらは「魚河岸千両」のカジュアルな雰囲気と違って、本格志向の寿司屋。

表通りから細い通路を突き進んだドンツキにあるのだが、その通路はまるでタイムトンネルのように感じる。

通りを抜けた後に広がる空間が、なんだか懐かしい気分にさせてくれるからだ。

内装は江戸時代の寿司屋を意識したという。



黒瀬鮑
(江戸時代の寿司屋の雰囲気が漂う)



竹をふんだんに使い、黒塀の雰囲気を醸し出している。

握られる寿司ネタも天然物ばかり、でもって値段は築地価格で、銀座と比べたら格安だけにちょっと趣向を凝らしたいときなどにはいいかもしれない。

慌ただしいイメージの築地にもなかなかに落ち着ける店があるのか、という感じだ。

夜の場外には昼の喧噪も面白さも何もないが、原色ギトギト寿司屋に対抗すべく頑張る店があることは知っておきたい。

ちなみに「一個人 1月号」は寿司屋の大特集。11/26発売なので、ご興味のある方はご覧あれ。



●「魚河岸千両」

東京都中央区築地4丁目10-14 樋泉ビル1F

電話:03-5565-5739

営業時間:11:00~14:30、17:00~22:30(月~金)

       9:00~21:00(土、日、祝日)土曜日と連休前日は22:30まで

定休日:無休

「築地黒瀬 鮑」

東京都中央区築地4丁目10-16 築地四丁目町会ビル1F

電話:03-3544-1244

営業時間:17:00~23:00(月~金)

       17:30~22:00(土)

定休日:日曜・祝日





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2006-10-17 17:53:51

清水のおさむいすし横町事情 ~清水市 エスパルスドリームプラザのすし横町~

テーマ:寿司

前々から訪れなければいかんと思っていた日本唯一という寿司のフードパーク、すし横町へとようやく行ってきた。

清水港の近くにあるエスパルスドリームプラザ内にあって、すしミュージアムなるものも併設されているという。

ここには他にもサッカーミュージアムちびまる子ちゃんランドもあって、

ちょっとしたミュージアム御殿みたいになっている…

いや、なっていると思ったといったほうが良いだろう。

ホームページ を見て、ちょっと怪しいとは思ったのだが、ここまでシャビーだとは思わなかった…


ま、その話はおいておくとして、すし横町へ行く前に近くの漁港の市場へと寄った。

やはり都内のスーパーとははくりょくも値段も段違いである。

アジなんかは1匹50センチはあろうかという特大サイズ。

これで1枚150円だというからやってられない。

やはり住むなら漁港の近くだと思い知らされる。

これなら寿司も期待ができるのでは…と思うのも自然の流れというものであろう。

で、期待に胸弾ませすし横町へと出向いたわけだ。


昭和レトル風な作りの場所には10軒の寿司屋が軒を並べている。

うち2軒は回転寿司屋。

私が行った日がたまたまなのかもしれないが、日曜日の夕食時だというのにここの横町はゴーストタウンのごとく

正確に言えば1軒を除いて、ゴーストタウンのごとし、であろうか。

とにかく、たった1軒の店に人が集中しており、他の店は閑古鳥が鳴きまくっているのである。

行列ができている店は、「回転鮨 魚がし」。

ここは静岡県を中心に手広くチェーン展開をしている人気店である。

私は端からここに来ようと思っていたから行列に並んだが、何も考えずに来た人はいったいどう思うだろうか?

確かにこの店は他店と比べれば回転寿司なだけ安いかもしれない。

ファミリー連れなどにも人気であろう。

が、これでは他店の立場があまりにもなさすぎる。

ラーメン横町なんかでも、一部の人気店に人が集中することはあるが、ここまでひどい光景を見たことがない。

他店の店員はこの状況にますますやる気がなくなっているのか、うらめしそうに回転寿司屋の行列を眺めるばかりである。

よってますます他店に人は寄りつかない。


魚がし

(デカネタ、肉厚のマグロカルパッチョ)



確かに魚がしの寿司はデカネタで厚みもあり、たいへんに食べでがある。

沼津の漁港で揚がった新鮮な魚を直送するのが売りである。

これで安ければ文句ないところだが、主力の皿が300円台と高めの設定。

店内が高級志向であるとか華やかさがあるとか味+αの部分があれば良いのだが、その他特記すべき事項は特にないだけに回転寿司屋としては高評価が与えられない。

(ちなみにここのチェーンは流れ鮨を売りにしている店舗がある。流れ鮨とはタッチパネルで注文したものが、握りたての状態で目の前に流れてくる、というものだ。そういうエンタな部分があれば評価するのであるが)


というわけで、すし横町最大の人気店がもうひとつパンチが欠けるだけに他の店はもっといただけないのかと思ってしまう。

他にも世界中のマグロが味わえる「The まぐろや」や洋風創作寿司の回転寿司屋なんかもある。

寿司屋の場合、どうしてもネタの仕入れの関係があるから、小樽や気仙沼など地方の有名店をこういうフードパークに招致するのは難しいのであろう。

そのせいで、どの店も同じに見えてしまうというか、ラーメンやカレーなどのフードパークと比べて、バラエティ感がないのが辛い。


気を取り直して、すしミュージアムを見学することにした。

入場料を300円も取るわけだから(すし横町で食事をした人は半額)、それなりに立派なものを期待してもバチは当たるまい。

すしの歴史やら全国の寿司について勉強でもしてやろうという魂胆である。

それくらいはあるだろうとは思っていたが…

入ってみると中は江戸の町並みが再現されている。

確かににぎり寿司は江戸時代に誕生したものであるから、江戸の文化を学ぶのはよい。

が、それだけなんである。


すしミュージアム

(仕方がないので、こんなところで写真を撮ってみるの図)


順路にあるのは江戸の風景ばかり。寿司についてのウンチクが書かれたチラシが数枚置いてあるくらいで、寿司ミュージアムの片鱗すらみえない。

こ、これはいったいどういうことだ…」

と唖然としていたら、最後に寿司の歴史やら全国の寿司について書かれた展示場があった。

ご丁寧に室町時代くらいからの寿司の歴史について書かれてある。

全国の寿司についても写真が展示されている。

が、それは学園祭ですし研究会が発表するようなレベルなんである。

あっと驚く仕掛けとは言わないが、学園祭レベルはやめて欲しい。

がっくし

すし横町

(学園祭レベルの展示場であった…)


で、ちょっと考えてみたのだが、そもそも清水と寿司のつながりって何よ?

お隣の沼津港は確かに漁獲量も高く、美味な寿司屋も多い場所だ。

回転寿司業界でも「沼津」は一種のブランドである。

清水ですしといって思い浮かぶのは清水の次郎長一家の森の石松くらいか…

食いねぇ、食いねぇ、寿司食いねぇ」の石松様の言動はあったにせよ、清水港の名物はお茶の香りと男だて、と決まっている。

もしや、石松のネタだけで強引にすしミュージアムを作っちまったんだろうか…

清水ならありうるな…

せめて清水と寿司の関連性がもっとしっかりしていれば、こんなチープなミュージアムやシャビーなすし横町にならんですんだだろうに…。

やはり清水はエスパルスの応援とお茶で頑張って欲しい、と思った次第です、ハイ。



●清水すし横町

静岡県静岡市清水区入船町13-15 エスパルスドリームプラザ1階

営業時間:11:00~22:00

定休日:無休






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2005-11-08 13:47:25

またもや引越ししちまった・・・ご近所寿司屋は危険がいっぱい

テーマ:寿司

そんなわけで長らく更新出来なかったが、けっしてサボっていたわけではない。

引越しの準備でおおわらわだったのである。

N●Tの工事が遅れた関係でネットが開通せずに日々悶々と過ごしていたのです。

あしからず


というわけで、今回はかなり大掛かりな引越しであった。

ベッドを新調したのだが、これがどういうわけか」配送日が遅れて(いろんなものがよく遅れた…)

引越しの時間とぶつかちまったために家具を運ぶクレーン車とベッドを運ぶクレーン車がバッティングするという恐ろしいハメにあった。

家の前に大型車が4台…ご近所迷惑も甚だしいでゴンした。


そんな肉体的、精神的疲労を癒すためには寿司しかないと思った。

前回の引越し では地元飲み屋探索こそが、引越し日の正しい過ごし方であると述べたが、

地元寿司屋というのも行ってみたいところである。

近所に2軒あった寿司屋のうち、一軒はテレビがあっていかにものチープそうな感じ。

3日前のネタが出てきたとしても驚けない店で、もう一軒はちょいと高級そうな感じ。

いくら地元の常連相手だからと言って、テレビのある寿司屋というのは落ち着かなくてよろしくない。

こんな店のオヤジは平気でタバコを吸ってそうだし。

とはいえ、これが地元寿司屋の通常のスタイルではないかと思う。

近所の住民相手の寿司居酒屋。タバコの煙もお構いナシだ。

気分ではなかったので、迷わずちょい高級そうな店を選んだ。


2重扉のその店は、カウンターだけの小さな店だった。

金曜の夜8時過ぎだが、お客はいない。

ふむ、この界隈ではまだ早くてこれからなのだろうか・・・などと思いつつ、

品書きを見る。

案の定、値段は書いていない

但し、壁のメニューは手書きで産地まで書かれていた。

鯵は江戸前と静岡産、富山の太刀魚、岩手の戻り鰹など・・・

ちょっとしたヤル気は感じた。

ケースの中にはそれほど多くない感じのネタが並んでいる。

ちょい仕入れスタイルなのだろう。

客で込み合う…という感じの店ではないようだ。

となると客単価が…後が怖くなければ良いのだが…


まずは刺し盛りを注文し、グイグイと冷酒をあおる。

5品の刺身が3~4切れづつ乗っている。

いい感じだ。

冷酒がすすむ、すでにこの時点で3合はいったか。

続いて握りタイム。

先ほど、食べなかったものを握ってもらった。

二人で五貫づつくらいだろうか。

いやぁ、満足満足。

味もまずまずだったので、ゆっくりと落ち着いて食べたいときには良いかもしれない。

地元の寿司居酒屋系とは違った正統派スタイルの寿司屋があるとそれは便利である。


で、いよいよお会計タイム。

最近、都心の名のある寿司屋でも一人、1万5千円くらいというのが相場だ。

今日のようにお好みでいっても一人2万円まではいかないはずだ。

で、今日のお会計、2人で2万円也

うーむ、ちょい高ですね。

これならあと1万出して、有名店に行っても良いのでは、という感じ。

住宅地の寿司屋ならば、お値ごろ感が必要になると思うのだが…


私のとって通いたくなる地元の寿司屋とは、回転寿司並のお手ごろ感がどうしても必要だ。

通の寿司屋でこんだけ食べたのに有名寿司屋の半額だぜい、みたいな。

まとまった金が出るとなるとやはり有名店志向になってしまいますね、

子どもの頃から寿司=特別な日の食べ物みたいなイメージになっているから、気取って食べたくなりますしね。

そこそこの値段を取られるなら、やはり有名店でって感じですかね。

寿司屋ってやつは



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2005-08-11 16:39:58

デッカイことはイイコトだ!的価値観の極み ~横浜野島公園「島寿し」の哲学~

テーマ:寿司

とにかくネタが巨大な寿司屋がある、との情報を得て、

高速を飛ばしとある寿司屋に向かった。

その寿司屋は八景島シーパラダイスの先、野島公園付近にある「島寿し」。

すぐそばには穴子、シャコで有名な小柴港があり、地魚のうまい寿司屋として、

結構、有名な店、とのことだった。


早い時間は行列ができるとのことだったが、我々が訪れたのは閉店1時間前の午後8時。

この時間になるともう空いていた。

海の男たちは早寝するのである


まずは定跡通り、ツマミを少々。

ツマミも大盛り、との話だったので、一人一品ずつで十分か、と思ったのだが、

店員の「それだけでいいですか?」の声につられてもう一品オーダーすることに。

活タコ、旬のアジ、おすすめのカツオをいただく。

ほどなくでてきたがこれが噂通りの大盛りサイズ

しかもひとつひとつの刺身がデカイ。

二人でこの量は正直、多すぎです。

ツマミというのは酒の肴にツマむもの…という概念が吹き飛ぶような大きさですな。


ツマミの刺身三品ですでに満腹感を感じつつも、

握りに挑んでみる。

メニューを見ると

一人ぼっちのロンリー鮨

わがまま男女のわがまま鮨

すてきな貴女は浮気者

などと並んでいる。

……危ない

このセンスは危険だ。

勢いだけでネーミングしてしまいました、的な安さを感じる。

が、ある意味、B級店の王道、といえなくもない。


デカネタであることを考慮して10貫の「どうせ来たならこのお鮨」をオーダーする。

名物の穴子、中トロ2貫ずつに巻物が6貫という組み合わせだった。

巻物がメインの握り、というのも珍しい…

いや、時間が遅かったのでネタがなくなっていたのかもしれないが。



shima

(実際に見るともっとデカイです。マッチ箱と比べれば良かったか…)

当然、各寿司は一口で食べられるサイズではない。

10~15センチはあろうかという特大サイズだ。

寿司は一口で食べるのが粋である、という哲学はこの店では通用しない。

特に巻物なんかは食べ方に苦慮する。

女性の場合だと半分しか口に入らない=ボロボロこぼれる

なんて人が続出しそうだ。

おちょぼ口の方はご注意下さい。

しかも握ってある、という形状ではなく、どう見ても巨大な酢飯の上に巨大なネタが置かれている、という感じなのだ。

アンドレ・ザ・ジャイアントくらいの巨大手のひらでないとこの寿司は握れないのかもしれない。

よって、寿司の形状は決して美しいとは言えない。

「将太の寿司」なんかでご推奨の地紙の型とは似ても似つかないおむすび型

「ムムム…」と唸らざるを得ない何かを感じる。


高度成長期の日本。

子供の頃にこんなCMがあった。

デッカイことはイイコトだ!

なんのCMだったけ…

北海道デッカイどうは覚えてるんだが。

とにかく満腹感が大事、巨大寿司はいいことだ、というのが高度成長期

せっかく寿司屋に来たんだからちょっとずついろんな寿司を食べたい、

というのはバブル期の考え方なのだろう。


私は……やっぱバブルっす。

できれば一口で食べられるサイズで美も追究したい。

しかし、日本を支えてきたのは高度成長期の人々であることは間違いない。

不格好でもイイじゃないか、

デカくてうまけりゃ文句ないだろ、という価値観だって立派なものである。


アンチグルメなデカネタ寿司屋

バブリーな方はご遠慮の程を


●「島寿し」

神奈川県横浜市金沢区乙舳町11-1

電話:045-781-2337

営業時間:12:00ごろ~20:30ごろ

定休日:月曜





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