ちょっと養生～水分～

いつもなかなか顔を合わせられらないお手伝いさんに、久しぶりに会えた。

「あれ、顔浮腫んでるね。」と言うと、

「そうなんです、太っているから。」と返事。

「やだ～、太っているのと浮腫んでいるのは違うわよ。」と私。

浮腫みは確かに脂肪蓄積の始まりになりかねない。

血行が悪くて夕方になると足が浮腫むような症状もあれば、

明らかに水毒系の症状もある。

お腹にチャポチャポ水が溜まっている、瞼が重く腫れたような
感じになっている、などは水毒症状。

体の中の余分な水分を、うまく出すことができない状態だ。

体の中の余分な水分は、結構厄介な物だ。
余分な水分によって体は冷えやすくなる。

ある一定の体温を保つために、水が多ければ多いほど、
エネルギーが必要なので、体が疲れやすいし、

心臓への負担が多くなる。

体が冷えているといことは、脂肪が固まりやすい。

固まった脂肪は排泄できないので、体の中に蓄積されやすい。

故に最終的には太る。

また、体の中に汚水が溜まっている状態は、
どう想像しても健康にいいとは思えない。

人間の肉体の中身は60～70％が水分と言われているが、
溜めすぎは良くない。

「いつも何飲んでるの？」と聞くと、「お水です。」と答える。

「寝る前にもペットボトルにお水と氷を入れて、
　がぶがぶ飲みます。最近暑いんで。」

「体の中に取り入れる物は、それを必要な所に届けるために
　必ずエネルギーを必要とするの。それを東洋的には気と言うんだけれど。

　体に十分な気が巡っていれば、問題ないけれど、
　夜は気の巡りが穏やかになるし、毎日仕事で疲れていると、
　なおさら体の中の気は少なくなりがちなの。

　食べ物の中には、気を巡らす力を持っている物もあるけれど、

　お水は、気を巡らす力を備えている物ではないのよ。

　だから、疲れている時、夜寝る時、ただでさえ気の巡りが悪くなる時に、

　巡る力を持っていない物を大量に摂取すると、それは体の中で
　滞留しちゃうの。だから朝起きると、そのまま浮腫みという状態で
　水分が体に残っているの。疲れている時や、夜寝る前に取る水分は、

　少し巡る物を一緒に入れて飲むといいのよ。」

巡る力を持っているのもは、一般的には香りの強い物と言われている。

レモンなどは、巡る力を持っているし、浮腫んでいる時は、

アロマオイルを嗅ぐだけでもエネルギーを巡らせてくれる。

ビール好きの彼女は、多分内臓の冷えも多いだろうから、
自宅にあった棗を分けてあげた。

棗は体を温めながら気を巡らせてくれるので、とても心強い食材だ。

「これ、ペットボトルに入れて棗水にして飲んで。

何度も棗は使えるし、棗を食べてもいいから。」

彼女はやってみますと言って喜んでくれた。

私自身も水毒のあるタイプだ。

熱い物、辛い物を食べると鼻水が出る人は、この部類に属している。

私はまさにラーメンはティッシュなしでは食べられないタイプなので、
水分には気を付けるようにしている。

そして早目に出すことも心がけている。

食材ももちろんそうだが、岩盤浴や、ラジオ波、エンダモロジーなども
水を動かし排泄するには、最適なお手当だ。

自分がサロンを経営していて、なかなか自分をケアする
ということができないが、8月、9月に体の中の余分な水分を
出しておかないと、秋から冬には、

水分だけではなく、脂肪の蓄積が始まる。

この季節のちょっと養生は、夏の湿を出すに限る。

参考までに：

◆湿を出してくれる食材
　なす　きゅうり　とうもろこし　とうがん　セロリ　えんどうまめ

◆お勧めアロマオイル
　ビューティフル

◆お勧めハーブティー
　「夏を乗り切る～ミント＋トウモロコシのひげ＋棗」
　「夏の邪気（湿）出しに　マリーゴールド＋ベニバナ」

ミカエルザヤットアルケミストオイル
http://www.mikaelzayatoil.com/

◆お勧めサロンケア
　岩盤浴　ラジオ波　デトックスマッサージ　エンダモロジー

Bellino Bellezza(ベリーノ・ベレッツァ)
http://bellinobellezza.com/