龍馬伝「遥かなるヌーヨーカ」 憧憬のヒーロー | よかったねノート 感謝の言葉にかえて

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365日いつもこころにありがとう。
あなたがいてくれてよかった。四季のあるこの国に生まれてよかった。
季節の花々にこころ託して。
夫婦で子どもたちに伝えたい思いを、綴ります。


It's getting better. (だんだん伝わる)

第7話、素敵なエピソードが満載でした。ひとつの風景のような家族に今回も出会いました。
龍馬、江戸から帰る、
龍馬、土佐に帰る、
家族の待つ、父の待つ、坂本家。

(バレンタインデイの今日、
福山さんはチョコお好きなのかしら。
今年は間に合いませんでした。)
しかし、女性からの告白が前回までに済んで、ついでに、
弥太郎さんからの加尾さん、江戸についてきて、コールも空しく。
今回は浮いた話はなく、バレンタインムード無し。(放映日蒸し)
とって代わったのは家族愛。
家族の絆を、リリー「小龍」さんが描きあげたという感じ。
リリーさん登場で画面がものすごくソフトに仕上がっていました。
ムードを一変させてリリー、
「ダンスはうまく踊れない」もとい、
「私は泣いています、ベぇッドのうえで♪」

河田小龍さん、ご登場。
またお龍さんですか。
「龍」を名乗る何かがこの時代にはあったのでしょうか。
(今日は内輪の話、小龍包を食べました♪)
//////

RYOUMA:「わしは 剣術修行で 江戸に行ったがじゃ!」

YATARO :「土佐に許婚がおるきのうぉ」

RYOUMA:「許婚・・?おい弥太郎 何を言う?」

YATARO :「所詮おまんは 土佐でつつましく暮らしてゆく男ぜよ」

RYOUMA:「はあ」

YATARO :「けんど わしは違う。下士のてっぺんに立つ!」

この会話。
いつものずれている龍馬と弥太郎の追っかけごっこの会話であります。
会話になっていないようで、会話になっている。
会話になっているようで、会話になっちょらん。

土佐に帰れば、
龍馬の開眼したアタマとはかなりの差であります。
未来の大物、弥太郎をして、
「下士の中のてっぺん」
狙いであります。

「大森」半平太に至っては、
先生になりきって「攘夷」の旗手になり、自己満足の世界、
若いもん、炊きつけ、困ったもんじゃ。
だいぶ龍馬とは水を開けられております。

「リリー」小龍、
坂本家のために人肌脱いだ形。
父・八平の急場をひとまず救ってくれました。
唐突に坂本家を気に入りしばらく家にいついています。

このことが先々に、
八平にとって歳をとって授かった子・龍馬への、
心配・案ずる気持ちを緩和することにもなります。
八平の気持ちを汲んで安心させた小龍。
何も作り話ではなく、自然な会話の中で、
「この家はいい、みんながあなたのことを思っちょる・・・・
龍馬は大きい・・・・」
これは八平に思い残すことのない、安堵感を与えたことでしょう。

坂本家ではゆっくりと時間が流れてゆくがです。

坂本家は皆が当主を尊敬しちょる。

坂本家に投宿し続ける、小龍という実在の人物をして、
坂本家を客観的に語らせるのです。
憎いでございます。
しびれるでございます。
私はとうにこのお父上に心底、温かみを感じておりました。
龍馬への限りない愛情を親として精一杯子どもの望みに答えようとする姿勢に。

家族愛に立脚した龍馬の人となりでないといけません。
家庭の育みあって日本の変わり目を動かす人物となるのです。

黒船の模型を作っていた、龍馬は考えています、
黒船の動く仕組みを。

龍馬の家族のあり方だけを見ていた小龍先生ではありません。
黒船を見て来た「龍馬」だから興味を持ち、
黒船を見ての感想が自分も作りたいいう龍馬に畏敬を持ち、気持ちを見守り、
坂本家のみなの龍馬への期待や不安をうまくまあるく支え、
いい加減によい加減に調整役になっていたと思います。
さすが絵心のある小龍先生。

見ていたのは、龍馬の目、いきいきした表情ではなかったでしょうか。
観察した龍馬や龍馬の家族に惚れ込んだのです。
だから、一時、住んじゃいました!


龍馬は笑って、
ジョン万次郎の逸話を聞き、
「わしじゃったら、ジョン龍馬じゃ」

桂浜の砂浜では世界地図の絵を砂地に書いて家族に書いて見せる、
黒船を作ったら、家族を乗せて世界を見て回ると。

しびれました。感動です。

お父上の身に。
龍馬誕生の際にはもう結構なお歳になっておられ龍馬に見せる背中として、
一家の主たる大黒柱としての責務をまっとうなさいまして。
長男の坂本権平もご立派にお城のお務めをこなされていますから、
龍馬も江戸への剣術修業が許されるような成長を遂げてきて、
このあたりでお役御免と相成りました。
龍馬にとっては試練、この上なく。
お父上、まだ何にも成し遂げてはおらんがです。

龍馬よ、はばたけ、と父がハバタイテ逝ってしまわれる、
別離と出逢いを繰り返す、世の常、非情。
流れる雲、桂の浜。
西へ、
夢は羽ばたく。
「清国、インド、エジウド、ヨーロッパ、アフリカ、
アフリカには象やキリン、知らん動物もいる、そしてアメリカ、
ヌーヨーカ。
プレジデントいうが人にもあってみたい!」

「そんなこと考えちょったがか!」
八平、息子龍馬の夢に酔いしれる・・・・・・

掴む砂は、掴んだと思っただけ、すり抜ける、
砂の如し。
それでもいつか必ず、
遥かなるヌーヨーカ。

龍馬は憧れて止まぬ世界と対峙しているのです。
龍馬、夢を語るヒーロー、弱冠二十歳。
現代の私たちに目覚めよ、
と教えてくれています。

「あいつはなかなか太い」

「大輪の花を咲かせるじゃが」


今回もおもしろうございました。


龍馬を創った男「河田小龍」とある。
龍馬の運命を決めた五人の男 (静山社文庫)
/河合 敦
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もちろん、岩崎弥太郎も入っている、
相互作用して、創り合った仲ということになる。

新たな出演者のみなさん。http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/news/cast/index.html

よかったねノート 感謝の言葉にかえて-前田敦子さんよかったねノート 感謝の言葉にかえて-リリーフランキーさん
AKB48の前田敦子さんは、まだで3月7日放送から。
二月と三月の暦の曜日はいっしょです、28日までの二月。
二月は逃げる、三月サル。おサルのお尻はまっかっか。
申年の長男。口癖は「チョーナン(そうなん)」。
一揆、ひとつの一揆ですよね、幕末の動乱。
一気にまくしたてました。

失礼のほど、お許しくださいませ。

吉田松陰一日一言―魂を鼓舞する感奮語録
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第1話「上士と下士」希望のヒーロー
第2話「大器晩成?」泥まみれのヒーロー
第3話「偽手形の旅」順風満帆のヒーロー
第4話「江戸の鬼小町」開眼のヒーロー
第5話「黒船と剣」それでもヒーロー
第6話「松陰はどこだ?」伝説のヒーロー
第7話「遥かなるヌーヨーカ」憧憬のヒーロー
さて第7話、みなさまはいかがでしたでしょうか。
「龍馬伝」ご出演者、スタッフのみなさん、がんばってください!

《 出 演 》福山雅治、香川照之、大森南朋、広末涼子、寺島しのぶ、宮迫博之、杉本哲太、佐藤健、ピエール瀧、島崎和歌子、奥貫薫、松原智恵子、蟹江敬三、倍賞美津子、児玉清、貫地谷しほり、谷原章介、里見浩太朗、渡辺いっけい、田中泯、近藤正臣、生瀬勝久、リリー・フランキー、大泉洋(敬称略)
今後の「龍馬伝」、
第 8話「弥太郎の涙」
第 9話「命の値段」
第10話「加尾の覚悟」
第11話「土佐沸騰」
第12話「暗殺指令」
第13話「さらば土佐よ」
第14話「暗殺者は龍馬」
大河ドラマ 龍馬伝 公式サイト
ドラマスタッフブログ:NHKブログ|龍馬伝|
http://www.nhk.or.jp/drama-blog/920/
   
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吉田松陰 魂をゆさぶる言葉/関 厚夫