渚が倒れしばらく学校を休む事になった。その間朋也に対して積極的にアプローチをして
来たのが智代。遅刻の常習犯である朋也の自宅を訪れ、起こしにやって来たり、学校でも
一緒に帰ろうと声を掛けたりしたのだ。しかも藤林杏は、妹の椋の為昼休みに朋也との時間を
作り協力をするなど、争奪戦の様相を呈してきた。
しかし陽平・朋也・智代3人で帰った時、かつてボコボコにした不良達のテリトリーに足を踏み
入れた。その時は恐れをなして、姿を消した不良達。ただこの行為が彼らの逆鱗に触れ、光坂
高校まで乗り込み大乱闘に発展。そこに教師の大上が現れ、乱闘は終わったものの、朋也は
自分1人が責任を負い、生徒会長選挙を控える智代を庇い、停学処分になってしまった。
「おはよう岡崎!」智代はエプロンを着て、また部屋に起こしにやって来た。最初はびっくり
したが、朝食を作ってもらったので「悪いな飯まで作ってもらって。」謝る朋也。「謝るのは私だ。
私がもっと気をつけていれば、お前は私の身代わりで停学なったんだぞ。今から職員室に駆け付けて、本当の事を話すべきではないか。」身代わりになってもらい、責任を感じていた智代は
本当の言うべきかどうか迷っていた。(通い妻になってます智代ちゃん。そんな美味しい展開、アニメじゃないとありえない。)「それだけはやめてくれ。言っただろ、お前にはどうしても生徒
会長になって貰わないと困るんだよ!」智代の気持ちを知り、朋也は演劇部の為と知られな
がら本当の事を言わないように釘を刺した。その後父親の直幸がやって来て、智代の勧めで
朝食を食べる事になったが、直幸の存在を嫌う朋也は席を立った。
自宅を出た朋也は、陽平の部屋に行った。軽いジョーク言いを目を覚まさせてから「杏達に
宜しくな。」と伝言を残し、そのまま部屋に残った。(女の子が告白に来てるなんて、単純な
嘘に騙されちゃって。陽平君やっぱり単純だなあ。しかもラグビー部員からボコボコにされちゃ
いました。つくづく運が悪い人です。まああんなパンツ持ってたんだからしょうがないか。)
学校では陽平から事情を聞いた杏・椋・ことみ。「大丈夫でしょうか?進学や就職に影響
しなければいいのですが。とっても心配なの。」「部長は病欠。朋也は停学。こんな事で
学園祭参加出来るのかしら?」3人とも朋也を心配していたが、杏は演劇部復活も夢物語に
なるのではないかと思っていた。(要領悪いかもしれないけど、朋也なりに考えたんですよ。)
「もう3日か!なんであいつの事ばっか考えるんだ。」渚が学校を休んで3日。朋也の頭の
中は、停学中でも渚の事で一杯だ。そんな時杏と椋が朋也を訪ね、3人で外に遊びに行った。
(停学中なのにゆるいなあ光坂高校!)向かったのはゲームセンター。そこで椋でも楽しめる
占いゲームをする事に。朋也と椋それぞれの名前を入れて、2人の相性をチェックわけだが
それだけでも、恥かしがる椋に「ほら手を重ねてって書いてあるんだもん。」と言いフォロー
する杏。しかし朋也が選んだ占いは友人関係の相性チェック。特に当たり障りの無い事しか
書いてなかった。(恋愛関係になるのは、互いの気持ち次第だそうです。そりゃそうだ。)
その後用事がある杏は2人と別れ、朋也は椋をバス停まで送った。「お前の場合はあまり
当らない・・・・・」朋也は、占いの結果を楽しそうに見ている椋に一言言った。「いつも外れ
ます。勿論当らないのは残念だけど、その方が良いと思ってるんです。」占いが趣味の椋は
もし当れば、未来が1つしか無い様に思えてくる。しかし外れれば、他の未来が存在し、ちょっと
した事で運命が変わる。つまりこれからの未来には沢山の可能性があると考えている。だから
外れた方がいいと思っているのだ。(未来はちょっとしたアクセス1つで変わりますからね。)
日曜日も智代は朝食を作りに朋也の元を訪ねて来た。「私の気の済む様にやらせてくれ。」
未だに責任を感じている智代。選挙活動について聞かれると「順調だ!」と答えた。直幸は
出掛けた後、チャイムが鳴った。ドアの前には重箱を持った杏と椋がいて、更にお弁当を持って
ことみまで駆け付け、テーブルには食べきれないほどの料理が並んだ。(ありがた迷惑って
まさにこういう事ですね。なんというハーレム状態。まさに酒池肉林!)
渚不在の中朋也を巡る女の戦いが勃発。互いに自分の料理を食べて欲しいと思い、意地が
ぶつかり合う。普段は余り自己主張しない椋やことみも、朋也の為に作って来たので、食べて欲しいと主張した。更に風子まで乱入し、半分脅かされている状態でどれを食べるか悩む
朋也は、限界まで食べたのだった。(風子のヒトデバームクーヘンとシュークリームは、自重
した方が良いと思う。)
翌日の月曜日停学が解かれ登校して来た朋也は「智代がやばい事になってる。」と聞か
された。生徒達から「転校前は不良少女で、放課後に殴り込みに来た・」という話が話題に
なっていた。しかも選挙ポスターには、悪戯書きが書かれていた。状況を知った朋也は、バスケットで成功したイメージアップ作戦を開始した。
まず智代を連れて野球部の練習場へ行き勝負を挑む。もし負けたら珠拾いでも何でも
やるという条件付きだ。部員は智代の姿を見て、他の部員達と相談し勝負を受ける事に
なった。そして野球部が買った場合の条件は、智代が女子ソフトボール部に入部するという
ものだった。「私はキャッチボールぐらいしかした事がないぞ。」野球の経験の無い智代。し
かし、朋也は勝負では無くあくまでもイメージアップを狙っているのだった。(スポーツ万能の
智代ちゃんの姿をアピールする作戦か。なるほどね!)
野球部との試合が始まり、ピッチャーは智代。しかしストライクが入らず、大暴投の連続。
キャッチャーの陽平は「フォアボール出したら、ノミの心臓だって言ってやる。」暴言を吐き
ますます集中出来ない智代。「そうしたらあいつの顔を目掛けて投げろ。」朋也がアドバイス
すると、顔面にクリーンヒット。これがきっかけで、コントロールが安定。三振の山を築き、勝利をもぎ取った。(陽平の顔はモザイクが掛かるほどやばいです。お気の毒ですねえ。)
その後もラグビー・水泳・空手・新体操・剣道とスポーツ万能振りを見せる智代は、すっかり学校中の人気者になり、悪い噂はもう消えていた。まさに朋也の狙い通りに事が運んだ。「お前の
おかげで悪い噂も消えたありがとう。」朋也が演劇部の為とはいえ、悪い噂を打ち消す事に協力してくれた事感謝した智代は、自分が生徒会長になってからやりたい目標が、学校の近くにある桜並木を残す運動をする事。その為にわざわざ転校して来たのだ。
その理由は家族との思い出だ。坂上家は両親が不仲で、家族のぬくもりとは皆無の生活を
過ごしていた智代。そんな家族へのいらだちや不満を喧嘩という、荒れた生活でウサを晴らして
いた。自分の弱さをひた隠すように。しかし自分を変えてくれた人間が家族の中にいた。弟の
坂上鷹文だ。2年前両親が離婚する事になり、子供をどちらに引き取るかでもめていた。「もう
どうにでもなれ!」自暴自棄になる智代とは対照的に「嫌だ!」鷹文は自分の意思を明確に
した。そのまま家を飛び出し「離婚するなら飛び降りる!」と言い本当に飛び降りた。鷹文自身そうした理由は判らない。しかしこれがばらばらだった家族の絆が生まれ、初めて本当の家族になった。春になり退院した鷹文を連れて桜並木を通った。「これからも毎年家族でこの桜を
見たい。」鷹文は自分の思いを伝えた。それは家族全員が持っている思いだった。家族の
絆を教えてくれた桜並木。それは街に住む人も残して欲しいと考えているだろうと、智代は
考えていたのだ。(なんだか良いエピソードなんですけど、鷹文が家族がばらばらになるのを
避ける為に身体を張らなければならない家族って、やっぱり悲しいと思いました。)
後日渚が学校に登校して来た。杏・椋・ことみから祝福の言葉を受けると「ご心配をお掛け
しました。岡崎さん、坂上さんを生徒会長にする為に、停学になって下さって。私どうお詫び
したらいいか。」杏達には心配を掛けた事を、朋也には自分のせいで停学にしてしまった事を
渚はそれぞれ謝罪した。「演劇部の為だ。もう済んだ事だ。責任を感じているなら、放課後の
智代の試合を手伝ってくれ。」渚の為とは言わなかった朋也は、智代のテニスの試合の応援を
要請した。(渚の為なんて言ったらねえ。杏とか悲しむし・・・・)
放課後智代と男子テニス部部長との1セットマッチが行われた。沢山の生徒が応援する中
椋は普段見せない顔で、渚と一緒に応援する朋也を目撃。近づこうとする杏を制止した。(椋
ちゃんは朋也の気持ちに気付いてしまったみたいです。)休憩中渚から自己紹介を受けた
智代も意味深な表情で「なるほどそういう事か。」とぽつりと一言もらし、再び試合に戻った。
(智代ちゃんもわかっちゃいました。朋也の気持ちを!)試合は一進一退のラリーを繰り返し
ていくと、キャプテンが打ち損ねたボールが渚を直撃した。
「大丈夫です。今ので坂上さんのポイントですよね。」口では大丈夫と言っていたが、太ももは
赤く腫れ、心配したキャプテンが手を伸ばした。その時朋也の手が伸び、渚に触れさせようと
しなかった。その様子を見てショックを受ける杏と椋。「保健室へ行くぞ!」優しく声を掛ける朋也は、渚に肩を貸し保健室に連れて行った。「お姉ちゃんごめんね。今まで本当に」自分の為に
朋也との仲を取り持とうとした椋は礼を言うと、藤林姉妹は抱き合い涙を流すのだった。
結局智代は生徒会長選挙に当選し一件落着!これで朋也は渚が好きな事がはっきり
しました。椋は失恋しましたが、杏も同様だと思います。あの涙は失恋の涙じゃないかなあと
個人的に思いました。家族の絆を再認識させてくれた智代の話は、凄く意外でした。ここからは演劇部を軸に、朋也と渚の話が中心に進んで行きます。 来週は女子サッカーでお休みです。


