マクロスFRONTIER第25話「アナタノオト」
自分の歌が、バジュラを呼び寄せてしまった。結果として第117調査船団は、襲撃されて沈没した。過去の記憶が蘇り、事実を思い出したランカ。一方グレイスは、償いは心を開いて自らを解放する事だとマインドコントロールに導く言葉を投げ掛けた。この結果ランカを思い通りに操る事になり、自らの野望実現に近づく布石となった。
そのグレイスの野望についてオズマとキャサリンは、第117船団の残骸に残された論文に記載された内容を発見した。それは人間をインプラント化して、バジュラから生成されるフォールド
クォーツを埋め込み、全銀河をネットワークを形成する事。しかも並列的ではなく、自ら頂点にするので、事実上グレイスが銀河の支配者となるのだ。更に抵抗する人間を排除すべく利用されたのがバジュラ。インプラント化を認めないフロンティアは、バジュラによる攻撃のターゲットとなってしまったのだった。
ようやくフロンティア船団もフォールドワープを終え、バジュラの母星地球に到着した。早速司令官から作戦内容が発表され、バジュラを産み出すクイーンを倒し、アイランド1を地球に降下
させる事だと告げられた兵士達。出撃前自分の想いを告白して、必ず守ると約束したルカ。愛するミハエルの敵を討つべく、ゼントラーディの血に逆らわず戦うと決意したクラン。シェリルに1人では何も出来ないから存在が大切だと知り、必ず戻ると約束したアルト。ランカを必ず助けて自分の所に戻って来るように言い放ったシェリル。それぞれの人の想いが重なり、最後の戦いが
始まった。
バトル・フロンティアの前面でシェリルは、フォールド波を発する歌声を発しバジュラの動きに影響を与え、最初はフロンティア側に有利に戦局は進んだ。しかしグレイスは、巧みにランカをコントロールしてバジュラを守る歌を歌わせた。その力はシェリルを凌駕して、バジュラの力を増し形勢は逆転した。その間に自らクイーンの力を手に入れるべく、バジュラの中枢に入り込んでいく
グレイス。野望は完成しつつあった。
そして戦い続けるアルトの前には、ライバルであり散々煮え湯を飲まされたブレラのVF-27が再び立ちはだかった。自分とランカの兄妹は、バジュラと母星を守るのが使命であり、襲って来たのはバジュラだと主張する意見を聞かず、問答無用にアルトのVF-171EXに向けて発砲
すると、直撃してシェリルの目の前で爆発した。
「主砲来ます!」フロンティアにバジュラ母艦の主砲が向けられた。このままだと対応策が無く
やられてしまう絶体絶命の大ピンチ。しかしそれを阻む砲弾が、間一髪防いだ。「これ以上貴様らの好きにはさせん。」フォールドして砲弾を放ったのは、マクロス・クォーター。先陣を切ったのは、オズマのVF-25だった。「我々は帰って来た!ギャラクシーの野望を、グレイス・オコナーとそれに組みする者の野望を潰す為に。我々は、踊らされていたのだよ。奴らの陰謀とそれに加担する者によって。」元凶が、バジュラではなくグレイスを中心としたマクロス・ギャラクシーであると断言したジェフリー。改めて真の敵とそれに加担した者の存在を暴露した。(オズマ達は、全てを知って戻って来た。だからフロンティアから出なかったルカもアルトもスカル小隊のメンバだと認めた。それを最初受け入れないルカは、怒鳴られてもしょうがないですね。)
「何を根拠にそんな戯言を?」疑惑を真っ向から否定し、証拠の提示を求めたレオン。「証拠ならある。俺は見た、あいつの正体を。あれは、ランカじゃない。あのまやかしを撃て!」アルトは、やられていなかった。しかもギャラクシーが、黒幕だという証拠を見ており、その正体を晒すように求めた。アルトの言葉に従い、発射されたマクロス・キャノン。それが巨大なランカを打ち消し
真の姿バトル・ギャラクシーを白日の下に晒した。「三島大統領後ほど詳しく伺おう。グラス大統領暗殺の件も含めて。」証拠が示され、部下達に銃を突きつけられたレオン。これで、フロンティアを掌握して、バジュラとギャラクシーを倒し覇権を握ろうとした野望は尽きた。(もう少しレオンの言葉も聞きたかったです。ちょっと説明不足だったと思います。時間が足りないのは分かりますけど、もう少し説明があった方が分かりやすい。)
「今だけは、いい夢をみさせて上げましょう。」バトル・ギャラクシーの存在が知られても、全く動揺しないグレイス。対抗策として無人機「ゴーストV9」を多数発進させた。スピードは、新統合軍のVF-171EXを凌駕しており、次々に撃墜された。しかしクランとルカは、アルトのVFー25を
けん引しながらアルトの元に近づいていた。「聞いてくれシェリル。今度こそランカを助け出す。だからお前の力を貸してくれ。お前の歌で、あいつの目を覚ましてやってくれ。」限界に近づいたシェリルに再び力を貸して欲しいと哀願したアルト。「歌で?行くわよ皆!」アルトの言葉が、シェリルに力と勇気を与え「ノーザンクロス」が宇宙に響き渡った。(何時助けて欲しいって、心で叫んだんだランカ?都合良過ぎじゃあないですか?なんでいきなり敵とみなしていたランカが、助ける対象になったのか。やっぱりここもランカの描写が、必要だったと思います。)
再結成したスカル小隊は、オズマを筆頭にランカを救出すべく突撃を開始した。「ミシェル私に力を!」マイクローン化したクランは、ミハエルのVF-25に乗り込み、遺志を受け継ぐように敵に狙い撃った。ルカは、専用のゴースト(シオン・ヨハネ・ペテロ)に活動制限を解き放ち、かつて
マクロス・シティーを恐怖に陥れた力を解放させた。「目を覚ませランカ。お前の歌を!本当の歌を取り戻すんだ!」必死に呼びかけたアルト。「アルト君・・・・」その声に反応したランカ。心の叫びが、届いた瞬間だった。
しかし事態は、グレイスの思惑通りに進んでいた。バジュラクイーンの座を掴み、そこに自らの
理論を組み合わせ、銀河に巨大なバジュラネットワークを完成させたのだ。「強烈なフォールド波が、今までとは桁違いです。」センサーを確認したモニカの報告で、ネットワークの完成が、かつてないフォールド波を生み出す光景を目の当たりにした。「聞くがよい虫けらども!我々は今全宇宙を手に入れた。プロトカルチャーすら恐れた、憧れた超時空生命体バジュラの力によって。
ひれ伏しなさい!神にも等しき我が力に。」バジュラを完全にコントロールして、ネットワークを完成させたグレイス。武器も効かず手も足も出ない、フロンティアを尻目に各地域にバジュラの母艦を向かわせた。(全部バジュラ特徴を知り、自分の理論を結び合わせたグレイスの思惑通りの展開です。まさかバジュラのネットワーク性を利用して、クイーンの座を奪い取り頂点に立とうと
するとは思いませんでした。あのガリア4で、グローバルをバジュラの母艦として復活させた理由も分かりました。)
激しさを増す攻撃に晒され直撃を受けたマクロス・クォーター。その弾みでシェリルは、力尽きて倒れてしまった。しかしランカは、自我を取り戻し再び歌を歌い始めた。「いいぞランカ。被弾したおかげで、やっと奴らの支配から逃れられた。さあ歌うんだランカ、悲しみも喜びも思いの全てを歌に乗せて。」グレイスの支配の呪縛から解放されたブレラ。再び思いの全てを歌に込めて歌うようにランカに伝えた。本当の償いが、新統合軍とギャラクシーの戦いを止める事だと再認識しながら。(人間らしさを取り戻したブレラは、とても格好いいですね。最後の最後で本当の姿を見せてくれました。やっぱり今までグレイスに利用されていただけだったのです。)
「この歌ランカの?」バジュラに迫られピンチのオズマを救ったのは、ランカの歌だった。バジュラの攻撃が止まり出した。「敵」だと思っていた新統合軍は当惑したが、歌の力はアルトやシェリルに再び力を与えた。「私にはもう何も残ってないの。」立ち上がるように言われたシェリルたが
もう力と自信を失い、抜け殻のようになっていた。「馬鹿!私は飛べたの、アルト君もシェリルさんが、力をくれたから。だからもう一度飛ぼう!」憧れの対象だったシェリルに平手打ちを食らわしたランカ。力を与えてくれた人に立ち上がって欲しかったから。「シェリルお前言ったろ、絶対に諦めないって。俺も諦めてないぜ!だから来いよ、お前達は俺の翼だ。」シェリルの言葉を信じ
諦めていないアルト。シェリルとランカ、自分にとってかけがえの無い2人の手を取り、3人は初めて力を合わせた。(ランカが手を握ったから、シェリルのV型感染症ウィルスが、脳から腸に
転移して治ってしまいました。ちょっと強引な手法じゃないですか?)
「交戦上にいる全ての兵士達に告げる。バジュラは、真の敵ではない。ギャラクシーが、バジュラの女王を乗っ取ったグレイス・オコナー達が、我らの真の敵だ!」グレイス達ギャラクシーが、本当の敵だと明かしたジェフリーの言葉。マクロス・クォーターとアルト達は、バトルギャラクシーに突撃を開始した。クォーターが、切り裂いた穴からアルトのVF-25は、バトルギャラクシーに突入して、無事ランカ救出に成功した。「ふん無駄なあがきを!」バジュラを操る接点を奪われ
グレイスは、クイーンから光線を発射した。「アイランド1に直撃します。」コースは、フロンティアの居住地区アイランド1だった。(ランカは、邪魔者を片付ける為の駒バジュラを使うために必要だったピース。それをグレイスは、コミュニケートできる事を利用して、バジュラとフロンティアを
攻撃させた。しかしバジュラのネットワークを利用してクイーンを乗っ取ったら、もう用済みという事でしょう!)
「バジュラが、守ってくれたのか!ありがとうみんな!」敵だと思っていたバジュラが、盾となってアイランド1の危機を救ったまさかの光景に驚いたアルト。「バジュラにもちゃんと気持ちはあるの。だけどあたし達とは違っていて、人間がなんでこんなにバラバラで、違う行動をしているのか理解出来なかった。だからバジュラは、得体の知れない人類からフォールド波を通じるあたしを助け出そうとしてくれたの。だけどあたしとは違う、シェリルさんの歌声を感じる事で、私達一人一人が違うんだって。ちゃんと気持ちを伝えなければ、分かり合えない生き物なんだって。やっと分かってくれたの。」バジュラは、人間からランカを守ろうとしていた。それは、バラバラな人間の中でたった1人フォールド波が通じたから。しかしシェリルの歌も届いて、初めて誤解されない為にコミュニケーションが、必要だと知ったバジュラについて、ランカは改めて語った。(コミュニケーション手段が無いから、人間は敵だと思ってしまう。逆にバジュラもコミュニケーション出来るランカを人間から守ろうとしていた。しかしシェリルの存在が、バジュラ達にコミュニケーションの必要性を教えてくれた。だからバジュラがアイランド1を守ったのは、人間を守るという意思表示だったのです。)
シェリル・ランカ2人の歌姫の歌声が、バジュラクイーンのプロトコル(通信網)を遮断し、バジュラは完全に味方となった。しかし強大な断層が、バジュラクイーンとバトル・ギャラクシーをまとめて覆った。これでは、突破する手段が現状ではない。その時バジュラが、フォールドを使って侵入して道を作った。「全軍バジュラに続け!」突撃を命じた司令官。しかしバトル・ギャラクシーの
主砲が初めて火を噴いた。これによりバトル・フロンティアとマクロス・クォーターの主砲が、損傷してしまい射撃が不可能になった。「まだまだ!」カナリアのゲーニッヒ・モンスターは、攻撃を受けてもバトル・フロンティアの懐に入り、渾身のミサイル攻撃を敢行した。(最後の最後でバジュラが味方になるのも強引ですね。敵だと思わせて、いきなり味方とは。まあこれも最終回らしい
と思いますけど。後は、ボビーが今日は完全に男でした。はるな愛が、大西さんに戻った時のような感じで素がもろに出てました。)
「今だマクロスアタック。」カナリアが作った突破口から、一気にバトル・ギャラクシーに攻撃を
加えたマクロス・クォーター。内部にミサイルを乱射して、とどめはバトル・フロンティアの強烈な
一撃で沈めた。残るは、バジュラクイーンのみ!「アルトお前に託す!」ミハエルの意志が、篭ったライフルをクランから譲り受けたアルト。未来・希望・それぞれの思い全てを背負って。しかし
ギャラクシーの部隊が、襲い掛かって来た!このままでは、やられてしまうと思った瞬間、援護したのは、犬猿の仲だったブレラだった。「アルトクイーンの頭を狙え!バジュラの心は、腹に
ある。」グレイスは、バジュラクイーンの頭に存在するとアドバイスした。
「俺達は1人だ。だから誰かを愛せるんだ!」ネットワークによる支配は、個を主張しない。それは人間の存在意義を失わせる。しかし1人1人の存在だから、他人を守り愛せる。グレイスとは
正反対の想いがアルトを突き動かした。そしてグレイスの存在を炙り出し、最後は志半ばに散ったミハエルのランチャーで止めを刺した。これにより、バジュラクイーンを乗っ取っていたグレイスとギャラクシーの野望を打ち砕いた。(アイモとは、バジュラの恋の歌だったとは。容姿や行動だけで判断出来ない、コミュニケーションを取る事で互いに分かり合える。それが主張したい事ではないかと思いました。その対極がグレイスのネットワーク。一方的な支配による世界は、個の
存在を否定しますから。)
このまま地球に降下してランカとシェリルは、改めて再会を果たした。アルトは、念願だった
本当の大空を飛ぶ夢を実現した。「あのシェリルさん、私負けません歌も恋も!」引っ込み思案だったランカは、精神的に大きく成長して改めて憧れのシェリルに対し、歌も恋もライバルだと
宣言した。「受けて立つわ!」ランカの思いに答えたシェリル。2人の歌姫の物語は、改めてここからスタートするのだ。そしてアルトを含めた「トライアングラー」も!
ようやくまとめた感は、否めませんが、色々なメッセージが詰め込まれた最終回だったと思います。これが始まりであり、映画化という新たなステージで、今後の物語が描かれるのか?それとも総集編になるのか分かりませんが、マクロスFRONTIERの愛すべき歌とキャラクターにまた再会出来るのは、本当に嬉しいです。
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1 ■劇場版は総集編…?
TBありがとうございました(`・ω・´)
取り敢えず、鬱展開のまま終わらずに良かったです。
劇場版もあるようですが、自分は観に行くかは未定です。(苦笑