2006-02-20 10:08:16

中国的猥雑感が心地よい ~蒲田「歓迎」のにぎやか中華~

テーマ:中華

中国のメシ時というのはどの店にも活気があって良い。

特に市場の店や露天などが最高だ。

入れ替わり立ち替わりお客が来ては、さっと食してさっと去っていく。

日本みたいに食後の一服、なんてまったり感はどこにもない。

慌ただしいながらもそれも一つの「味」とかしているところがなんとも良い。

安っぽい食器に盛られた料理がなんとも美味そうにみえる。

あれこそがチャイナ・マジックだと思うんだがどうだろう?


そんな中国的猥雑感を体感できる店が、蒲田にある。

歓迎」と書いてホワンヨンと読む。

看板には「中国大陸料理 餃子&喫茶」と書かれている。喫茶というのが異質な感じがするが、その実はとても素敵な中華料理屋だ。


中国的猥雑感を体感したいならば、土日の昼時に行くのがお勧めだ。

(平日のランチ時は、サラリーマンのみなさまの憩いの場と化しております。

しかも単品注文が出来ませんのであしからず)

客足が絶えず、次から次へとやってくる様も大陸の露天っぽくて良い。

軽く行列が出来ているときもあるが、回転は速く、それほど待たされることはない。

中には昼からビールを飲んで、くつろいでいる客もいるが、

ほとんどの客がさっと食べてさっと去っていくからだ。


店内は忙しく動き回る店員さんたち、かなり広い厨房で料理に腕を振るう料理人たち、

多くの人がめまぐるしく動いているが、誰にも無駄な動きというものがなく、見ていても大変、気持ちがよい。

席に着くとすぐに店員が飛んでくる。

「ナンニシマスカ?」

単菜(メニュー)は言わなければ持ってこない。

というのも、皆、メニューなど見なくてもオーダーを決めている客がほとんどだからである。


まずはなにはともあれ焼き餃子頼みたい。

そして水餃子。それに飯モノか麺類を頼めば完璧だろう。


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(羽根餃子はサクサク感が命)


焼き餃子はいわゆる羽根餃子といわれる小麦粉を溶いた水で焼き上げるタイプ。

餡の味は薄めで、皮は肉厚。されどサクサクしており、香りも良く次から次へと口の中にほおりこみたくなる。ピリリと効いたショウガも良い。

そして口の中で噛みしめたとき、ほのかに口の中に広がる肉汁

これがたまらんです。餡のジューシーさがなんともいえんですな。

1人前、6個だが軽く2、3枚はいけそうだ。


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(餡の味がたまらんポッテリ水餃子)


水餃子はやや皮がポッテリしている台湾風なお味

モチっとした感触は中国本土風にはやや劣るが、餡との相性は抜群。

こちらの方が焼き餃子よりも餡の味が引き立っているような気がする。

もちろん、肉汁も健在だ。

1人前10個ほどあるが、こちらもパクパクといけるので、是非、焼きと水餃子の両方頼みたいところだ。


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(野菜たっぷりで、さっぱり味の北京汁そば)


今日の気分は麺料理、ということで北京汁そばをオーダー。

こちらは野菜たっぷりで、スープもさっぱり。

これこそが大陸のそばの味だ、と思いながらスープを飲み干した。


もちろん、食後にお茶など飲むことなく、食べ終わったらさっと席を立つのがルール。

味にビックリ、そして会計の時のあまりの安さにビックリする素敵な中華料理屋である。


●「歓迎」

住所:東京都大田区蒲田5-13-26-101 大田区生活センター内1F

電話:03-3730-7811

営業時間:11:30~14:00 17:00~22:00

定休日:無休




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2006-02-14 19:32:12

刀削麺の醍醐味とは何か?五反田の「西安飯荘」にて思う

テーマ:中華

世に幻の麺があるとしたらそれは刀削麺である、

と聞いたのは何年前のことだろうか…

とにかく世にさまざまな麺料理はあるが、麺の奥義中の奥義を究めた麺こそが刀削麺である、と噂に聞いていた。

いや、噂と言ってもミスター味っ子とか美味しんぼかもしれないが。


とにかく、いつかはその刀で削る麺料理やらを食したいと心に思い描いていたわけだ。

練った麺の固まりを持って、短い刀のような包丁で、麺の皮膚をそぎ落とすように削っていく。

しかも離れたところから煮えたぎった寸胴めがけて麺を飛ばすように投げ入れるわけだ。

これは幻以外の何モンでもないだろう。

なぜ、そんなことをする必要があるのかとかそんなことはこの際どうでもいい。

とにかかくそんなことをする必要がある刀削麺というものにまだ見ぬ強豪を思い浮かべていたわけだ。


で、いまからもう10年以上前になるがシルクロードを訪れた際にウルムチという中国の辺境の地でついに刀削麺にお目にかかることになった。

一人前をオーダーしたのだが、出てきたのはカプリチョーザサイズの特盛り。

しかも味付けはシルクロード仕立てのトマト味とあっては、飽きる飽きる。

こりゃもう泣きながら食べるしかない、ってわけで、刀削麺=幻の麺という図式はそのときにもろくも崩れ去ったのでした。


時は流れて…

いまや東京でも刀削麺は普通に食べられるようになった。

そう言う意味では本当の幻なんてものは現地にしかない家庭料理的なモンなのかもしれないですな。

そんなわけで、久しぶりに刀削麺でも食べようかと思い、五反田の「西安飯荘」という店を訪れた。

どうも刀削麺というのは西安が本場のようなのか、ネットで調べてみるとやたら西安本場のという文字が目立った。

西安というと餃子、というイメージがあるのだが、今や日本では餃子ではなく刀削麺なのであろうか。

ともかく刀削麺食べるなら西安で、というわけでこの店を訪れることにした。


ランチ時と言うこともあって、刀削麺メインのランチが並ぶ。

いろいろある中から刀削麺の基本とも言うべき麻辣刀削麺をチョイス。

辛いスープに極太の刀削麺がよく絡むのでは、と思ったわけだ。



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(見た目辛そうだが、意外とまろやか麻辣刀削麺)


まず、スープをすすってみる。

うむ、パクチーがきいて中国の匂いがほのかに漂ってくる。

見た目ほど辛くもなく、日本風にアレンジされている、といった感じか。

そして噂の刀削麺をいただく。

刀削麺というとやはり離れたところから麺の固まりを持って、シャッシャッシャッと麺を削りながら鍋に入れていくパフォーマンスを見たいところだが、残念ながらこの店では見られない。

六本木の西安刀削麺 だと厨房がガラス張りになっているので見ることが出来るが、

どうもあそこは上品すぎるきらいがある。

中華はもっと粗野な…そう、なんか怪しい雰囲気がどこかにあって欲しいと思うわけだ。

そういう意味ではこの店の粗野加減は良い。

猥雑な雰囲気が感じられる。


そんなことを思いつつ、麺を口腔内に放り入れた。

おや?こんなコシがなかったけ?

見た目からもっとゴッツイ歯ごたえを予想していたのだが、麺はフニャにグニャの軟弱野郎だった…

あれー、お前こんなにフニャチン野郎だったか?

私は久しぶりに味わう刀削麺に問いただしたい気持ちになった。

名古屋の激固うどん、「山本屋」を少しは見習え、とも唱えた。

うーむ、これじゃ麺がメインというよりも麻辣スープがメインで麺は脇役、ってな感じがしてしまう。

これが幻と言われた麺料理の行く末なのか…

私は軽い絶望感に襲われながらも麺を食べ続けた。


刀で削られる麺は不揃いながらもそれぞれに個性があって良い、はずだった。

いやそれこそが刀削麺の醍醐味ともいえよう。

残念ながら…残念ながらとしかいいようがないのだが、その醍醐味を味わうことは出来なかった。

うーむ、どこかで美味な、いや刀削麺の醍醐味を味わえる店はないものだろうか?

やはりあのシュッシュがないと味わいも半減ということなのかもしれませんな


幻はまだ幻のまま、なのかもしれない

※川口探検隊の調査を求む


●西安飯店

東京都品川区西五反田2-10-8

電話:03-3492-9068

営業時間:11:30~15:00、17:30~23:00

定休日:日・祝




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2006-02-03 13:00:21

キミはペペちゃん餃子を知っているか! ~目黒・「ペペちゃん餃子」に合掌~

テーマ:B級グルメ

久しぶりに「ペペちゃん餃子」に行ってみようと思い、訪れてみたがなんと店は閉店していた…

やはりというかなんともがっかりというか…


「ペペちゃん餃子」という店名から察しのついたあなた、

青春ドラマ通ですね。

そうこの店は日テレ青春ドラマシリーズには欠かせない穂積ぺぺさんの店なのであった。

穂積ぺぺ…「飛び出せ!青春」では落ちこぼれ二人組の山本役として(ちなみに相方は柴田役の頭師佳考)、そして「われら青春」では、なんと「飛び出せ」でたった一人落第した設定でまたしても山本役で出演されていた。

カーリーヘアが小粋な兄さんペペって名前が何とも素敵な兄さん

青春ドラマブームが去った後は、時折2時間ドラマですぐに殺されてしまう役なんかで見掛ける程度だった。

ペペですよペペ、(ちなみにペペちゅう名前は子役時代に外国の子供に似ているからとのことで命名されたらしい)

あの顔と名前でずっと忘れられない人になっていたんですね、いつか。


で、その店を偶然発見したのは何年前のことだろうか…

かれこれ10年近いかもしれない。

とにかくその店を発見したときは驚いた。

ぺぺさんに驚いたわけではない、その店名にだ。

なにせこの時点ではまさか穂積ぺぺがやっている店だとは思わなかったからだ。

なんだよ、ペペちゃん餃子ってよ

チラと見ると誰もいない…客どころか店主もいない

ま、当時まだ若かりし私だったが、こんなへんてこな名前の店を見逃せるほど若くはなかった。

で、入ってみる。

「スミマセーン、やってますか?」

しばらくすると2階からもぞもぞと店主が降りてきた。

眠たげな感じ、ヨレヨレの服…

「あ、ゴメンネ、いま開店したばかりなんだ」と告げる男の顔を見てブッ飛んだ!

なんと穂積ぺぺ氏だったのである。

ペペさん……

私は思わず絶句した。

「あ、僕のこと知ってるの。まだ若いのにね」

知ってるなんてもんじゃないですよ、ダンナと言いかけたが思いとどまった。

青春シリーズ、大ファンなんですよ」とボゾッと告げた。


で、なんとはなしにぺぺさんと会話をしながら餃子とビール、ってことになった。

なんでもちょっと前にオープンしたばかりで、宣伝も何もしてないからまだあまり客が来ないんだよとボヤかれていたのを思い出す。

それもそのはず、場所は中目黒&目黒からはかなり離れた場所の裏通り。

付近には飲食店もなければ人通りもほとんどない。

私も裏道として使っていたくらいの細い裏道にあったので、知らなければ来ない店なのであった。


私はつい酔った勢いで「なぜ餃子屋、やられることにしたんですか?」と聞いてしまった。

するとペペ氏はこともなにげに「いやね、よく家とかパーティとかで餃子を作ってたんだけどね、れがすごぶる好評で、じゃやってみようかなって

やってみようかな…それでやってしまうところがなんとも凄いがご本人がみずから餃子を作って、調理までするというのも凄い。

あんたは梅宮辰夫ですか

タレントがオーナーの店は多々あるが、オーナーは顔を店に出すくらいで、みずから調理することなどない、はずだ。

味のコンセプトくらいは決めるのだろうけど実際に作ってくれるなんて店には滅多にお目にかかれない。

(かってはデビット伊東のラーメン屋「でび」。最近は河合我聞のラーメン屋でお目にかかれる)


で、周囲の人に評判だという餃子の味はというと、これがなかなか凝っていた。

いまでこそシソ餃子やキムチ餃子など珍しくも何ともないが、あの時代に変わり種餃子をやるとはなかなか。

イカの入ったイカス餃子なんてのもあったけ…

確かペペさんもビール飲みだして、青春ドラマの裏話、なんかを聞かせてくれたっけなぁ…

当時、出演者の女の子と恋に落ちる話があって、ホントに付き合いだしたとか、

石橋正次さんは20才を越えていたので、酒を飲ませてくれたとか、サッカーのシーンではほとんどぺぺさんが蹴っていたとか(経験者だったらしいです)…

青春ドラマファンにはたまらん話です。

それからたびたび訪れるようになったのだが、ここ2年くらいとんとご無沙汰していた。

というのも「いつか必ず、『飛び出せ青春』のクラス会、テレビか雑誌でやりましょう!」という話をしていて、それが実現してしまったからだ。

「テレビ青春白書」(東京ニュース通信社刊)という本で、片桐…じゃなかった剛たつひとさん、頭師佳考さん、石橋正次さんなんかを呼んでね。

なんか一仕事、やり遂げたみたいな感覚があって、それからご無沙汰していたのである。


そんなわけで、訪れてみたのだが、あたりは10年前同様、あいかわらず寂しい。

で、あるはずの場所に店がない。見逃そうにも他になにもないのだから見逃すはずもない。

通りを間違えたか、とも思ったがやはりない。

「さすがにこんなヘンピな場所では無理だったか…」とも思ったが、私の知る限りそこそこ常連もいたし、なかなかに賑わっていた。

では、ぺぺさんが本格的に役者復帰するのか、とも思ったが、そんな気配は微塵もない。

調べてみると2004年に閉店しており、その理由も楽天でネット販売を始めるので、もう店販しなくてもよいからとのことだった。

しかし、ネットでは月3万円くらいしか売れず、撤退させられたと聞く

なんとももはや、さすがペペ、というべきか…


風の噂で三軒茶屋で再オープンするとの話を聞いた。

それがホントならうれしいのだが…


ぺぺちゃん餃子は青春の思い出を彷彿させてくれる素敵な店だったのである。

合掌





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