伊豆高原「怪しい少年少女博物館」のブログ

レトロで可愛くて気持ち悪い。伊豆高原「怪しい少年少女博物館」の展示品などを紹介します。


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アレイスター・クロウリー著 「法の書」  国書刊行会刊 帯のキャッチがなかなかです




よく知られたクロウリーの写真



頂いた「法の書」は世界の呪術・まじないグッズのコーナーに展示させて頂きました



近所の人から頂いた本


近くに住んでいるという方が先程いらして、「 この本は怪しい少年少女にあった方が良いと思う 」とおっしゃって本を頂きました。でも、中を開けてみたら、何だか危ない本のような気がしてきました。こちらの本は頂いてしまって本当に良かったのでしょうか


ある時スタッフからこのように言われ、ふと見てみたら、こちらの本でした


国書刊行会が翻訳して出版しているアレイスター・クロウリー著の「法の書」ではありませんか!


クロウリーは20世紀最大の黒魔術師として知られている人です


私 「これ自分も持ってるよ~」


スタッフ 「え~こんな本読むのですか!  意外ですね! 


スタッフに当然変わった趣味の人だと思われているだろうと思っていた私は、意外に普通だと思われているらしいのでちょっと嬉しかった


「この本いかにも管理人さんが好きそうですよね~」と言われなくて良かったと思ったのです


法の書


「法の書」は左ページがクロウリー直筆の写しで、右ページが翻訳で赤字で印刷されており、怪しい黒魔術の本といった代物なので、中を開けてビビッてしまう人もいるかもしれません


私は学生時代に売り出されるとすぐ初版を買ったのですが、国書刊行会らしく装丁が凝っており、封印を開けないと読めないようになっていました



帯にはこう書かれています



・1904年に地球外生命体が魔術師に与えた恐るべきメッセージ ! !


・多くの悪魔主義者が本書を聖なる黒き書とあがめ、儀式魔術に使用した


・法の書が上梓されると必ず9ヵ月後に全世界を大戦争や大災厄が見舞うという恐るべき因縁を秘めた今世紀最大の魔法書


・悪魔の福音書


・開封は貴方の意志におまかせします   



何とも人騒がせな文言が並んでいます


私も乗せられて買ってしまった口ですが・・・



国書刊行会の本はマニア向けで需要が限られている為か、高価な本が多いのですが、「法の書」については当時1800円と比較的リーズナブルで、図書館に入るのを待たずに学生でも買うことが出来る値段と言えました


近所の方から頂いた本を見ると何版か重ねており、国書刊行会の本にしてはヒットしている本なのでは?と思いました。


そして、版を重ねて販売する度に、やれ大戦争を呼ぶ!  だの大災厄を招く!  だのと売ってきたかと思うと、思わずニヤリとしてしまうのでした


「法の書」の本文については、私には意味不明なだけなのですが、江口之隆氏が添えた「アレイスター・クロウリーの生涯」が怪物としての彼ではなく、人間クロウリーの半生を描いており、これがなかなか笑えて面白いので、この章だけでも買った価値があったと私は思いました



ロック・ミュージシャンに支持されたクロウリー



クロウリーを直接取り上げた曲に、オジー・オズボーンがブラック・サバスを脱退した後に作った「ミスター・クロウリー」という曲があります。クロウリーに語りかけるような歌詞がついた曲です。サバス時代と比べると、オジーのソロは音は派手になったものの、今一つ印象に残る曲が少ないように思いますが、「ミスター・クロウリー」だけは、ドラマチックかつ故ランディ・ローズの泣きのソロが冴える曲で、私の好きな曲です


レッド・ツェッペリンのギタリストであるジミー・ペイジはクロウリーのファンで、クロウリーのネス湖畔の屋敷を購入したので知られています。先日亡くなったデヴィッド・ボウイも彼の支持者でした


ビートルズの「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」のジャケットの中にもクロウリーの肖像が入っています


ロックに黒魔術を持ち込んだケネス・アンガー


クロウリーの直弟子などと称していた米国の映画監督ケネス・アンガーは表向きは華やかなハリウッドの裏側を写真入りで暴露した「ハリウッド・バビロン」の著者で知られていますが、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーやジミー・ペイジ等のミュージシャンに接近し、音楽界に黒魔術を持ち込んだ人物として知られています。ドラッグで頭が朦朧としているところに黒魔術を吹き込んでまわったそうです


彼の作品は短編で実験映画と言えるような物です。セリフが無く映像と音楽がシンクロした、現在のMVに近いような作品を彼は作りました。代表的作品に「スコーピオ・ライジング」「快楽園の創造」「我が悪魔の兄弟の呪文」「ルシファー・ライジング」等があります


悪魔主義や神秘主義に入れ込み、ドラッグにゲイ、レザー・クローム・タトゥー・ナチス等フェティシュな趣味を反映させた彼の作品が、後世のサブ・カルチャーやMVに与えた影響は大きいと言えます


「我が悪魔の~」はミック・ジャガーが音楽を担当、「ルシファー・ライジング」はジミー・ペイジが作るも、ケネス・アンガーが時間が短いなどとクレームをつけてもめてしまい、結局シャロン・テート殺人事件を起こしたカルトとして知られるマンソン・ファミリーの一員のボビー・ボーソレイユが作った物が付けられて発表されました


ジミー・ペイジが作った物は、出所不明の音源としてマニアの間で出回る等していましたが、2012年に正式な物がリリースされたようです


デイヴィッド・リンチ監督の86年公開の映画に「ブルーべルべット」という作品がありますが、ケネス・アンガーの作品を観てからご覧になると、彼の作品へのオマージュが詰まった作品であることが分かると思います


ケネス・アンガーの作品の多くが魔術の儀式に基づいて作られていると指摘する人もいます。例えば「スコーピオ・ライジング」はバイクを組み立てる所から始まって、最後に事故を起こして主人公が死ぬのですが、正・反・合という構成になっているようです。


「スコーピオ・ライジング」は、「乱暴者」のマーロン・ブランドやジェームズ・ディーンがお気に入りの主人公がサバトへ行き、ヒットラーが乗り移って? 演説するシーンが面白いです


「わが悪魔の兄弟の呪文」でも、ハーケンクロイツがパワー・シンボルとして登場します


「ルシファー・ライジング」はケネス・アンガーがクロウリーに捧げて作ったものです


「ルシファー・ライジング」は、古代の遺跡でロケをしています。ナチスが古代ゲルマン民族の聖地と見なした奇岩の遺跡エクステルシュタイネをミック・ジャガーの恋人だった事もあるマリアンヌ・フェイスフルが登って行くシーンや、ピラミッドやスフィンクスのあるエジプトの遺跡にUFOが飛んで来るシーンが印象に残っています



「汝の意志する所を行え」の意味


クロウリーは人間を解放する為に闘ったのだと考える人もいます


「汝の意志する所を行え、それが法の全てとなろう」は「法の書」に書かれたクローリーの有名な言葉ですが、何でも好き放題やれ、だからグルピーと乱交しまくれ!  というようなものではなく、個々人にはその人の正しい航路を定める唯一の「真の意志」というものがあり、それに従って行動をしろということだったようです














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