巷では、自然!しぜん!オーガニック!ナチュラル!
そんな言葉があふれていますね。
あらためて『自然療法って何?』って聞かれると
曖昧な返答しかできないでお困りではありませんか?
今の日本の医学界は西洋医学中心で構築されているのは
衆知のところですが、世界全体を見回したときにこれは
日本の非常識といってもよいわけです。
例えば、アメリカやカナダの医療系大学にはたくさんの
自然療法医学を学ぶ大学が存在しているからです。
門馬先生がお世話になったBastyr,University
バスティア・ユニバーシティをはじめ約15校
カナダには、約8校の自然療法を専門とする
医療系大学が存在しています。
ところが、日本に於いては
まだそのような自然療法を学ぶ大学は
1校もないのが現状です。
しかし、皮肉なことに海外の大学で学ぶ内容は
じつは 日本では古くから伝承されていた療法で
あったり東洋医学の一部であったりするのです。
海外の自然療法の大学で学ぶ内容としては
東洋医学の鍼や薬草学・アユールヴェーダや
アロマセラピー・ホリスティック医療や
ホメオパシーなど多岐にわたっております。
さて、自然療法医学は
①患者に負担をかけない。
②自然治癒力の喚起:医師は患者の自然治癒力を
高めることに努める。
③原因を特定し治療する;症状を抑えるのではなく
原因を探る。
④患者全体をみる;患者の心身のみならず、
感情・精神面・社会的背景も考慮する。
⑤医師は教師;健康に対する患者の自己責任を教える。
⑥予防は最良の治療;健康維持の生活習慣は疾病を防ぐ
⑦健康の確立保持;患者の積極的な肉体的かつ精神的な
状態を増進させる。
実際には、自然療法医学は何世紀にもわたって自然で
副作用のない治療をもとにした疾病に関する知識と
健康と人体のシステム関する集大成です。
世界には、その土地や風土にあった自然療法医学が
存在し実践されています。
その莫大な知識と智慧の集積を医学としてまとめて
療法医学として人類の健康に寄与しようとして海外
の大学では自然療法医学が学ばれています。
世界保健機構(WHO)も、通常の西洋医学と
自然療法(ナチュロパシー)は、まさに
古くて新しい、治療法なのです。