2005-08-08 23:26:17

唐辛子がオツマミ…激辛タイ料理「ペチャラット」のオムライス

テーマ:エスニック

暑い…暑いときに汗をかこうなどとよく言ったものである。

暑いときにわざわざ汗をかくことをするなんざ、

なんかの罰ゲームか、精神苦行か、ってなもんである。


しかし、世の中には暑いときにこそ激辛料理を食べたい!

などと恐ろしいことを考える人がいる。

私に言わせると恐いモン知らずだ。

なので、本当に恐い激辛料理店の話をしようかと思う。


その店は大崎にある「ペチャラット」。

タイ語でダイヤモンドという意味の店だが、

料理の方は輝くダイヤモンドではなく、激辛味がダイヤモンド級という恐ろしい店である。

「辛いのが大好き」くらいの人はチャレンジするのをやめておいた方が良い。

辛くなければ料理ではないくらいの激辛中毒者でないとこの辛さには耐えられまい。

かくいう私も往年はミスター・エスニックと異名を取る激辛マニアであったが、

この店に最初に訪れたときにはKO寸前に叩きのめされたことを思い出す。


あれは大学生の頃だからまだ1980年代の話だ。

我々、大食いブラザースは5~6人ほどで店を訪れた。

タイ料理ではお馴染みのヤム・ウンセン(春雨サラダ)やトム・ヤム・クンをオーダーする。

噂通り、なかなか辛い。

ヤム・ウンセンには赤い唐辛子が相当量含まれているが、

これは激辛好きにしてみればフェイクのような物。

本当に辛いのは青唐辛子だ。

青唐辛子はもともと辛い物ではあるが、この店の青唐辛子はスペシャルに辛い。

コイツはくる。

ひとかけらでハーハーヒーヒー、ふたかけらで水をガブ飲み、さんかけらも口に入れればその後は何を食べても味がわかることはない、と言われるくらい辛い。

この青唐辛子が春雨の間に身を潜めているのである。

危険である。



petya

(この何の変哲もないオムライスにとんでもない秘密が…)



他にも辛そうな料理ばかり頼んだので、気がつくと全員がのたうち回っていた。

最後に辛くない料理…ということで、これならば辛くないだろうというカオカイチョー(オムライス)を頼んだ。

まさかオムライスまでもが辛いなんてことはなかろう

誰もがそう思っていた。

しかし、これが大間違いのもとであった。

唐辛子でマヒしかかっている口に我先にと誰もがオムライスを掻き込んだ。

もう水だけでは辛さをぬぐい去ることはできず

とにかく口に固形物を詰め込みたくなっていた。

そして、食べた瞬間、全員でブッたまげることになる

思わず食べたものを吹き出してしまう者アリ、

目に涙を浮かべる者アリ、

のたうちまわる者アリと惨劇が繰り広げられることになった。

なんでオムライスが辛いのよ

ホント、泣きたくなった。

で、中身を良く見てみるといやがったぜ、

青い色した憎いヤツ青唐辛子の野郎がよ。

マジでタイ人はオムライスにも青唐辛子を入れているのか?

どうしても不思議でならなかった我々は店員を呼んで聞いてみることにした。


で、やってきた店員。

なにやらボリボリと食べている。

ドシマシタ?

と言う店員に何をオマエは食いながら応対してるんだ、みたいなことを言ったのだと思う。

するとその店員は悪びれずに「コレ、オイシデスヨ、ドゾ」と手に持っていた固まりを差し出した。

やはり、というかさすがにというか、

その手に握られていたのは我々の天敵・青唐辛子

それを水を飲むでもなく、ポリポリとオツマミのように食べているのだから

これはもう我々とはレベルが違いすぎる

きっとこれが普通の味なんだろうな…と激辛オムライスを前に思った。

もう激辛好きを自認するのをやめよう」そんなことさえ思った。


月日は流れ、ふたたび「ペチャラット」を訪れた。

気がつくと何もなかった大崎も駅前再開発が進んで、

マークシティなんて立派な駅ビルが建っている。

味も当時のままなのだろうか?

そんな期待とも不安ともいえぬ思いを抱え、

各種料理を注文した。

ヤム・ウンセンはやっぱり辛かった。

トム・ヤム・クンは辛いが美味かった。

しかし、味はだいぶマイルドになった印象がある。

聞いたところによると料理人が変わったそうだ。


で、思い出のオムライスをオーダーしてみる。

思い切って「激辛でお願いね」と言ってみた。

これでヌルイ辛さのオムライスが出てきた日にゃ、

いそいそと退散するしかあるまい。

そんな覚悟があった。

中を見ずにオムライスを豪快に掻き込んでみる。

辛~

辛い、辛いぜこの野郎!

そうだオレの求めていたのはこの辛さなんだ、

うんうん、辛くて有り難うだとかなんだかわからない気分になっている。

その後、気合いを入れて完食したが、

2日くらい舌が使い物にならなかった

やっぱ罰ゲームですよ、この味は。


●「ペチャラット」

東京都品川区西品川3-17-2 セザール西品川1F

電話:03-3491-9975

営業時間:11:30~13:00、18:00~22:00

定休日:日曜



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2005-04-19 01:07:10

中級ユーラシア料理「元祖日の丸軒」の怪人

テーマ:エスニック

中級ユーラシア料理「元祖日の丸軒」という店がある

まだ世間にエスニックブームが到来する以前からある店だから

その筋では相当に老舗であったりする

 

とにかく、すべてが見せ物小屋のような雰囲気の中にある

昭和30年代の怪しげな出し物のような…

黄色く塗られた外観にはサーカス絵が描かれ、周りからは完全に浮き上がっている

なにせ場所が新代田、しかも環七沿いとくればラーメン屋くらいしかこれといった店がないところだ

 

hinomaru

 

心惹かれるまま、階段を上がってみる

ギギーッと扉を開けると予想通りの光景が目に飛び込んでくる

壁にはどういうわけか柱時計がやたらと並んでいる。時間を間違えなくて良さそうだ

窓は船仕様の丸窓。雨漏りしなくて良さそうだ

窓の外には光の帯を連ねながら環七を泳ぐ車の群れが見える

都会を航海する気分にちょいと惹かれる

BGMは昭和歌謡だ

「サムライ・ニッポン」なんかが流れていたりする

 

席に着くとついに噂の主人がお出ましになる

アンドレ、だ

人間山脈、大巨人のあのアンドレだ

「いらっしゃいませ…」

アンドレ(通称:店の主人)もとい店の主人(通称:ペペ・アンドレ…でも日本人らしい…思いっきり怪しいけど)だ

風貌は「ジョゼと虎と魚たち」のジョゼのおばあちゃん に似ているだとか、長髪になったゴリラーマン に似ている、とか諸説飛び交っている

なぜアンドレなのかという謎も残る

ちなみに私はかってこの店の付近に住んでいて、よく日の丸軒を訪れていた

ある日、道端でアンドレとすれ違った時にニターッとされてブッ飛んだ記憶がある

あのアンドレを昼間に見るのも強烈だが、挙げ句にあの顔でニターッだ

恐ろしい、背筋がゾッとする、というのもうなずけよう

大学生の頃の話である

 

で、メニューを見てみる

中級ユーラシア料理とは何か?という疑問が解ける

そもそも高級ユーラシア料理が何で低級ユーラシア料理とは何なのか、という話であるが、

まぁ、タイ、インド、中東などなどアジアンフードがいろいろと食べられて、それらが酒のつまみに合いそうな感じ=ゆえに中級みたいなことだろうか?

名物はターメイヤ(エジプトのコロッケ風)やタイの蟹料理やらいろいろあるんだが、

中でも私が好きなのはナン、である

イースト菌を使っているので、パンのような食感がよい

熱々の出来たてをちぎって食べるのがウマイのだ

味がほんのりと付いていて、そのままでもいける

ほうれん草カレーとかに浸けて食べるのだが、お土産にしてよく持ち帰ったもんだ

 

アンドレの一挙一動に心を奪われながら、見せ物小屋で過ごす至極の時間…

まさに時が止まったような空間、というに相応しいB級なスポットである

 

●中級ユーラシア料理「元祖日の丸軒」

 世田谷区羽根木1—4—18

  03—3325—6190

  営業時間:PM17:00~AM2:00

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