2009年12月19日
愚息が言った。
「ところで、クリスマスプレゼント何?」
「はぁ?」
熊谷、聞こえていても、聞き返した。すると
「クリスマスプレゼント、何?」
と、日頃滑舌の悪いのがどこへやら、一言一言明確に
発した。
聞こえとるわい!
「だから、なんで
クリスマス=プレゼント
なんですか!」
「みんな貰うでしょう。
何?何なの?うちだけサンタは
来ないの?」
あのなぁーーー!サンタは誰のうちにも来ません。
特にキリスト教徒でもない、煙突もないマンションには
来ないと思いますがね。
誰だ、子供に綿飴並に甘くてヤワな親の恐喝の仕方を
仕込んだのは。
「大体あんたね。クリスマスって何の日か分かってるの?」
「だからサンタか、親からプレゼントを貰う日」
もう、サンタの線は諦めて、親だと確信犯的に恐喝
しておる。
「ちゃう。キリストが生まれた日。要するに、どっかの
外国で昔、おっさんが生まれた日。(ん?おっさんでは
生まれないか。後でひげ面のオッサンになったのか)
そう言う日だからって、日本の縁もゆかりも無い、
ふだん聖書も読まない、教会にも行かない
あんたが、なんでプレゼントを貰えるの!
だったら、仏陀の誕生日も、アラーの誕生日も、
八百万の神々の誕生日もってことになるでしょうが」
ここまで言うと理屈っぽい母親に、愚息が辟易とする。
頑なに子供の恐喝に屈しない背景には
私自身、クリスマスが日本に馴染まないと思うからだ。
だって感じないだろうか。
この時期、どこもかしこもクリスマスソングが流れ、ツリーが
飾られている。それはいい。
しかし、25日が終わった途端に、琴の音の「春の海」と
門松って何なんだよ。節操なさすぎ。余韻もへったくれも
ないんかい!
このコロっと変わる12月の末は、毎年何だか虚しくなるのだった。
愚息よ!クリスマスを祝うなら徹底的に、やってくれ。
春になったら復活祭、秋は感謝祭。
美味しいトコ取りは駄目だ。


