栞ちゃん



 祐一は、日曜日に迫った栞の誕生日のプレゼントとして「栞ちゃんが一番喜ぶ事をしてあげたら。」という

あゆのアドバイスに従い、ある計画を実行する。それは、栞が望む姉の香里と仲良く遊んだり、学校に

行ったりする願いを叶えたいという事に繋がる。しかし香里は相変わらず「栞なんて娘知らないわ。」と

家の外では、栞の存在を否定し目を背けている。命が燃え尽きようとしている栞と香里の関係がどうなる

のかそこが最大のポイントです。

 金曜日栞が学校に通う事が出来る日数が少なくなっている。朝祐一が目覚めるとあゆに「祐一くん元気

ないよ、どうかしたの?」と心配される。しかし「俺は元気だ!」と否定する。そして学校に登校している

祐一は後ろからやって来た栞に体当たりされて朝の挨拶をする。そして玄関で栞がお弁当を作って来て

ご馳走になる事にした祐一に「4時間目の授業が終わったら祐一さんの、いや学食で待っていますね。」と

言って栞は昼食の約束をした。(栞ちゃんは、嬉しくて仕方なかったのですね。でも教室に行くと香里が

いるから、気を使ったのですよ。昼休み祐一は、1人で裏庭を眺めていた香里を見つけ声を掛ける。

香里は、栞が裏庭に1人で来ていたことを知っていて「あそこは、春になって雪が溶けると沢山の生徒で

にぎわうのよ。」と言うだけで祐一を残し去って行った。(香里は、栞の願いを知りながらそれが叶わない

と考えていたと思います

 食堂に行くとまた沢山のお弁当を作って来た栞が待っていて一緒にご飯を食べていると、祐一は

誕生パーティを計画している事を話す。それに対して「うれしいです。でも他に出てくれる人って」と誕生

パーティを開催してくれる事を喜ぶ反面、参加メンバーの事を気にする栞に、祐一が「あゆや俺の知り合い

数人を呼ぶつもりで、ささやかなパーティになる!」と教えた。祐一の言葉に喜ぶ栞に、食後祐一が午後

の授業を一緒にサボる事を持ちかける。しかし「下級生を誘ってサボろうって祐一さんは不良です。」と

やんわりと断る栞は、放課後改めて祐一と一緒に帰った。(やっぱり真面目なんだよね栞ちゃんは、育ち

が出ていますよ)

 夜自宅に戻った祐一は、あゆと名雪に栞の誕生パーティ参加の打診をした。ただ名雪は「誰なのその

女の子うちの学校の生徒なの?」と質問した。祐一は「体が弱くて休みがちで、友達がいないんだ。

だから俺達で誕生パーティをやろって決めたんだ。」と返答すると、部活で時間が無い名雪だったがあゆと

共に参加することを了承した。翌日の土曜日1人でいた香里に「栞が学校に来られるのは今日までだ。

明日誕生日が来たら、入院か自宅療養なんだろ?そうしたら外に出られないんだ。」と切りだす。しかし

「聞きたくないわ!」と逃げるように去ろうとすると「栞の誕生パーティを今日の放課後百花屋でやるんだ

お前にも来て欲しいんだ。」と誘う。しかし「私は行かないわよ!」と一言で拒否をする香里に「あいつの

事妹と認めないんだな。あいつは、お姉ちゃんと弁当を食べて、お姉ちゃんと帰りに寄り道をして、そんな

普通の事憧れていたんだ。」と必死に訴える祐一の言葉を聞きながら香里は、1人自宅に帰った。

(でも何で香里の目をあえて描かなかったんだ?悪い事してるんじゃないんだから)

 百花屋では、既に誕生パーティの準備が整っていて栞の好きなアイスクリームとケーキが用意されて

いてろうそくを消すと「おめでとう」という祝福の言葉が送られた。一方妹の誕生パーティに行かない香里

は、机に閉まってある栞との写真を見て一人ベッドにふさぎこんでいた。パーティは、和やかなムードで

進行し、甘い物が大好きな栞にはぴったりのプレゼントが渡されていた。(北川君は女の子に手を出す

のが早い祐一君を締め上げていましたけどね)時間は、午後2時になり百花屋に香里が私服に着替えて

やって来た。事情を知らない名雪や潤を尻目に、祐一と栞には微妙な空気が流れた。

 香里が席に着くと潤が栞の事を紹介し苗字を言おうとした。しかし祐一が気を使って潤の口を塞いだ。

ただ重い空気が流れ始めるが、栞が香里にケーキを取り分けてあげた。香里は「ありがとう!」という

だけで、あくまでも他人として接していた。そこで祐一は、場の空気を和らげる為に潤と一緒に盛り上げ

役を買って出た。ダンスや顔芸で店内の人は大うけだった。そして香里と栞の姉妹にも重い空気が少し

づつ和らぎ始めて、互いを意識し合うようになった。

 パーティは終了し外に出た祐一達は、栞とすっかり仲良しになり一緒にお昼ご飯を食べるという約束を

していた。(うぐぅは学校違うから無理)すると潤が「こんな可愛い娘彼女にしたいと思わないのか?」と

祐一に聞くと、ちょっと離れて立っていた香里が「本当に相沢君は、見る目がないわね。だって栞は・・・・

栞は私の妹なんだから。」とついにみんなの前で栞を自分の妹であると告白した。その言葉に表情が

緩み「おねえちゃん!」と呟く栞はとてもうれしそうだった香里は、祐一と栞を残して他のメンバーを先に

解散させ、帰り際に「栞後で一杯話そうね!」と言い残し後を祐一に託した。 

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