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2009-03-30 18:27:38

わがまま教員のクラス替え

テーマ:小説天下無敵の問題教師第二部

ルパンの記事にたくさんのコメントありがとうございます。


やはり、人によって、聞こえ方がさまざまなんですね。


でも、一人も「ルパンださ~!」って聞こえている人がいないので、


ボスは悲しそうでした。


(でも、栃木県で聞いたら同じこと言う人いるかも?今、流行りの芸人、U字工事←字あってる?にこのネタ教えてあげたいんだけど。)


それでは、最近の学校ネタをひとつ。


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


「ね~、このクラスに、悪雄と、意地目がいるけど。」


「あら、それは大変!離さないと!」


と、これはどこの学校でも繰り広げられているクラス替えの風景。


「さあ、これで完成だね。それじゃ、だれがどこを持つかだね。」


「おれ、ここ!」


と、いって、いきなりクラス替えカードの上に伏せている我儘先生。


「ちょっと~、何考えてんの?」


「だって、俺、ここがいいんだもん。」


まるで駄々っ子である。


「なんでそこがいいの?」


と、聞くと、


「そんなの決まっているじゃない。そこのクラスには、美樹と純子がいるからだよ。」


みんな唖然。


「そうか~、我儘さん、あの二人のファンだもんな。」


「どうする?」


みんなで顔を見合わせる。


「まあ、いいか、偶然そこのクラスになったと思えば。」


と、みんな大人の反応。


「え?!いいんですか?!よっしゃ~!やる気出たぜ!」


と、大喜びの我儘先生。


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


時は流れ、一年後。


「あ~、もうすぐこのクラスともお分かれだ~。」


と、我儘先生。


「そうだね、さびしくなっちゃうね。せっかく頑張ってお気に入りの女子を二人入れたのにね。」


すると、


「いや!もういいです。」


「もういい?なんで?」


「やっぱり、授業だけでいいです。自分のクラスだと、悪い部分も見えてきちゃって、幻滅しました。」


と、がっかりの様子。


「そう、それじゃ、今度のクラス替え、わがまま言わない?」


「はい、言いません!」


そう、一年かけて勉強した我儘先生でした。


と、この時期、こんな?様子が各地で繰り広げられていることでしょう。


でも、一番は、誰と同じクラスになるかですね。


4月を楽しみに!


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


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2009-03-16 20:39:27

荒れた学年の卒業式

テーマ:小説天下無敵の問題教師第二部

「そう、一番ひどい学年のときは、面白かったよ。」


「面白かった?ってどんな風に?」


「うん、予定よりも30分は式の時間がオーバーした。」


え?30分、オーバー?ってなんで?


「お?考えているね!なんでオーバーしたんだと思う?」


天下無敵の問題教師-卒業1

「なんだろ?式の最中にけんか?」


「あはは、それはさすがにないよ。」


う~ん、じゃあなんだろ?」


「一番ひどい学年ってことは、荒れていたんですよね。」


「そう、そういうこと。まあ、それが一番のヒントかな?」


「荒れていた?ってことは、式の最中にいきなり特攻服に着替えをしたとか?」


「あ~!惜しい!そんなこともあったよ!でも違う。」


「それじゃ、よその学校が乱入してきたとか?」


「それは、ないよ。だってよその学校も同じ日に卒業式だもの。」


う~ん、わからないな~。


「わからないかもね、でも、荒れた学年、手のかかる学年を3年間受け持ったらわかるよ。」


それは、経験しないとわからない。


「参りました。降参です。なんで30分も式が延びたんですか?」


「それはね、始まる前にまず、最初の戦い。とんでもないかっこしたやつらがいるわけ。だからそいつらとの勝負でまず始まりが遅れるのね。



天下無敵の問題教師-taiketu
それで始まってすぐにあるのが、呼名。卒業式って、一人一人、壇上に名前を呼ぶでしょ。そのときに、悪い生徒の3年間が走馬灯のように担任の脳裏をよぎるわけ。それで、手のかかった生徒になればなるほど、担任の声がつまって名前を呼べなくなるの。
天下無敵の問題教師-juyo
担任全員がそうだったから面白かったよ。だから30分もオーバーしたんだよ。」


「へ~!そうなんですか!」


「そう、名前を呼ぶ短時間に、3年間の悪さを思い出すの。それで『うう・・・』ってつまっちゃう。」


「あ~!そういうの、少しわかる気がします。」


「だから、違う意味で涙がでるんだよね。」


なんだか、目が潤んでいる、その当時を思い出したようである。


続く。


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クイズに参加いただきありがとうございました。


正解者は


sinyuutwins さん、でした~!ぱちぱち。


まあ、どこの学校でも始まる前に生徒との格闘があるでしょうね。また、教員も呼名の時に泣いてしまう人、結構いるんです。今年はどんなドラマが繰り広げられた(る)のでしょうか?


この数日、ずっ~とボスがパソコンを占領しております。3月いっぱい、自由に触らせてもらえそうにありません。


あまり触れないとどうでもいいような気がしてきます。


う~ん、モチベーション下がるな~。



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2009-03-13 20:53:14

荒れた学校の卒業式

テーマ:小説天下無敵の問題教師第二部

「うん、もうすぐ卒業式でしょ。卒業する先輩にみんな色紙を書いているんだけど、今日、うちのクラスに廻ってきて、2年生が書いていたんだ。でも、体育が終わって女子更衣室に戻ってきたらその色紙に落書きさされていて・・・。」


「え~!それは、ひどい!いったい誰がそんなことするんです?!」


「うん、それが、体育の始まる寸前まで書いていたらしくて女子更衣室に持っていってそこに置いておいたんだって、だから、だれがやったかわからない。でも、女子の可能性が高いんだよね。」


まあ、女子更衣室だから、男子の可能性はかなり低くなる。


「それにしても、時間にしたら、そんなにないですよね。だってほとんど授業中ですよね。」


「うん、だけど、3年生は卒業式練習をしていて、休み時間がすこしずれたりするからね。」


「え?それじゃ、やったのは3年生の可能性が高いんですか?」


「うん、たぶん、そうだな。」


え~!なんで?と、不思議そうな顔をしていると、


「同じ学年だから、きっとうらみを持っている人とかいると思うんだよね。まあ、卒業式まで時間があるから、もう一度書くのは間に合うと思うんだけど、まさかこんなことされるなんて思わなかったよ。」


「そうですよね、そんなひどいことよく出来ますね。」


「うん、昔は、お礼参りなんてのがあったけど、今は、生徒間でも『中学校3年間のうらみ!』なんてひどいことするやついるよ。」


「へ~、どんなことするんですか?」


「少し前にあったのは、いじめっ子の上履きに卒業式当日、水汗が入れられていた。」


「へ~、それは、今までいじめられていた生徒の復讐ですか?」


「うん、結局わからないままだったんだけどね、みんなそんな風に思っている。」


「やられたほうはたまりませんね。」


という、嫌な事件もたまにはあるようだ。

天下無敵の問題教師-juyo
「卒業か~、いろいろな想い出がありますけど、小学校の式が一番印象に残っているかな。」


「そう?」


「はい、僕の小学校はなぜか、卒業式に中学校の制服で行くんです。今、そんな学校あるのかな?あのときに初めて詰襟を着て、式の途中で貧血起こして保健室に行った思い出があります。」



天下無敵の問題教師-ne ←これは点滴ですが(汗)


「へ~!そりゃ、記憶に残る卒業式だね。」


「はい、でも、覚えているのはその情けない記憶だけです。」(//・_・//)


「中学校は、なんだかあまり覚えていないんです。ただ、式の練習が長かったのと来賓の話が長かった記憶くらい。何を歌ったのかも覚えていない。」


「そう、そんなものなんだ。」


「はい、高校、大学なんて、人数が多いから、ただ座って話を聞いていただけ。」


「まあ、そんなものだよね。俺も、学生のときの記憶なんて同じようなものだけど、この仕事を始めてからは全ての卒業式が忘れられない。といっても自分の学年だけだけどね。」


「たとえば、想い出に残っているってのはどんなのですか?」


「そうね、それぞれの学校で特色があるんだけど、それよりも、やはり、手のかかった学年が一番記憶に残っているかな?」



天下無敵の問題教師-garasuwari



「手のかかった学年ですか~!」(ノ゚ο゚)ノ


「そう、一番ひどい学年のときは、面白かったよ。」


「面白かった?ってどんな風に?」


「うん、予定よりも30分は式の時間がオーバーした。」


え?30分、オーバー?ってなんで?


「お?考えているね!なんでオーバーしたんだと思う?」


続く。なんで時間オーバーしたのでしょう?


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


すみません、ほったらかしにして。


この数日間、ボスがずっと仕事で使っていてパソコンにさわることすらできませんでした。(怖くて、貸してって、いえないです。まあ仕事ですからね、仕方ないです。)


今、お風呂に入っています。その隙をねらってやっと更新できました。

このあと、時間の許す限りご訪問したいと思っております、


たくさんのコメントありがとうございました!


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2009-03-10 22:12:13

色紙に落書き!?

テーマ:小説天下無敵の問題教師第二部

「参ったよ!」


と、浮かぬ表情のマッチョ先生。


「どうしたんですか?」


このごろ、あまりいいニュースがなく、ずっと暗い状態が続いている。


「うん、もうすぐ卒業式でしょ。卒業する先輩にみんな色紙を書いているんだけど、今日、うちのクラスに廻ってきて、2年生が書いていたんだ。でも、体育が終わって女子更衣室に戻ってきたらその色紙に落書きさされていて・・・。」


「え~!それは、ひどい!いったい誰がそんなことするんです?!」


「うん、それが、体育の始まる寸前まで書いていたらしくて女子更衣室に持っていってそこに置いておいたんだって、だから、だれがやったかわからない。でも、女子の可能性が高いんだよね。」


まあ、女子更衣室だから、男子の可能性はかなり低くなる。


「それにしても、時間にしたら、そんなにないですよね。だってほとんど授業中ですよね。」


続く。さあ、犯人は?(短くてすみません。)

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すみません、放置してしまいました。

皆様からのあたたかいお言葉うれしいです。ありがとうございます。

昨日は、少し元気だったので、パソコンに向かおうと思ったのですが、先約があり、使えませんでした。

今夜も使うそうです。

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2009-03-03 21:29:04

家庭を守るには?

テーマ:小説天下無敵の問題教師第二部

病院での治療後。


「なんで、あんなことしたの?」


「先生、ごめんなさい。」


「あやまらなくてもいいから、なんであんなことしたのか教えて。」


「私がいなくなればお父さん、死ななくて済むんです。」


いきなり泣き出した。


それにしても、死ななくてすむとは尋常ではない。


落ち着いてきたので話の続きを聞く。



「昨日の夜、お父さんとお母さんが話をしているのを聞いちゃったんです。お父さん、どうやらずいぶん前に工場を倒産させていたみたいで今毎日借金の返済やらなにやらで苦労しているみたいなんです。そのうえ、私、進学先が私立だからお金もかかるし、困っているみたいなんです。それで、お父さん、自分が死ねば保険がおりるからそれで、借金をきれいにして、私の学費にあてろって、お母さんに言っているのを聞いちゃったんです。だから、私が死ねば、お父さん、死なないで済むと思って、・・。」


涙で声にならない。



ということがあったのよ。


「それで、今日、午後ずっと学校にいなかったんですか。」


と、マッチョ先生、合点がいった様子。


「母親が病院に来てくれて、この話を伝えたのよ、そうしたら、『先生、どうしたらいいんでしょう?』って泣きつかれちゃったのよ。気の毒だけど、私もどうしていいかわからないし、とりあえず、そのあと来た担任と相談して、私立は断って公立の定時制を受けることになったんだけど、どうなるかしら。家もなくなりそうだし、どうしたら助けてあげられるか、ずっと考えて、同じ境遇の無敵さんに聞けばヒントがもらえるかもしれないと思って。」



う~ん、たしかに同じ境遇だけど、自分も自暴自棄になっていたし、どうしようか考えていたところへ、偶然こうなったわけだから、答えようがないぞ。


「う~ん、大人はどうしようもないかもしれませんけど、子供だけならなにか住める施設というか、孤児院みたいな施設、ありませんか?以前聞いたことがあるんですけど。」


と、反対に聞いてみる。


すると、


「あ!ある!あるよ、そういう子どもたちを預かってくれるところ。」


と、マッチョ先生。


「それじゃ、明日教えてください、とりあえず、子供はそこで預かってもらえるのなら、親の方も動きがとれるでしょうから、展望が持てます。このままでは一家心中も考えられました。」


吉永先生の顔が少し明るくなった。


「それにしても、大変な時代になりましたね。」


「そうね、私、保健室で自殺を図られたのは初めてだわ。」


「でも、日本の自殺率ってけっこう高いんですよね。たしか、20代後半から40代前半では死因別1位だったような・・・。」


と、マッチョ先生。


「いやな時代になってきましたね、将来への展望が開けないから自殺をする人がいるのでしょう。それも若い人に多いなんて!これは、国の責任ですね。」

続く。


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昨日の記事にたくさんのコメントありがとうございました。


最近は、一家心中、老老介護問題と、暗いニュースが多いですね。


子供たちの中でも、自殺をする生徒、いるのです。


自傷行為を超えてしまったものです。


さまざまな要因があるでしょうが、やはり、はみぞうさんではありませんが、生きているだけでもうけものなんです。


ご先祖様から受け継いだ大切な命、粗末にしてはいけません。


先日、友人の会社が倒産しました。


仕事がなくなり、どうにも資金繰りがつかなくなったようです。


私に、「公務員はいいな~。」ってこぼしていました。


そう、いいと思います。


ですから、その分、真剣に子供たちと向き合って将来への展望が開けるように努力をしています。


もうすぐ合唱コンクール、始まる前に私が倒れそうです。(^_^;)


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2009-03-02 20:19:49

保健室で・・・!

テーマ:小説天下無敵の問題教師第二部

「あれ、吉永先生、お元気ありませんね、何かあったんですか?」


無理に笑顔を作ろうとしているが、かなり疲れている笑顔だ。


「やっぱりわかっちゃうわね。たぶん、マッチョ先生と同じ。」


「異動のことですか?」


ちいさくうなずきながら、


「そう、異動のこと。でも、それだけじゃなくて、困っているのよ。」


異動以外にも困っていること、最近、来てくれないと思っていたけど、なにか大きな事件でもあったのかな?


「マッチョ先生は知らないと思うけど、3年の小林さん、この間保健室に来て、『熱っぽいから休ませてくれ』って、




「先生、すみません、少し熱があるみたいなんですけど休ませてください。」


と、いって保健室に入ってきたのは受験も終えた3年の小林さん、保健室にもほとんど来たことがないごく普通の女の子。


天下無敵の問題教師-保健室

ごく普通というのは、保健室に来るのはたいていが問題児、または問題を抱えた生徒なので、本当に具合が悪くない限り普通の生徒は入ってこない。


「そう、それじゃ、ちょっと熱を測ってみて、はい体温計。」


体温計体温計を受け取って、ためらったように、


「先生、ベッドに横になって測ってもいいですか?」


かなり元気がない。


「いいわよ、今だれもベッド使ってないから、一番端のベッド使ってね。」


と、入口から一番遠いベッドを用意してあげる。カーテンを引いてとりあえず個室状態を作る。


体温を測り終えたころだと思い、


「どう、熱、何度?」


と、カーテンを開けて中に入ると、


「ちょっと!小林さん!」((((((ノ゚⊿゚)ノ

手首から血が流れている。そばにはカッターカッター


急いで、圧迫止血をする。


さいわい気がつくのは早かったので、出血量はそれほど多くない。


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病院での治療後。


「なんで、あんなことしたの?」


「先生、ごめんなさい。」


「あやまらなくてもいいから、なんであんなことしたのか教えて。」


続く  さあ、自殺の理由とは?


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆



昨日の異動&言葉への記事にコメントありがとうございます。


言葉は、本当に大切です。小さい頃から家庭で言葉をしっかり指導していただきたいと願うばかりです。


汚い言葉を使ったら、すぐその場から注意をすること、これが一番です。


゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


異動は、思う通りになりませんね、でも、この仕事、本当に精神疾患になりやすいです。


私も荒れている学校では、異動できることだけを楽しみに指折り数えて毎日を過ごしていました。


でも、その指折り数えての楽しみが消えたときは、(異動できないとわかったとき)全身から力が抜けました。


一般企業同様、思った通りにいかないのはわかりますが、自治体によっては3年で異動できる、また6年で異動できるなんてルールがあったら異動したくなるのは人情です。


誰だって、荒れている学校に長くいて寿命を縮めたくありませんからね。

(ただでさえ一番寿命の短い職業って統計でていますから(´□`。))


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

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2009-03-01 15:27:57

異動希望って?

テーマ:小説天下無敵の問題教師第二部

しばらく間が空いて、マッチョ先生が来てくれた。


「ごめんね、このところ、来られなくて。」


と、笑ってい入るがいつもより元気がない。


「いいえ、大丈夫です、それより、あんまり元気がなさそうですけどどうしたんですか?」


「ふ~。まあ、毎日いろいろあって遅くなっていたんだけど、少しがっかりしたことがあったんだ。」


と、落ち込んでいる様子。


「実は、内示が出たんだけど、異動させてくれないって。」(T▽T;)


異動って、転勤のことだ。


そうか、今の学校はあまりに大変だからって、異動したいって話は以前聞いたことがあるぞ。


「なんで、異動させてくれないんですか?」


「うん、俺はこの学校6年目だから、本当は異動の対象者なんだよね。そのうえ、自分も異動希望を出したんだけど、今は、管理職の権限が強まっているから、俺個人の希望よりも管理職が、「この人を出したくない」って言えば、教育委員会の方で、優先させちゃうんだよね。だから、出られないの。」


と、途方にくれている。


個人の希望よりも組織の人事が優先されるんだ。


でも、6年が異動の対象ってことは、普通は6年しかひとつの学校にいられないってことなんだ。


「自治体によっても違うと思うけど、今いる自治体は、3年を過ぎれば異動希望が出せるんだよね。だから、俺は3年を過ぎてから毎年、異動希望を出しているんだけど、ずっと、異動させてもらえないの。6年は、基本的に異動の年なんだよね、それでも、だめなら、いつ出してもらえるの?こんなところに長くいたら病気ガーンになっちゃうし、寿命ドキドキも縮んじゃう。」


と、マッチョ先生にしてはかなり弱気の発言である。


でも、たしかに、今、この学校からマッチョ先生がいなくなったら今よりももっと荒れてしまう。


代わりにだれがくるかわからない不安よりもマッチョ先生を残したい管理職の気持ちはよくわかる。


「だれか、希望どおりに異動できる方はいらっしゃるんですか?」


「あはは、それが笑っちゃう。だれも異動できないの。みんな3年を過ぎた人は異動希望だしているんだけど、一人も出してもらえない。まあ、唯一の救いは、吉永先生も移動できないってことくらいかな?」


「そうなんですか!みんな異動できないんですか!」


「うん、以前はできたんだけどね、このところ、校長の権限を強くしているんだよね。みんな参っているよ。だれだって、こんな荒れているところ長くいたくないからね。もう残された手段は病気療養かな?あはは。」


力のない笑いである。


以前、荒れている学校はみんな勤続年数が短いって話を聞いていたけど、こんな風に簡単には出られない状況なんだ。


こりゃアリ地獄だな、ひどい学校に入ったらなかなか出られないなんて。


たしかに、自分も病気療養の先生の代わりに臨時で雇ってもらえたんだし、管理職も途中で代わっているみたいだし、う~ん、どうにかならないのか?


「無敵さんも試験に受かったらいいところに配属されるといいね。最初が荒れているところだと本当に大変だよ。辞めちゃう人多いしね。」


「はい、それは、十分わかりました。だから、もし合格したら3年分の授業の準備をしておこうと思っています。」


「そうだね、毎日授業の準備なんて出来ないからね、この世界に入る前にしっかり準備をしておいた方がいいね。」


と、少し暗い話をしていると、吉永先生がきてくれた。


「無敵さんこんばんは。あら、マッチョ先生もいらしていたんですか。」


と、こちらもあまり元気がない。


「あれ、吉永先生、お元気ありませんね、何かあったんですか?」


無理に笑顔を作ろうとしているが、かなり疲れている笑顔だ。


続く。


3月は異動の時期ですね。事務処理も大変ですが、この人事も大変です。特に中学校は学年のチームで動くので、かなり重要です。


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昨日までのくちこみ記事にコメントありがとうございます。

言葉に関しては、家庭の責任は重いと感じています。保護者が日々注意することが必要です。

その際に、絶対に聞き逃してはいけません!

聞いたのに、注意をしなかったらそれは認めたことになってしまいます。

ましてや、親が使ってはいけません。

言葉、とても怖いものですね。




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2009-02-20 20:22:16

不景気は受験にも!

テーマ:小説天下無敵の問題教師第二部

「それに、まだあるんだよ。」


今度はやけに暗い表情である。


「推薦で私立を合格した生徒なんだけど、その生徒、どうやら手続きをしなかったみたいなんだ。」


「え?どういうことですか?受かったのに、手続きをしないって。それも推薦試験ですよね?」


「うん、どうやら、お金¥が用意出来ないみたいで、親が手続きをとらなかったんだよ。」


「え~!それじゃ生徒がかわいそうです!」


「そう、それに、もう公立の一般受験の願書はもう締め切っているから、公立も二次試験しか受けられない。」


二次試験、ってどれくらい募集があるのかな?と不思議な顔をしていると、


「二次試験はほとんど枠はないよ。定員に満たない公立学校なんてほとんどないし、あっても一校、2~3人。1人なんてところもたくさんあるよ。」


「え~!それじゃ、ほとんど合格なんて無理じゃないですか~!」\(゜□゜)/


「そう、無理。それに、今度は、私立をがんがん受けて落ちた生徒も受けに来るから、勉強の苦手な生徒はまず受からない。」


「受からないって、それじゃ、どうするんですか?」


「うん、定時制三日月かな。」


「定時制ですか~。」


「うん、最後はそこしかない。でも、最近、定時制もずいぶん減ってきて難しくなってきたんだよね。」(T_T)


「それじゃ、落ちることもあるんですか?」(((( ;°Д°))))


「そう、十分考えられる。」


う~ん、最近、私立学校の授業料が払えなくて中退する生徒が増えているって聞いたけど、それ以前にもあるんだ。なんとかならないのかな?


続く。


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昨日の記事にたくさんのコメントありがとうございます。


推薦試験、今の時代、かなりの人が恩恵に預かっています、でも、その受験形式を逆手にとって、自分勝手なことをされると大変なことになります。


コメントをいただいた中にもありますが、推薦は学校間の信頼関係によって成り立っています。


今回の例のように、信頼関係を壊すようなことがあると、推薦を受けられないということもおきてきます。


そして、その被害をこうむるのは、後輩なのです。


このケースは、受験以外にもめいママさんの話のように、修学旅行でもありますね。


(私の卒業した高校では、集団万引きがあったということで、修学旅行はありませんでした。)


自分勝手な行動で、そのあとの人すべてが被害を被るのです。


でも、今日、紹介した例は今年は多そうです。


受験までは大丈夫だったのに、状況が変わってしまった生徒。


本当に気の毒です。


でも、これをバネに頑張ってほしいと思います。


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2009-02-19 21:37:19

推薦試験の重み

テーマ:小説天下無敵の問題教師第二部

「それよりも、困ったやつがいるんだよ。」


と、いつも強気のマッチョ先生に似合わない発言。


「どうしたんですか?」


と、二人で顔を覗き込む。


「うん、この間、公立高校の推薦試験があったでしょ、それで、それに合格した生徒なんだけど、当然公立の推薦試験だから、合格したら進学するわけ。でも、その生徒、それを滑り止めにしておいて、願書を出してある私立に受かったら行きたいみたいなんだ。」


「え?それって、いいんですか?」


「だめだよ。だって、推薦試験だもの、合格したら行きます。っていうものだからね。当然、事前にそのことは了解して受験しているんだけど、たまに出るんだよね、こういう生徒、というか、親。」


「それで、どうするんですか?」


「うん、試験を受けるまではもう願書も出ているし、一般受験だから受けてもいいけど、進学はさせられない。だから今、保護者を説得中。」


「へ~、ルールを守らない人って受験でもいるんですね~。」


「本当に参るよ、自分のことしか考えていないし、推薦の意味を理解していないし、こんなルールを守れない生徒なら推薦する価値ないよ。」


「そうですね、本当にわがままですね。」


「うん、こんなことだけじゃなくて、推薦試験そのものを見直したほうがいい時期だと思うんだよ。」


「推薦試験そのものですか?」


「そう、いろいろな推薦があるんだけど、その中で一番おかしいのは”自己推薦”。」


「自己推薦、って自分で自分を推薦しちゃうんですよね?たしかにおかしな言葉です。」


「そう、それに普通の推薦でも、学校として推薦するのに、保護者のほうから、”なんでうちの子が推薦してもらえないの!?”って言ってくる。」


「え?どんな場合ですか?」


「例えば、生活指導上問題があった生徒なんかが平気で言ってきたりする。完全に推薦っていう意味を勘違いしている。」


「なるほど、推薦試験という名前の試験だと思っているわけで、推薦の意味を考えていないんですね。」


「そう、だから、もう推薦なんていう制度やめちゃえばいいんだよ。試験一発勝負。そのほうがすっきるするよ。」


「たしかにそうですね、面接点とか、作文点なんていっても基準はあいまいですからね。それよりも学力だけで勝負させたほうがいいですね。」


「うん、多様化っていう言葉で体裁をつくろっているけど、実際は、少しでも確実に生徒を集めたいだけなんだよね。これなら、まだ昔の単願受験のほうがよかった。」


なるほどね~、推薦試験ひとつとっても大変だな、事前にちゃんと調べておかないと三年生の担任になった時に指導なんてできないな。


「それに、まだあるんだよ。」┐( ̄ヘ ̄)┌


今度はやけに暗い表情である。


続く。



昨日の記事にたくさんのコメントありがとうございます。


政治の問題は、今度は、小泉さんが出てきましたね~、どうなるんでしょう?


もうドタバタは勘弁してほしいんですけど。


中学生もあきれる日本の政治、政治屋は要りません。


職場結婚は、地方の学校の方が確率が高いでしょうね。想像できます。それに、子供と同じ学校には配属されませんから、学校の少ない地方は大変でしょう。


職場結婚、実は、私は勧めています。


だって、生活リズムが同じですし、繁忙期も同じですし、相談にも乗りやすい、休日も似ている。


ということで勧めています。


そう、同僚に!


だって、独身の方、多いんです!


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2009-02-15 08:41:25

生徒の攻撃!

テーマ:小説天下無敵の問題教師第二部

「でも、もっと怖いのは、直接攻撃ね。」


と、遠くを見る吉永先生。


「最初の学校でね、すごくひどい先生がいたの。生徒も我慢できなくなって、なんと、授業中にその先生が板書しているときに黒板にハサミはさみを投げたの!そのハサミ、黒板に刺さったのよ!」


「えええ!本当ですか!」(  ゚ ▽ ゚ ;)


と、マッチョ先生と、同時に声が出た。


「そう、そのあとも大変。カッターナイフカッターを振りわまして、その先生を追いかけたりしていたわ。」


「それって、思い切り犯罪だと思うんですけど。」


「そう、犯罪ね。その生徒、他の先生に取り押さえられたわ。もちろん警察へも。」


もう、言葉が出ないほどの衝撃である。


生徒に刺されたらしゃれにならない。


あまりの衝撃にマッチョ先生といっしょに固まっていると、


「でも、その先生が問題だったのよね。教科指導も学級指導もちゃんとできないの。だから、他の学校から転勤してきたときから、担任は絶対に持たせてはだめ!って言われていたみたいなんだけど、荒れている学校だったから、人が足りなくなっちゃって、担任になったのよね。でも、その人がいたときは大変だったわよ。みんなでフォローするの。」


「そうなんだよね、学年で一人でもそういう人がいるとみんなで授業からクラスのことまでフォローするんだよね、でも、そこまでひどい人はなかなかいなよ。」


と、二人で大変だったことを話している。


「それよりも、困ったやつがいるんだよ。」┐( ̄ヘ ̄)┌


と、いつも強気のマッチョ先生に似合わない発言。


「どうしたんですか?」


と、二人で顔を覗き込む。


「うん、この間、公立高校の推薦試験があったでしょ、それでそれに合格した生徒なんだけど、当然公立の推薦試験だから、合格したら進学するわけ。でも、その生徒、それを滑り止めにしておいて、願書を出してある私立に受かったら行きたいみたいなんだ。」


「え?それって、いいんですか?」


続く。

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前回の記事にたくさんのコメントありがとうございます。


正解者の発表です。(ものを投げるということで)


ユウ さん、めいママ さん、のぞみ さん、でした~。ぱちぱち。


それにしても、エスケープされた方、多いんですね~、ちょっとびっくりです。


このところ、体調不良に加えて、子供らが宿題でいろいろ調べているので、パソコンが使えず、更新も皆様のところへお邪魔もできませんでした。


今夜は大丈夫?だと思いますので、ブログりたいと思います。


それでは、ちょっと所用で出かけてきます。




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