とらドラ!第17話「クリスマスに水星は逆行する」
祐作を生徒会長選挙に出馬させるべく、自ら悪の生徒会長候補として立候補した大河。その裏で、クラスメイト達にもけしかけて祐作を立候補させるべく根回ししていた。更には暴走した
大河の振り回したマイクにぶつかり怪我をしたゆりまでも、事情を聞いてポスターやビラ作りまで
了承した。立候補期間最終日まで、本格的に大河が演説をこなした。徹底して生徒達に恐怖を植え付ける事で、生真面目な祐作が立ち上がる皮算用があった。しかし浩次達の必死の説得があったにも拘らず、祐作は立候補最終日まで首を縦に振らなかった。
意外に頑固な祐作の態度に頭を抱える竜児の元に、生徒会メンバーの村瀬から電話があった。内容を聞き立候補しない理由を知り怒り、祐作の自宅に向かった竜児。途中で父親に殴られた祐作に出会った。自分は大河に振られ落ち込んでいた時、すみれの一言で生徒会に無理矢理加入させられ、充実した学校生活を送った。憧れから恋愛感情を抱き始め、生徒会長になったら告白しようと考えていた。しかし宇宙飛行士を目指し、アメリカに留学が決定したすみれに告白する事は出来ないので、生徒会長になる意味を失っていた。
それでも最後は自分決めると竜児に言い残し、翌日黒髪に染め直した祐作。生徒達の声に押されて「正義を守る」と言い、立候補の意志を表明したかに思えた。しかし締切時間の午後4時直前まで行動を起こさなかった。自分の結論は立候補しないと決めたが、下校する時突然すみれが現れ「逃げずに一歩を踏み出せ!」と背中押した。すみれの一言は、どんな言葉よりも祐作にとって重い言葉。ついに重い腰を上げ立候補をギリギリで決意した。これで大河は立候補を取り下げ、祐作1人だけが立会演説会に臨んだ。
スピーチは形式的に始まったが、突然すみれにたまっていた「好き」という気持ちを生徒全員の前でぶつけた。まさかの告白に一瞬驚いたすみれ。返答は明確なイエス・ノーではなく「面白い男だから投票を頼む。」という応援演説だけ。抗議に行った竜児は、友達で居て欲しいと言われ
食い下がろうとした。後から追ってきた大河に止められた。祐作の告白を目の当たりにして、ショックだった大河。しかし振られた祐作の涙を見ていてもたってもいられず、すみれの教室に殴り込みを掛けた。はっきりと意志を示さないすみれを卑怯だと断罪する大河。猪突猛進の単純バカの
行動だと罵るすみれ。互いの思いがぶつかる殴り合い、言い合いが続いた。ついに祐作が姿を現し涙ながらに、すみれに感謝の言葉を述べた。
結局祐作は生徒会長に当選して、大河は騒動の責任を取らされ2週間停学処分が科せられた。停学中留学先のすみれ宛に「バカ!」とハガキいっぱい書いた。そのハガキを見て、吹っ切れたように大笑いしたすみれ。こうして生徒会長選挙を巡る騒動は終息した。後日実乃梨出場したソフトボールの試合が行われた。亜美から言われた「罪悪感はなくなった」という言葉を引きずる実乃梨の様子は、後輩達にも違和感を与えていた。そして最終回7回裏2アウト。スコアーは3-1とリードして、最後のバッターもピッチャーゴロに仕留めた。しかし1塁に投げようとした実乃梨は、ボールを握り損ねエラー。信じられない凡ミスがきっかけで、4-3の大逆転のさよなら負けという結果を招いてしまった。「何やってんだ私は?」夕日が沈むスコアボードの前で、自分の不甲斐無さに肩を落としていた。(あんなに明るい実乃梨が、わずか一言で別人になってしまいました。エラーしても笑ってプラスに変えようとする女の子だったのはずなのに。何に対して
罪悪感を持っていたのか解決しないと、中々立ち直る事は出来ないですよ。)
季節は流れ大河の停学機関が終わると、ちょうどクリスマスが近づいて来た。「よし畳の裏から大掃除だ!」早くも大掃除に心ウキウキな竜児。「違うでしょクリスマス!楽しみ良い娘にしてないとね。そろそろ日本上空に来ているはずよねサンタクロース。」サンタクロースの存在を信じる
大河。クリスマスまでは大人しく良い娘にして、プレゼントを貰おうとしていた。「お前頭おかしんじゃないか?」サンタの存在を信じるはずもない竜児にとって、大河の言葉は絵空事に過ぎず呆れ返った。「今夜はお前の停学明けで、ぶり鍋を作るんだぜ。」今夜は停学明けお祝いとして、奮発したぶり鍋を作ルつもりだと教えた竜児。「やったあぶり鍋だああ。それで停学中みのりんと進展あったの?」ぶり鍋には目もくれず、恋の進展状況と確かめた。「だってしょうがなかったんだよ。お前が居ないと櫛枝待ち合わせ場所にも来ないし、昼も他の女子と一緒に食べるんだぜ。放課後は部活だし・・・・・!」進展が無いと見抜いた大河に良い訳した竜児。
「どんだけハチ公気取りなのよ。待っていれば、みのりんが来ると思ったわけ?グズバカ駄犬
竜児!と言いたいところだけど、何も無かったのはしょうがないわね。分かった私が何とかしてあげる!クリスマス恋の天使に生まれ変わる、エンジェル大河様にお任せよ。」いつも通り罵るはずの大河が、クリスマスが近づくとやたらに優しかった。しかも竜児と実乃梨を結ぶ恋のキューピッドになろうと言い出した。「天使に見えねえよ!」竜児の態度は浮かれる事無くいつも通りに振舞うだけだった。(大河はどうしてクリスマスにこだわるのか?手乗りタイガーが、エンジェルタイガーに変身したのは、釘宮病患者としては嬉しいのですけど、竜児同様違和感ありまくり。しかもサンタを信じているのは、何か理由があるのか気になります。)
「タイガーさんお勤めご苦労様でした。俺達あの戦いを見て、タイガーさんのファンになったんです。あにき(すみれ)の留学を知って、殴り込みを掛けたんですよね。あれはタイガーさんの価値なんですよね?」停学の発端となったすみれとの殴り合いが、男子生徒達を大河ファンにさせ親分が帰って来たかのように、校門の前で待ち勝敗について尋ねた。「静まれ!あれはつらい戦いだった。だが最後に立っていた我輩こそが、真の勝者ナリよ!」某発明アニメのちょんまげロボットのパクリ口調で勝利宣言をする大河。信者の男子生徒達は歓声を上げたが、竜児は馬鹿馬鹿しいとばかりに教室に連れて行った。教室にはなぜかスキンヘッドで、なぜか某著名アニメ監督の主題歌を口ずさむ実乃梨がいた。「みのりん帰って来たよ。そんな変な歌止めてよ。」久し振りに親友と会い抱き付く大河。「実は寝坊しちまってさあ、ダッシュで来たのよ!それなのに何であたしよりも遅いの?」待ち合わせ場所に現れなかったのは、寝坊したからだと答えた。(やっぱり
実乃梨はおかしい。何で〇〇姫の歌を歌っているんだ。あからさまに竜児を避けているみたいだし、大河が持ち上げられた2週間亜美の言葉は、そんなに影響力があったのか?)
すると竜児が遅れた理由を話そうとした瞬間「黙れ小僧!」またネタを披露した実乃梨。しかし
自分としては失敗だと思い込み「本当は坊主にするほどなんだよ。」やはり未だにソフトボールの試合でのミスを引きずり泣き出してしまった。「櫛枝また壊れてるよ!」登校して来た久光は、実乃梨が錯乱するのは1回ではないと指摘した。はげずらを付けて自ら女子高生としての可愛さを
失う実乃梨の行動に困惑する竜児。「おはよう逢坂!これは土下寝だ!」大河を喧嘩に駆り立てた張本人祐作が、ヘッドスライディングで登場!土下座を超える個人的謝罪方法土下寝で頭を下げた。「逢坂、誰の為にでも喧嘩をしないでくれ。許せない事があったらなんでも相談してくれ!」喧嘩をしないで相談して欲しいと頼んだ祐作。その言葉は自分だけに送られており、思わず赤面した大河。頼みを素直に受け入れ、隣で見ていた竜児も笑顔で見守った。(問題が解決して祐作は自虐ネタで喜ばせる事。思いっきり振られてから、失恋大明神として校内放送に出演し始めたんです。崖から落ちた三十路ゆりちゃんが、助教授だと思い込み付き合った男に職業を
騙されていた事実もちゃんと聞いてあげました。三十路独身は男運がなさ過ぎる、完全なネタキャラになってます。私はゆりちゃん三十路って事はないですよ。可愛いと思いますけどね。)
ゆりのお悩みを聴いた後、失恋大明神と神格化されたDJ祐作の試験勉強ラジオがスタートした。恋の話から一転試験勉強の話になり、つまらなさ全開の浩次。「あれタイガー大人しいじゃない?いつもなら机が乱れ飛んでるのに。」祐作の悪口を言われたのに、やたら大人しい大河に違和感を感じた久光。「気付いた?私良い娘にしてるんだ。クリスマスだから、だってサンタさんが見てるから。」クリスマスだけ良い子にして、暴れないのだと教えた大河。「はあ何それ?サンタ・サンタってあんたの口からそんな言葉が出るなんて。絶対おかしい!停学中になんかあった?それとも死亡フラグ?」幼稚園児みたいな事を言ってる大河をバカにしに来た亜美。それでもサンタ発言を撤回しない大河はおかしく、死亡フラグが立ってるとまで言い切った。
「苦しい試験の後には、皆さん楽しいクリスマスですよね?そこで生徒会からのお知らせ。終業式の後24日に体育館で、有志によるクリスマスパーティを開催します。想いを寄せるあの人を誘ってみたらどうですか?」放送の最後、祐作はクリスマスパーティの開催を発表した。「いい竜児これはチャンスなのよ!絶対にみのりんを誘いなさい。ビシッと告白するの!聖なるクリスマスなのよ、エンジェル大河様はクリスマスの申し子なのよ。あんたの恋が上手く行くように、キューピッドとして応援してあげる。」せっかくのチャンスだが消極的な態度の竜児。しかし自らをエンジェルと名乗る大河は、実乃梨を誘って告白すべきだと主張して、バックアップを提案した。「結構です!キューピッドには見えねえって!」買い物したネギを弓矢代わりにする大河に対し、協力を拒み竜児はちょっと引いていた。(竜児は実乃梨距離が開いている事に気付いている。だから今告白するのは怖いと思います。しかし大河は、そんな事お構いなし。このギャップが異なる2人の心理描写を如実に表現してますね。)
翌日浩次のエロいハーレムクリスマスドリーム話で、ドン引きした竜児達。祐作からパーティ準備委員を決める必要があると発表された。「皆が推薦するならやぶさかではない!貴様もやるのだサトウナメクジーヌ!それでみのりんも一緒にやろうよ!」クリスマス好きの大河が推薦され、すんなりと委員に決定。竜児も訳のわからない名前をつけられて、大河のご指名で決定した。「今回みのりんパスだぜよ!クリスマスパーティとかそういう気分じゃないの。ソフトの試合で勝てるはずの相手にミスして負けたのよ。私がワーキャーやるのは、部活の連中に示しつかない。試合も在るし練習しなきゃね。」試合で負けたショックと負けた責任を痛感していた実乃梨。準備委員にならないだけではく、パーティ参加も拒否した。「だったらあたし、準備委員やろうかな?
2Cパワーで絶対盛り上げよう!高須君あたしには協力しておいた方がいいよ。こういう企画はお手の物!盛り上げるのも下げるのも、みのりんを煽って誘い出すのも、亜美ちゃんのさじ加減1つなんだから。」実乃梨が名乗りを上げない以上、亜美が代わって準備委員をやると言い出した。しかも竜児には、参加の意志がない実乃梨を呼び出すにも協力すべきだと口ぞえした。それでも実乃梨の意志は固く、パーティの話から逃げるように教室から飛び出した。(やっぱり亜美ちゃんの一言が原因だって事は間違いない。あんなに明るい娘が、試合に負けただけでここまで
落ち込むなんてありえない。竜児と関わりたくない思いが強くなっているなって感じます。)
帰宅後竜児は、大河と一緒に実乃梨のバイト先のファミリーレストランでの勉強会に向かった。
「福男でレース貰ったアニキノート!これ本当は、櫛枝の物でもあるんだよな。」一緒にゴールインした福男レースの商品は、実乃梨の物でもある。だから使う事に対し気が引ける竜児。「みのりんバイトだから使えないでしょ。みのりんのバイト先で、勉強する事になったんだから、皆が来る前にちゃんと話しなさい。」キュービットらしく竜児の背中を押した大河。しかし実乃梨はバイトしているはずだったが休んでいた。「あんた最近みのりんに避けられてない?今日バイトって言うのも嘘だし。イブのパーティにも来ない!」あえて竜児と距離を置いているのではないかと指摘した大河。「それは試合でエラーしたからで。そこを盛り上げてくれないのか?」自分と距離を置いている訳ではないと主張した竜児。大河にキューピッドとして盛り上げて欲しいと思いっきり訴えた。そうこうしている内に勉強会に参加するメンバーが到着した。その中には、いつも奈々子とつるんでいる麻耶の姿があった。(やっちゃんギザかわゆすでがんすって、しょこたんと怪物くんの
狼男を足して2で割ったんじゃないんですから。永遠の23歳ギザおもしろす。インコちゃん鳥の照り焼き弁当にブチ切れのも笑いました。)
麻耶は密かに祐作に恋していた。しかし久光の大河にとっての粋な計らいで、祐作と2ショットで勉強出来る席割りとなった。「女子同士で座ろうよ。ねえタイガー!」竜児・久光・浩次と同じ席となり、どうしても祐作に近づきたい麻耶がアプローチを掛けた。「そんなに高須の隣が嫌か?北村とタイガーでドリバーに行って来いよ。」麻耶の主張を無視して、祐作と大河の時間を作ろうとし続けた久光。実は祐作と大河は、かなり出来ていると思っていたのだ。「ほら北村はアニキに振られて傷心。タイガーは北村を好きなのはガチだよガチ!でもさ高須は、ずっとタイガーの面倒見てきたのに驚いただろうな。」久光と浩次は、大河を見て祐作に惚れている事に気付いた。だから良い雰囲気だから2人の関係を上手くさせてあげたいと考えた。しかし竜児には、微妙な心境の変化が見えていた。大河の恋愛が成就するのは、共同戦線を貼った時からずっと願っていた事。しかし自分でも分からない気持ちが芽生えつつあった。「高須君はどう思ってるの?丸尾とタイガーはお似合いだと思うの?タイガーと丸尾が付き合ったら面白くないわよね?本当はタイガーの事好きなんだよね。だったら応援するからね。諦めちゃ駄目だからね!」帰り道大河と祐作が仲良くなるのが、面白くない麻耶が竜児に応援すると言い出した。それは竜児が大河の事が好きだと勘違いしたからだったが、今の竜児にははっきり勘違いとは言えなかった。(竜児の心境の変化が表現されるラストでした。竜児は実乃梨一筋だったはずだけど、どうやらそれが代わって来た気がします。本人も分からない変化です。しかも麻耶今度は共同戦線を持ちかけられる展開になりました。まさかの人物の登場で、更に面白さが増してきそうです。)




