2005-08-29 14:53:45

麻布十番祭りのたこ焼き

テーマ:B級グルメ

夏も終わりに近づいた。

先週末あたりは各地で祭りが行われていたようだが、

ここ数年、都内最大の祭りと化しているのが

麻布十番祭り」ではないかと思う。


そんなわけで、麻布十番祭りへと数年ぶりに顔を出した。

いやー、スゴイ。

こんなに人が集まる祭りだっけ?ってなくらいスゴイ。

隅田川花火大会並み…いやあの面積にあの人数だから人口密度的には麻布十番祭りの方がスゴイかもしれない。

歩くだけで息も絶え絶えになるような人混みの中をなんとか進んでみる。

浴衣姿の10代女性がやたらと目に付く。

風流…に見えないところがちょいと物悲しい。

ま、確かに浴衣を着るとそこそこ可愛く見える。

とはいえ、情緒がね…なんか楚々とした感じがないんですね。

マジ、ヤベーよ、この人混み…」とか言ってましたから。


そんなわけで、なにか食べながら道を歩く、なんてのは極めて困難である。

ソースものなんかは誰かの服にベッチョリと付けてしまいそうで恐い。

服に付けられるのも恐い。

よって、周りをキョロキョロしながら歩くハメになる。

なんとも落ち着かないことよのぉ…


ここの祭りはちょいとオシャレな屋台が出ていることで有名だ。

イタリアン、中華、エスニックなどなどレストラン直営の屋台が出ているので、

なかなかうまそうなものが並んでいる。

タンタン麺風焼きそば、イカスミリゾット、海鮮ちぢみ

とても祭りの屋台のメニューと思えない。

そのあたりだけは麻布十番らしさ全開だ。


しかし、祭りといえばやはり粉ものが欲しくなる。

お好み焼きかタコ焼きか…

広島お好み焼き屋台には大行列が出来ている。

見ると大ぶりのイイダコをまるまる一匹使ったタコ焼き屋を発見した。

これはなかなかいけそうだ。


tako
(タコ焼きの中身は大ぶりのイイダコが)


タコ焼きを操る兄さんの手はくるくるくると素早く動きまわる。

うむうむ、なかなかに良い手つきだ。

関東人と関西人を見分ける際にはタコ焼きを作る手つきを見ろ

という格言があるが、確かにその通りと思わざるを得ない。

出来上がったタコ焼きはホクホクのフカフカ。

なかなかの大ぶりでタコの感触も良い。

これをね、こう屋台なんかを冷やかしながらね、

食べたり出来ると楽しいんだけどね。

あまりの人混みですからね、

こっそりと裏道で食べます。


麻布十番祭り、イケイケドンドンなファッショナブル性に富んでますが、

やっぱり僕は素朴な縁日が好きです。

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2005-08-24 11:44:07

真夏に食す静岡おでん ~青葉おでん街はおピンクゾーン~

テーマ:地方B級グルメ

静岡に行ってきた。

友人が「死ぬまでに一度は観ておいたほうがいい」と力説していたミュージカル、

劇団四季の「CRAZY FOR YOU」を観に行くためだ。

芝居遠征…なんとも高尚な趣味なことだが、

今回はもう一つ楽しみがあった。

静岡おでんなる独特のおでんを食す。

それもおでん屋ばかりが何軒も軒を連ねている

青葉おでん街というものがあるらしいと聞いた。

真夏におでん…というのもなんなので、

その前にお寿司屋さんで一杯ひっかけたわけだが、清水港から水揚げされたばかりの新鮮な魚介類をつまんでいるうちにおでんのことはすっかりと忘れてしまっていた…

つまり酔ってしまったわけですね。


aoba

(青葉おでん街は結構、怪しい…)


で、ふらふらとした足取りで青葉おでん街へと向かう。

きらびやかなネオン…ならぬ提灯の灯りに目が覚めた。

なんか温泉街のおピンクゾーンみたいな様相を呈しているのだ。

浮いている、のである。

なんだか周りの景観から比べると唐突感が否めないのだ。

しかし、結構歴史があるという話を聞いた。

青葉おでん街の他にもおでん屋密集地帯はいくつかあって全部で70軒以上の店があるという。

静岡おでんは元祖フードテーマパーク、といえるかもしれない。


さて、深夜0時を過ぎていたせいか20軒ほどの店のうち空いているのはわずかだった。

空いている一軒に入った。

元気の良いおばちゃんが一人で賄っている店で、7,8人も入ればいっぱいになるような店だ。

お腹は一杯だったがおまかせで注文。

おでん鍋を見るとかなり黒ずんでいる

聞いてみるとこれが静岡おでん独特の味の秘密らしい。

牛すじ肉や切り出し肉でダシを取っているとのこと。

よく見るとダシ汁には肉から出たと思われる脂が浮いている。

継ぎ足しで培った旨さが鍋に漂っている、ような気がする。


kuro

(黒はんぺんにかけ粉をかけて食べるのが美味)


出されたおでんはかなりのビッグサイズ

ダシ汁を反映してかはんぺんなどは相当にブラック。

こちらの方では黒はんぺんというらしい。

関東のはんぺんと違ってつみれのような歯ごたえがある。

これかけると美味しいよ」とおばちゃんから渡されたのが、青のりやサバやイワシを粉状に粉砕したかけ粉。

面白いトッピングである。

この粉がなけりゃ、静岡おでんじゃないわよ」とおばさんは笑いながら言った。

確かにこの濃厚なダシ汁によく漬かったおでんは和からしなんかよりもこの粉の方がしっくりくる。



あと、印象に残ったのがナルトだ。

ラーメンに入る薄切りの状態ではなく、まんま棒状で出てくる。

私はラーメンにナルトがいまだに入っているラーメンにそこはかとない郷愁を感じる質だが、

この巨大棒状ナルトはいかなものか…


関東炊きとも関西おでんともまったく違う、濃厚な静岡おでん。

素晴らしきB級グルメであると思う。



●「青葉おでん街」

 静岡県静岡市葵区常磐町2-3-6 青葉おでん街


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2005-08-21 13:21:52

地元人間が感涙する大地の味 ~新宿「白樺」の豚丼~

テーマ:B級グルメ

地方の名物はその地方で食え、という格言がある。

B級グルメ人にはお馴染みのフレーズだ。

たとえば、宇都宮餃子や喜多方ラーメンなんかの店は東京にもあったりするが、

味の方はそこそこ、といったところか。

現地で食べる感動には及びもつかない、というのが定説である。


そんなわけで、東京で食べる地方名物には過度の期待をかけないように生きてきた。

このblogでも広島お好み焼き大阪串カツ などを取りあげた。

悪くはないんだが、本場の味には遠く及ばない、これが結論だった。

しかし、新宿に本場を越えると評判の豚丼専門店あると聞き、

珍しく期待を胸に出掛けてみることにした。


その店は小汚い雑居ビルのB1Fにある「白樺という

人とのすれ違いいが不可能な狭い階段を下りていくと白樺は姿を見せる。

店も当然といった感じで狭く汚い。

5人も入ればいっぱい、といったところか。

その客席がどうにもヘンだ。

カウンターらしきスペースは2人用が2つにボロボロのイスとテーブルがセットになった1人用の席があるのみ。

そのイス席はカウンターよりもかなり低いところにあるので

みんなに見下ろされる、という不利を受けることになる。

なんとなく格下、というレッテルを貼られているようでよろしくない。

そんな店の出来に比べると店主の対応はすごぶる良いと

言わざるを得ないだろう。


なかなかに愛想がよい。

壁には豚丼と帯広の関わりやいかにヘルシーな食べ物であるかについて記された記事が張られている。

ふむふむ、なるほど意外と歴史のある食べ物なんですね、豚丼って。

豚丼というと牛丼屋が苦し紛れに出した食べ物、くらいのイメージしかなかった。

実際に松屋の豚丼を食べてみたが、まったくいただけない代物であったことを思い出す。

以来、興味を示すことなく生きてきたわけだが、

豚丼は牛丼の代替え商品などではなく、60年以上前から帯広に根づく味であることを聞いた。

しかも帯広出身の知り合いが、本場を越える旨さ、と称えるだけに、これはなんとしても堪能しなければ、と思ったわけだ。


shirakaba

(とろとろのタレがなんともいえない豚丼)



注文を受けてから豚を焼き出すため、10分近く待たなければならない。

タレと共に焼いているからだろうか、なんとも香ばしい匂いに食欲がじわじわと増進されていく

出された丼は確かに牛丼屋の物とは明らかに違う。

豚肉の厚さ、肉肌のテリ

ふむ、いい感じだ。

タレの味はとろみたっぷりの甘辛でウナギのタレを彷彿させられる。

ウナギのタレで食べる豚、これが帯広オリジナルの豚丼のようだ。

ウナギ同様、タレだけでもご飯がすすむ。

とろとろのタレが絶妙!

タレでご飯を掻き込みながら、合間に豚肉を味わい…といった感じで

あっという間にたいらげてしまった。

ごちそうさま


本場の豚丼を食したことがないのでわからないが、

地元出身者が唸る味、というだけに本場に極めて近いテイストなのだろう。

感動した、とまではいかなかったが、世の中の知らない味にめぐり会うのは何とも楽しい。

地方の味を知ればニッポンが見えてくる、

そんな志を胸にこれからもB級グルメ道に邁進していきたいと思う。

●「白樺」

東京都新宿区新宿3-10-11国久ビルB1F






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2005-08-15 06:33:29

世界の果汁が飲める店 ~歌舞伎町「マルス」よ永遠に~

テーマ:喫茶店

当ブログをごひいきになれている皆さまに感謝の意を表します。

記念すべき50回目と言うことでとっておきのB級店を紹介しようとやってきたのは歌舞伎町。

コマ劇場裏のラブホテル街にポツンと佇む「マルス」という店だ。

なんともクラシカルな外観にただ者ならない雰囲気を感じる、私好みの店である。

扉には「天然果汁を作る店」と書いてある。

フレッシュジュースを飲ませる喫茶店といったところだろうか。


marus

(「世界の果汁ヲ飲みましょう」と書かれた看板も)


この店に初めて足を踏み入れたのは大学1年の時だ。

怪しい雰囲気につられてフラフラと店に吸い込まれていったのを昨日のように思い出す。

ギーッと扉を開けるとまずフルーツが並べられた大きなショーケースがお出迎えしてくれる。

店にはいわゆるボーイの正装をした、いかにも無愛想な感じの老店主が新聞を読んで座っている。

チラとこちらを見るがまた新聞へと目を落とす。

気にもならない、といった様子だ。

なんだか私などの若輩者が来てはいけない場所に足を踏み入れてしまったのではないかと思い、緊張感が走る。


他に客は誰もいない。

店の奥には当時でもほとんど見掛けなくなったダルマストーブが置かれている。

その隣に腰を下ろしてみる。

しばらくして老店主がのそりとメニューを持ってきた。

キウイ、パパイヤ、マンゴー、オレンジといった定番フルーツからドリアン、ザクロなんてものまであった。

ドリアン助川はまだ世にいない。

ドリアンなる未知のフルーツに手を伸ばそうかと思ったが、

この若造が、いっちょ前にドリアンなんか注文しやがってよ」と老店主に思われそうな気配を感じ、

無難にマンゴーをオーダーする。

キミたちキウイ、パパイヤ、マンゴーだね(by 中原めいこ)


ショーケースからマンゴーを取り出した老店主は無造作にミキサーにかける。

ものの30秒ほどでマンゴージュースの出来上がりだ。

ジュースを手に老店主はニラミをきかせてやってくる。

その様子は「飲み終わったらさっさと帰りやがれ」と言っているような気さえする。

かなり気後れしながらもドリンクがきたことで幾分ホッとした。

これでようやく客扱いされることだろう。

私はこの手のクラシカルな喫茶店マニアであったので、

(「ベニスの商人じゃあるまいし…」~嗚呼、懐かしの東中野「モカ」~参照

いつものように雰囲気を楽しむべく、店内チェックをしたり、

この店の様子を日記に書いたりして、たゆたゆとした時間を過ごそう、と思っていた。

時間は午後4時すぎ。

陽はまだ高く、あいかわらず客は私だけ、といった状況だった。


しばらくすると先程の私の勘もまんざらではなかった、と思い知らされることになる。

さっさと飲んで帰ってもらえますか?」と老店主が私に言うのである。

私は一瞬、耳を疑った。

「エッ?この客が誰もいない状況でか」と絶句する。

入店してからまだ30分も経っていなかったことだろう

長居するつもりだったので、グラスには天然果汁がまだ1/3程残っている。

しかし、有無を言わせない老店主の迫力に圧倒されて、

残りの果汁を一気にすするとそそくさと退散した。


ここは喫茶店ではないのだ。

あくまでも天然果汁を作る店であって、作ってやるからさっさと飲め、ということなのだろう。

もしくは、フレッシュジュースは30分以内に飲まなければ味が劣化するのだろうか…

謎だ。

謎だが、この超無愛想な店主に心ひかれるものを感じた。

またひどい仕打ちをされてみたい、もっとハードにお願いね、ってなもんである

私はMか…


以後、人生に行き詰まったり、やりきれない気分の時などは老店主の仕打ちを受けに通うようになった。

何度行こうが老店主が微笑みかけることはなかった。

時にはうぶな客に向かって「さっさと帰れ」発言をしているのを目撃することもあった。

そのたびに私は心の中でこう思ったものだ。

この試練を乗り越えて、立派な客になるのだぞ」と。

こうして私は20分きっかりに店を後にする優秀な客となった。


初めて訪れてから10年くらい経った頃だろうか、

ようやく老店主の視線が「コイツもちょっとはやるようになったな」と言ってくれているような気がした。

私は会計するときに思い切って話しかけてみた。

ごちそうさまでした

老店主は「ムム」といった表情を浮かべ、初めてこれまた口を開いてくれた。

毎度

感動した。

ジーンと感動した。

ようやく老店主に認められた、そんな気がして自分もようやく大人になれた

そんな気さえした。


この10年…いろいろなことがあった。

初体験もした。

ハワイにも行った。

クラブにも通った…

しかし、どんな経験を積んでも大人になった実感は湧いてこなかった。

そう、この老店主に認められるためにオレは人生を歩んでいたんだ

そうに違いないもんね、と思っていたのだ。

ついにオレも大人の仲間入りだぜ…

その喜びを噛みしめるために歌舞伎町のネオンの中に消えていったのは想像に難くないが…


ここしばらく店に行っていなかったので久しぶりに老店主に会えるのを楽しみに足を運んだ。

おっ、昔のままの店構えだ。

しかし、看板が出ていない。

扉は閉まっている。

おそるおそる中の様子を覗いてみる。

店内はしばらく使われていないようだ。

ただの休業日なのかそれとも閉店してしまったのか…

入り口の窓からずっと店内を見ているともうそこには老店主はいないであろうことがなんとはなくだが伝わってきた。

もうこの店で緊張感のある時間を過ごすことはできないのであろう。

そう思うとじんわりとしたものが込み上げてくるのを感じた。

店の奥にはダルマストーブから姿を変えた、石油ストーブが置かれていた。

さっさと飲んで帰ってもらえますか?

老店主の声がふと聞こえてきた、ような気がした。

長居するのはこの店では無粋だ

私は後ろ髪が引かれる思いながらも振り返らずに店を後にした。



●「マルス」

東京都新宿区歌舞伎町

現在は閉店


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2005-08-11 16:39:58

デッカイことはイイコトだ!的価値観の極み ~横浜野島公園「島寿し」の哲学~

テーマ:寿司

とにかくネタが巨大な寿司屋がある、との情報を得て、

高速を飛ばしとある寿司屋に向かった。

その寿司屋は八景島シーパラダイスの先、野島公園付近にある「島寿し」。

すぐそばには穴子、シャコで有名な小柴港があり、地魚のうまい寿司屋として、

結構、有名な店、とのことだった。


早い時間は行列ができるとのことだったが、我々が訪れたのは閉店1時間前の午後8時。

この時間になるともう空いていた。

海の男たちは早寝するのである


まずは定跡通り、ツマミを少々。

ツマミも大盛り、との話だったので、一人一品ずつで十分か、と思ったのだが、

店員の「それだけでいいですか?」の声につられてもう一品オーダーすることに。

活タコ、旬のアジ、おすすめのカツオをいただく。

ほどなくでてきたがこれが噂通りの大盛りサイズ

しかもひとつひとつの刺身がデカイ。

二人でこの量は正直、多すぎです。

ツマミというのは酒の肴にツマむもの…という概念が吹き飛ぶような大きさですな。


ツマミの刺身三品ですでに満腹感を感じつつも、

握りに挑んでみる。

メニューを見ると

一人ぼっちのロンリー鮨

わがまま男女のわがまま鮨

すてきな貴女は浮気者

などと並んでいる。

……危ない

このセンスは危険だ。

勢いだけでネーミングしてしまいました、的な安さを感じる。

が、ある意味、B級店の王道、といえなくもない。


デカネタであることを考慮して10貫の「どうせ来たならこのお鮨」をオーダーする。

名物の穴子、中トロ2貫ずつに巻物が6貫という組み合わせだった。

巻物がメインの握り、というのも珍しい…

いや、時間が遅かったのでネタがなくなっていたのかもしれないが。



shima

(実際に見るともっとデカイです。マッチ箱と比べれば良かったか…)

当然、各寿司は一口で食べられるサイズではない。

10~15センチはあろうかという特大サイズだ。

寿司は一口で食べるのが粋である、という哲学はこの店では通用しない。

特に巻物なんかは食べ方に苦慮する。

女性の場合だと半分しか口に入らない=ボロボロこぼれる

なんて人が続出しそうだ。

おちょぼ口の方はご注意下さい。

しかも握ってある、という形状ではなく、どう見ても巨大な酢飯の上に巨大なネタが置かれている、という感じなのだ。

アンドレ・ザ・ジャイアントくらいの巨大手のひらでないとこの寿司は握れないのかもしれない。

よって、寿司の形状は決して美しいとは言えない。

「将太の寿司」なんかでご推奨の地紙の型とは似ても似つかないおむすび型

「ムムム…」と唸らざるを得ない何かを感じる。


高度成長期の日本。

子供の頃にこんなCMがあった。

デッカイことはイイコトだ!

なんのCMだったけ…

北海道デッカイどうは覚えてるんだが。

とにかく満腹感が大事、巨大寿司はいいことだ、というのが高度成長期

せっかく寿司屋に来たんだからちょっとずついろんな寿司を食べたい、

というのはバブル期の考え方なのだろう。


私は……やっぱバブルっす。

できれば一口で食べられるサイズで美も追究したい。

しかし、日本を支えてきたのは高度成長期の人々であることは間違いない。

不格好でもイイじゃないか、

デカくてうまけりゃ文句ないだろ、という価値観だって立派なものである。


アンチグルメなデカネタ寿司屋

バブリーな方はご遠慮の程を


●「島寿し」

神奈川県横浜市金沢区乙舳町11-1

電話:045-781-2337

営業時間:12:00ごろ~20:30ごろ

定休日:月曜





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2005-08-08 23:26:17

唐辛子がオツマミ…激辛タイ料理「ペチャラット」のオムライス

テーマ:エスニック

暑い…暑いときに汗をかこうなどとよく言ったものである。

暑いときにわざわざ汗をかくことをするなんざ、

なんかの罰ゲームか、精神苦行か、ってなもんである。


しかし、世の中には暑いときにこそ激辛料理を食べたい!

などと恐ろしいことを考える人がいる。

私に言わせると恐いモン知らずだ。

なので、本当に恐い激辛料理店の話をしようかと思う。


その店は大崎にある「ペチャラット」。

タイ語でダイヤモンドという意味の店だが、

料理の方は輝くダイヤモンドではなく、激辛味がダイヤモンド級という恐ろしい店である。

「辛いのが大好き」くらいの人はチャレンジするのをやめておいた方が良い。

辛くなければ料理ではないくらいの激辛中毒者でないとこの辛さには耐えられまい。

かくいう私も往年はミスター・エスニックと異名を取る激辛マニアであったが、

この店に最初に訪れたときにはKO寸前に叩きのめされたことを思い出す。


あれは大学生の頃だからまだ1980年代の話だ。

我々、大食いブラザースは5~6人ほどで店を訪れた。

タイ料理ではお馴染みのヤム・ウンセン(春雨サラダ)やトム・ヤム・クンをオーダーする。

噂通り、なかなか辛い。

ヤム・ウンセンには赤い唐辛子が相当量含まれているが、

これは激辛好きにしてみればフェイクのような物。

本当に辛いのは青唐辛子だ。

青唐辛子はもともと辛い物ではあるが、この店の青唐辛子はスペシャルに辛い。

コイツはくる。

ひとかけらでハーハーヒーヒー、ふたかけらで水をガブ飲み、さんかけらも口に入れればその後は何を食べても味がわかることはない、と言われるくらい辛い。

この青唐辛子が春雨の間に身を潜めているのである。

危険である。



petya

(この何の変哲もないオムライスにとんでもない秘密が…)



他にも辛そうな料理ばかり頼んだので、気がつくと全員がのたうち回っていた。

最後に辛くない料理…ということで、これならば辛くないだろうというカオカイチョー(オムライス)を頼んだ。

まさかオムライスまでもが辛いなんてことはなかろう

誰もがそう思っていた。

しかし、これが大間違いのもとであった。

唐辛子でマヒしかかっている口に我先にと誰もがオムライスを掻き込んだ。

もう水だけでは辛さをぬぐい去ることはできず

とにかく口に固形物を詰め込みたくなっていた。

そして、食べた瞬間、全員でブッたまげることになる

思わず食べたものを吹き出してしまう者アリ、

目に涙を浮かべる者アリ、

のたうちまわる者アリと惨劇が繰り広げられることになった。

なんでオムライスが辛いのよ

ホント、泣きたくなった。

で、中身を良く見てみるといやがったぜ、

青い色した憎いヤツ青唐辛子の野郎がよ。

マジでタイ人はオムライスにも青唐辛子を入れているのか?

どうしても不思議でならなかった我々は店員を呼んで聞いてみることにした。


で、やってきた店員。

なにやらボリボリと食べている。

ドシマシタ?

と言う店員に何をオマエは食いながら応対してるんだ、みたいなことを言ったのだと思う。

するとその店員は悪びれずに「コレ、オイシデスヨ、ドゾ」と手に持っていた固まりを差し出した。

やはり、というかさすがにというか、

その手に握られていたのは我々の天敵・青唐辛子

それを水を飲むでもなく、ポリポリとオツマミのように食べているのだから

これはもう我々とはレベルが違いすぎる

きっとこれが普通の味なんだろうな…と激辛オムライスを前に思った。

もう激辛好きを自認するのをやめよう」そんなことさえ思った。


月日は流れ、ふたたび「ペチャラット」を訪れた。

気がつくと何もなかった大崎も駅前再開発が進んで、

マークシティなんて立派な駅ビルが建っている。

味も当時のままなのだろうか?

そんな期待とも不安ともいえぬ思いを抱え、

各種料理を注文した。

ヤム・ウンセンはやっぱり辛かった。

トム・ヤム・クンは辛いが美味かった。

しかし、味はだいぶマイルドになった印象がある。

聞いたところによると料理人が変わったそうだ。


で、思い出のオムライスをオーダーしてみる。

思い切って「激辛でお願いね」と言ってみた。

これでヌルイ辛さのオムライスが出てきた日にゃ、

いそいそと退散するしかあるまい。

そんな覚悟があった。

中を見ずにオムライスを豪快に掻き込んでみる。

辛~

辛い、辛いぜこの野郎!

そうだオレの求めていたのはこの辛さなんだ、

うんうん、辛くて有り難うだとかなんだかわからない気分になっている。

その後、気合いを入れて完食したが、

2日くらい舌が使い物にならなかった

やっぱ罰ゲームですよ、この味は。


●「ペチャラット」

東京都品川区西品川3-17-2 セザール西品川1F

電話:03-3491-9975

営業時間:11:30~13:00、18:00~22:00

定休日:日曜



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2005-08-04 19:00:01

さぶちゃん的絆の半チャンラーメン ~神保町「さぶちゃん」のおすぎとピーコ道~

テーマ:ラーメン

いまにして思えば「そういうことだったのか」ともの凄く納得することがある。

神保町にある「さぶちゃん」という名前のラーメン屋だ。

ここに初めて訪れたのは高校生の頃だからもう相当、昔のことになる。

神保町で洋装屋をしている友人から「近所にうまいラーメン屋があるから食いに行こう」と誘われて行ったのがこの店だった。


いまでも貧乏そうな学生が行列をなしていて、

人気ラーメン店の行列とはひと味もふた味も違う様相を呈しているが、

当時からこの店に並ぶ学生たちには報われないなにかが漂っていた。

カウンター7席だけの小さな店で、さぶちゃんことオヤジと助手のオッサンが二人でまかなっている。

名物はこの店が元祖ともいわれている半チャンラーメン

ラーメン+半チャーハンの満腹メニューがなんと650円(確か高校時代は400円だった)という低価格にあっては

貧乏学生も大満足、ってなところであろうか。


ラーメンはなんの一見何の変哲もないごくごく普通のラーメンにみえる。

半チャン用のラーメンは具もチャーシューのみとシンプルもシンプル。

鶏ガラベースにショウガの味がキュッと効いている、ってのが特徴だろうか。

細麺だがそこそこコシはある。

楽しみは半チャンの方だろうか。

醤油ダレを使ったチャーハンは味が染みこんでいてなかなかイケル。

ちょいと油の量が気になるが、この値段ならば十分だろう。



sabu
(これがシンプルラーメンと半チャーハンのコンビです。

さぶちゃんのオヤジと助手の関係…とは違います)



そんなわけで、客のほとんどは半チャンラーメンを注文している。

店のシャビーさと相まってそれはのどかな神保町的風景に見える。

が、ここ神保町にあって、なぜか新宿二丁目的な光景がここ「さぶちゃん」では繰り広げられることになる。

怪しい…とにかく怪しい、のである。

なにが怪しいかというとオヤジと助手の関係が怪しい。

私は初めて訪れたときからその怪しさにはド肝を抜かれていた。


オヤジはゴマシオ頭の江戸っ子ポイ感じのいかにものスタイル。

助手は…そうだなぁ…髪の毛は70年代のソウル野郎風

ひょろっとしたやさ男である。

年はオヤジよりちょい若いくらいだろう。

この助手とオヤジの関係に二丁目の匂いがプンプンと漂っているのである


まず助手の言葉遣いがもろにおすぎとピーコである。

誰しもが「その筋の人か…」と疑うことだろう。

丼を洗う仕草もオ●マそのものである。

この貧乏学生の巣窟みたいなところで、

「だ、大丈夫か。ここは…」と思わざるを得ないことだろう。


さらにこの助手に対するさぶちゃんの態度がヒドイ。

あからさまに高圧的であるし、ちょっとしたことでもけなしたり、文句を言いまくる。

「何もそこまで言わなくても…」

客である我々の方が、ドキドキしてしまう。

高校生の頃の私はただ単に威厳のある主人と使用人の関係、と思っていただけだが、

実は違うんじゃないかと思い始めた。

まさかこの江戸っ子のさぶちゃんがそっちの筋…とは考えもしなかったが

意外にあるかも…とか思えなくもない。


するってぇと、なにかい、S&Mの関係ってわけかい?

と熊さんは聞くかもしれない。

しかし、これ以上はあぶなくて書けない。


が、ハタと気がついた。

だから、『さぶちゃん』なのか…」(わかる人はわかると思いますが)

なるほど義兄弟、兄弟船の世界ですね。


神保町に漂う二丁目の世界…

それが「さぶちゃん」なのである…



●「さぶちゃん」

東京都千代田区神田神保町2-24

電話:03-3230-1252

営業時間:11:30~15:00 16:20~19:30

定休日:日曜・祝日

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2005-08-01 11:07:16

冷やし中華風つけ麺かつけ麺風冷やし中華か ~四谷「こうや」の涼麺の謎~

テーマ:中華

夏が近づくと中華料理屋やラーメン屋に「冷やし中華始めました」の張り紙が目立つようになる。

冷やし中華の季節か…あぁ、夏が来たんだなぁと感じる瞬間だ。

最近では冷やし中華界にもさまざまな派閥があるようで、

ゴマダレ派、サラダ派、変わりダネ派などの他にも各地方ごとにもいろいろな流儀があるようだ。

B級グルメの宝庫・名古屋ではマヨネーズをかけるのが一般的だというし、

北海道では冷やしラーメンと呼び、関西では冷麺と言うらしい。

冷麺つうとどうも焼肉っぽくていかんですね。


そんなわけで、冷やし中華にもいろいろとあるが、

やはりその年の一番始めに食べる冷やし中華はオーソドックスなものを食べたくなる。

錦糸玉子、きゅうり、のり、紅ショウガ、ハム、蒸し鶏

これらの具が麺の上に規則正しく並んでいる姿こそ

冷やし中華の真の姿ではないかと思ったりする。


で、私の場合、どの店の冷やし中華をその年一番に食べるかについて

毎年のように悩むわけだが、その時に常に脳裏に浮かぶのが四谷の「こうや」である。


kouya

(オーソドックスな具だが、なぜかつけ麺風)


ここは冷やし中華ではなく涼麺と言われている。

しかし、具は錦糸玉子、きゅうり、のり、きくらげ、ハム、ねぎといった極めてオーソドックスな具。

中華風のつゆがかかっているのではなく、出し汁につけて食べるタイプだ。

いわゆるつけ麺ですね。

つけ麺の豪華版…といえなくもない。

それでは冷やし中華と呼べないのではないか」と人は言うかもしれない。

そうかもしれない。

しかもこの涼麺は一年中メニューに載っている。

ますます、夏限定の冷やし中華の風上にもおけない、と言う人もいるだろう。


しかし、である。この華麗なる姿はどこからどう見ても冷やし中華様であるし、

かりに一年中食べられようが、夏に食べれば冷やし中華に他ならないのではないか、と思う。

そんなわけで、何年かぶりに「こうや」の涼麺にチャレンジしてみることにした。

かつての記憶ではやたらと麺の量が多かった…イメージがあった。

冷やし中華界のラーメン二郎

しかし、最近のつけ麺は通常のラーメンの1.5玉は当たり前。

かつても特盛り麺もいまでは普通…なのかもしれない。


そんなわけで、今年最初の冷やし中華をいただいてみる。

麺は平麺と細麺の2タイプ選べるが、断然、平麺がいい。

麺はつるつると喉の奥へと流れ込んでいく。

つけ汁との相性も良い。

具と麺をつけ汁に浸して食べる、というのは少々、メンド臭い。

何がメンドなのかというとつけ汁の中に具がおちてしまったりするからだ。

いくらの軍艦巻きなんかを醤油に浸けようとひっくり返した時に

貴重ないくらが醤油皿の上にポロポロと落ちてしまう感覚に似ている。

そもそもこのつけ汁を麺の上にドバーッとかければ冷やし中華になるんではないかとハタと気づく。

いや、それを改良してつけ麺仕立てにしたのかもしれないから

それをまた元に戻すっつうのはどうなのよ?ってな感じか。


皿の上にあった大量の麺は気がつくと腹の中へと消えていった。

このあたりはつけ麺効果といえるだろう。

冷やし中華の唯一の弱点が、残り少なくなってくると

かけ汁に浸かりすぎて麺やら具がベチョベチョになってしまうところだからだ。

うーむ、この問題点を解決したのがつけ麺風というスタイルなのか…

冷やし中華風つけ麺かつけ麺風冷やし中華なのか、大いに謎が残る次第です。


●「こうや」

東京都新宿区三栄町8

電話:03-3351-1756

営業時間:11:30~22:30

定休日:日曜(祝日は稀に不定休あり)






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