実乃梨から自分の想いを明かすように迫られた大河。それを言ったら関係が壊れてしまうと思いどうしても答える事が出来ず、パソコン教室から逃げ出した。自分の気持ちをはっきりさせるべく追い掛けると宣言した実乃梨。竜児はどうするのか尋ねられ、悩んだ末に一緒に追い掛けると告げた。教室に行っても大河はおらず、昇降口にいるはずだと思った2人。実乃梨は全速力で走る間竜児と大河に向け叫んだ。竜児に恋している事。本当は大河に譲ろうと考えた事。幸せの形を見せて欲しい事。全て今まで貯めていた想いだった。



しかし既に大河の姿は無く転んで鼻血を出し、2人は保健室に向かった。そこで実乃梨は、今見えている事と見えない憧れについて竜児に告白した。見えているのは、弟へのコンプレックスを払拭する為に頑張るソフトボールの目標。見えないのは、自分が恋する竜児の本当の気持ち。ただ大河の気持ちが、竜児に向いている事は見えていた。だからヘアピンのプレゼントが、自分の為だと知った時受け取ら無いと決め、2人の恋を応援しようと考えた。竜児は実乃梨の気持ちを知った上で、自分の本当に見えている気持ちを確かめるべく走り出した。



バイトをしていればやって来ると予想した竜児。案の定大河は顔を出し、自分の気持ちを明かすから逃げないで聞いて欲しいと哀願した。しかし2人の前に泰子と大河の母親が現れた。泰子は竜児が嘘を付いてバイトした事が許せず、自分の願いを押し付けようとした。大河の母親は陸郎の事業失敗を知り、再婚相手の所に連れて行こうとした。勝手な2人の言い分は、逆に子供達との間に溝を作り、批判した挙句逃げ出すように立ち去った。そして離れた河原に向かい、竜児は自分の存在が泰子の人生を邪魔していると、悲観的な言葉を投げ掛けた。その言葉を聞き大河は自殺するのではと焦り、ずっと竜児を見ていたいから存在を否定するなと、ずっと抱いた気持ちを面と向かって告白した。それに対し大人の身勝手さに嫌気が差した竜児。18歳になったら民法で結婚が認められ、嫁に来いとプロポーズした。



その時祐作から泰子達が探していると教えられ、指定された亜美の自宅に向かった。それに従い亜美の自宅到着した後、竜児に大河が好きだと言うよう求めた亜美。自分の竜児への恋に決着を付けるために。いつも以上に真剣な表情を見て、竜児は求められるまま大河が好きだと連呼した。改めて大河は、親から逃げるべく駆け落ちすると告白した。まさかの発言に驚く祐作達だが、大河の願いが初めて叶った事。2人が本気だと知った上で、亜美は別荘の鍵。実乃梨は今まで貯めたバイトの給料。祐作は食事に困らないお米券。それぞれが自分が出来る事をして背中を押してあげた。それを受け取り竜児と大河は、一度自宅に戻った。その様子を見ていた実乃梨は、1人亜美の自宅に残り失恋の涙を流した。



自宅に戻り竜児が見たのは、置き手紙と持ち出した時計だった。インコちゃんを持ち出し、既に泰子は逃げるように去っていた。しかし手紙には実家の地図と時計を見せるように書かれてあった。逃げた母親を反面教師にして、自分は逃げないと決めた竜児。大河と共に泰子の実家に向かった。学校では当たり前の生活が続いているのは対照的に。そして2人は、時計を見せ驚く泰子の両親と出会い大河を将来の妻として紹介した後、滞在させて欲しいと頼んだ。すると逃げていたはずの泰子が、全速力でインコちゃんを連れて帰って来た。「竜ちゃん待ってて!竜ちゃん!」頭の中は愛する息子の事ばかり。今まで避けていた実家の玄関に到着すると、荷物をほったらかし戸を開けた。「よっよう!」泰子が見たのは、元気な竜児の姿。「竜ちゃん元気?」話が違うとばかりに困惑する泰子。背後には両親の姿があり「竜児君元気に育てたね。」母親は優しく娘頑張りとねぎらった。「育てたアアアアア!」泰子の今までの思いが、涙となってあふれ出た。実は大河が、竜児が命に関わる事故に遭ったと嘘を付き呼び寄せ、今回の対面が実現した。当然今までの身勝手さを咎められたが、10年以上音信不通だった親子の絆は、再会によってまた取り戻しつつあった。(やっちゃんも最終回を前に1つのケジメをつける必要がありました。それを思ったのが、竜児と大河です。皆から祝福される結婚にしたいと考え、逃げるように去った母親と祖父母の仲を取り持つのはとてもいいですね。)



「何か家族ってすげえな。10何年も会ってなかったのに。どうしたってやっぱり家族なんだよな。!」ずっと会っていなくても、家族は家族。泰子が祖母にせんべいを差し出される様子を見ながら思った竜児。夜祖父母から泰子が、結婚せずシングルマザーになった事を聞かされ久し振りの親子の対面の時に確認した。「パパね竜ちゃんお腹の中に居る時、どっかいっちゃたんだ。他の女の人と一緒に。皆はおろせって言ったけど、やっちゃんは守りたかったんだ。竜ちゃんだけは絶対に。でも結局守りきれなくて怖しちゃった。」作った男には逃げられ、反対を押し切り竜児を出産した泰子。絶対に子供だけは守り、立派に育てたい思いが強かったから。しかし自分は竜児を守れず、関係を壊してしまったと後悔した。「壊れてねえだろ。大きく育てたって!お前よりもずっとデカイ。誇れよ泰子。」自分をきちんと成長させてくれた母親だから、誇るように促すと泰子も竜児の背中が大きく、もう別人のようだったと感じていた。だから「とっても怖かった。離れていくのが怖かったから。」息子が成長して自分から離れる寂しさが、心の中に恐怖となって現れている心境を告白した。「だから自分から離れて行こうって?バーカ!逃げたって何も始まらねえ俺は大人になる。知らない所じゃなくて、お前の目の前で!」目を背けても仕方が無い。正々堂々と自分の目指す大人になると竜児は宣言した。(泰子は竜児よりも子供だと感じます。怖いから逃げたり、自分の思い通りに育てようとするのは身勝手だという意味です。子供は成長するにつれて、自分の考えを持ち親から離れていきます。でも竜児は泰子がいる中で、目指す大人になると決めたのはきちんと認めて欲しいとのだと思います。)



不安が消えすっかり親子の会話に花を咲かせる泰子の笑い声を聞きながら、竜児達は祖母が気を利かせて用意した、隣り合わせの布団に困惑していた。星空を眺め感動する大河は自分の抱いていた気持ちを明かした。「本当は不安だったんだ。駆け落ちして結婚なんて、上手く行くわけ無いじゃないかって。でも夢が見たかったんだ。何もしなかったら、また壊れちゃう気がしたから。」駆け落ちから結婚。小説のような物語をやってみたい。もし行動しなければ、竜児との関係が壊れてしまう不安感があった。「駆け落ちなんかしなくて、正々堂々皆に祝福してもらえれば一番じゃないか?爺ちゃんも婆ちゃんもお前の親も。幸せになるなら、皆で幸せになった方がきっとずっといい。」逃げる必要は無い。皆に幸せを祝福してもらえる関係を構築したい。大河の不安を取り除こうとした竜児。すると敷布をベール代わりにして、結婚式の誓いの言葉を求めた大河。求めに応じてぎこちない言葉で誓おうとする竜児。しかし大河は途中で遮り「あんた前に言ったよね?虎と竜は並び立つ存在だって。だから約束なんかいらない。でもあんた目が血走ってる鼻息荒い。唇逆剥けてる、キスしたら痛そう。」虎と竜は一緒に並び立つ。だから約束しなくてもずっと側に居るはず。大河は竜児を信じ、暗にキスを求めた。竜児も散々言われたが、軽くキスした。「もう一度!もう一度!」互いの絆を確かめるように、大河の言うがまま竜児はキスを繰り返した。こうして一夜が開け、泰子を含めた3人で再び帰った。(大河はキスを求めたのは、ずっと側に居る思いを確かめたい気持ちからでしょう。あんなにボロクソに言ったのに、最終的にはディープキスまでしました。竜児もずっと側にいたい気持ちが有るから、求めに従いキスをしました。ぎこちなかったけど、2人の気持ちが凄く表現されたいいシーンだったと思います。)



帰りの電車の中、大河は家族は見えない所で繋がっていると改めて感じた。「ねえ大河ちゃんもお夕飯食べて行くでしょう?私達は3人家族なんだから。」アパートに戻って来た途端、大河を夕食に誘う泰子。「う、うん。私ちょっと着替えてくるから。」戸惑いながら大河は申し出を了承した後、一度マンションに戻ろうとした。「お前あそこには親が・・・・俺も行くぞ。」もしかしたら大河の母親が待っているはず。竜児は不安に思い付いて行こうとした。しかし大河の表情を見て、待っていると告げて先に帰宅した。ドアを開けると電気は消え、母親の姿は無くただ旅行カバンだけが残されていた。大河は誰も居ない部屋で携帯の留守電をチェックすると、怒りから心配そしたバイバイキンと子供みたいに駄々をこねる母親の声を聞いた。「竜児、私ねずっと誰かに愛されるはずは無いと思ってた。でもそれは逃げてただけなのかもしれない。自信が持てないのを親のせいに、回りのせいにして。でも竜児はそのまま愛してくれた。私は変わりたいだからこそ私はもう逃げない。自分に誇りを持って竜児を愛したい。」愛されるはずが無い。自信が持てず、小さな星のような存在だと思っていた大河。そんな自分を竜児は愛してくれた。その思いに答えるには、逃げずに自分に自信と誇りを持つ事が必要だと感じた。そして置き手紙を残し姿を消した。(逃げないというのは、きちんと母親に向き合うという事だと思います。そう思わせたのは、泰子を見て感化されたという事かもしれません。自分を受け入れてくれた竜児の為に、自分を変えたい。その為に姿を消す選択をしたのだと思いました。)



大好物のとんかつも食べに来ず、理由も分からず大河が消えた。翌日登校した竜児は、実乃梨達から理由を聞かれても、口をつぐんだまま座っていた。「はーい席について下さい。皆さんには残念なお知らせがあります。逢坂さんは、ご家族の事情でこの学校を辞める事になりました。先ほどお母様から連絡がありました。」教室に入って来たゆりは、大河が退学した事実を生徒達に報告した。まさかの事態に実乃梨や亜美をはじめ、誰もが驚きと信じられない気持ちで一杯になった。「あなた達には分岐点があります。立ち止まりたくても戻りたくても、選ばなければならないの。逢坂さんが選んだそれは、皆との別れになったけど。一生懸命選んだのだから、応援してあげましょう。」ショックを受ける生徒達へゆりは、大河は選択をしたのだから尊重して応援しようと神妙な顔で訴えた。報告を受けた後、生徒達は一斉に大河にメールを打ち始めた。その一方で去ってしまった恋人に対するつらさから、教室を立ち去った竜児。更には様子を見ていた実乃梨・亜美・祐作が後を追った。(大河の選択を受け入れられるはずがないです。他人から見ればどうして消えてしまったのかわからないし。特に実乃梨にとっては、思いが届かないと知った上での協力を裏切られたのだから。対照的に三十路は大人の答えを出して説得しようとしたんですがね。皆メールし始めて、誰も聞いてくれなかったのが悲しかった。)



「高須君ちょっと歯食いしばってくれるかな!」引き止めなかった竜児が許せず、強烈な平手打ちを食らわした上で、何故大河が転校したのか理由を問い詰めた実乃梨。「俺だって出来ることなら引き戻してえよ。何で全部1人で決めちまうんだよって。でもあいつは、俺を信じてくれている。今は受け止める事しか出来ねえ。」引き戻したい。だけど信じてくれているから、尊重して大河の選択を受け止めたいと返答した竜児。放課後大河のマンションを訪れ、持って行くはずのパスポートと通帳を忘れている事に気付き、改めてドジッぷりに呆れた。そして生徒手帳を見つけ祐作とのツーショット写真に重なっていた、文化祭の時自分と2人で映った写真を見つけずっと想われていた事を知った。その時大河からメールが送られてきた。内容はまだ「好き!」と言われておらずドジさを皮肉る文章だった。「川嶋には連発したのに。俺もドジだよな。」自分のドジさ加減に罰の悪さを竜児は感じていた。翌日大河から竜児の元から去った時に撮った写メが、メールを送ったクラスメイト達に届いた。「夜空だよ。それはきっと星だよ。頑張るって言いたいんだと思う。何にも見えない真っ暗な空でもさ、星は確かにどこかにあって、今よりももっともっと光り輝けばさ、きっとちゃんと見えるようになる。自分勝手だなって思うよ大河の事。でもさ空は繋がっている。私達だって輝く事は出来る。どんな遠い所に居たって確認し合えるよ。」今は小さな光でも、頑張っていればどこかで繋がって存在を確認し合える。自分は頑張るという意思表示をした大河に対し、自分達も頑張れば互いに光り輝ける。実乃梨は写メの意味の解釈を告げた。「何か青春じゃねえ。」「あたしもそういうの好き。」浩次と麻耶も大河の思いに同調した。「星って言えばさ、いつか誰かさんが大変だったよね。この写メに返信したら喜ぶんじゃねえあいつ?」クリスマスツリーで飾った星と一緒に返信しようと言い出した亜美。最初は実乃梨の言葉を臭いと揶揄したが、本心は違っていた。(自分勝手な大河。引き止めなかった竜児。自分の知らない場所で起こっている事実が許せなかった実乃梨。それでも大河のメールを見て、込められていた気持ちを理解した上で、ちょっと許してあげました。皆が頑張って光り輝けば、いつかどこかで繋がっているはず。それを嬉しそうに理解した仲間達と口は悪いけど、本心はいい娘の亜美。2年C組みたいなクラスって最高ですね。)



早速星を探す竜児達。しかしどこに閉まったか分からなかった。「お前上手いよな?人を喜ばせるの。」竜児は一緒に探していた亜美が、人を喜ばせるのが得意だと褒めた。「亜美ちゃん存在自体がサプライズ?私全力でぶつかって、ありのままに愛されるタイガーが羨ましかった。でもそうでもなかったんだよね。態度でっかいのに心はチビで臆病で、人の顔色ばかり伺って、自分の本当の気持ちは見せたがらない。そんな私も誰かさんに見抜かれていた。私大人の振りしている自分が嫌いで、皆に受け入れられるのが歯がゆかくて。だけどタイガー見ていて分かったの。分かっている人が1人でもいたら、きっと大丈夫なんだよねたとえそれが恋じゃなくても。」自分と大河は似たり寄ったりの性格。大人ぶって認められ、本当の顔を見せられなかった。しかし竜児だけは、本当の顔を理解してくれた。恋は実らないが、それでも理解してくれる人が居るなら大丈夫だと、亜美は竜児にありのままの気持ちを告げた。すると実乃梨が星を見つけて、クラス全員で集合写真を撮った。(虎と竜は並び立つ。距離も時間も飛び越えて。竜児の台詞で終わったら、えっこれで終わりなのって思いました。これからどうなるのって思わせましたが、エピローグでまさかのサプライズがありました。個人的には最後の最後で亜美が、自分の本当の気持ちを竜児に明かしたのが嬉しかったです。中々本音と本音ではぶつかれないけど、きちんとぶつからないと分からないですから。)



1年後竜児達は、クラスがバラバラになり卒業を迎えた。祐作はアメリカに留学が決まり、すみれの後を追い掛ける。後輩達は祐作が中心となって運営した、運動会や文化祭の思い出を話しながら「手乗りタイガー」という女子生徒の話題をし始めた。ちょうどその時竜児は、教室に見慣れた茶髪のウェーブカット後姿を見た。慌てて2年C組の教室に走り出し、ドアを開けたとき底には誰もいなかった。しかし竜児は、甘い恋の相手大河がロッカーに隠れていると知っていた。「何よ驚かそうと思ったのに。全然背は伸びてないわよ。」恥ずかしがりやな一面は変わっていないセーラー姿の大河。「あのさ好きだ!」言えなかった思いを告白した竜児。改めて気持ちを伝えられ頭突きをくらわす大河の様子は、恥ずかしそうで照れていた。それでも本当の想いに辿り着いた2人の絆は、これからも離れず虎と竜が如く並び立ち続けるだろう。(紆余曲折ありましたけど結局落ち着く所に落ち着きました。心と心のぶつかり合いというのが、このアニメの面白さであり色々な側面で見られたの事もよかったです。ただ表現が曖昧すぎて、ちょっと理解するのに苦労しました。それでもきちんとまとまったのは、素晴らしかったと思います。これからは、ゆりちゃんのスピンオフなんでどうでしょうか?)

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