とらドラ!第11話「大橋高校文化祭(前編)」
亜美の別荘に到着してから、互いに見た夢が正夢にならないよう作戦を企てた大河と竜児。それは、怖い事が超苦手な実乃梨を怖がらせてから、颯爽と竜児が登場して助ける古典的な作戦だった。しかし2人を待ち受けていたのは、ベッドに置かれた髪の毛と濡れた洋服だった。しかも
自分達の知らない間に起きた出来事だったので、思わぬ恐怖心を煽られ2人とも眠れなくなって
しまった。結局朝まで起き続け今後実乃梨をどう怖がらせるか悩んでいた大河と竜児。そこに突然話を聞いていた祐作が割り込み、自分も怖がらせる仲間に入れて欲しいと直訴。地理に詳しい亜美を引き入れようと提案した。当然2人の真の意図を知らなかった。
朝になり朝食とランチのサンドイッチを作っていた竜児の前に、ターゲットである実乃梨がやって来た。何も知らず親しく話し掛けて来た実乃梨。一生懸命にてきぱきと料理を作る姿を見て
感心して、素敵だと素直に気持ちを表現した。それは自分の話を聞いてくれる竜児に対して親しみを持ち始めていた証拠だった。一方で姿を現さなかった亜美は、相変わらず呼びに来た竜児を
お色気で挑発。何とか自分に振り向かせようとしたり、実乃梨の事でからかったりしていた。
海岸に出て遊んでから昼食を食べていると、わざとらしく祐作が離れ1人洞窟へ向かった。帰って来るとやたら自信たっぷりに仕掛けの罠を竜児に自慢した。その様子を見て最初は、協力に
消極的だった亜美。実乃梨に取って置きの場所があると嘘を付いて、罠を仕掛けた洞窟へと案内した。中に入ると真っ暗で何も見えなかったが、張り巡らされた祐作の罠はバレバレの子供だましばかりで馬鹿にした竜児。しかし髪の毛のような物を触ると、やたらに実乃梨が恐怖心を煽るとやらせではない、昨日と同じ本物だと恐怖した。そんな中詰まらなそうにしていた亜美は、1人別のルートから帰ろうとした。祐作・大河・実乃梨の姿は暗闇に消え、どうしようか迷った挙句
結局亜美の後を追った竜児。
実はこれも亜美が竜児を誘う為に騙した行動であり、騙されたと知った竜児は素の姿を見せて
亜美を叩いた。その様子を見て、憧れを抱く実乃梨と竜児は釣り合わず自分の方が合っていると
豪語した。その時姿を消していた実乃梨の悲鳴が洞窟内にこだました。急いで引き返して大河と祐作に合流した2人。まず何者か得体の知れない存在の有無を指摘した祐作。悲鳴の響いた方向に向かうが、逆に自分が襲われた。そして祐作の危機に我を失った大河。破れかぶれで2人が居る方向に走ると、そこにはにやりと笑う実乃梨の姿があった。
今までの行為は全て逆ドッキリ。竜児と大河が自分を怖がらせていると気付き、逆に怖がらせようと祐作と計画した作戦だった。実は実乃梨は怖い事が大好きで、花火をしている最中に何故
人を気遣う竜児が怖がらせるマネをしたのか尋ねた。本当の事を言わず、幽霊を信じるのを諦めている事を知り見せたいと思ったからと答えた竜児。こうして楽しい旅行も終わると夏休みが過ぎ去り2学期に突入した。「今日から9月だって言うのに、どうしてこうも暑いのよ。」2学期初日から残暑にうんざりの大河。その前に相変わらず元気な実乃梨が笑顔で挨拶した。「やあやあ
皆さん元気だったかな。夏休みなんてもう古い。今日から2学期、次なるステージ文化祭向けて新たに。」やたらテンション高く登場したのは、クラスメイトの浩次。1人文化祭に向けある計画を
立てていた。(ゆりちゃんは独身三十路道をまい進中です。中の人ももう直ぐ独身三十路突入ですから、親近感あるんじゃないですか(笑)結婚していたらそれはそれで、おいおいって突っ込みたくなりますけど。文化祭は学園アニメのお約束。果たしてどんなネタが出る事やら。)
始業式が終わり生徒会では、開催日程について教師との交渉が上手くいかず、1日だけだと
押し切られた事実について話し合われていた。「ただ一方的に押し切られた訳ではない。教職員との交渉はまだこれから。何が何でも盛り上げる。私にとっては最後の学校行事なのだからな。」たとえ1日だけと主張が通らなくても、それ以上に盛り上がる文化祭にすると気合十分の
生徒会長すみれ。一方体育の授業中意中の女子生徒の事で話し合うクラスメイトの様子を見ていた浩次。「レディースアンドゼントルマン、皆想う女子の非日常的姿を見たいとは思わないか?
明日のロングホームルームで、わが2年C組も出し物を決める話し合いをしなければならない。
俺は文化祭実行委員。だから文化祭で例えばメイド喫茶をやる事にすれば、女子のメイド姿が見れるって事だよ。結託して多数決に持ち込めば、文句なしの過半数!どうよこれ?」文化祭実行委員の自分が計画した、女子生徒の非日常のメイド服姿を拝めると主張した。
英語はまともに言えないバカの浩次が、言った珍しくまともな意見。話を聞いた男子生徒達は
チャイナドレス・ナース服・客室乗務員の制服など、それぞれお気に入りのコスチュームを言い出し収拾が付かなくなった。「コスプレ喫茶って事にすれば、全て解決するんじゃないか?」話を聞いていた祐作の鶴の一声が飛び出し、これで全員の願望が叶えられ一応納得して、多数決に持ち込むテーマは決定した。(やっぱり浩次は英語は駄目だった。アイハブコントロールも中の人は
棒読みだし。ただ収拾が付かなくなった所での祐作の鶴の一声はさすが。皆をまとめる説得力もあるし文句ないでしょう。一方で竜児は、チャイナドレスの大河を想像。大河の貧乳振りを考慮してまた偽乳特戦隊を緊急出動させようと思いましたが、ヤバイと感じロリータに移行したのはある意味マニア受けするのは間違いなし。)
その頃体育の授業が終わり、更衣室に居た大河の携帯に着信があった。すると誰からの電話なのか確認して、うんざりした顔で電話を切った。いらいらしたまま竜児に対して「これバカチーにやられたの。来週までにやっておくようにいいわね。」亜美がボールを避けた事がきっかけで体操着のズボンのすそが破れ、直すように命令した大河。「破れた所は、俺が縫ってやるから。」
喧嘩する様子を見て仕方なく了承した竜児。早速自宅に帰って縫い始めたが、泰子のババシャツを代わりに使わないと駄目だと考えた。そこにはいつもどおり大河も遊びに来ていて、悠々自適に雑誌を読んでいた。「おい鳴ってるぞ!」携帯の着信を教えた竜児。「別に良いの。あの糞ジジイ!」見なくても誰からの電話か理解していた大河。しかも相手を糞ジジイ呼ばわりするほど
卑下に見ていた。(UFOの事は、ダイエットの話にすり返られ残念ながら実乃梨の真意を聞けなかった竜児。憧れよりも現実の女の子にちゃんとしたほうが良いかもしれません。大河のズボンは直してあげるけど、実乃梨のズボンは直せませんから。)
「糞ジジイ?どうでもいいけど気になるから携帯。」言葉の意味が分からず気になり出し、とりあえず電話に出ろとせがむ竜児。「五月蝿いわね。放っておいてって言ってるでしょ。再婚して邪魔になった私に、マンションだけ宛がって家から放り出すような男なのよ。私を捨てたのよ。そういう
冷酷な男なのよ。」再婚して邪魔になった自分を捨てた陸郎を糞ジジイ呼ばわりして、大河は自分にした仕打ちを憎んでいた。「親父かよ?どんな男だろうと、父親は父親だろ。家族ってのは
離れていても心のどこかで・・・・・」家族は離れていても変わらず繋がっている、たとえ自分を捨てたと思っている男が許せなかったとしても。だから父親に対しても心では、絆があると主張した竜児。「糞ジジイって言ってるでしょ!」大河には竜児の思いは伝わらなかった。(父親が自分と
暮らさない理由が正当化されなければ、大河と父親の雪解けは無いですね。それが文化祭を舞台に起こりそうな気がします。文化祭と親子の和解が、今年最後のとらドラ!のテーマになってくる気がします。ちなみに竜児の父親は、ホステスの泰子の男だったのだから、何時刺されてもいいようなやばくてワイルドな人だと言ってました。)
翌日ロングホームルームにて、文化祭における2年C組の展示とミスコン出場者を決める事になった。ミスコンは妥当なら亜美が選ばれてしかるべき、他の生徒にも異論はないと考えていた
実行委員の浩次。「ごめんなさいそれは駄目なの。私ミスコンの司会をする事になっていて、折角選んでくれても出場出来ないの。だから私は、逢坂さんが良いと思うな。だってちっちゃくって
可愛いし、学校の有名人だし。」自分は司会を担当するから辞退して、代わりに大河を出場者として推薦した亜美。勿論これは、嫌がらせの以外の何物でも無い。「何言ってるんだバカチー!
何で私がそんな事をしなければならないのよ。」当然興味が無く押し付けられ不快感丸出しの
大河。しかし男子生徒の中からは、知名度も可愛さも兼ね備えているので、意外といけるという
声が出始めた。「そうだよタイガーちゃん。イベントには積極的に参加して。」男子生徒の声に押されて、駄目を押す亜美。「このバカチーが。いっそのこと文化祭ごとぶっ潰して。」マジ切れして
頭に血が上る大河。しかし祐作の「行ける」という一言が、大河の溜飲を下げ出場決定する事になった。(完全に亜美の術中に嵌ったな。大河が意外に男子に人気がある事をリサーチして、大河の性格を加味した結果ではないでしょうか。しかし実乃梨は意外と人気ないのかな?)
続いての議題は、クラスの展示。これは男子生徒が結託して「コスプレ喫茶」で決めようと企み
早速男子生徒の能登久光が手を挙げた。しかし女子生徒は大ブーイング。ホラー大好きの実乃梨は興奮しすぎて、鼻血を出してしまうほどお化け屋敷を猛アピールした。更には独身三十路突入の夏、何も無かったゆりまで自分の言いたい事を言い出す始末。「これじゃラチが開かない。決選投票だ。皆やりたい事を書け!」自分の意見を書けと指示した浩次。こうなれば男子生徒が
結束して念願のコスプレ喫茶に決定するのは確実のはずだった。しかし何を思ったのかいきなり
くじ引きを始めた浩次。まさかの行為に固まる男子生徒を尻目に、決定したのは「プロレスショー
(ガチ)」というありえない展示。書いたのは、ウサを晴らしたいゆり。決定してほくそ笑んだ。
(プロレスガチってプロレスリングノアかよ!あくまでもプロレスはショーなんですから。ただ一番馬鹿なのは、多数決をくじ引きにしてしまった浩次。本物のバカでした。)
放課後まんまと亜美の策略にはめられ、イライラしていた大河。竜児と一緒にコンビニでお金を
引き出そうとした。「変お金おろせない。残高0になってるありえない。電話ずっと無視していたからだ。こういう事するんだ信じられない。少し前からずっと掛かって来ていた。でもムカつくからずっと無視していた。そうしたら生活費の口座を空にしやがった。」電話に出ない報復で、生活費を抜き取られたと激高した。間髪入れず大河の携帯に父隆郎からの着信があった。「出ろよとりあえず。話しねえとどうにもならないだろうし。それに金無いと困るんだろ。」まずは電話に出て話をしてから、生活費の相談をすべきだと説得した竜児。その説得は実を結び、大河と陸郎はコンタクトを取った。しかしなぜか竜児が代理で会う事になった。
「大河に会いたかったんだ。だけど余計に嫌われたかな?」何としても大河に会おうと思い、生活費まで0にして口実を作ろうとした陸郎。逆に更に嫌われる原因になったと嘆いた。竜児は意外に気さくな父親に戸惑いながら、直ぐに帰ろうとした。しかし落ち込む表情を見て、ちょっと同情して一緒にベーグルを食べた。「大河から聞いていると思うけど、再婚した相手が若すぎたんだ。
だから大河は生活に馴染めなくて、それでいろんな誤解が生じて結局大河と奥さんの名前ゆうって言うんだけど、どっちかが出て行かなければならなくなってしまったんだ。それで大河が・・・・
また大河と一緒に暮らしたいんだ。今日はそれを伝えたかったんだ。もう絶対間違えない!大河と2人やり直すつもりで居る!ゆうとは近々別れる!それで大河と暮らす。親子だから。」陸郎は生活費を竜児に預け、若い母親との確執から自ら出て行く事になった大河との生活を取り戻し、再び親子として関係を改善したいと意志を伝えた。(どんなお父さんかと思ったら、とても優しい
人物だと思いました。本当は親子の関係を保ちたかったんだけど、若い女性に目を奪われてないがしろにしてしまった。それで親子の縁が切れる結果を招いた。大河は陸郎の身勝手な行動が許せず溝は深い。どうやってそれを埋めるのか、竜児が一役買いそうです。)
自宅に戻ると、代わりに会ってくれた竜児にお礼とばかりに皿洗いをした大河。慣れない手つきで洗剤も十分に落ちておらず慌てふためく竜児は、今日父親から聞いた思いを伝えた。「バカじゃないの?余計な事をしなくていい。人の家の事に口出ししないで。2度とあの人にも会わない。もうこれでおしまい!」もう一度一緒に暮らしたい父親の思いを汲み取らず、竜児の行動を
「余計な事」だと一刀両断。もう父親には会わないという意志を告げた。「親父さんお前に無視されてかわいそうだったぞ。」陸郎の思いを知り、娘に会えないつらさを肌で感じた竜児。何とか話を聞いてもらおうと大河の身体を押した。「触らないでよ。私の方がかわいそうよ!」親から出て行くように仕向けられた自分が被害者だと、涙ながらに訴えた大河。そのままアパートから自宅に戻って行った。(大河のつらさを知らず、父親のつらさだけ知ってしまった竜児。大河が自宅からマンションを宛がわれて1人で暮らすつらさをわかっていないから、こういう結果を招いたと思いました。これも気持ちのずれが原因なんですよね。)
翌日ゆりの陰謀により、2年C組の展示が「プロレスショー」に決定した。もうはんこも押され
後戻りが出来ない状況になり、責任を感じた浩次。自ら台本を書いて全員に配布した。「へえ
これって結構面白いかも。皆にちゃんと役あるし、春田君意外とやるな。私主役なんだ!うれしいなあ。じゃあ練習始めようか。」素直に自分を表現し始めるようになったと実乃梨の印象が変わった亜美。求心力には定評があるので、浩次の台本を褒め始めると生徒達がやる気を見せ始めた。物語もリーダーの亜美を中心にまとまりのある2年C組に対し、疎ましく思う大河と手下の
竜児が攻撃してくる。洗脳された仲間達を亜美が説得。解放された仲間と共に、大河と竜児を追い払い平和を取り戻すのだ。「嫌だ!絶対そんなのやらない。ミスコンといい何で私ばっかり変なことやらせるわけ?」無理矢理ミスコン出場しかも悪役のボスと自分には嫌な事ばかり押し付けられる事に苛立つ大河。しかしそれは練習だと思われてしまった。(クラス対抗になって勝ったら
いろいろな商品が付くらしいです。学校生活には欠かせない事らしいですけど。大河には悪役はピッタリだな。でも亜美の方が、真のラスボスにはピッタリです!実乃梨の丹下団平のコスプレはある意味インパクトありすぎ。)
「ごめんずっと待っていたんだ。」夕方大河と竜児は下校途中夕食の話をしていたら、自宅前で陸郎に出会った。「このストーカー野郎!」すぐさま股間に蹴りを入れ、ストーカー呼ばわりして
竜児のアパートに走って行った大河。「いい加減意地張るのやめろよ。お前の為なんだよ。あれは誰だ?お前の父親だろ。迎えに来てくれているんだから、話ぐらいちゃんと聞いてやれ。」意地を張って陸郎と距離を置く大河を説得する竜児。「違うあれはストーカー!あんなのいらない。あんたなんかに何がわかるの?もういらないのよあんな奴!捨てられたんじゃない!私が捨てたのよ。いらないゴミだから捨てたのよ。」捨てられたのではなく、自分から愛想付かして捨てた
父親だと意地を張る大河。「捨てられたって泣いていたじゃないか?素直になれよ。てめえあれがあの人が本当にゴミに見えるのか?ウチの親父なんて、どんなに望んだって帰って来ねえ。」
腕を押さえつけ、子供の為に迎えに来てくれる親をゴミなんて言えるのかと訴えた竜児。ただその思いは、自分が父親に帰って来て欲しい思いを重ね合わせている事を気付かせた。
「もういいよ!あんたがそう言うなら。良い事なんでしょ?思えないかもしれないけど。でも
あんたが言うからそう思えるようにする。」竜児の言っている事を良い事だと考え始め、自分では
思えないかもしれないが、竜児の言葉だから受け入れた大河。陸郎の所に向かい、互いに抱き合い再会を果たした。「良かったんだ絶対。だろ?」親子の再会が実現して、それは間違いではなかったと確信した竜児。大河は竜児の言葉だから、意地を張るのを止めて親子関係の修復を
良い事だと思おうとしたのだった。(親子関係ってやっぱり子供のほうを向いているかいないかが
重要なポイントだと思います。向いていたけど傷つけてしまった陸郎。邪険にされて嫌いになろうと意地を張った娘。2人の関係を雪解けに導いた竜児の父親に対する思い。会えない竜児よりも会いに来てくれる隆郎の気持ちを汲み取った大河は、素直になり始めて来ました。)
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1 ■実乃梨no
TBありがとうございました★
学校では文化祭の準備、プライベートでは大河の父が登場。
大河が心底嫌う理由として、マンションで独り暮らしをさせたり、若い後妻と再婚した以外に色々ありそぅです。