5月19日 金曜日
朝、学校に到着したけど、担任の先生がまだ来ていなく、「じゃあ、僕と上がろう」とベテランの先生と朝の日課・階段を上がることに。
ところが、気分が乗らず座り込んでみたり、逆走してみたり。
そこに6年生の男の子が自分の教室に上がるためにやってきた。
あやたんのストライキの様子を見て、「学校はねー、やらないけんときはやらないかん。歩かないけんときは歩かないけん」と声をかけてくれた。
「そうだよねー。歩くようにもっと言ってやって」と先生と私。
するとその6年生、ハッとした顔をして「でも通じんよね」と。
すかさず、先生と私「ちゃんと何を言われてるかは分かってるよ」と返した。
そっか〜という表情になった彼、「人生、一歩踏み出さなきゃ始まんない。さあ、がんばるんだ」
嫌味のない、まるで哲学者のような声かけが、なんとも微笑ましく、お腹の中で笑ってしまった私。
「名前、聞いてなかったね」と名前を確認し、「あやたん、がんばれ!」と声かけが続いた。
もちろん、そこから力強く一段ずつ階段を登り始めたあやたん。
6年生のお兄ちゃんの「ホントだ、通じてる!」という表情。そのあとのギャグを言えばあやたんは笑うし、なんだか納得した様子。
結局、あやたんの教室まで一歩一歩声をかけながら横をずっと一緒に歩いてくれた。
いやはや、なんとも素敵な朝だった。