光坂高校を卒業してから、就職も進学もしなかった朋也。秋生の計らいで月給は安いが、古河パンで仕事を手伝う事になった。朝5時から準備をはじめ、再び元気になり登校し始めた渚を見送る日々が始まった。一方3度目の高校三年生を迎える事になった渚の学園生活は、智代や有紀寧や合唱部のゆりがクラスメイトにおらず「先輩」という事で、必要以上に気を使わせ孤独な生活を強いられた。ただ演劇部の部員集めでは、必死に練習した成果を出し上手くいったと朋也に報告していた。しかし楽しい話がしたいと思っていた渚が、嘘を付いていると朋也は見抜き、本当の事を話して欲しいと言った。やはり部員集めは上手くいかず、アピールも今ひとつ効果がなかったのだ。結局渚の努力も空しく部員は集まらず、演劇部は消滅する形となった。



 季節は5月になろうとしていた。給料も殆ど手付かずで、古河家からの独立を考えるようになった朋也。そんな時夢に向かった勉強中の藤林姉妹に出会った。アパートの家賃が高く、落ち込んでいる朋也に対し、元気を出して行動すべきだとアドバイスした杏。更に椋の友人の兄が、格安で古いアパートから出て行く情報をもたらされた。これで朋也の心に重くのしかかっていた不安が解消。偶然出会った祐介の下に戻り、自分を働かせて欲しいと懇願した。その夜秋生と早苗に出て行く意志を伝えた朋也。2人は何も意見を言わず意志を尊重し、快く送り出しチャレンジする若者の背中を後押しした。



 引越し先も決まりいよいよ新生活が始まろうとする朋也。ただ慣れない1人暮らしの為、朝自分で起きるのも一苦労。結局登校前渚が起こしに来て、朝食も作ってくれた。しかも帰りを何時までも待っていると告げた。緊張の面持ちで、光坂電気に初出勤した朋也。指導役の祐介とともに早速電柱工事の現場に同行した。当然ノウハウも無く最初から苦労するのは、目に見えており電柱に上がるのも一苦労。祐介からやり方を教えてもらっても、スパナを落としてしまい不注意だと怒られ、初日から仕事の厳しさを肉体的精神的に痛感させられるのだった。



 「スパナの持ち方が違う。何度もやってみせただろう。ネジ止め剤をつけすぎだ。ネジは対角線に止めていく忘れたのか?集中しろ!気を抜いたら怪我するぞ。」その後も祐介の指導の下、悪戦苦闘する朋也。ただただ平謝りしながら、自分なりに必死に努力していた。仕事から帰って来ると、渚が出迎えてくれた。「今日はスタミナ付くように、豚さん買って来ました。」疲れている身体をいたわり、スタミナが付く料理を用意した。しかし食事を食べながらもついうとうとしてしまうほど、疲れ切っている朋也。それでも渚が毎日心配して見に来るので、つらい仕事でも腐らずに

取り組もうとモチベーションを保っていた。(私は学校で孤立してる渚も朋也が心の支えになっていると思います。朋也がいるから自分も頑張れる。互いに不安な部分を補填し合っている感じがしました。良好な恋人関係だと思いますよ。)



 実は朋也は右腕の怪我を隠しながら仕事をしていた。「何故右手を使わない。両手を使った方がやりやすいだろう。」不信に思った祐介が尋ねた。「自分はこっちの方がやりやすいっす。」自分なりのやり方だと主張した朋也。結局手順は間違っておらず、祐介はそれ以上突っ込まなかった。一方渚は学校で孤立したまま、朋也の自宅を訪れ一緒に夕食を食べていた。「悪い仕事の事を考えていた。」今の朋也は仕事の事で頭が一杯。学生の渚とは異なり、2人の間に立場の違いが現れ始めた。「ごめんなさい、私一方的に話してしまって。」朋也を気遣う渚。祐介に

右肩の怪我について説明すべきだと主唱した。「それは駄目だ!仕事をさせてくれなくなるかも

しれない。芳野さんが許しても、親方(社長)が許してくれないかも。あの会社そこそこ給料良いんだ。クビになったら一文無しだ。」怪我の事を隠しながら仕事をこなす。それが出来なくなったら

折角の仕事がなくなってので、朋也には隠す選択しかなかった。(渚は朋也が部屋で1人になったら寂しいかと尋ねましたが、それは自分に対する問いかけだと思いました。1年前とは異なる

学園生活。いつも仲間に囲まれておらず、1人の時間が圧倒的に多い。だからその気持ちを朋也にオーバーラップさせているとのではないかと?)



 翌日、電柱工事を終えた祐介。すかさず1枚のパネルを朋也に持つよう命じた。それは工程完了用の台帳に必要。朋也が持っている間にデジカメで写真を撮影していると、かつて朋也の父直幸と同じ会社の勤めていた木下と出会った。祐介とは仕事の関係の付き合いがあり、朋也は子供の頃から知っている顔。「俺もびっくりしました。こんな所で会うなんて。」まさかの人物との再会に驚いた朋也。「こういう仕事だから、たまにこんな事もある。世間の狭さを実感する瞬間だ!

随分熱心に見ているな?」外に出る仕事だから、知り合いとの再会がある。世間は狭いと実感すると教えた祐介。朋也が熱心にデジカメで撮影した風景を見て疑問に思った。「俺は何だか自分の世界が広がった気がします。こうしてみると建物が増えてるなって。」今まで気付かなかった街の変化を知り、自分の見聞を広めると実感した朋也。仕事以外にも、学校生活とは全く異なる

事実を知り始めた。(今までの世界が小さい輪の中に過ぎなかった事をを思い知らされる瞬間ですね。街は発展し変わっていく。今までとは違うのだと朋也は実感していました。社会に出ると様々な人と出会い、付き合う事になる。話を聞いて知らなかった事を知り学び成長していく。それが社会人なんです。だからいつも社会に出ても勉強は必要だと思います。)



 「今度の日曜日、どこかに行かないか?」自宅に帰り休日出かけようと誘った朋也。「ごめんなさい日曜日は模試なんです。やっぱり私も皆と同じように、試験を受けてみたいです。」進学希望ではなくても、模試を受験したい理由で断った渚。「そうかここの所すれ違い気味だな俺達。試験良い点取れよ。」2人の時間はあっても、生活は全く違う。渚を応援しながらすれ違いを感じ始めた朋也。結局休日には秋生に連れられて、近所のおもちゃ屋に出向いた。そこの店主は、秋生とおもちゃの剣をで遊ぶほどお茶目な人物だった。「本番はここからよ。おい例の勿用意出来ているか?」店主に依頼物が完成しているか尋ねた秋生。「ぬかりはない。」自信満々に頼まれた

「ベンガルオオトカゲ」のフィギュアを披露した店主。実はこれは、秋生が夫婦生活が倦怠化しないようにする為の道具だった。早苗がペンガルオオトカゲが、嫌いだとリサーチ済み。早速刺激を与えるべく作戦が始まった。「あっベンガルオオトガゲがいる?」嘘を付いて意識を向けさせる間に朋也に背中に入れるよう命じた秋生。「早苗さんの背中に入っちゃいました。」わざとらしく棒読みで状況を教えた朋也。「きゃああ取って下さい。」我を失いまた店から飛び出た早苗。こうして刺激を与えすぎた古河家の休日は過ぎ去っていった。(あのおもちゃの店主マスターヨーダと思った人多くなかったですか?ライトセイバーでいい年した大人が、300戦以上も戦うとは本当にアニメの世界は平和ですね。名前を勝手に流用された磯貝さんも、古河家のとだばた振りには

慣れっこでしたが、風子や早苗子の存在知ったら更に驚くのは必定でしょう。)



 夜になり模試を終えた渚が、早苗を追い掛けて朋也と秋生が走っている様子を見て「絆が深まった。お父さんともお母さんとも仲が良いです。」と嬉しそうに話をした。「朋也君次の次の日曜日何の日だか分かりますか?創立者祭です。演劇部はないですけど、私沢山楽しみたいと思ってます。だから良かったら・・・・」再来週の創立者祭に誘ってみた。「分かった一緒に行こう。」渚の思いを汲み取り、一緒に行こうと約束した朋也。会社では社長の手伝いで、伝票の整理を任されるようになった。光坂電気には、リストラされた元経理担当。出稼ぎの外国人など様々な人が働いており、皆がフレンドリーに接してくれた。「たいしたものだ。」慣れない仕事に取り組む朋也を

いつも厳しい祐介も評価するほど。「君が来てくれて助かったよ。もう直ぐ大きな契約が入るから人手不足だったんだよ。もう作業もだいぶ任されているようだし、これからは休日出勤も増えるけどよろしく頼むよ。」業績が好調の光坂電気は、慢性的に人材が不足していた。そんな中自ら志願して入社した朋也を既に戦力として見込んでいた社長。ただ戦力となったからには、今後仕事が増える事になるのは仕方なかった。(経理は会社のお金のチェックする重要な部署です。請求書を取引先に出したり、振替伝票を処理して仕訳して月次決算をしたりします。知識は簿記の検定試験を受ける事で身に付きます。その知識を身に付けた上で、独立したい人は税理士や公認会計士などの国家資格にチャレンジします。税務・会計のプロフェッショナルで、顧問先の会社の会計や税務の指導を行います。まあこのご時世ですから、生産変動がない電気工事会社は強いと思います。需要がずっとある訳ですから。)



 創立者祭を翌週に控え、うきうき気分で朋也に料理を作る渚。「これから忙しくなりそうなんだ

創立者祭行けないかもしれない。ごめん只でさえ一緒の時間が減っているのに。」申し訳無さそうに仕事で約束を果たせないかもしれないと謝る朋也。「気にしないで下さい。ちょっぴり残念ですけど、お仕事が忙しい方が良いと思います。しっかり働いている朋也君を見ている方が嬉しいです。」真面目に働いている朋也の存在が嬉しく、約束よりも大切だと事情を理解した渚。事情を理解してもらい頭を下げた朋也。実際仕事でもきちんと祐介の指示通り、内容を理解して動けるようになり新人臭さが抜けて来た。社長の言う通り、責任を持って仕事を任され始めた。ただ相変わらず右腕は使わなかった。「右肩の具合はどうだ?腕が上がらないだろ!言ってどうなる物でもないだろう。仕事の手順は間違ってないし、お前はハンディを克服しようとしていた必死でな。だがこれからは厄介な作業も増える。難しいと思ったら無理をするな。そこは俺が分担する。出来ない事は補い合う仕事とはそういうものだ。俺が出来ない事をおまえにやってもらう。要は事故なんか起こさないで、彼女を悲しませない事だ。」祐介は朋也の怪我を知っていた。それでも必死でハンディを克服する姿勢を認め、今後は互いに協力して作業する事が大切だと教えた。

そうする事で事故がなくなり、大切な人を悲しませないのだから。(祐介は先輩として素晴らしい人だと思います。厳しく接したのは、事故を起こさずきちんと仕事をして欲しいから。朋也もその思いに応えて頑張って、作業をさせてもらえるようになった。一人前になりつつあるから、互いにカバーし合う事の大切さを教えたんですね。人を簡単に切る世の中で、再認識しなければならない事だと思います。)



 「ありがとうございました。」自分を心配してくれる優しさを感じ涙した朋也。夜1人事務所に残っていると社長から、現場の仕事が残っている事を教えられ、可能かどうか確認を求められた。「これなら何とか!いつもやっている作業ですし。」内容を見て二つ返事でOKした朋也。ただし社長は別の仕事があり、1人で作業する事になった。現場まで送ってもらい暗闇の中、自分の力だけで作業していると、祐介がやって来た。「お疲れもう遅い。事務所に戻ろう。」作業のポイントをチェックする質問を投げ掛け朋也から明確な回答を得られたので、肩を叩き労をねぎらった祐介。翌日はきちんと休日がもらえ、創立者祭に一緒に見て回ろうという約束を果たすべく、まず先に渚が学校に向かった。その矢先社長から連絡が入り、ミスを発見したので祐介が作業している

事実を知らされた。



 「岡崎何しに来た?お前のせいじゃない。昨日お前が帰ってから気付いたんだ。夜だったから

作業を今日にした。お前の不始末を見つけられなかったのは俺のミスだ。渚さんとやくそくがあるんだろう?早く行ってやれ!」後輩のミスを発見出来なかった自分が、責任を取って処理するのが当然とばかりに朋也を擁護し、渚の所に行けと命じた祐介。しかし朋也は、自分のミスで祐介に迷惑を掛けた事に納得がいかず「責任を取らせて下さい。お願いします!」頭を下げ自分の責任で解決しようと頼んだ。その心意気を感じ、祐介は朋也に作業を手伝うように命じた。結局夕方になるまで続き、終わった後全速力で走った朋也。しかし約束は果たせず謝罪した。「朋也君は何も謝るような事をしてないです。これ一緒に食べてくれますか?」約束通り校門の前で待っていた渚。朋也の事情を理解し、一緒にとうもろこしを食べながら帰った。(本当に良く出来た娘です。自分の事ばかり考えていると、絶対にこういう態度は取れません。朋也は社会人としてきちんと仕事を全うした。事情を分かっているから、朋也を責めなかった渚はさすが19歳の女子高生だなって痛感しました。)



 翌日自分のミスを非難されると思いながら通勤した朋也。しかし同僚達は、事情を知っており

逆に朋也に同情していた。「ミスは誰にでもある。お前はベストを尽くしたし、お客さんに迷惑を掛けなかった。同じミスを繰り返さない事が大切だ。申し訳ないと思うのなら、いずれお前に後輩が出来た時にそいつのフォローをしてやれ。それがお前の仕事だ!そして愛だ!」ミスを繰り返さず後輩を指導する時に、きちんと指導し正しく導く事が今後の仕事であり、愛情だと力説した祐介。「愛」という言葉には微妙な空気が流れたが、朋也には十分過ぎるほど伝わっていた。そして正式なネームプレートも完成して、ようやく光坂電気の一員として正式に迎えられた。(ミスは

どんな時にもある。それを克服して次に同じ事をしない。それはどんな世界でも共通だと思います。後は先輩として、どうやって相手に物事を伝えるか。確かに愛は必要です。愛情を持って指導すれば、後輩も付いて来てくれますしね頭ごなしに怒っても、絶対駄目ですよ。)


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